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『これがあたしの生きる道』
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1:
朝日 ◆oYMPPWw31U
1枚のハガキ。
『結婚しました』
幸せそうに微笑む2人。
大丈夫、あたしもあんたも、ちゃんと笑えてる。2005-11-29 00:55:00 -
2:
朝日 ◆oYMPPWw31U
━14歳━
朝日、14歳。どこにでもいるような、ごくごく普通の中学生。中2の冬、初めて彼氏が出来た。同じクラスの今井君。2005-11-29 01:02:00 -
3:
朝日 ◆oYMPPWw31U
きっかけは、あたしがその頃1番仲の良かった友香が、『今井君、朝日の事好きらしいで』って言ってきて、何となく意識しだして、そしたら今井君が、『付き合って欲しいねん』って言ってきたから。
2005-11-29 01:11:00 -
4:
朝日 ◆oYMPPWw31U
別に嫌いじゃなかったし、どっちかと言えば、好きやったし。それくらいの軽い気持ちやったけど、その頃のあたしは、『付き合う』とか、『彼氏』とかいう事に、ものすごく憧れてたんや。
2005-11-29 01:16:00 -
5:
朝日 ◆oYMPPWw31U
今井君と付き合うようになってから、あたし達は部活が終わると、一緒に帰る。帰り道の公園で、今日あった事を色々話す。付き合うと言っても、ただその程度のものやった。でもその頃のあたし達は、それだけで満足やった。
2005-11-29 01:23:00 -
6:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その頃女子達の間では、もっぱら『彼氏とキスした!』っていう話で、持ち切りやった。まだまだ純粋で、キス1つで、大盛り上がりしてたあたし達。キスした彼氏持ちの友達の話を、あたしは(キスってどんなんやろう…)って、興味津々で聞いていたのを覚えている。
2005-11-29 01:31:00 -
7:
朝日 ◆oYMPPWw31U
日に日に、『あたしもついに、昨日キスした!』とか、『軽いやつ?それとも…』『キャー!』なんて、キスした友達が増えていく。(軽いやつとか、重いやつとかあるんか…?)まだまだ子供やったあたしは、セブンティーンとかの雑誌を読んで、必死で周りの友達に合わせてた。
2005-11-29 01:39:00 -
8:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『てか朝日と今井君も、そろそろちゃうん?』昨日彼氏とキスしたばっかりの梓が、あたしにそう言ってきた。(あたしが今井君とキス…?)朝日『どうかなぁ〜』梓『毎日一緒に帰ってるんやろ?』朝日『うん』梓『今井君も、したい思てる思うで!』
2005-11-29 01:44:00 -
9:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その頃キスしたカップルの話は、女子達の間だけでなく、男子達の間でも、噂になっていた。(今井君も、キスしたいんかなぁ…?)梓『したら言うてな!』朝日『うん!頑張るわ!』友達の話を聞いて、雑誌を読んで、とりあえずキスっていうもんを、経験したくなったあたしは、その日から、『今井君とキスするんが目標』になった。
2005-11-29 01:51:00 -
10:
朝日 ◆oYMPPWw31U
セブンティーンによると、キスした場所のベスト3は、公園、彼氏の家、学校。(学校はちょっと無理やなぁ…)その他の部分も、隅から隅までしっかり読んで、鏡見ながら半目あけて自分の顔チェックしたり、自分の手の甲にキスして感触を確かめたり…口臭予防の為に、常に鞄の中には飴を入れて…とか、もうやる気満々やった。
2005-11-29 02:04:00 -
11:
朝日 ◆oYMPPWw31U
毎日帰り道の公園で、(今日はキスするぞ!)って意気込んでは、(今日もなかった…)って焦っていく。一体周りは、どうやってキスまでもっていくねん…その頃のあたしに、男を誘う術なんてなくて、(今井君の方から、してくれたらいいのに…)なんて、イライラしてきた。
2005-11-29 02:09:00 -
12:
朝日 ◆oYMPPWw31U
そんな時、今井君が言ってきた。『なぁ、明日俺ん家来ーへん?』明日は学校は休み。初めて今井君と、休みの日に会う。しかも今井君の家…そろそろキスの予感!朝日『行く!』あたしは張り切って答えた。今井君『んじゃ明日の13時に、学校の門の前で待ち合わせな!』
2005-11-29 02:14:00 -
13:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その日の夜は、何度も何度もセブンティーンを読み直して、ひたすら予行練習。寝る前の布団の中では、今井君とのキスシーンを思い浮かべて、1人でニヤけながら、眠りについた。
そして次の日。待ち合わせ場所に来た、今井君の私服姿を見てドキドキしながら、今井君家へチャリで向かった。2005-11-29 02:20:00 -
14:
朝日 ◆oYMPPWw31U
朝日『お邪魔します…』今井君『まぁ適当に座って…』今井君の部屋に入った瞬間、急に緊張してきた。きっと今井君も、緊張してる。それが伝わってきた。今井君『何かCDかける?』朝日『あたしこれがいい!』手に取ったのは、ミスチルのアルバム。今井君『俺も、それが1番好き!』そう言ってニコッと笑った今井君を見て、ますます緊張する…
2005-11-29 02:30:00 -
15:
朝日 ◆oYMPPWw31U
世間話をするものの、普段よりよそよそしいまま、時間だけが過ぎていく…(絶対今日は、キスするねん!)意気込んでみるものの、2人の距離は、テーブルを挟んで座っていて、手さえ届かない。(まずどうやって、今井君の隣へ行こう…?)それすらも分からんまま、他愛もない話をし続けて、外はもう暗くなっていた。
2005-11-29 02:39:00 -
16:
朝日 ◆oYMPPWw31U
かれこれ4時間くらい、キスで頭がいっぱいのまま、どうでもいい話を、延々としていた。(ミスチルのアルバム、もう4回くらい流れてるやん…違うのんかけろよ…)もう帰りたくなってきたあたしは、勇気を振り絞って言った。朝日『今井君、あたしの隣来て…?』
2005-11-29 02:44:00 -
17:
朝日 ◆oYMPPWw31U
その時あたしはソファーに、今井君は地べたに座っていた。今井君『えっ…』何となくキョドりながらも、今井君は黙って、あたしの隣に来て、腰をおろした。あたしも黙って、今井君の肩に頭を乗せて、今井君にもたれ掛かった。ドキドキいってる心臓の音が、聞こえるんじゃないかと思うくらい、あたしの緊張はMAXやった。
2005-11-29 02:52:00 -
18:
朝日 ◆oYMPPWw31U
期待と緊張を胸に、あたしの頭は、キスへの回想でいっぱいいっぱいになる。そこから1分経過…、2分経過…、3分経過…、…………。身動き取れへんまま、だんだん心臓のドキドキも、緩やかになってくる。(今井君…?)
2005-11-29 03:03:00 -
19:
朝日 ◆oYMPPWw31U
いっこうに何もして来ない今井君に、だんだん腹が立ってくる。朝日『あのさ…』今井君『ん?』優しく今井君が聞き返す。朝日『あたしそろそろ、帰らなアカンわ…』イライラを押さえながら、淋しそうに言った。今井君『そっか…』そう言うなり、あたしを包んでた腕が、スルリと解かれた。今井君『んじゃ送るわ!』
2005-11-29 03:09:00 -
20:
朝日 ◆oYMPPWw31U
朝日『いいわ!道覚えたし、1人で帰る!』急に怒鳴るように言ったあたしに、今井君は、?顔をしていた。あたしはお構いなしに、1人で家を出て、チャリを漕ぎ出した。(今井君は、あたしとキスしたないんかぁ…)焦っていた自分が恥ずかしいのと、キスして貰えへんのが悲しいのと…でも今井君に、何かがっかりした。その気持ちが、1番大きかった。
2005-11-29 03:18:00 -
21:
朝日 ◆oYMPPWw31U
結局クラス替えになる最後の日まで、今井君と話す事はなかった。自然消滅みたいな形で、あたしと今井君は終わった。春休みに入る最後の日、今井君から手紙を渡された。今井君『これ読んで』それだけ言って、今井君は走って行った。
2005-11-29 03:33:00 -
22:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『藤嶋へ(あたしの名字)
何か話されへんまま、クラス替えになってもうたな。お前が家に遊びに来た日、あの日が最後の、デートやったんか…俺あの日な、めちゃめちゃ緊張しててん。今更やけどな、俺はあの日に、お前とキスしたくて、どうしたらいいんかって、それで頭ん中いっぱいいっぱいやった。』2005-11-29 03:41:00 -
23:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『エロいとか思うなよ!だってやっぱり、好きな子とは、キスしたいって思うやんか。でもお前が嫌がったらどうしようとか、でも1番はどうしたらいいんかとか、全く分からんかって、1人で焦ってたわ★せっかく来てくれたのに、お前にはしょうもない思いさせたから、嫌われたんかなぁ?ごめんな。』
2005-11-29 03:47:00 -
24:
朝日 ◆oYMPPWw31U
『まぁでも、俺は今でも、お前の事好きやから!また嫌われんのが恐くて、クラス替えん時まで言えんかったけど…まぁ気向いたらでいいから、返事ちょうだい。期待せんと待っとくし。じゃあな。バイバイ。
PS…次は3年。引退まで、お互い部活頑張ろうな!
今井より』2005-11-29 03:57:00 -
25:
朝日 ◆oYMPPWw31U
読んだ後、胸がキューッと締め付けられた。今井君も、あたしとキスしたいって、思ってくれてたんや。何かあたし1人で怒って、今井君避けて、あたしって最低やん。そんなあたしやのに、今井君はまだ、好きって思ってくれてるんや。何かな…人を好きになるって、付き合うって、あたしまだ良く、分かってないな。
2005-11-29 04:03:00 -
26:
朝日 ◆oYMPPWw31U
そして春休み、あたしは部活にひたすら専念した。今井君に返事を書く気はなかった。今井君の気持ちは嬉しかったけど、また付き合うとかは、何となく無理やったから。そうこうして、春休みは終わっていった。明日からは3年生か。頑張ろう!
2005-11-29 04:09:00 -
27:
朝日 ◆oYMPPWw31U
あたしの14歳は、恋に恋してる…、そんな感じやった。初めての彼氏、初めて付き合う事に憧れて、自分が傷付く事ないまま終わった。相手を傷付けた事さえ、分かっていなかったと思う。人を好きになるって、どういう事なんやろう…
2005-11-29 04:15:00 -
28:
朝日 ◆oYMPPWw31U
読んでくれてる方、いないと思いますが…( ̄▽ ̄;)今日はこれで終わります。
2005-11-29 04:25:00 -
29:
名無しさん
読んでるょ??
2005-11-29 05:46:00 -
30:
?
続き書ぃτ?
2005-11-29 13:00:00 -
31:
名無しさん
サルビァ書いてた方ですか?
2005-11-29 13:48:00 -
32:
朝日 ◆oYMPPWw31U
32さん、読んでくれてて、めっちゃ嬉しいです??頑張って書くので、これからもヨロシクです?
?さん、もう少し遅くに、更新するつもりです??読んで頂いてありがとうです??
34さん、そうです。『サルビア』とは全く違う感じの話ですが、良かったら読んで下さいねo(^-^)o2005-11-29 23:24:00 -
34:
朝日 ◆oYMPPWw31U
36さん、ありがとうございますm(__)m
2005-11-30 01:42:00 -
35:
朝日 ◆oYMPPWw31U
━15歳━
3年生になった。今井君とはクラスが離れて、何となくやけどホッとした。普通に友達も出来て、平穏な生活を送っていた。
『なぁ、宿題写さして!』そう声をかけてきたのは、秋だった。朝日『たまには自分でしたら?』そう言いつつも、プリントを差し出す。2005-11-30 01:48:00 -
36:
朝日 ◆oYMPPWw31U
差し出されたプリントを、必死で写している、秋と拓郎…2人は金髪の髪の毛に、変形させた制服。いわゆるヤンキーというやつだった。何故かは分からないが、あたしはこの2人に、良く話しかけられる。全くもって違う人種な気がしてたけど、話すと意外に、2人ともいい奴だった。
2005-11-30 01:56:00 -
37:
朝日 ◆oYMPPWw31U
朝日『てか次、授業出るんや?』秋『最近俺ら真面目やろ?』朝日『雨でも降るんちゃうん…』
一緒のクラスになる以前から、2人の存在は知っていた。秋は、年上やら年下やら、やたら美人な女の子を、とっかえひっかえしているという噂を、良く耳にしていた。典型的な遊び人タイプだ。拓郎はクールな感じで、女の子の噂は一切なかった。何にせよ、2人とも見た目は男前で、ヤンキーじゃない子達も、ひそかに憧れていた。2005-11-30 02:08:00 -
38:
朝日 ◆oYMPPWw31U
あたしと秋のやりとりを横目に、拓郎『いつもありがとうな』拓郎が笑って言った。バチンッ!朝日『あんたもお礼くらい言え!』秋の背中を叩くあたし。拓郎はフッと笑って、『本間に…お前たまには、ありがとうとか言うてみ〜?』と、秋に言った。秋『どうも〜』朝日『気持ちこもってないし!』
2005-11-30 02:18:00 -
39:
朝日 ◆oYMPPWw31U
今まで全く違う世界にいると思っていた2人が、あたしと喋っている…でも何だか、心地良かった。秋は、クラスの女の子達にもちょっかいを出したりするが、拓郎は、全くと言っていいほど、あたし以外の女の子とは話さなかった。それがあたしは、嬉しかった…あたしは拓郎の事が、気になっていた。
2005-11-30 02:24:00 -
40:
??
続き気になります?最後まで読ましてもらいます☆
2005-11-30 02:26:00