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ホスト。
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1:
主
俺の名前は
【信楽 楓】
18才。
夜の街に憧れた。2005-06-02 15:06:00 -
71:
沙織も笑いが止まっていた。俺はどないしよって気持ちがいっぱいやった。
『客ってお姉さんなん?』美江が最初に口を開いた。『あ、うん。そぅ。』
何だこの返事。
『ふ〜ん…お姉さんとはそんな仲良さそぅに腕組んで歩くんやぁ』
沙織はとっさに俺から離れた。
『いや、これは…その』
ヤバイって!本間ヤバイ!2005-06-07 13:11:00 -
72:
『あんた一体なんなん!?』
美江がキレた。
何なんって言われても人間やけど。ホストやけど。
『あんたはアレか?お姉ちゃん呼ばなあかん程売り上げないんか?』
いや、売り上げはありますよ。あなたのおかげで。
『何とか言ったらどぅなん?』
『さっきから横で聞いてたらごちゃ?うっさいねん』今の俺ちゃいますよ!
横を見ると沙織もキレだしていた。2005-06-07 13:12:00 -
73:
『はぁ!?あんたに言ってないやん。あたしは光に言ってんねん。』
『黙れや。喋んなブサイク。』
沙織さん!言ったあかん事を!!
『あんたにブサイク言われる筋合いないねん!光!何なんこの女!』
俺はもぅどないしたえんか分からんかった。
『はぁ〜…美江。こいつは姉ちゃんでも何でもないわ。』2005-06-07 13:13:00 -
74:
『そんなもん最初から分かってたわ!』
美江の怒りついに大爆発。『やっぱりあたしは色やったんやろ!!本間信じられへん!二人してあたしをバカにして楽しい!?』
『いつコイツがお前に色かけとんねん!お前がコイツの言った冗談勝手に間に受けて彼女面しとっただけやろが!!二人してあたしバカにしとったぁ!?誰もお前の話なんか一切やってへんわ!今日初めてコイツからお前の話聞いたわ!』
沙織の怒りも大爆発。
俺タジタジ。2005-06-07 13:13:00 -
75:
『もぅいぃわ。もぅ二度とあんたの店には行かん。』そぅ言うと美江は去って行った。
『光ごめん!あの子デカい客やったんやろ!?本間ごめん!!』
『えぇよ。後で一応謝っておくし。さ、飲も!嫌な事は飲んで忘れよ!』
内心俺はかなり痛かった。けど、過ぎた事を悔やんでもしゃーない。
その日はめちゃくちゃ飲んだ。俺は記憶を無くすまで飲んだ。
もぅどないでもなれって感じやった。2005-06-07 13:14:00 -
76:
〜♪♪
携帯の音に気付き俺は目が覚めた。起きると彼方さんの部屋やった。
どないして帰って来たか分からんかった。
携帯の画面を見ると美江からやった。俺は急いで掛け直した。
『もしもし』
『美江、今日ごめんな…』『何で嘘なんかついたん?』
『どない言ったえんか分からんかってん…。でも、もぅえぇから。俺が悪いし。ごめんな。』
『何がえぇんよ!』
二日酔いにデカい声は響く。2005-06-07 13:15:00 -
77:
『うまい事言えんけど、もぅお前に連絡せんから。嘘ついてごめんな。ほなな。』
電話を切ろうとしたら
『嫌や。連絡とらんとかやめてやぁ…。うち光好きやからそんなん辛いやん。店にも行くからそんなん言わんといてよ。』
『嫌々来られても俺も嬉しくないし無理する事ないから。』
『嫌々ちゃうよ!だからそんなん言わんといて!』
『本間か?なら今日も待っててえぇん?』
『うん。』
よし!と俺は小さくガッツポーズした。
『ほな待ってるわな。俺今から寝るけど起きたらまた連絡するな。』2005-06-07 13:16:00 -
78:
『うん。おやすみ。』
と言い電話を切った。とりあえず俺は沙織にメールだけ送って寝る事にした。
『光!起きな遅刻すんで』彼方さんの声で目が覚めた。もぅ外は暗かった。
『早よ用意しろよ。』
『うぃっす。あ、彼方さん俺昨日どぅやって帰ってきたんすか?』
『覚えてないんかぁ?お前昨日かなり飲んでて最初は店に寝かしとけって代表が言っててんけど、お前外行くわ、他の従業員にヤカるわで大変やったから俺と太一でここまで運んだんや。』2005-06-07 13:17:00 -
79:
『マジっすか!?すいません。』
『何かあったんか?』
彼方さんにそぅ聞かれ俺はどない言ってえぇんか分からんかったから
『何もないっすよ!』
とだけ言っておいた。
そして彼方さんと店に行く途中飯を食べに行った。
美江に連絡するのを忘れていたから軽くメールを送っといた。
『おはようございます』
店にはまだ代表だけしかおらんかった。
『おぉ。おはよう。光ちょっとこっち来い。』2005-06-07 13:18:00 -
80:
『何すか?』
『お前よぅ頑張ったなぁ。見てみぃ。今月の売り上げ。お前がNo3やぞ。』
『マジっすかぁ!?』
かなり嬉しかった。ナンバー入りは密かに狙っていたけどこんな早く入れるとは思ってなかった。
『光凄いやんけ!』
彼方さんも喜んでくれた。『ありがとうございます!』
俺は一番最初に沙織に教えた。そしたらすぐに返事が返ってきた。2005-06-07 13:19:00