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心1/2

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  • 1:

    「もう飲み過ぎやで、やめとき。また帰りタクのおったゃんやかるやろ。」カチャン
    ドンドンうるさいBGMがなるなかではっきり聞こえるはあなたの声だけでした。やっと聞けた....声。

    2008-12-08 21:12:00
  • 210:

    エレベーターを降りてからふと我に返る。
    「どうしょ…お金ない。」
    光さんと言い合って財布にあるお札を全部置いて来てしまった。当時の私は普通に働いて生活費を稼ぐのにいっぱいいっぱいだった。
    "本当私って馬鹿だぁ…"

    2009-03-15 12:36:00
  • 211:

    名無しさん

    2009-03-15 16:05:00
  • 212:

    夜中だと言うのに人がわんさかいる。人通りの少ない道を選んでコンビニを目指して歩き回る。10分位歩いた後でサンクスを見つけた私は直ぐさまATMの前まで行ってお金をおろそうとした。その間も涼のことを考える私。気持ちが落ちていく。

    2009-03-17 15:22:00
  • 213:

    それとゆりを置いてきてしまった罪悪感。とりあえずコンビニを出て電話してみよう。おろしたお金でミンティアを一つだけ買いコンビニから出る。
    携帯を取り出してゆりに電話をかける。
    呼び出し音は相変わらずうるさい。

    2009-03-17 15:27:00
  • 214:

    うるさい音楽が途中で途切れた。それと同時に私が先に話した。
    「ゆり?本当ごめん!先に帰ったりして…今サンクスにいるんだけど一緒に帰ろう?」そう言った後なにも言わずに電話が切れた。"怒ってるのかな…。"その後何回か電話をしたけど繋がる事はなく一応コンビニの前で待ってみることにした。

    2009-03-17 15:33:00
  • 215:

    待っている間何人かのホストっぽい人にキャッチをされた。なにもわからない私は無視することもできなくて対応に困りながらも断り続けた。さすがにスキンヘッドのいかついおじさんに声をかけられた時は怖くなり意味もなくコンビニに入り逃げてしまった。20分位経ってもゆりは来なかった。メールを送り帰ろうと思い外に出た。タクシーを捕まえようとして少し歩いていると前から見覚えのある人が私を見ながら近づいてくる。とっさに逃げようと思って振り返り小走りでさっきのコンビニまで向かう。

    2009-03-17 15:40:00
  • 216:

    「ミナッ!!!!!!」私の呼ぶ声は…
    振り返らずそのままコンビニに向かって走る私。けど女の私に負けるはずない彼は私の肩を掴み振かえらす。
    「………仕事…戻らないと駄目だよ…」

    「そんな事お前に言われないでもわかってるから。」

    2009-03-18 15:24:00
  • 217:

    少しの沈黙の後先に喋りだしたのは彼だった。
    「なんで俺に黙って帰った?」
    「黙って帰ったって…涼が私に嘘つくからでしょ?ホストしてるってばれたくなかったんでしょ?!」
    何故涼は私のところにきたんだろう…このまま揉めることなく離れたかったのに。

    2009-03-18 15:29:00
  • 218:

    私は涼に対して感情をあらわにしたことがなかった。涼も私に対してそうであるように。普通のカップルみたいに我が儘を言い合えるほどの仲ではないのだ。ただ付き合ってるだけ。横にいてくれるだけ。私だけが涼を好きなだけ。一方通行の想いは涼に届くはずがない。

    2009-03-21 13:20:00
  • 219:

    今まで怒ったりしたことがなかった私を冷たい目で見る。"何よ…めんどくせぇとか思ってるんでしょ…"ここで泣いたら私は感情を抑えられなくなる。歯を食いしばりながら涙を堪える私。そんな私を見て涼は請う言ったんだ。

    「言いたい事があるなら言えよ。」

    2009-03-21 13:25:00
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