-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
心霊
-
1:
◆tRd/QWYm5M
前作【人造人間】【タイムマシン】を書いていた者です。よろしくお願いいたします。
2008-10-10 17:44:00 -
151:
◆tRd/QWYm5M
ドキッ。胸がきゅんとした。「空術」陽がそう話すと体が宙にふわりと浮き、思わず陽の脇腹から背中へと腕を回す。「ゆっくり飛ぶから」優しい口調だった。強く閉じた瞼をあけ顔を上げると、陽は、優しく、切なく微笑みを私へと向けていた。「別に怖くないしっ」憎まれ口をたたくとふいに唇に唇が重なる。
2008-10-20 02:55:00 -
152:
◆tRd/QWYm5M
胸が熱くなり、きゅんとした。息が止まり、目は丸く開いたまま。唇が少し離れると陽はまた私へと微笑みを見せる。何がどうなってこうなったのか理解できない。生まれて初めての感触なはずなのに、何故か知ってるこの感触。
2008-10-20 03:02:00 -
153:
◆tRd/QWYm5M
霊界バスが停まっている場所までの間、お互いに会話はなくなぜあんな事をふいにしてきたのか、聞く事もせずにただ陽に抱き締められたまま飛んでいた。
2008-10-20 03:04:00 -
154:
◆tRd/QWYm5M
書き込みありがとうございます。更新終わります。
2008-10-20 03:05:00 -
155:
◆tRd/QWYm5M
時間まだあるので更新します。
2008-10-20 03:16:00 -
156:
◆tRd/QWYm5M
【人間界】までのバスの中も、降りてからも、結局理由は聞けないまま地元のバスターミナルにやって来た。空はすっかり暗くなっていて、帰宅を急ぐ人達がやって来るバスを待っている。「じゃあな」それだけだった。歩いて去っていく後ろ姿を見つめながらバスを待っている。ふいに重なった唇の感触はまだ残っていて、思い出すだけで胸がきゅんとしてしまう。陽とはもう会う事はないだろう。連絡先も知らなければ、どこにいるかも知らない。知っているのは、冬月陽という名前と霊界使いという事だけ。年も、仕事も、家も、何も知らない。
2008-10-20 03:23:00 -
157:
◆tRd/QWYm5M
4霊 霊界送り
2008-10-20 03:25:00 -
158:
◆tRd/QWYm5M
制服は夏用に代わり、半袖の薄生地のセーラー服になった。 陽が私の前に現れる事はなく、重なった唇の感触を思い出す事さえ困難になり、それでも、何故か、陽を思い出す自分がいる。 ミーンミン、学校や道や公園に生えている木から蝉の声が飛び交っていた。
2008-10-20 03:30:00 -
159:
◆tRd/QWYm5M
【切り替え】をしながら、日々を過ごし始め、未だに気分が悪くなる。【霊】の声も姿も気持ちが悪い。霊界送りは未だにまだしておらず、その時がくるのをなんとか待っている状態。霊感0にするのは簡単な事だけれど、それでは霊界使いの意味がない。霊界石は光ることなく、指輪も何の変化もない。
2008-10-20 03:34:00 -
160:
◆tRd/QWYm5M
━霊界送りは霊界石が光らないとしてはいけない。 修行をしている時、先生が何度か私に話していた。むやみやたらに三途の川に送る事は絶対にしてはならない。人間界で霊界送りをした霊魂が霊界使いの乗った霊界バスに乗り三途の川へと行き霊界へと行く。
2008-10-20 03:37:00