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1:
◆9B1M/nEIPs
パソコンを立ち上げ、ネットを開く。お気に入りから「夜遊び掲示板」を選び、今日も小説を読みふける。
飽きたのか、ネタが尽きたのか、途中で書かなくなってしまう作者が多い中、既に完結されている話を選び読んでいた。
中でも、『朔◆SakU1234』という作者が好きだった。
2008-10-18 17:01:00 -
18:
『夜の仕事』という玲の予想が頭をよぎり、過去の作品を改めて見返す。
今までは小説内容をひたすら読みふけっていたので気づかなかったが、確かに明け方に更新されていることが多く、頻度も2・3日に1度だった。
もう一つ気づいたのは、1回の更新でちょうど10レスが追加されるということだった。
「朔って信念もってたんだなぁ」と好感度があがった。2008-10-19 02:55:00 -
19:
寝る前にもう一度、応援スレを見た。
私は書き込みはしない。夜遊び掲示板は殆どの書き込みが携帯からだから、パソコンだと目立ちそうな気がしたからだ。
1レス目の名前が青字になっていたことに気づいた。メール欄に何か書かれているということだ。確認すると、フリーメールアドレスが入っていた。
玲は朔からのメールを期待しているらしい。2008-10-19 02:57:00 -
20:
私の携帯は1日に最低1度は鳴る。専ら玲からだ。
部屋に閉じこもりだして暫くしてから携帯を解約したことがある。
解約した次の日に玲が新しい携帯をもって「俺が電話するから持っとけ!」と押し付けてきた。
玲はよほどの物好きか、面倒見が良すぎるのか、情があつすぎるのか…理由はともかく毎日1度は私の携帯を鳴らす。2008-10-19 02:59:00 -
21:
電話の内容は、「落し物をした」とか、「○○の新曲が好き」とか、本当にどうでも良いことばかり。
でも私は玲との会話があるから、何とか外界との繋がりをもてていた。2008-10-19 03:01:00 -
22:
ウ゛ーッ・・・ウ゛ーッ・・・ウ゛ーッ・・・
受信メールを開くと、『朔は俺のスレ見てくれてないんかも』とあった。
信念をもって書いているであろう朔は、応援スレに気づいていても書き込みはしないだろう。ましてやメールを送るなんてことは有り得ないのではと考えていた。
『気づいてても朔からリアクションがあるとは思えない』と返事をした。2008-10-19 03:03:00 -
23:
◆9B1M/nEIPs
次の日、玲からの電話で目が覚めた。
「きたー!!」
「ん?」
「朔からメールきたって!!」2008-10-20 21:06:00 -
24:
私は半信半疑ながらも嬉しかった。
「今からそっち行くわ!」と電話が切られた。
簡単に身支度をすまし、2人分のご飯を用意した。
丁度、出来たころに玲がやってきた。2008-10-20 21:06:00 -
25:
「あー!めっちゃテンション上がる!」
私は盛り付けながら「本当に朔から?」と聞いた。
玲は私のパソコンで、自分のフリーメールの受信BOXをひらいた。
「これ!」とパソコンを指差す玲の横に座り、画面を見た。2008-10-20 21:08:00 -
26:
件名:応援スレ見ました
日付:2008年10月20日 20:43
朔です。いつも応援してくれてありがとうございます。
良かったら仲良くしてください。
いくつなんですか?2008-10-20 21:10:00 -
27:
私はさめた目で玲を見て、「これは朔じゃないと思う。」と言った。
「何で?朔って書いてるやん!」と玲は拗ねた顔をして答えた。
私は今まで朔の綴る文章を何十回と読んでいる。だからこそ朔の文章の癖を知っていた。
朔が書いているのであれば、『ありがとう』ではなく『有難う』だし、『なんですか』ではなく『なのですか』のはずだと玲に説明した。2008-10-20 21:14:00