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ホストに求めた愛
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1:
◆KpeZwSBr9w
読んでください。
2008-11-12 03:03:00 -
35:
◆KpeZwSBr9w
彼の部屋は、和室で汚い布団が敷いたままになっていて、あちこちに埃がたまっていた。両親がいた部屋だったのが壁にかかったままの写真や、物で分かったがあえて聞かなかった。 携帯を取りに行き戻ってきた彼は、充電機を差し込み服を着替えそのまま倒れるように眠ってしまった。
2008-11-13 03:14:00 -
36:
◆KpeZwSBr9w
彼はきっとまだ前の彼女が好きなんだろう。ホストという仕事をしているのに剥がさないプリクラ。 私は彼の頭を撫で、クゥーをさすった。カバンから眉毛用のハサミを出しクゥーのお尻についた糞を切り取り、目やにを取り、彼の部屋のテーブルにあった犬用のブラシでクゥーの毛をといた。そして、掃除機を探しあゆみちゃんの部屋と弟の部屋以外掃除して雑巾で綺麗に床を拭いたり、キッチンを掃除したりして数時間を過ごしたが、あゆみちゃんは帰ってこない。弟も帰ってこなかった。
2008-11-13 03:19:00 -
37:
◆KpeZwSBr9w
私は、置き手紙を書き携帯と財布と彼の鍵だけ持ち家を出て、スーパーを探し買い物をして家へ戻る。ドアをあけると同時にクゥーが駆け寄ってきて、私は荷物を置きクゥーを抱き上げた。スーパーに売っていた犬用シャンプーを買ってきたので、食材をとりあえず冷蔵庫に入れ、バスタオルとドライヤーを用意してお風呂のドアを開け、先に風呂掃除をしクゥーの体を洗いドライヤーで乾かすと見違える程綺麗になり、クゥーがダックスらしくなった。「綺麗になったね!ご飯食べる?」キッチンにあるペットシーツを替え、ドッグフードを入れ水をまた新しく入れると、クゥーは一気にドッグフードを食べきり、私はその間に買ってきた米を洗い、セットしてカレーとサラダを作り、日持ちするオカズを何品か作り買ってきたタッパーに詰め込み、冷蔵庫に入れた。
2008-11-13 03:47:00 -
38:
◆KpeZwSBr9w
バタン。玄関のドアが閉まる音に気付き視線を向けると、あゆみちゃんが部屋を見渡しびっくりしながら、クゥーを抱き上げた。「勝手に使ってごめんね…クゥーも洗ったんだけど…」「ありがとうございます」「お腹は?空いてない?ご飯食べる?カレーだけど」「食べます!」初対面なのにあゆみちゃんは嬉しそうに笑顔を向けた。きっと料理なんてしないのだろう。いつも何食べてたのかな…。
2008-11-13 03:51:00 -
39:
◆KpeZwSBr9w
テーブルに並べたサラダとカレーライス。あゆみちゃんはおかわりをした。私はあゆみちゃんと、色々話した。母親は昔からあまり家にいなかったらしく、掃除の仕方も料理も分からないがまま。私も何も教えてなんてもらった事なくて、気づけばできていた。でも、服の畳み方や、収納がいまだに上手にできない。まだ16のあゆみちゃんはきっと、これから手探りで覚えていくのだろう。
2008-11-13 03:55:00 -
40:
◆KpeZwSBr9w
日付が変わる少し前、私は彼の部屋に行き電気をつけずに携帯をいじっていた。彼の携帯が何度も振動しては止み、また振動している。きっとお客さんだろう。私の家でも彼の携帯は忙しく振動していたから。 しばらくして彼が起き、電気をつけ綺麗に片付いた部屋とリビング、トイレ、お風呂を見て彼が驚いた。クゥーを見てさらに驚き、私は彼にカレーライスを食べさせ2人でテレビを見ていた。
2008-11-13 04:24:00 -
41:
◆KpeZwSBr9w
「マリさんは絶対いい奥さんになる」突然そう言われて私は驚いた。「なんで?」「寝てても全く起こさないし、掃除も料理もすごいし」「結婚はしないよ」「なんで?」「家庭の温もりとか知らないし、結婚にいいイメージがない」私は自分の過去を人に話した事がなかったけど、彼に全部話した。風俗の事も…すると彼は涙を流しいきなり私を抱き締めた。
2008-11-13 04:29:00 -
42:
◆KpeZwSBr9w
「年下の俺が言うのは、マリさん嫌かもしれんけど、甘える相手とかおらんかったら、いつでも言ってきてな?」私は何も答えなかった。甘える事を母がいなくなってから今までした事なかったし、いつも自分の気持ちを出せずにいた。母がいなくなって寂しいと父に言えないまま、ずっと過ごしいつからか何も言えなくなっていたから。
2008-11-13 04:33:00 -
43:
◆KpeZwSBr9w
人前で泣いた事がなく、それは別にかっこつけたいとかそういうのではなくて、ただ見せると父に迷惑をかけるという事があってから、今まで見せた事なんてなかったから。
「マリさん、俺こんなんやけど気持ち分かるから…」泣きそうになったけど、こらえ私は笑った。おかしくなんてないけど、ジョークを飛ばし彼から体を離して笑った。 彼とは何もない。恋人でなく、恋愛感情もなく、友達でもない。一緒に寝ても彼も私も何もなくただ、彼は私をだきよせる。私は、彼の寝息にいつからか安心し彼の腕の中で眠るのになれていた。2008-11-13 04:38:00 -
44:
◆KpeZwSBr9w
彼がお風呂から上がり、私がお風呂に入った。彼の部屋着を借りたが私にはかなり大きくて変な感じがした。部屋に戻ると彼はメールをしていて、私の姿を見て笑った。「なんかマリさんっとたまに年下みたいに思える」「ははっ(笑)」彼の隣に座りタバコを吸う。「今日代表に色を売れって言われた…」「色とか売らないん?」「そういうのできんくて…来月から保証なくなるから、本格的にやらなやばい…」「稼ぐ為には色は必要ちゃうかな?営業で付き合うとかせな…あっでもやったりはしたあかんで」「代表は、やらなあかんって言うねん…」「やったらあかんやろ…あと家とかも行ったあかん…」「俺やっぱむいてないんかな…」「顔とかいいから大丈夫やって。それに決めたなら一番ならな。でも天狗になったりしたあかんよ…」彼と会話して気づけば2人で眠っていた。彼は私を一体どんな感情で接しているのかは分からないが、必要としているのだけは分かる。
2008-11-13 05:14:00