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タイムマシン
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1:
◆tRd/QWYm5M
前作人造人間もよかったら読んでください。
2008-10-08 03:54:00 -
146:
◆tRd/QWYm5M
私は頭を左右にふり、隼人を見ると隼人は優しい笑顔で私を見つめていた。「はい。プレゼント」私の手に置かれた指輪が入った箱。私は隼人に押し返す。「いらない!」目から涙があふれて、こぼれていく。 受け取りたくない、早く言わなくちゃ。 焦る気持ちと込み上げる隼人への気持ち。 「隼人聞いて、隼人の事は大好き。好きやねん…ほんまに…ほんまに「知ってる(笑)」隼人はいじわるそうに笑って私を見る。 そして手を伸ばし私を抱き締めた。 力一杯抱き締めた。 隼人の香りと温もりが私を包む。
2008-10-10 07:49:00 -
147:
◆tRd/QWYm5M
ふわっと隼人が光り、一瞬隼人が透明になりまた体の色を戻す。 あかん…消えてまう…隼人が消えてまう!あかん!あかん! 私は隼人の体を引きはなそうと力を入れるけど、隼人の力にはかなわず、隼人は私を強く抱き締めていた。 「俺の事なんか気にしんでいいから、ヒロコはしっかり生きて好きな奴見つけて…子供生んで、おばさんなって、ばあさんなるねん…な?」隼人は私に言い聞かせるように一言一言ゆっくりと話していく。
2008-10-10 07:56:00 -
148:
◆tRd/QWYm5M
「やめて…隼人言わなくちゃあかんことあるから…それ以上は「生まれ変わるとかだるいし!上等やっちゅうねん!」 体が固まる。「なんでそれを…」「あほかお前…ヘブンって奴がほんまにおると思ったんかいや(笑)俺に決まってるやろが(笑)直接神様とやらにお願いしたんじゃ。ってか明太子のキーホルダー持っててくれてありがとうな…まじで嬉しかった」
2008-10-10 08:04:00 -
149:
◆tRd/QWYm5M
隼人は私の体を離すと、指輪を箱から出していく。「隼人別れ「しつこい!んまにぃ!んまにしつこい!それ以上言うな!な?ってかなんちゅー顔やねんそれ(笑)」隼人は無邪気に笑い私を見る。 ふわっ…隼人の体がさっきより長い時間薄くなり、私は焦って隼人に抱きつこうと手を伸ばすと、隼人が私の手をつかみ指輪を指に通していく。左の薬指に細い指輪が光る。 ……ドクン…胸が痛む。
私は、コートに入れてある指輪を急いで出す。「プレゼントあるねん」隼人に話してる時にまた、隼人が透明になる。私を握る隼人の肌の色が透けて私の手が見えた。2008-10-10 08:13:00 -
150:
◆tRd/QWYm5M
「やばっ、あんま時間ないわ(笑)」隼人が笑う。 私は慌て指輪を出して隼人の指に指輪を通した。 「サンキュー!」隼人は無邪気に笑う。私は隼人に抱きつくと隼人は優しく背中をさする。「ヒロコ?俺、ずっとお前の事好きやったで?」隼人が話す度に体温が無くなっていくのが痛い位に分かっていく。肌の感触も…「私も…好き…ずっとずっと「あほか(笑)お前はちゃんと好きな奴見つけなさい(笑)」「いややぁ…」隼人のぬくもりがだんだん分からなくなっていく…怖くなって強く抱き締める。でもだんだん消えていくのがわかる。
2008-10-10 08:20:00 -
151:
◆tRd/QWYm5M
隼人はぎゅううっと私を抱き締めた。
「愛してる…愛してるからな?…じゃあな…ちゃんと生きろよ?」2008-10-10 08:22:00 -
152:
◆tRd/QWYm5M
「はい」
ほんとはこんな事言いたくなかった。言いたいわけない。言いたくないよ……でも言わなきゃ後悔する気がした…2008-10-10 08:24:00 -
153:
◆tRd/QWYm5M
隼人の体が強く光る。隼人は体を離し私を優しく笑顔で見つめ、キスをした。
そして粉雪のようにふわっと光りと共に消えていった。2008-10-10 08:26:00 -
154:
◆tRd/QWYm5M
五話タイムマシン
2008-10-10 08:27:00 -
155:
◆tRd/QWYm5M
更新終わります。書き込みありがとうございます!
2008-10-10 08:35:00