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彼女の名は花子
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1:
花子
旧校舎の二階。
一番奥の古いトイレ。
そこに彼女はいた。2008-10-25 21:31:00 -
41:
花子
その家に近付くにつれて、あたしは言いようのない違和感を感じた。
そして女の人まで、あと少しという所で、あたしは猛ダッシュした。
ヤバい!!あの人はヤバい!逃げろ!
と、あたしの中の何かがそう言った。
なるべく後ろを気にしないよぅに、家まで走る。2008-10-29 15:46:00 -
42:
花子
自分の家が見えた時、あたしは安心して立ち止まった。
そして、ゆっくり後ろを振り返ると――――。
【気付いてたんでしょ?】2008-10-29 15:48:00 -
43:
花子
あの女の人が、すぐ後ろに立ちニヤリと笑って言った。
「う…わぁぁぁぁぁぁ!!」
あたしは、出る限りの声をだし家まで走った。
「岬?ちょっと、どうしたの!?」
慌てて家に入ってきたあたしを、母が何事だっと言った顔で出迎えた。2008-10-29 15:52:00 -
44:
花子
「み、水…水ちょうだい…。」
あたしは、それだけ言うと玄関に座り込む。
さっきの女の人の、声と顔が頭にこびりついていたる。
感情のない声に、生気のない目。
そして、血だらけの口元。2008-10-29 17:28:00 -
45:
花子
あたしの感じた違和感は、当たっていたんだ。
「ほら水。一体何があったの?」
水の入ったコップを手に、母が心配そうに聞く。
あたしは、水を一気に飲み干し「何でもない。」と言って二階の自室へとあがった。
下から母が何か言っていたけど、きっと何を言っても信じないだろう。2008-10-29 17:41:00 -
46:
名無しさん
あげ?
2008-10-30 01:25:00 -
47:
花子
それから今日まで、あたしは毎日あの女の人と出会う。
そしてその人は、少しずつあたしに近付いて来ていた。
正確に言えば、あたしの行く場所、行く場所に姿を現すよぅになったのだ。2008-10-30 01:41:00 -
48:
花子
家から学校に行く途中、またあの女の人が立っている。
「はぁ…」
いぃ加減うんざりしていたが、正直幽霊は怖い。
だから話し掛ける事も出来ない。
しかし女の人は、あたしの行く先々に現れるが、あたしに何かをしようとはしない。2008-10-30 01:47:00 -
49:
花子
「あの人は何がしたいんだろう?何か伝えたいのかな?」
相変わらず彼女は、下を向いて立っている。
まぁあの笑顔を見せられるなら、ずっと下を向いていてくれる方が、あたしにとっては有り難いけど…。
でもどうしてあたしは、幽霊が見えるよぅになったんだろう。
花子さんに、聞いてみようかな…。2008-10-30 01:52:00 -
50:
花子
いやでも…普通に幽霊が見える今となれば、あの旧校舎に1人で行くのは自殺行為だ。
まだ、あたしが見てきた幽霊は、その場にいるだけで何もしてこなかったからいいけど、旧校舎のはそぅはいかない。
幽霊が見えてなかったあの時でさえ、めちゃくちゃ怖かったのに。
どうしよう…。
考えながら歩いていたせいか、顔をあげてみると学校は、すぐそこって所まで来ていた。2008-10-30 01:57:00