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1:
◆9B1M/nEIPs
パソコンを立ち上げ、ネットを開く。お気に入りから「夜遊び掲示板」を選び、今日も小説を読みふける。
飽きたのか、ネタが尽きたのか、途中で書かなくなってしまう作者が多い中、既に完結されている話を選び読んでいた。
中でも、『朔◆SakU1234』という作者が好きだった。
2008-10-18 17:01:00 -
51:
名無しさん
続き気になる〜?
2008-10-23 00:49:00 -
53:
困ったことを聞かれた。
玲には素直に感謝してる。今となっては玲がいるから、ギリギリ人間として生活できている気がする。
親愛感は大きくもっているし、よりどころになっている。
頑張って考えたが、うまく答えが出ずに「どうって?」と質問で返した。2008-10-23 21:14:00 -
54:
「ごめん、何でもない。」
「うん…」
また静かにビールを口にする時間へと戻った。
朔を探すと言ったその日から玲が少しずつ変わってきていると感じた。2008-10-23 21:16:00 -
55:
今日もパソコンの前に座っている。
朔の小説は、やっと冒頭を終えたぐらいだ。
主人公は繁華街を出入りし、嘘っぽい対人関係を適当に過ごしていた。自分自身も偽名を名乗り、そんな空しい生活に飽きてきているとい感じだった。2008-10-23 21:22:00 -
56:
朔の小説を読み終えると、最後の1箱となったタバコの封をあけた。
そして、日が暮れるのをまってタバコを買いに行った。
「あ…タスポなかったら自販で買えないんだっけ…」
私の部屋に変化がなくても、時代は変化していくものだなとか考えながら歩いていた。2008-10-23 21:25:00 -
57:
お年寄りが個人で経営しているタバコ屋が今日に限って閉まっていた。24時間眩しいぐらいの電気がついているコンビニに向かわなければいかなくなった。
また指が震え出した。足が動かなくなった。玲が私の代わりにあれこれと動いていてくれてるうちに、玲との生活に慣れてしまって外が余計に怖くなったのだと知らされた。
「どうかしましたか?」
背後からする声にビクッと身を縮めた。2008-10-23 21:29:00 -
59:
「体調悪いんですか?大丈夫ですか?」
「いえ、大丈夫です。タバコ買いにコンビニに行こうとしただけなので…」
知った顔ではあったけど、私が心許せる相手ではないので緊張はとけなかった。
「私、タスポ持ってますよ!」と自動販売機を指差した。私は彼女の行動に甘えてその場でタバコを買った。2008-10-23 21:34:00 -
60:
◆9B1M/nEIPs
「ありがとうございました。」
一刻も早く家へ帰りたかったので、彼女に背中を向けた。
「ちょ!ちょっと!」
彼女の声を聞こえないふりして早歩きした。2008-10-23 21:36:00