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◆◇短編◇◆
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1:
名無しさん
ジャンル問わず思い付きで書いていきますm(__)m
短編なので自己満になりますが、暇つぶし程度にお付き合い宜しくお願いしますm(__)m2008-10-03 00:59:00 -
262:
名無しさん
ブレーキ音と共に視線を向けると男の子は宙を舞った。
――ドサッ。
目の前の光景は俺の頭に飛び込んで来た映像を忠実に再現したのだ。2008-10-19 22:45:00 -
263:
名無しさん
辺りは騒然となった。
アスファルトに叩き付けられた男の子の首は変な方向を向き、投げ捨てられた人形の様だったのを覚えている。
『お母さん……』
母親の顔を見上げると、母親は困惑した表情をして、男の子ではなく俺を見ていた。
人が集まる交差点を母にすごい力で手を引かれ、その場を離れる。2008-10-19 22:46:00 -
264:
名無しさん
『痛いよ、お母さん!』
母親は手の力を緩め、歩みを止めた。
『お母さん、男の子ひかれちゃったよ!裕ちゃんが言った通りだった!』
姉貴がそう言うと、母親は姉貴の頭をはたいた。
突然の事に姉貴は頭を押さえて泣き声をあげる。2008-10-19 22:47:00 -
265:
名無しさん
『いい、今日見た事は誰にも言っちゃダメよ!裕介、美幸、絶対よ!!』
しゃがみ込んで俺を見る母親の顔には、すごい汗の玉が浮かんでいた。
俺は何か悪い事をしたんだと、母親の怖い程真っすぐな目を見て思った。
それからは、母親の言いつけを守り、死の映像を見ても黙っていた。2008-10-19 22:48:00 -
266:
名無しさん
最初は毎晩夢に見てうなされたが、段々とそれも減り、悪夢は何日かに一度になった。
それからの何年かで、靄みたいな物は、最初は赤くない事がわかった。
隣のおばさんに、最初は白い靄がかかっていた。
日毎にその靄は黒く染まっていく。
そして、最後におばさんに挨拶をした朝。2008-10-19 22:50:00 -
267:
名無しさん
靄は赤く染まっていた。
見え出してから5日め。
夕方、学校から帰るとパトカーが何台か止まっていて、近所の人が集まっていた。
おばさんは、借金を苦に自ら命をたったらしい。
その確信を姉貴に打ち明けると、姉貴は俺を気味悪がったが、小さい時の事故を思い出し『絶対に人に言うな』と念を押す。2008-10-19 22:51:00 -
268:
名無しさん
それから何年か経ち、事件は起きた。
中学1年の時。
仲良くしていた倉本に靄がかかっていた。
信じられなかった。
俺はいてもたってもいられず、倉本に嫌な予感がするから気をつけろと注意した。2008-10-19 22:52:00 -
269:
名無しさん
変な奴だと俺を笑うだけで、特に気にも止めてないみたいだった。
3日が経ち。
4日が経ち。
真っ黒になった靄。
近々赤く染まるだろう、死期を知らせる靄。2008-10-19 22:55:00 -
270:
名無しさん
何も知らず明るく笑う倉本の顔。
やるせない気持ちでいっぱいだった俺は能力を打ち明けた。
倉本は最初は笑って聞いていたが、自分が死ぬかもしれないと聞いて俺を突き飛ばした。
『あんま笑えねぇ冗談言うんじゃねーよ!』
階段をアイツが降りかけた時、靄は赤くなった。2008-10-19 22:56:00 -
271:
名無しさん
耳鳴りがして、頭に飛び込んでくる残酷な最期の姿―…
『危ないっ!お前、階段から落ちて死ぬんだよっ!階段から離れろ!』
咄嗟に叫ぶ。
倉本は俺の方を振り返り、2008-10-19 22:58:00