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若すぎる母親

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  • 1:

    かぐや

    今日、二十歳になりました。
    私の通っていた人生を書こうと思います。
    批判や荒らしはしないで下さいね^^;
    (旧掲示板コピペ)

    2005-08-26 00:37:00
  • 2:

    かぐや

    私の母は異常におかしかった。
    今でこそ「分裂症」と分かってるが、その当時、一ヶ月も何もせず何も食べず布団に入ったままだったり、
    いきなり怒鳴りつけてくる母親が嫌で私はほとんど家には寄り付かなかった。

    2005-08-26 00:38:00
  • 3:

    かぐや

    いわゆる、『ヤンキー」と言われる子達とつるみ、
    毎夜何かしらして時間を潰していた。
    そんな時たかに出会った。
    私たちは付き合いだし、毎日たかの家に居るようになった。

    2005-08-26 00:39:00
  • 4:

    かぐや

    たかの家に住み着いて、もう半年。
    自宅には一度も帰って無い。
    そして、生理が来なくなって三ヶ月。
    「まさか・・・」と、思ったが当時中学一年生の私は気にもせず過ごしていた。

    2005-08-26 00:40:00
  • 5:

    かぐや

    それから二ヶ月が過ぎ、
    やっぱりおかしいと、たかが妊娠検査薬を買ってきた。
    結果は『陽性」

    2005-08-26 00:41:00
  • 6:

    かぐや

    たかは産もうと言ってくれた。
    もちろん、私もそのつもりだ。
    たかをすごく愛していたし、愛されていた。
    「たかとなら大丈夫」不確実な自信に満ちていた。
    両家の親も心配そうに私たちを見ながらもしぶしぶ納得してくれた。

    2005-08-26 00:43:00
  • 7:

    かぐや

    でも所詮、13と15の親。何も出来ず自分たちの親を頼りきっていた。
    妊娠七ヶ月位になった頃から、たかに女の影が見え始めた。
    写真、手紙、キスマーク・・・
    私は最愛の人に裏切られたショックとお腹の子はどうなるのかと言う不安で
    日に日に卑屈になっていき、たかを罵る様になった。
    そしてたかからの暴力。もう一緒には暮らしていられなかった。産まれるまで自宅で暮す事にした。

    2005-08-26 00:44:00
  • 8:

    かぐや


    そしてたかからの暴力。もう一緒には暮らしていられなかった。産まれるまで自宅で暮す事にした。

    2005-08-26 00:45:00
  • 9:

    かぐや

    自宅で暮しながらも
    「どうやってお腹の子を殺そう」
    そればかり考えていた。

    2005-08-26 00:46:00
  • 10:

    かぐや

    臨月に入りぼーっとテレビを見ていると
    「ぱんっ」と、音とともに太ももの辺りから水が滴り落ちてきた。
    破水。
    焦った私はすぐたかに電話した。

    2005-08-26 00:47:00
  • 11:

    かぐや

    「どうしよう、破水した・・・」『フウン、どうすんねん。」
    「えっ・・・お父さんに病院送ってもらう」「ふうん、ま、病院着いたら電話してや」
    「うん・・・」「あっ、おっちゃん帰ってからな。」
     ガチャンッ ツーツーツー
    涙が出た。

    2005-08-26 00:49:00
  • 12:

    かぐや

    父親に電話したが繋がらず、あまりお金を持っていなかったので駅までタクシーで行ってそこからバスで病院まで行く事にした。
    タクシーに乗るとおっちゃんが話しかけてきた。

    2005-08-26 00:51:00
  • 13:

    かぐや

    「若いママやなー。いつ産まれるの.]「もう破水しちゃってるんです・・・」
    「えっ。病院何処や、病院まで送ったるわ。」
    「でも・・・あんまりお金なくて・・・」「ええよ。おっちゃんが出したるから。」
    また涙が流れた。

    2005-08-26 00:52:00
  • 14:

    かぐや

    コメント
    今でもこのタクシーの運転手さんには、すごく感謝しています。
    もしもあの時駅で降りてバスに乗っていたら、バスの中で生まれてしまっていたでしょう・・・^^;
    本当にありがとうございました。
    まだまだ話は続きますんで、どうぞよろしく^^

    2005-08-26 00:53:00
  • 15:

    かぐや

    そして病院に着き、一時間程度で産まれた。
    女の子。
    私は一瞬でもこの子をかわいいとは思えなかった。
    それよりもこの先どうしようとゆう考えばかりだった。

    2005-08-26 00:54:00
  • 16:

    かぐや

    たかが来たのは産まれてから二日後。
    一週間の入院の中で二回程しか顔を出さなかった。でも、そんな中でたかは子の名前だけは考えていた
    「美月」
    名前の由来を聞いても「なんとなく」と、しか言わなかったが、たかは熱狂的なルナシーのファンだった。
    多分、そのへんからきているのだろう。

    2005-08-26 00:55:00
  • 17:

    かぐや

    退院し、たかの実家に
    「美月」を見せに行った。
    たかは居なかった。
    また女の所にでも行ってるのだろう。

    2005-08-26 00:57:00
  • 18:

    かぐや

    「美月」がしきりにお乳を欲しがるので与えていると、たかが帰ってきた。
    そして私に近付き、こう言った。
    「お前が痩せたら、またより戻したるわ」

    2005-08-26 00:58:00
  • 19:

    かぐや

    屈辱的だった。殺意さえ浮かんだ。
    そして私はまた実家に戻った。
    どぅしても見返したくて一ヵ月間、水分しか取らなかった。
    一ヵ月後、体重は15キロも減っていた。

    2005-08-26 00:59:00
  • 20:

    かぐや

    「久しぶりに会おう」とゆう電話があり、私は痩せた体に流行の服をまとい「美月」を連れてたかに会いに行った。
    たかは私の期待通り、すごく喜んでいた。
    「かわいい!かわいい!」と、抱き締めてくれた。
    でもやはりたかの部屋には女の手紙や写真がいっぱいだった。

    2005-08-26 00:59:00
  • 21:

    かぐや

    この日から私は変わった。いや、戻ってしまった?
    溜まっていたものがいっきに爆発した。
    この時期少しまともに戻っていた母に「美月」を預けっぱなしで
    また昔の様に一日中遊びまくった

    2005-08-26 01:01:00
  • 22:

    かぐや

    何人もの男と寝た。
    誕生日を迎えたが、それでもまだ14歳。
    浅知恵しか無く、そぅいう事でしか平常心を装う事ができなかった。
    それが私なりの「復讐」だった。

    2005-08-26 01:02:00
  • 23:

    かぐや

    その中でも「ゆうじ」とゆう男とよく遊んでいた。
    外見はふつーだが、なぜか「ゆうじ」と遊んでいるとその時間だけ「たか」の事は思い出さなかった。ダブって見えたのかも知れない。
    言動がすべて愛し愛されて居た時の「たか」と同じだったから… 「たか」と同じ蠍座 A型 だったからだろうか…

    2005-08-26 01:03:00
  • 24:

    かぐや

    ある日、母が
    「電話やで」と、受話器を渡してきた。
    「もしもし?」
    「あ!かぐや?私!!」
    たかの母からだった。

    2005-08-26 01:05:00
  • 25:

    かぐや

    「どうしたんですか?」
    「あんなぁ、たか、警察に捕まってんやん…」「え!?」
    「なんか、ひったくりしてたらしくて、クレジットカードとか使ってたみたい…」
    「えぇ!??」
    「一緒に面会に来てあげて欲しいねん。」「あ…はい…」
    電話を切った後、呆然とした。

    2005-08-26 01:07:00
  • 26:

    かぐや

    略  電話を切った後、呆然とした。

    2005-08-26 01:09:00
  • 27:

    かぐや

    たかの母と駅で待ち合わせし、留置所に向かった。
    「友達と盗んだカード使ってる所で捕まったらしいわ…」
    「………。」
    留置所に入ると久しぶりに見る「たか」が居た。
    やつれ、髪もボサボサで、情けなく目を反らしていた。

    2005-08-26 01:11:00
  • 28:

    かぐや

    略 なし

    2005-08-26 01:12:00
  • 29:

    かぐや

    「ごめん…」と一言。
    頭の中に盗んでごめん?捕まってごめん?
    父親出来なくてごめん?苦しめてごめん?…愛せなくてごめん?
    とグルグル回ったが、口には出さず「出てくるの待ってる…」と一言だけ伝えた。
    私はたかの涙を背に留置所を後にした。

    2005-08-26 01:13:00
  • 30:

    かぐや

    後日、たかが鑑別所に輸送される事になった。その事を知った日もゆうじと遊んでいた。
    「かぐやちゃん子供居てるんやろー?」「うん。あれ?あたし言ったっけ?」
    「この前酔って言ってたでー笑。旦那は?」「鑑別所。」
    「そうなん?若いなー笑」場数を踏んで居るのだろうか。全く動じなかった。

    2005-08-26 01:15:00
  • 31:

    かぐや

    「ゆうじ」は21歳。
    現場関係の仕事をしていていかにも遊び人とゆう風貌。
    少しはゆうじに気持ちが傾いていた。
    でも、今の状態では「たか」を消せなかった。

    2005-08-26 01:16:00
  • 32:

    かぐや

    毎日一緒に居た。特別な事は何もしてない。ご飯作ったり、ゲームしたり、
    抱き締めあったり。喧嘩して、むかついて、たかが寝てる間に帰ってもかならず連れ戻しに来てくれた。
    時には親から追い出され、冬空の中、公園で暖めあって寝た時もある。
    そんな時間を一緒に過ごした人を簡単に憎める訳がなかった。
    どこかで『昔に戻ってくれるかも』という小さな希望すらあった。

    2005-08-26 01:17:00
  • 33:

    かぐや

    ある日、一通の手紙が届いた。
    かぐやへ。
    ほんまにごめんな。ほんまにばかな事したって思ってる。俺、父親やのにな…
    なんか、壁に「家に帰りたい」とか落書きいっぱいあってそれ見るたび泣けてくるねん。俺、真面目になるわ。もうかぐやにも辛い思いさせへんから。ちゃんと父親として頑張るから。
    だから待ってて欲しい!こんな俺でも好きで居て欲しいねん。
    俺もかぐやの事、大好きやから!!んじゃ又手紙書くな…  たかより

    2005-08-26 01:19:00
  • 34:

    かぐや

    略 俺もかぐやの事、大好きやから!!んじゃ又手紙書くな…  たかより

    2005-08-26 01:20:00
  • 35:

    かぐや

    うれしかった。昔に戻ってくれたと思った。
    でも、私はゆうじと付き合い始めた所だった。
    たかの所に戻っても又裏切られるかも知れない…
    そーゆう思いがたかの元へ走り行きたい気持ちを思い止まらせた。

    2005-08-26 01:21:00
  • 36:

    かぐや

    今、「たか」と「ゆうじ」の間にいる。
    私が望んでいたはずの復讐。
    心の中は虚しさでいっぱいだった。

    2005-08-26 01:22:00
  • 37:

    かぐや

    ほとんどゆうじと居た。
    たかは鑑別所を出て来てからもたまにしか会わない。
    でもたかの事ばかり気になっていた。

    2005-08-26 01:23:00
  • 38:

    かぐや

    たかの反応が見たくて「ゆうじ」の存在を明かした。
    怒りはしたが「全部俺が悪いから…」「別れて今すぐ戻ってこい」と言ってくれた。
    私はゆうじと別れる事を決心し、ゆうじの家に向かった。

    2005-08-26 01:24:00
  • 39:

    かぐや

    家に着き、気を落ち着かせようとお風呂に入った。
    お風呂から上がると
    「たかって男が電話してって。」と、ゆうじが私に携帯を投げ付けて来た。

    2005-08-26 01:25:00
  • 40:

    かぐや

    たかの番号はゆうじにばれないように女の子の名前で登録していたはずなのに…
    「勝手に人の携帯みたん!?」
    「違うわ!そいつがやたらしつこく電話してくるから風呂入ってるって言ってやろうと思って出たら男やったんやんけ!」
    ゆうじが私の上に乗り掛かってきた。

    2005-08-26 01:26:00
  • 41:

    かぐや

    「お前騙してたんか!?」「違う!今から話そうと思っててんやん!!」
    「もう話なんかどうでもいいわ!今すぐ俺かこいつか決めろや!!」
    と。私の首をしめながら‥‥‥

    2005-08-26 01:27:00
  • 42:

    かぐや

    私の首など簡単に折られそうな程の力。
    「俺とおんねんなぁ?」 怒り狂った瞳から何故か涙が零れだした。
    「うん…」 震えながら、怯えながら、それしか言えなかった。
    スッと手が放され、荒れた息で鏡を見ると私の顔は真っ赤になり目は血走っていた。

    2005-08-26 01:28:00
  • 43:

    かぐや

    ゆうじがたかに電話をかけだした。
    「かぐやは俺とおる言うてるわ。美月も俺が面倒見て幸せにするからもぅ金輪際関わらんといてくれ。」
    「たか、何て言ってた…?」「『んじゃ頼むわ。』やって」
    (…頼むわ!?)そうして、ゆうじと美月と暮らし始めた。
    お金が無かったので私の実家で。

    2005-08-26 01:29:00
  • 44:

    かぐや

    朝、早起きしゆうじのお弁当を作り仕事へ送り出し、昼は家事をしながら美月と遊び…とゆう生活が始まった。
    昔からの憧れだったふつうの家庭。
    たかとは実現できず夢に消えた。ゆうじとなら…?

    2005-08-26 01:30:00
  • 45:

    かぐや

    だが、一つ問題があった。
    美月がゆうじになつかなかった。

    2005-08-26 01:31:00
  • 46:

    かぐや

    最初は、人見知りしてるだけだろうと気にしなかった。
    だが何日たっても美月はゆうじを拒否した。
    次第に家に居る時、遊びに行く時も美月は母と一緒に居た。
    ゆうじが居ると泣き喚く…ゆうじも美月へだんだん冷たくなっていった。

    2005-08-26 01:34:00
  • 47:

    かぐや

    ゆうじは家に居る事が多い。何かしらにつけて仕事を休む。
    無断欠勤してそのまま行かない事も多く、コロコロ職場を変えていた。
    一ヵ月続くといい方でやっと貰えた給料さえパチンコですった、連れに金返した、落としただのほざき、まともに私の手に渡る事は無かった。

    2005-08-26 01:36:00
  • 48:

    かぐや

    私の実家で住んでいるが、やはり生活費は必要。
    私は中学校を卒業すると共に工場でのバイトを始めた。
    美月を保育園に預け、毎日九時から五時まで働いた。
    私なりに頑張っていた。ゆうじは家で寝ているか遊びに行くかばかりしていた。

    2005-08-26 01:37:00
  • 49:

    かぐや

    今日は私の16歳の誕生日。
    その日は丁度、工場の給料日だった。
    工場の友達とケーキを買ってウキウキしながら自宅へ帰ると布団にくるまってゆうじが寝ていた。

    2005-08-26 01:38:00
  • 50:

    かぐや

    「おかえり…」
    なぜかローテンション。
    プレゼントの一つでも用意してくれてるかな?と、かすかな期待をしていたが、(この様子じゃ何もないな…まぁいいや。)
    と、友達とケーキを食べようとした瞬間ゆうじが口を開いた。

    2005-08-26 01:39:00
  • 51:

    かぐや

    「金落としてん…」
    (またかよっ!)と思いつつ、「いくら?」と聞くと
    「五万…」「はぁ!?」

    2005-08-26 01:41:00
  • 52:

    かぐや

    理由は
    今日はかぐやの誕生日。
    だから先輩から金借りてプレゼントを買おうとしたが、どこかで落とした。
    明日までに先輩に金を返さなければいけない。

    2005-08-26 01:42:00
  • 53:

    かぐや

    (何考えてるの!?しかも明日返す金の予定すらないのに何で借りるの!?もともと、あたしの給料で返そうとしてるんやん!ふざけんな!!!)
    そう叫びたかった。だが、「プレゼント買おうとして」の言葉に何も言えなくされてしまっていた。
    私は泣きだしそうになりながら給料袋から五万を差し出して「すぐ返してきて」とゆうじに渡した

    2005-08-26 01:43:00
  • 54:

    かぐや

    視線に気付いた。友達が心配そうに私を見つめながら
    「お金渡したらあかんやん!ほんまかどうか分からんのに…。ほんまあいつ最低やな!!かぐや可哀想やん!!」と。
    この友達はゆうじの事もよく知ってる。もともとゆうじと友達で、この子を通じて私とゆうじは知り合ったから。

    2005-08-26 01:44:00
  • 55:

    かぐや

    なんでこんな男ばかり… 一日中考えていた。
    真夜中ゆうじが帰ってきた。かなり酔っている。
    酔ったら美月に何かと理由をつけ、あたりだす。
    早く寝ろ!邪魔や!殺すぞ! と…

    2005-08-26 01:45:00
  • 56:

    かぐや

    美月はかなりゆうじに怯えていた。
    だからいつも母と居て私達にはあまり近づかなかった。
    ゆうじはそれも気に食わない様子だった。

    2005-08-26 01:47:00
  • 57:

    かぐや

    ゆうじの言動、行動がおかしくなりだした。
    「働いてないから家に居づらい…」と、何日も家に帰ってこない。
    ある日、知らない女から「かぐやさんですか?私、すごいゆうじの事が好きなんです。ゆうじじゃないと駄目なんです。別れてもらえませんか?」と電話がかかってきた。
    今、思えばこの女に渡しておけばよかった。

    2005-08-26 01:49:00
  • 58:

    かぐや

    私は「好きだから」ではなく「取られてたまるか」と、拒否した。
    その女を言いくるめ、ゆうじを言いくるめ、取り戻した。
    意地があったから…

    2005-08-26 01:50:00
  • 59:

    ゆか

    読んでます?頑張って下さいね??応援してます?

    2005-08-26 01:50:00
  • 60:

    名無しさん

    2005-08-26 01:50:00
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