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心1/2

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  • 1:

    「もう飲み過ぎやで、やめとき。また帰りタクのおったゃんやかるやろ。」カチャン
    ドンドンうるさいBGMがなるなかではっきり聞こえるはあなたの声だけでした。やっと聞けた....声。

    2008-12-08 21:12:00
  • 41:

    退屈そうにしていた涼が私に話しかけた。「あいー。わかった。ゆりと話しとくわ。」涼は私達に背を向け友達の所に歩いて行く。その後ろ姿を私とゆりは黙って見つめた。少しの沈黙の後「我ながらうちの旦那様はカッコイイわ。」「本間それな。」頷く私達。

    2008-12-15 00:56:00
  • 42:

    涼は女に異様にモテるが女に興味がない。はい、皆さん。ここで一つだけ言わしてください。お前だけ特別かと突っ込みたいと思いますが、涼は私と付き合ってから20歳を迎えて成人式をしている今現在まで私に興味を持ってくれたことなんか一度もありません。ただただ私が一方的に好き好き言っているだけ。そんな私に涼は付き合ってくれてるだけ。それでも私はよかった。興味を持たれなくても存在を無視されても私は涼が好き。

    2008-12-15 01:11:00
  • 43:

    「でも相変わらず涼くんってなに考えてるかわからんなぁ。」涼から目を反らし私の顔を見上げるゆり。「ん〜正直何考えてるかわからん。けどそれでいいねん。」ニコッと笑みを浮かべる私にゆりは「そういうところも相変わらずで。ちょっとは成長せんかい。」笑いながら突っ込んでくるゆり。その後は久しぶりに地元の友達と喋りまくった。涼も久々の友達との再会で楽しそうに話している。

    2008-12-15 01:21:00
  • 44:

    「あぁ-ミナ!!また今度飲みにいこう。連絡待ってるわ。」笑顔で手を振るゆり。「うん。いつでも誘ってや!!」二次会の帰り、涼と私の二人きり。家に帰る為に歩き出す。私は少し気持ちが落ちていた。

    2008-12-18 15:36:00
  • 45:

    自分がコーディネートをしてお客様が喜んでくれる顔を見ていくうちにいつか自分の店を出したいと思うようになっていった。毎日毎日休み無しで働いていた。だけど気持ちとは反面に身体がついていかなかった。小さい時から狭心症という病気で無理して体を動かすと胸がわしづかみされているみたいに苦しくなり薬を手放すをことができなかった。そんな時に久しぶりに会った親友のゆりを見て少しだけ落ち込んでしまった。"本当にこれからひとりでやっていけるのかな"と...

    2008-12-18 15:56:00
  • 46:

    涼はただ私の横にいるだけで何も喋らない。人間って本当に欲の塊で、ただ好きだから一緒に居たい。何も話さなくていいから同じ空間に居たい。初めはそれでいいと思っていてもやっぱり好きな人には好きと言ってほしい。何も話さなくてもいいからただ私の目を見て聞いてほしい。たったそれだけの事なのに私は涼が離れていきそうで怖かった。

    2008-12-19 02:00:00
  • 47:

    「今日はお疲れ。今からなんかするんか?」私の家の前で涼が声をかける。「ん〜。大輔がお祝いしてくれるって言うから着替えてから大輔ん家に行くつもり。」そう答える私に涼は「ふーん。」それだけ言って帰って行った。
    どんだけ私に興味ないんだか。こんなこと慣れっこな私は大輔が見えなくなるまで大輔の後ろ姿を見えなくなるまで見つづけた。

    2008-12-19 15:35:00
  • 48:

    「あー大輔?私ミナ。用意できたから迎えに来て!」
    煙草を吸い一服しながら大輔と話す。「あぁ?寒いから無理!ミナが来いよ。」
    「そんなこと言うんやぁーあんたも偉なったな(笑)迎えに来てくれへんかったらあんたん家のおばちゃんにッ」私が大輔の秘密を話そうとすると「あぁわかったわかった!!今から行くから待ってて」めんどくさそうに話す大輔。「じゃ待ってるわ。ピッ」 "本当最近生意気なんだから(笑)"

    2008-12-19 15:46:00
  • 49:

    大輔が来る前に部屋を少し片付ける。幼なじみだと言ってもさすがに下着などを見られるのはさすがに気が引ける。せっせこ部屋を片付けていると…
    ガチャ 玄関の開く音がした。
    その瞬間大輔の馬鹿でかい声が聞こえてきた。
    「おじゃましまぁす!」
    "あらッ大輔君いらっしゃぁい"お母さんと大輔のやりとりが部屋まで聞こえる。「おばちゃん久しぶり-!!馬鹿ミナいてる?」
    "ミナなら2階にいてるわよ"「おぅありがとぅ!!!」

    2009-02-20 13:35:00
  • 50:

    大輔が私の部屋にあがるなり「誰が馬鹿ミナだって?」大輔の顔を睨む。
    「そんなカリカリすんなって!!!笑)今日はめでたい日やねんから!!」バシッ
    私の頭を叩く。
    そして部屋のこたつに当たり前かのように入り込む。それを見て私は大輔に手を差し出す。大輔は首を傾げる。「なんなんこの手。」
    「えっもしかして何もないの?ミナ今日で大人の階段上り詰めてんで!!!!」

    2009-02-20 13:43:00
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