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52番目の男?
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1:
夏
アタシが変われたのは、あの人がいたから?
だけど過去は消せない。深く深く…拭い着れない汚れは、今もアタシを苦しめます。2008-10-12 04:20:00 -
61:
夏
特別。そう言って羨ましがられたけど、嬉しくも何もない。
ただ、面倒臭いだけ。更正は諦めた。だから後は何事もなく、このまま卒業して欲しいと思っていると思う。2008-10-22 10:32:00 -
62:
夏
上靴に履き替えて階段を登る。視線が凄い。逃げたくなる。「夏。久しぶり!」「あー、うん」
そんなに喋らなかった子達が挨拶してくれた。少しホッとする。
そんな中で、もの凄い勢いで睨みつけてくる女のグループがいた。アヤカ。そして、少し前まで仲良くしてきてた子達。2008-10-22 10:36:00 -
63:
夏
香水臭い、異様な集団。アタシは目も合わさず、通り過ぎようとした。しかし、アヤカが道をふさぐ。それでも避けようとすると、カバンを投げつけてきた。「おい、ヤリマン。何しに来よってん。目障りやねんけど?」
そのまま無視すると、後ろから人を馬鹿にする笑い声が聞こえた。2008-10-22 10:44:00 -
64:
夏
自分の教室に入ると、全員が驚いた顔をしていたが、男子は皆が優しくしてくれた。席の場所も教えてくれたし、携帯番号も聞かれた。
アヤカの事を忘れるくらいに嬉しかった。2008-10-22 10:51:00 -
65:
夏
授業がはじまる。
まるっきり勉強していないアタシにとって、先生の授業の説明は全てが呪文にしか聞こえない。新品のノートに呪文を写す気もしない。退屈。
「先生。トイレ行くな」わずか二十分でギブアップ。トイレに行き、煙草に火をつけた。2008-10-22 10:53:00 -
66:
夏
「柳瀬サン!アカンよ!ココ!すぐ先生来るで!煙草吸うならこっちこっち!」手招きされるまま付いて行くと、非常階段だった。「ここなら大丈夫!」そう言うと、その子も煙草に火をつけた。
「あー、ありがと。で、誰だっけ?」「やー!忘れてるやん!千春!わかる?」「千春なん!?わかんなかった」2008-10-22 10:55:00 -
67:
夏
千春は小学生の頃に仲が良くて、近所の公園でよく遊んだ子。アタシがグレだしてから喋る事もなくなり、接点はなかった。大人しいイメージの子だったのに、すっかり派手になっている。
「アタシ、化粧濃くなったからなぁ」「うんうん。わかんない!何か変わったなぁ!」懐かしむように近況報告をし合い、携帯番号を交換した。2008-10-22 10:59:00 -
68:
夏
「そういえば柳瀬サン、アヤカと揉めてるんやろ?」「揉めてるとゆうか、怒らしたかな?」
「アタシもやねん!全員に無視されてるー。その上、イジメに近い事されてるねん!メッチャしょうもない事で怒らしたみたいやわ。アタシも柳瀬サンみたいに学校休もうかな。さすがに辛くなってきた」
千春は明るく振る舞っているけど、無視される事がどれだけ辛いか、よく分かる。千春は頑張って学校に来ている。強い子だと思った。2008-10-22 11:03:00 -
69:
夏
「柳瀬さん、それと男子には気をつけなよ?アヤカが夏はすぐにやらせてくれる。って言いふらしてるから、鵜呑みにしてる奴がいるかも。じゃあね!またメールする!」
悲しくなった。
男子が優しくしてくれたのは、エッチがしたいから?どうしてアヤカはアタシから【普通】の友達を奪うんだろう?
どうして…………2008-10-22 11:09:00 -
70:
夏
頭が真っ白になる。
寂しさも虚しさも、もう限界だったのかもしれない。気が付けば、階段脇に飾ってあった鉢植えを手に持ち、アタシはアヤカの目の前にいた。
授業中の静かな教室に響く「きゃー」と言う悲鳴と共に、鉢植えをアヤカの頭に振り下ろした。2008-10-22 11:15:00