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彼女の名は花子

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  • 1:

    花子


    旧校舎の二階。
    一番奥の古いトイレ。

    そこに彼女はいた。

    2008-10-25 21:31:00
  • 121:

    花子

    【それじゃあさっさと片付けるか。】
    花子さんは、さっきの笑顔から真面目な顔になる。
    「片付けるってどうやって?」
    【お前の学校が終わり次第、奴の住処に行くぞ。】
    「えぇ!?」

    2008-11-12 22:31:00
  • 122:

    花子

    「い…行くの?マジで!?」
    【あぁ。さっさと片付けた方が後々楽だろ?】
    淡々と話す花子さんは、どこか楽しんでるみたいで、あたしはなんだか不安になった。
    【さ、早く授業に行け。】
    花子さんは、そう言うとスッと消えた。

    2008-11-12 22:37:00
  • 123:

    名無しさん

    ?

    2008-11-13 08:06:00
  • 124:

    花子

    放課後。
    あたし達は、あの女が立っていた家に来ていた。
    花子さんは、幽霊屋敷についた時からなんだか怖い顔だ。
    「花子さん…何か感じるの?」
    花子さんは、ため息をつくと小さく頷いた。

    2008-11-15 10:51:00
  • 125:

    花子

    【悪い霊気が充満している。いぃな、今から家の中に入ったら一切気を抜くな。少しでも気を抜けば一発でやられるぞ。】
    花子さんの言葉は、とても重く、あたしは頷くしかなかった。
    【開けろ。】
    花子さんの声を合図に、あたしは屋敷のドアに手をかける。
    ギ…ギギィ……

    2008-11-15 10:56:00
  • 126:

    花子

    128さん☆
    レスありがとうございます(^^)ノシ

    2008-11-15 10:57:00
  • 127:

    花子

    もう何十年という空き家のせいか、ドアは錆びていて中々開けづらい。
    そして、やっと人が一人くらい通り抜けられるぐらいまで開けた時、今まで感じなかった嫌な気配があたしを襲った。
    【気を引き締めろ。隙を見せるな。】
    あたしの後ろで、花子さんが言った。
    「う、うん!」

    2008-11-15 11:10:00
  • 128:

    名無しさん

    おまろすぎる

    2008-11-15 22:11:00
  • 129:

    花子

    家の中に、足を踏み入れると、空気が違った。
    あたしでも分かるくらいここは【ヤバい】のだ。
    何がヤバいのか、聞かれれば上手くは言えないが、あたしの中の危険信号が鳴ってる。
    『ヤバイ…イクナ…』
    玄関に入ったはいぃが、そこから足が震えて動けない。

    2008-11-17 02:05:00
  • 130:

    花子

    【大丈夫だ。あたしがいる。】
    あたしの恐怖を感じ取ったのか、花子さんが背後で囁く。
    あたしは、頷くとまた一歩足を進める。
    ――ギシッ。
    歩くたびに、床が軋む。

    2008-11-17 02:08:00
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