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危険な好奇心
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1:
コピペ
少し長い話ですが、暇な方、読んでください。
2008-11-26 16:30:00 -
24:
名無しさん
二本足で茂みを進む音。
その音の方を目を凝らして、その何者かを探した。
2008-11-27 01:48:00 -
25:
名無しさん
俺達から2、30メートル離れた所の茂みに、その何者かは居た。
懐中電灯を片手に、もう一方の手に長い棒のようなものを持ち、その棒で茂みを掻き分け、山を登っているようだった。2008-11-27 02:06:00 -
26:
名無しさん
俺達は始め恐怖したが、その何かが、『人間』であること。
また相手か『一人』であることから、それまでの恐怖心はなくなり俺達の心は、幼い『好奇心』で満たされていた。2008-11-27 02:17:00 -
27:
名無しさん
俺が『あいつ、何者だろ?尾行する?』と呟くと2人は『もちろん』と言わんばかりの笑顔を見せた。
微かに見える何者かの懐中電灯の明かりと草を掻き分ける音を頼りに、俺達は慎重に慎重に後を着けだした。2008-11-27 02:21:00 -
28:
名無しさん
その何者かは、その後20分ほど山を登り続けて立ち止まった。
俺達はその後方30メートルの所に居たので、そいつの性別はもちろん、様子等は全くわからない。
2008-11-27 02:25:00 -
29:
名無しさん
微かな人影を捕らえる程度。
そいつは立ち止まってから背負っていた荷物を降ろし、何かゴソゴソしていた。2008-11-27 02:28:00 -
30:
名無しさん
『アイツ1人で何してんだろ?クワガタでも捕りに来たんかなあ?』と俺は言った。
『もっと近づこうぜ!』と慎が言う。2008-11-27 02:31:00 -
31:
名無しさん
俺達は枯葉や枝を踏まぬよう、摺り足で、身を屈ませながから、ゆーっくりと近づいた。
頭の中でその何者かにどんな悪戯をしてやろう考えながら、ニヤニヤしながら。
その時、2008-11-27 02:35:00 -
32:
名無しさん
一瞬何が起きたか解らず、淳と慎の方を振り返った。
すると淳が指をさし、
『アイツや!アイツ、なんかしとる!』と。2008-11-27 02:46:00 -
33:
名無しさん
俺はその何者かの様子を見た。
『コン!コン!コン!』
何かを木に打ち付けていた。2008-11-27 02:48:00 -
34:
名無しさん
いや、手元は見えなかったが、それが【呪いの儀式】というのはすぐにわかった。
2008-11-27 05:21:00 -
35:
名無しさん
と言うのも、この山は昔から【わら人形】に纏わる話がある。
あくまで都市伝説的な噂だと、その時までは思っていたが。2008-11-27 06:45:00 -
36:
名無しさん
俺は怖くなり『逃げよ!』と言ったが
慎が『あれやっとるの女や。よー見てみ。』と小声で言いだし、
淳が『どんな顔か見たいやろ?もっと近くで見たいやろ?』と悪ノリし出し、慎と淳はドンドンと先に進み出した。2008-11-27 07:00:00 -
37:
名無しさん
俺はイヤだったが、ヘタレ扱いされるのもイヤなんで渋々2人の後を追った。
その女との距離が縮まるたびに『コン!コン!』以外に聞こえてくる音があった。2008-11-27 07:04:00 -
38:
名無しさん
いや、音というか、
女はお経?のような事を呟いていた。2008-11-27 07:06:00 -
39:
名無しさん
少し迂回して、俺達はその女の斜め後方8メートルほどの木の陰に身を隠した。
その女は肩に少し掛かるぐらいの髪の長さで、痩せ形、足元に背負って来たリュックと電灯を置き、写真?のような物に釘を次々と打ち込んでいた。
2008-11-27 07:14:00 -
40:
名無しさん
すでに6〜7本打ち込まれていた。
その時、
『ワン!』2008-11-27 07:15:00 -
41:
名無しさん
俺達はドキッとして振り返った、そこにはハッピーとタッチが尻尾を振ってハァハァ言いながら
『なにしてるの?』と言わんような顔で居た。2008-11-27 07:18:00 -
42:
名無しさん
次の瞬間、慎が、
『わ゙ぁー!!』
と変な声を大出しながら走り出した。2008-11-27 07:20:00 -
43:
名無しさん
振り返ると、
鬼の形相をした女が片手に金づちを持ち、
『ア゙ーッ!』みたいな奇声を上げ、こちらに向かって走って来ていた。2008-11-27 07:23:00 -
44:
名無しさん
俺と淳もすぐさま立ち上がり慎の後を追い走った。
が、俺の左肩を後ろから鷲掴みされ、すごい力で後ろに引っ張られ、俺は転んだ。2008-11-27 07:26:00 -
45:
名無しさん
仰向けに転がった俺の胸に『ドスっ』と衝撃が走り、俺はゲロを吐きかけた。
何が起きたか一瞬解らなかったが、転んだ俺の胸に女が足で踏みつけ、俺は下から女を見上げる形になっていた。
2008-11-27 07:32:00 -
46:
名無しさん
女は歯を食いしばり、見せ付けるように歯軋りをしながら『ンッ〜ッ』と何とも形容しがたい声を出しながら、俺の胸を踏んでいる足を左右にグリグリと動かした。
痛みはなかった。もう恐怖で痛みは感じなかった。2008-11-27 07:40:00 -
47:
名無しさん
女は小刻みに震えているのが解った。
恐らく興奮の絶頂なんだろう。
俺は女から目が離せなかった。2008-11-27 07:42:00 -
48:
名無しさん
離した瞬間、頭を金づちで殴られると思った。
2008-11-27 07:44:00