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(20)
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1:
◆9B1M/nEIPs
パソコンを立ち上げ、ネットを開く。お気に入りから「夜遊び掲示板」を選び、今日も小説を読みふける。
飽きたのか、ネタが尽きたのか、途中で書かなくなってしまう作者が多い中、既に完結されている話を選び読んでいた。
中でも、『朔◆SakU1234』という作者が好きだった。
2008-10-18 17:01:00 -
11:
名無しさん
なんか好きかも?
2008-10-18 19:50:00 -
13:
◆9B1M/nEIPs
一軒の店に着いた。
店員は開いた扉に一瞬目をやると、私たちに挨拶するでもなく視線をおとした。正直、声をかけられなかったことにホッとした。
カウンターに腰をおろすと「ビールとシャンディガフ」と玲が言った。私が外出できていたときに好んで飲んでいたものだった。2008-10-19 02:39:00 -
14:
「朔は、やっぱり夜の職業なんかなぁ?」
確かに、夜遊び掲示板という特色故、その可能性はあり得る。
「お前がそんな気に入ってる人なら、ちょっと会ってみたいよなぁ。」
私は小さく頷いた。
「探すかっ!!」と満面の笑みで玲は言った。2008-10-19 02:41:00 -
15:
私は声を上げて笑ってしまった。
店員の視線が私に向けられているのを感じ、玲は久しぶりに大口をあけた私に驚いた目をしている。急に恥ずかしくなって笑うのをやめた。
「もし朔を見つけ出したら、俺のお願い聞いてくれる?」
「万が一、見つけ出したら何だってしてあげる。」2008-10-19 02:46:00 -
16:
見てもいないテレビで静けさを消して、またパソコンの前に座る。
朔が小説を更新していることに期待して、夜遊び掲示板をひらくと、掲示板TOPに『朔◆SakU1234応援スレ』というのを見つけた。
玲にメールをうった。
『朔のスレ立てた?』
10分とせず『バレた?』と返事がかえってきた。2008-10-19 02:48:00 -
17:
そのメールの返事は特に必要ないと感じ、携帯を閉じた。
スレッドの内容は、ずっとファンだった人の書き込みが数件あっただけだった。
次に(20)のスレッドを確認した。
朔の新作は、誰かに追われている人が主人公の様だったが、始まったばかりで把握し切れなかった。2008-10-19 02:51:00 -
18:
『夜の仕事』という玲の予想が頭をよぎり、過去の作品を改めて見返す。
今までは小説内容をひたすら読みふけっていたので気づかなかったが、確かに明け方に更新されていることが多く、頻度も2・3日に1度だった。
もう一つ気づいたのは、1回の更新でちょうど10レスが追加されるということだった。
「朔って信念もってたんだなぁ」と好感度があがった。2008-10-19 02:55:00 -
19:
寝る前にもう一度、応援スレを見た。
私は書き込みはしない。夜遊び掲示板は殆どの書き込みが携帯からだから、パソコンだと目立ちそうな気がしたからだ。
1レス目の名前が青字になっていたことに気づいた。メール欄に何か書かれているということだ。確認すると、フリーメールアドレスが入っていた。
玲は朔からのメールを期待しているらしい。2008-10-19 02:57:00 -
20:
私の携帯は1日に最低1度は鳴る。専ら玲からだ。
部屋に閉じこもりだして暫くしてから携帯を解約したことがある。
解約した次の日に玲が新しい携帯をもって「俺が電話するから持っとけ!」と押し付けてきた。
玲はよほどの物好きか、面倒見が良すぎるのか、情があつすぎるのか…理由はともかく毎日1度は私の携帯を鳴らす。2008-10-19 02:59:00