-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
たとえば。
-
1:
あや
例えば、あたしの香りがあんたに移るぐらいに一緒に居て
例えば、何でも無い会話をする為だけに電話をして
例えば、月曜日に一緒に休みを取って
例えば…2008-09-27 01:09:00 -
32:
あや
顔が赤くなって、体温がどんどん上がって行くのが自分でもわかる。
そんなあたしとは正反対に苦しそうな表情の誠。
好きな人に逢いに行くのに…なんでそんな顔するんやろ…
『応援してるから、また何かあったら相談乗るで。』『…ありがとう。』2008-09-27 23:51:00 -
33:
あや
それから、誠は毎日仕事終わりに電話をかけて来てくれる様になった。
たまに元気の無い時はあったけど、“何かあったん?”自分からそうは聞かなかった。
誠から話さなければ、あたしからは訊きたくない。
心から励ましてあげられる自信がないから。
他愛もない会話をするだけの電話が日課になる頃にはあたしはもう完璧誠にはまっていて、いつも誠からの連絡を心待ちにしている自分がいた。2008-09-28 00:04:00 -
34:
あや
でも、あたしから電話はかけない。…正しく言えば、かけれなかった。
もしかしたら“彼女”と居るかもしれないから。
いつかけて来ても出るあたしに誠は、“寝て無いん?いっつも出るよな”そう言って来て、そのたびに“元からあんま寝られへんねん”そう答えたけど、誠の指定着信音が鳴るとどんなに眠くても飛び起きて出ていただけの事。
寝ていた事を悟られない様に、必死にテンションを上げて喋っていた。2008-09-28 00:12:00 -
35:
あや
もちろん、誠に惹かれれば惹かれる程に寂しさは募って行った。
どれだけ仲良くなってお互いの口癖が移る程になっても、自分の物にはならない事がもどかしくて、時折わざと不機嫌に見せるあたしを彼は気づいて居ない振りをしながらも宥めた。
誠は、どこか他人には踏み込ませない雰囲気を持っている、そんな人だった。2008-09-28 00:21:00 -
36:
あや
ただの美容師と客。
そんな関係を続けてもう数ヶ月が経った頃。
突然、休みのはずの誠から夕方頃に電話が鳴った。
仕事をしていたあたしは慌ててトイレに駆け込み電話に出た。2008-09-28 00:45:00 -
37:
あや
『もし?今日飯行かん?』休みの日にご飯に誘われた事が無かったあたしは、もちろん行けると返事をしてまだ書きかけだったデザインを鞄に入れ待ち合わせ場所に向かった。
うちの会社は比較的自由で、期限までにデザインが出来ていればたまにこうして早く上がる事も出来る。
その分深夜まで会社に残る事もあったし、出張やら何やらで1ヶ月丸々休みが無いなんて事もザラにあったけど。2008-09-28 00:50:00 -
38:
あや
『珍しいな、休みの日に誘ってくるとか。』
『あー…なんかお前の顔見たくなって。』
“彼女”に逢えなかったからかな、なんて考えはその一言でどうでもよくなる。あたし…ほんまあほ。
いつも2人で行く居酒屋で乾杯をして、美味しいご飯を食べて…周りから恋人同士に見えてんのかな?もっといい服来てくれば良かった。そんな事を考えながらも幸せだった。2008-09-28 00:54:00 -
39:
名無しさん
久しぶりにワクワクする!続き待ってます!
2008-09-28 00:56:00 -
40:
あや
『あーめっちゃ酔った…』居酒屋を出る頃には二人ともフラフラで、暫くプラプラと歩く。
『今からどうしよっか?』そう言われても…カラオケって雰囲気でも無いし、お酒はたらふく呑んだし…
『…お前ん家行っていい?』
…突然の誠の言葉にびっくりして、思わず彼の顔を見る。2008-09-28 00:59:00