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人造人間

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  • 1:

    ◆tRd/QWYm5M

    フィクションです。

    2008-09-26 05:11:00
  • 61:

    ◆tRd/QWYm5M

    一体どうやって座ったのだろう。気配さえ感じなかった。。 ルイはただ男の子を見ている。 「この辺は危ないから早く家帰れよ?」ルイ「…家なんてない…」 ルイは肩を落としそう答えると、笑顔だった男の子は表情を変え真顔になった。 「殺されたのか?」ルイは頭をかしげる。「私、売られたから…もう会えないんだ…」 「逃げ出したのか…?」 ルイは小さくうなずく。

    2008-09-29 14:15:00
  • 62:

    ◆tRd/QWYm5M

    男の子は視線をルイから空へと向けた。 「俺と同じだ…この国はそうやって成り立ってんだよな…俺は逃げ出したんじゃなくて仕事の途中なんだ…」 「仕事?」ルイが問いかけると、男の子は空から視線をルイへと向ける。 目が合い、男の子は一瞬悲しげな顔をした。

    2008-09-29 14:19:00
  • 63:

    ◆tRd/QWYm5M

    「掃除屋…俺は掃除屋の仕事。この街を綺麗にするんだ」 「…うん…」 「なぁ、お前名前は?」 男の子の顔はまた笑顔になっていた。 辺りには人気がなく、車さえ走っていない。 「ルイ…」 ルイがそう答えると、男の子はポケットからおもちゃの携帯電話を取りだし、画面をルイに見せた。表情は笑顔のまま。でもなぜか悲しげな目。

    2008-09-29 14:25:00
  • 64:

    ◆tRd/QWYm5M

    ルイが、画面を見るとそこに自分の顔と名前が表示されている。「逃げれないんだ…俺達は…」ルイは、男の子が自分と同じ暗殺組織の1人だと気づき、その場から放れようとした時意識を失った。 バタンと地面に倒れ、ルイが座っていた場所にヨーダが座っていた。

    2008-09-29 14:32:00
  • 65:

    ◆tRd/QWYm5M

    「最終訓練を思い出すだろ?みんな一度は逃げ出す。マイクの所へ連れていけ…」ヨーダが話すと、少年はルイを担ぎ上げ公園の前に停まった車に乗せると車が走り出した。 ヨーダは、後で来た車に乗り姿を消した。

    2008-09-29 14:35:00
  • 66:

    ◆tRd/QWYm5M

    夢を見た…笑顔で抱き締めてくれる母のぬくもりに、父の笑顔。 貧しかったが笑顔があれば、少ない食事でも美味しかった。



    パチッ…まぶたを開けるとタバコの煙がふわりふわりと見え、ルイは体を起こすとマイクが座っていた。最初にボスのヨーダと離れたあのおもちゃ屋の地下の部屋だ。 あぁそうだった…あの公園で少年と会話して何かに後頭部を殴られ気絶したんだった… 後頭部はズキズキと痛む。

    2008-09-29 15:25:00
  • 67:

    ◆tRd/QWYm5M

    マイクは古い椅子に座り、テーブルの上にあるおもちゃをさわっている。それはルイがあの老夫婦の部屋に置いていった物と、どこかで落とした傘だった。 「気がついたか…毎度の事だ逃げ出そうとするのはな…他の奴らも一度は逃げ出そうとする…でもな…逃げれないんだ…お前が思ってる程この国は甘くないぞ」 ルイは手をゆっくり腰にあて、銃を出そうとしたが、銃どころかポーチもナイフもない。

    2008-09-29 15:30:00
  • 68:

    ◆tRd/QWYm5M

    「これを探してるんだろ?」マイクはポーチを見せてきた。銃もナイフも。 「ここで俺を殺して逃げても無駄だ…お前は売られた身なんだという事を忘れるな…お前に自由はない。決められた人間を暗殺する事だけ頭にいれておけばいい…街を見て分かっただろ…簡単に人の命が捨てられるんだ…お前は意味もなくヨーダに買われたとでも思ってるんだろう… まぁ無理もない、この一年間お前はヨーダとしか会話してなかったんだろうからな … お前の両親は逃げ出した暗殺組織の2人だ。ヨーダと同じ頃にヨーダがいた組織にはいっていた」

    2008-09-29 16:01:00
  • 69:

    ◆tRd/QWYm5M

    マイクが話した事はこうだった。 同じ暗殺組織の中での恋愛は絶対禁止。それを破れば死が待っている。恋人の前で射殺されるのだ。 ルイの両親は恋愛をし、それが前にヨーダがいた組織のボスにばれ、組織を逃げ出し遠い貧民がいる村に身をひそめ静かに生活していた。 ヨーダがいた組織のボスは病死。その組織の中にいた暗殺者達はそれぞれ暗殺組織をつくり、ヨーダは前々から気になっていたルイの両親を見つけ出した時、ルイの存在を目にした。 ルイの両親は、ヨーダにルイをあづけた。理由は、3人がいた組織の1人の男で最強と呼ばれたバッグという名の男が2人を見つけもう、じきに殺されるだろうと分かった時にヨーダがたまたま現れた。 暗殺組織で鍛え、いつ現れるか分からないバッグの構える組織の人間から身を守らなければならない。 2人の娘だとばれた以上、ルイは狙われた身。ルイの両親は、ルイがヨーダのところに来たその日、殺された。

    2008-09-29 16:15:00
  • 70:

    ◆tRd/QWYm5M

    マイク「お前が最強トレーニングが終わり、頼まれる仕事は全てお前を狙う者だけだ。バッグの組織はな、赤子もいる、子犬も…お前は自分の身を守るために自分で相手を殺めるのだ…逃げれば死が待っている。バッグの組織だけではなく、お前の両親がいた組織の中の者達が最終目的はお前を暗殺する事。とまどう時間も逃げる事もお前にはない…この街の中にはいくつもの組織があり、お前は組織を自分の手で潰す以外生きるすべはないのだ。お前の両親がいた組織にいた両親は、それだけの事をしてきたのだからな…そしてそのお前を守るヨーダの組織もすぐさま狙われはじめる。。分かったか…?」

    2008-09-29 16:24:00
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