-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
人造人間
-
1:
◆tRd/QWYm5M
フィクションです。
2008-09-26 05:11:00 -
181:
◆tRd/QWYm5M
「すっごいお金持ちの家に生まれたのに威張らないし、自慢もしない。モテるのに遊び回らない。恋愛もできないなんて言うし(笑)
でもね、どんな人間だとしても私、ルイと友達だよ?だから何でも話してね?1人で抱え込まないでよ」
マリアはきゅっとルイの手を握る。ルイはそっと唇を噛みしめ小さくうなずいた。2008-10-02 02:46:00 -
182:
◆tRd/QWYm5M
自分の過去や、暗殺組織にいる事、人を数えきれない程殺めてきた事。恋愛なんてしたくてもできない事。自由にはまだなったけど、いつどこで暗殺者に襲われるか分からない緊張感。ここに通う生徒の普通の生活を、絶対味わう事はない。
誰かにときめいたり、好きだと想う事をルイは秘かに憧れ始めていた。でも、それは相手の死を意味する。2008-10-02 02:51:00 -
183:
◆tRd/QWYm5M
学園生活は、ごく普通だけど、ルイはそれが楽しくて仕方なかった。 同じ年の女の子と、流行りのファッションの雑誌を見たり、他愛ない恋の話しを聞いたり、一緒に昼食したり、無邪気に笑ったり。
2008-10-02 02:57:00 -
184:
◆tRd/QWYm5M
アクトと視線が合い、ルイはすぐさま視線をそらし椅子に座る。 アクトはゆっくり扉をしめ歩いて自分の席に座りカバンを机の上に置き、教科書を数冊カバンに入れ、ゆっくり立ち上がりルイの席の前で立ち止まる。
ドキン…
ルイの胸の奥できゅぅぅっとした感覚が起こった。2008-10-02 03:07:00 -
185:
◆tRd/QWYm5M
ゆっくり視線をアクトに向けると、アクトはルイの前の席の椅子に座り咳払いをする。夕日が教室に差し込み2人を照らす。
「あのさ…」アクトが静かにそう話し、ルイはアクトを見ると一瞬目が合い視線を違う方へと向けた。2008-10-02 03:10:00 -
186:
◆tRd/QWYm5M
ガラッ!勢いよくドアが開きマリアが姿を現すと同時に、アクトが席を立つ。マリアは2人を見て一瞬固まった。 アクトは何も言わずマリアの横を通りすぎる時「また明日な!」そう言って教室を去った。 ルイの胸はドキドキしていた。前から何故かアクトの行動が気にはなっていた。アクトの表情や、声に過敏に反応もし毎朝来ると、まずアクトの姿を探した。
2008-10-02 03:15:00 -
187:
◆tRd/QWYm5M
でも、マリアには言えなかった。聞けなかった。この感覚が何か。 気づいてはいけなかった。 何故なら、マリアがアクトを好きだという事を知っていたから。言わずにいれば、誰にも気づかれることはなく、ただ見てるだけでいいと思った。それ以上を望むのが、マリアを裏切る事とアクトの死を意味する。
2008-10-02 03:18:00 -
188:
◆tRd/QWYm5M
マリアはもちろん聞いてきた。半分嫉妬をして。ルイはたまたま1人で待ってたから、アクトが相手をしてくれただけで何もないと話すと、マリアは安心したのか納得した。迎えにきた車にマリアも乗せ家まで送り、基地の自分の部屋のベッドの上でルイはため息をついた。
2008-10-02 03:27:00 -
189:
◆tRd/QWYm5M
学園生活3ヶ月が過ぎた―。 あれからアクトがルイに話しかける事はなく、ルイから話しかける事もない。ただよく目が合う。 マリアは相変わらずで、よくアクトの話しを嬉しそうに目をキラキラさせながらルイに話した。 学園生活の他で、ルイは一件仕事をした。そこに笑顔なんてなく冷めた目で、さらっと仕事をする。
2008-10-02 03:31:00 -
190:
◆tRd/QWYm5M
ある日の朝、いつものように学校に着き車から降りて、ルイは視線を感じすぐさま振り返ると、車道を走り交う車の向こうの歩道に違和感を感じたが、気にせず校舎に入っていった。教室に着くとマリアの姿はまだなく、ルイは席に座る。アクトは少ししてからやって来てみんなと会話をしていた。一時間目は合同体育。体育館での授業の為、予鈴がなる前に更衣室へみんなが移動していくなか、ルイはマリアを待っていた。
2008-10-02 04:43:00