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タイムマシン

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  • 1:

    ◆tRd/QWYm5M

    前作人造人間もよかったら読んでください。

    2008-10-08 03:54:00
  • 111:

    ◆tRd/QWYm5M

    …何これ…何?… 車内の明かりが消え車内がどんどん傾き、私は何故か車内から外に出ていた。衝撃過ぎて理解ができない。どういう事…?


    「ヒロコ?」後ろから声がして振り向くと、景色が一気に変わり私は病室にいる。病室のベッドの上で私は寝ていて点滴を腕につけていて、呼吸する器具をつけている。 身体中に包帯をまかれ、顔はひどく腫れている。お母さんが涙を流しながら私の手を握り名前を呼ぶ。「お母さん?」そう言うけど、お母さんが私の声に答えない。 バンッ!病室のドアが勢いよく開きお父さんが入ってきてそれと同時に看護婦さんや先生が入ってきて私を囲みながら慌ただしく動き回る。「ヒロコ〜!ヒロコ〜!嫌ぁぁぁっ!」お母さんが泣き叫びお父さんが泣きながらお母さんの体を私から引き離すと、お母さんは病室の隅で泣き崩れ私の名前を叫ぶ。

    2008-10-10 05:02:00
  • 112:

    ◆tRd/QWYm5M

    …なに…なにが起きたの?…なんでお母さん泣き叫んでるん?なんでお父さんも泣いてるん?…



    もしかして…私はあの日の事を思いだそうとする。…でも、電車でなんて寝てない…確か駅について改札ぬけて…そうだ隼人に会った。ばったり…そうだよ…会った。結婚するって隼人嬉しそうに話してた…それで家についたら明太子が動き出して…

    2008-10-10 05:06:00
  • 113:

    ◆tRd/QWYm5M

    「ヒロコはあの日に死ぬ」隣から声がして、視線を向けると知らないおじさんが立っていた。白い服を着たおじさん。でも…この声…聞いた事がある……

    2008-10-10 05:10:00
  • 114:

    ◆tRd/QWYm5M

    私はじーっとおじさんを見る。「まさかわしが分からんか?」「すいません…誰ですか?」私がそう話すとおじさんは眉間にシワを寄せる。「ヘブンじゃ!お前さんの明太子の…覚えとるやろ…んな事はどうでもええ。お前さんはあの日、電車の事故に自分があい死ぬ事さえ気づいてないんや…まぁ寝ていたからな。そのまま幽体離脱してもたんやな…器用な奴やのぅ…」「幽体離脱?幽体?「幽体離脱って言葉知ってるやろが!お前さんは幽体離脱したんじゃ。幽体離脱した後事故が起きたんや!あほか!…とにかくまだ生きたいか?死にたくないか?」

    2008-10-10 05:20:00
  • 115:

    ◆tRd/QWYm5M

    「死にたいも生きたいもなにもかも意味が分からない。」「あのなぁ…はぁ情けない…まぁなんせお前さんはこのまま死ぬかどうかってなってるんや。強い未練を残したまま。あの時、好きな男から結婚するって聞いたのはお前が願った未来を勝手にお前が作り上げた隼人という男の姿をお前のその頭で想像したのが形になって、現れたんや。お前、一度でも会いたい。話したい。その時に隼人という男からそう言われたら諦めれるって思った事あるやろ?

    そしてあの時に会ったんや

    見かねたわしが、しゃあなしに現れたんや。あのようすじゃこの事を言ってもお前さんは否定して、魂だけがさ迷う様になるからな…だからわしがお前さんを16の時に戻して満足したらそのまま連れていく予定やったんや」

    2008-10-10 05:29:00
  • 116:

    ◆tRd/QWYm5M

    「ヒロコ〜!」お母さんの泣き叫ぶ声が耳に飛び込んできて私はお母さんの所へ行こうとした。 ぐいっ。ヘブンが私の腕を掴む。視線をヘブンに向ける。



    「最後まで聞かんか!お前とわしの姿は他の奴には見えない。 いいか?今からお前の未来を変える時に戻してやる。そこでのお前さんの行動ひとつで今この状況が変わりお前は死ぬ事がなくなる。つまり未来が変わるんじゃ」「未来を変える事はできないんじゃなかったっけ?」「予定変更の自体が起きた。隼人という男もなあの電車に乗っていて…死んだんや…隼人という男もお前さんの事をどうやらまだ好きみたいでな…お願いされたんや…生まれ変わらなくていいから未来を変えてくれって…分かるか?お前さんが今から戻り決断をその時のままにしたら、隼人は生まれ変わる事ができる。でもお前さんが違う決断をするとお前さんの未来が変わる代わりに隼人は生まれ変われなくなるんじゃ…よく考えて行動するように」

    2008-10-10 05:41:00
  • 117:

    ◆tRd/QWYm5M



    ピカッ!辺りが光に包まれ目があけていられないくらい眩しくなり、私は瞼を閉じ、瞼をあけると私は部屋にいた。

    2008-10-10 05:43:00
  • 118:

    ◆tRd/QWYm5M

    朝の光が部屋に差し込み、外から鳥のさえずりが聞こえる。私はベッドから飛び降り裸足のまま階段をかけおりた。「あら?今日から冬休みなのに早起きね」母からそう言われ私はテーブルに置いてある新聞の日付を見る。 12月24日… 隼人と別れた日だ…未来を変えるって…この日だったんだ… 新聞を持つ指がカタカタと震えた。サッ。父が私から新聞を奪いテーブルに座る。「冬休みだろ?今日から」父は新聞に目を向けながら私に話す。ついさっきまで泣いてた父がリンクして泣きそうになった。

    2008-10-10 05:51:00
  • 119:

    ◆tRd/QWYm5M

    四話 粉雪

    2008-10-10 05:52:00
  • 120:

    ◆tRd/QWYm5M

    テーブルの上に並べられた朝食。今日の決断で、もうこの食事も会話もこの景色とも…さよならするの?…信じがたいヘブンの言葉…でも、実際信じがたい事が今現実に起きてる… 隼人は…もう死んで… 死んでるんだ…



    バタバタ!階段をかけのぼり部屋のドアを勢いよくしめると同時に涙がこぼれ、その場に崩れ落ちる。両手で唇を抑え指を噛み、声を抑えた。

    2008-10-10 05:57:00
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