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◆◇短編◇◆
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1:
名無しさん
ジャンル問わず思い付きで書いていきますm(__)m
短編なので自己満になりますが、暇つぶし程度にお付き合い宜しくお願いしますm(__)m2008-10-03 00:59:00 -
232:
名無しさん
『〇〇病院まで』
タバコに火をつけようと1本くわえたままライターをさがす。
ジャケットのポケットに手応えを感じると
『お客さん、禁煙です』
『………』2008-10-14 05:39:00 -
233:
名無しさん
サービスの悪いタクシーだ。
やれ禁煙だの、分煙だの。
ここ数年でスモーカーには住みにくい世の中になったと思う。
『すみませんね、会社の車なんですよ』
『………』2008-10-14 05:41:00 -
234:
名無しさん
一旦煙草を口から離し大きくため息をついた。
――カチャンッ。シュッ…シュッ…
『お客さん、お客さん、禁煙ですって』2008-10-14 05:42:00 -
235:
名無しさん
――シュッ。シュボッ。
『あ、勘弁してください、ホント。お願いしますよ』
――スゥ-…。……スパー…2008-10-14 05:43:00 -
236:
名無しさん
『お客さん、困りますよ、お客さん…』
車内には白い煙りが漂う。
窓を開け、何やら小言をいう運転手に『1本だけ』と無愛想にお願いしてみる。
しぶしぶ許しが出た頃にはもぅ病院のすぐ近くだった。2008-10-14 05:44:00 -
237:
名無しさん
『おつりはいいですから』
少し機嫌の悪そぅな運転手は黙って頭を下げ、
『ありがとうございました』
と事務的な挨拶だけして去って行った。2008-10-14 05:50:00 -
239:
名無しさん
『裕介!』
手術室の前で前屈みで祈る母親の顔はどこか血の気がひいて見えた。
4年ぶりに見ると、なんだか母親の背中は小さくなった気がする。
姉貴は目にいっぱい涙を溜めていた。2008-10-18 03:08:00 -
240:
名無しさん
『お父さん、まだ手術中で…裕介…』
姉貴は言葉を飲んだ。
俺は姉貴から目を逸らす。
『……親父はもぅ助からない』
俺の言葉を聞いた母親は大声を上げて泣き出した。2008-10-18 03:12:00 -
241:
名無しさん
姉貴も俺の前でへたりこんで、静かに顔を覆った。
俺は姉貴の背中をさすり、母親の横に座らせてから
『……煙草吸ってくる』
と喫煙所に向かった。
背中から姉貴の声も母親と共鳴するかの様に混じって聞こえた。2008-10-18 03:18:00