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タイムマシン

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  • 1:

    ◆tRd/QWYm5M

    前作人造人間もよかったら読んでください。

    2008-10-08 03:54:00
  • 101:

    ◆tRd/QWYm5M

    「無理って言われてるで(笑)」小さな声で話し合う女子。笑って馬鹿にしてる。前は私は聞こえてるのに聞こえないふりした。1人で悔しくてトイレで泣いたりもしたっけ。 「聞こえとるで?何?」大きな声で女子に視線を向けて話すと、女子がびくっとしてから私を見る。「は?何が?」「しらじらしいなぁ?なんか言いたかったら直接1人で言ってきたら?」しーん。教室の中の空気が固まる。

    2008-10-10 03:43:00
  • 102:

    ◆tRd/QWYm5M

    私はこの当時こんなに強い女じゃなかったから、私がこんな事言うなんて誰も思わないもんね…そりゃしんとなるわ…「なんなん?小林君と付き合ってるからって調子に乗り…「いいやん。好きやねんから。あんたらに迷惑なんかかけてへんし隼人が私を好きになってんから!」 「うっわーばりうざい!」女子が私にそう言う。「うざいうざいってこっちが言いたいわ(笑)んま子供やな?1人じゃなぁんもできんくせに」「はぁ?なめとんかいや「うっさいんじゃ!!!」 そう怒鳴ったのは隼人。女子達は悔しそうな表情をみせる。「ちょお黙って?私が話してんねん!」隼人に視線を向けて話すと隼人はびっくりしてる。私は女子に視線を向けると女子は視線をそらした。

    2008-10-10 03:55:00
  • 103:

    ◆tRd/QWYm5M

    「私は隼人が好き!誰がなんと言おうが好きやし別れたりしんから!集団無視とかするんやったら直接1人ずつ言ってきて?それができんのやったらいちいち聞こえるようにこそこそ言うんやめて!」 誰もその言葉に対して言い返さない。 言った後に少し後悔したけど、イジメがひどくなったって別にええわ。という答えが出た。それよりも、スカッとした。

    2008-10-10 04:00:00
  • 104:

    名無しさん

    うわ?続き気になるぅ?

    2008-10-10 04:02:00
  • 105:

    ◆tRd/QWYm5M

    ぴたっ。みんなの動きが止まり私は教室の中を見渡す。みんなまばたきもしなくてピクリとも動かない。廊下から聞こえていた声も聞こえない。私は隼人に視線を向けるけど、隼人は私を見ているのにまばたきもしない。「隼人?」呼び掛けても隼人が答える事はなくて、焦って体を叩く。

    2008-10-10 04:06:00
  • 106:

    ◆tRd/QWYm5M

    …何…?…なんで動かないの? どれだけ叩いても隼人は動かなくて、教室の中の誰もが固まっていて私だけが動いている。何の音も聞こえなくて、不安になり私は走って教室のドアを開けて一歩廊下に出ると、いきなり辺りが眩しくなる。

    2008-10-10 04:10:00
  • 107:

    ◆tRd/QWYm5M

    隼人は涙を流しながら私を見ている。泣いてるのに微笑みながら…周りの人は何も気づかずに到着した電車に乗っていく。どんっ。誰かにぶつかり私の体が勝手に電車の中へと足を進める。隼人は頭を左右に振り唇を動かすけど声が聞こえない。

    …何?何て言ったの?…

    声が出ずに扉がしまる。ホームに立ったままの隼人から私は視線をそらさない。

    2008-10-10 04:30:00
  • 108:

    ◆tRd/QWYm5M

    隼人の唇をじっと見る。 隼人の唇がゆっくりと動く。
    悲しそうな表情をしている。でも隼人は体を動かさないで、ただ立っていた。
    イ カ ナ イ デ…………そう動いた。確かにそう動いた。電車はゆっくりと動き始める。

    2008-10-10 04:35:00
  • 109:

    ◆tRd/QWYm5M

    「隼人!!」急に声が出るようになり叫ぶ。電車はホームを過ぎ景色が動いていく。体も自由に動く。叫んだのに車内の人はまるで私の声が聞こえてないみたいに普通に乗っている。普通こんなに叫んだらびっくりするのに誰も私を見てない。 私は扉から離れ空いてる座席に座りふと前の座席を見ると、そこには私が座っていた。疲れはてた顔でイヤフォンをつけて、ぼぉっとしてる。確かに私だ。しかもあの日の私だ。隼人にばったり会った私だ。

    2008-10-10 04:40:00
  • 110:

    ◆tRd/QWYm5M

    私は制服姿で、16の私。理解できない状況に頭が混乱していく。目の前に私がいる。何で?私は向かいの座席に座っている私を見ていた。三つ目の駅をこえたところで、もう1人の私はゆっくり瞼を閉じ眠りだした。 …ちょっと待って…私あの日は確か寝てない…確か、ちゃんと起きていて…でも買ったばかりの服を着てるってことはやっぱあの日だよ…でもなんで?



    その時、電車がいきなり急ブレーキがかかり窓ガラスが割れていき、電車がゆっくりと変形していき、車内にいた人がゆっくりと浮いていく。私はもう1人の自分に視線を向けるともう1人の自分の体が空中に浮きゆっくりと扉の方へと飛んでいく。

    2008-10-10 04:49:00
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