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1:
◆tRd/QWYm5M
前作人造人間もよかったら読んでください。
2008-10-08 03:54:00 -
141:
◆tRd/QWYm5M
「うわっ、雪やん」隼人が雪に気付きそう呟いた。 「うん」私がそう答え、家にあがり隼人の部屋に行く。
2008-10-10 07:24:00 -
142:
◆tRd/QWYm5M
私は隼人の部屋の中を記憶にやきつけたくて、何度も何度も見渡した。 古いテレビ、大きなコンポ、たてかけてあるギター、本棚のマンガ、散らかった勉強机。
2008-10-10 07:26:00 -
143:
◆tRd/QWYm5M
お母さん…お父さん…ごめんね?…ごめんねこんな娘で…私は、あなた達の子供に生まれてきた事を誇りに思います。 あなた達より先に死んでしまってごめんなさい…大好きです。愛してます。
でもね…隼人が大事なんです。 私は隼人と永久にもう会う事はないけど、隼人とはもう会えないけど、これでいいんだ…私はもう充分だよ。2008-10-10 07:36:00 -
144:
◆tRd/QWYm5M
決意をして、隼人を見ると隼人は私を見ていた。 さよならを言わなくちゃならないのに…
「なぁプレゼントがあるねん」隼人が私に話す。…えっ、ちょっと待って…こんな事言っちゃあかん、あかん!未来が変わる…2008-10-10 07:40:00 -
145:
◆tRd/QWYm5M
私は隼人の腕を掴む。言わなくちゃ。言わなくちゃ。「隼人!あのね、別れ…?!」 隼人の唇が私の唇に重なり、一瞬隼人がふわっと透明になってまた色が戻る。 「隼人別れ「いいから…」私の言葉をさえぎって隼人は私に話す。
2008-10-10 07:43:00 -
146:
◆tRd/QWYm5M
私は頭を左右にふり、隼人を見ると隼人は優しい笑顔で私を見つめていた。「はい。プレゼント」私の手に置かれた指輪が入った箱。私は隼人に押し返す。「いらない!」目から涙があふれて、こぼれていく。 受け取りたくない、早く言わなくちゃ。 焦る気持ちと込み上げる隼人への気持ち。 「隼人聞いて、隼人の事は大好き。好きやねん…ほんまに…ほんまに「知ってる(笑)」隼人はいじわるそうに笑って私を見る。 そして手を伸ばし私を抱き締めた。 力一杯抱き締めた。 隼人の香りと温もりが私を包む。
2008-10-10 07:49:00 -
147:
◆tRd/QWYm5M
ふわっと隼人が光り、一瞬隼人が透明になりまた体の色を戻す。 あかん…消えてまう…隼人が消えてまう!あかん!あかん! 私は隼人の体を引きはなそうと力を入れるけど、隼人の力にはかなわず、隼人は私を強く抱き締めていた。 「俺の事なんか気にしんでいいから、ヒロコはしっかり生きて好きな奴見つけて…子供生んで、おばさんなって、ばあさんなるねん…な?」隼人は私に言い聞かせるように一言一言ゆっくりと話していく。
2008-10-10 07:56:00 -
148:
◆tRd/QWYm5M
「やめて…隼人言わなくちゃあかんことあるから…それ以上は「生まれ変わるとかだるいし!上等やっちゅうねん!」 体が固まる。「なんでそれを…」「あほかお前…ヘブンって奴がほんまにおると思ったんかいや(笑)俺に決まってるやろが(笑)直接神様とやらにお願いしたんじゃ。ってか明太子のキーホルダー持っててくれてありがとうな…まじで嬉しかった」
2008-10-10 08:04:00 -
149:
◆tRd/QWYm5M
隼人は私の体を離すと、指輪を箱から出していく。「隼人別れ「しつこい!んまにぃ!んまにしつこい!それ以上言うな!な?ってかなんちゅー顔やねんそれ(笑)」隼人は無邪気に笑い私を見る。 ふわっ…隼人の体がさっきより長い時間薄くなり、私は焦って隼人に抱きつこうと手を伸ばすと、隼人が私の手をつかみ指輪を指に通していく。左の薬指に細い指輪が光る。 ……ドクン…胸が痛む。
私は、コートに入れてある指輪を急いで出す。「プレゼントあるねん」隼人に話してる時にまた、隼人が透明になる。私を握る隼人の肌の色が透けて私の手が見えた。2008-10-10 08:13:00 -
150:
◆tRd/QWYm5M
「やばっ、あんま時間ないわ(笑)」隼人が笑う。 私は慌て指輪を出して隼人の指に指輪を通した。 「サンキュー!」隼人は無邪気に笑う。私は隼人に抱きつくと隼人は優しく背中をさする。「ヒロコ?俺、ずっとお前の事好きやったで?」隼人が話す度に体温が無くなっていくのが痛い位に分かっていく。肌の感触も…「私も…好き…ずっとずっと「あほか(笑)お前はちゃんと好きな奴見つけなさい(笑)」「いややぁ…」隼人のぬくもりがだんだん分からなくなっていく…怖くなって強く抱き締める。でもだんだん消えていくのがわかる。
2008-10-10 08:20:00