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◆◇短編◇◆
-
1:
名無しさん
ジャンル問わず思い付きで書いていきますm(__)m
短編なので自己満になりますが、暇つぶし程度にお付き合い宜しくお願いしますm(__)m2008-10-03 00:59:00 -
2:
名無しさん
■タイムカプセル■
.2008-10-03 01:00:00 -
3:
名無しさん
さっきから、私は同じ場所をぐるぐる回っていた。
こ洒落た1軒のダイニングバーの前を何度も通っている。
右からチラっと視線をやったものの、そのまま通り過ぎ、足早に近くの角を曲がる。
また次の角を曲がり、その次の角を曲がれば、最後の角を曲がる。
そしてまた、バーの前を通る。2008-10-03 01:15:00 -
4:
名無しさん
次こそは。
そう決心するのも何度目だろうか。
私はやっぱりバーの前を通り過ぎる。
漫画喫茶の看板を気怠そうに持つ男の前を何度も通るのが気まずくて視線は下げたまま。
これじゃ徘徊している不審者だ。2008-10-03 01:21:00 -
5:
名無しさん
【略部】
これじゃ徘徊している不審者だ。2008-10-03 01:24:00 -
6:
名無しさん
7、8回はドアを開けないまま通りすぎた店。
次に通過してしまったら、もぅ角は曲がらないでまっすぐ駅に向かおう。
半ばあきらめかけて、最後の角を曲がった。2008-10-03 01:30:00 -
7:
名無しさん
ふと顔をあげると、看板を持った男と目があった。
怪訝そうな顔をしてこっちを見ている。
ぎくっとなって歩みが遅くなると、自然に足が店の前で止まった。
男を意識しない様に、ゆっくりと小さな階段をあがる。
ドアの真ん前に立つと【本日貸し切り】と書かれた紙が貼られていた。2008-10-03 01:36:00 -
8:
名無しさん
ドアに手をかけ、看板の男を見ると、もぅ私には興味なさ気に煙草に火をつけている。
少し緊張しているせいか、ドアは重く感じた。
――カランカラン。2008-10-03 01:40:00 -
9:
名無しさん
ドアの上部に取り付けられた鐘が鳴ると、店内にいる人々が雑談をやめ、私に視線が集中する。
店の中はイイ感じに照明が落ちていて、ゆるやかにR&Bが流れている。
控えめなBGMが私にはっきり聞こえたのはほんの数秒で
『榎本?』
と、誰かが私の名を呼ぶと、人々はまた口を開き出した。2008-10-03 01:49:00 -
10:
名無しさん
『やーん、久しぶりぃ』
何人かがグラス片手に私の元に寄ってくる。
『久しぶり〜!店、探してたら迷って遅くなっちゃって〜』
はい、嘘。
自分の頬の筋肉がひきつっているのがわかる。2008-10-03 01:54:00 -
11:
名無しさん
卒業してからまだ5年しか経っていないのに、知った顔は皆、随分大人になっていた。
懐かしい友人達と手を取り合い、再会の喜びに心が弾む。
順番に挨拶を交わしながら店の奥に進んだ。
内心、どきどきしながら。2008-10-03 02:06:00