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ホスト。

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  • 1:

    俺の名前は
    【信楽 楓】
    18才。
    夜の街に憧れた。

    2005-06-02 15:06:00
  • 91:

    沙織は頭を垂れ下げてソファに座っていた。
    『沙織?』
    俺は沙織の前にしゃがみ込んで話し掛けた。
    すると沙織は急に泣きだした。
    『あた…あたし…本間は…ヒック…こ・こんな…ん…やり………』
    後はもぅ声になってなかった。
    俺は沙織が消えてまいそぅに見えて抱き締めた。

    2005-06-07 13:32:00
  • 92:

    小さな肩を震わせて沙織は泣き続けた。自慢の化粧も髪型もぐちゃぐちゃやった。
    『もぅえぇから。泣かんでもえぇから。落ち着いたか?』
    沙織は小さく頷いた。
    『ほら顔拭き。沙織ご自慢の化粧がぐちゃぐちゃやで。』
    俺が笑って言うと沙織も笑って言った。

    2005-06-07 13:33:00
  • 93:

    『ありがとう。光。』
    まだ目には涙をためながら言う沙織をまた抱き締めた。どぅしてえんか分からんかったから。
    『教えてくれへんか?何であんなんしたか?沙織が言いたくなかったら無理にはきかんから。』
    ちょっと間、沈黙やった。そして沙織はゆっくりと
    口を開いた。

    2005-06-07 13:34:00
  • 94:

    『あたしな…本間はキャバやなくてソープで働いてるねん。光と初めて会った日あるやろ?あの時からやねんやりだしたん。でな、あたし男いてるやん。そいつが薬昔からしててんやん。ある日、彼氏が薬のしすぎで頭イカれてもてあたしに打ってきてん。そっからずっとやってる。』
    『うん。それで?』
    『最初はすぐやめようて思っててんやん。でも、ハマってもて…薬代欲しさに今ソープで働いてるねん…キャバの給料やったらおいつかへんから…。』

    2005-06-07 13:35:00
  • 95:

    『ずっとやめたいって思っててん。けど嫌な事とか不安な事があるとやってまうねん…。』
    握った手を震わせながら沙織は黙々と話していく。
    『最初光に声かけられた時も売人待ってた。でも何か光があたしよりキレイに見えてあたしあたしの汚い部分洗ってくれてるみたいなんあって…』
    沙織は落ち着きがなくなってきた。

    2005-06-07 13:36:00
  • 96:

    『あ・あたし…汚いから…あた…あたし……』
    沙織の目から涙がポロポロこぼれ落ちた。
    『でも…やっぱり…や・やめ…やめれん…ねん…』
    俺は沙織の頭を撫でてやった。
    『沙織は汚くなんかないで。』
    『うっ…ヒッ……ヒック…』
    『沙織はキレイやん。俺はそぅ思う。』

    2005-06-07 13:37:00
  • 97:

    当たり前のセリフしか出てこんかった。
    『沙織が薬やめたいんやったら俺がいくらでも協力したる。不安な事や辛い事あったら俺に言っておいで。いつでも沙織の傍行ったる。だから一人で悩むなや。頼むから。』
    沙織は何度も頷いた。
    そして声にならない声で
    『ありがとう。』
    って何回も言った。

    『沙織ちゃんどないや?』代表が入って来て聞いてきた。
    『今さっき落ち着いて今寝かせてます。代表迷惑かけてすいませんでした。』

    2005-06-07 13:38:00
  • 98:

    『アホ。謝る必要ないやろ。沙織ちゃんの事心配なんやろ?』
    『はい。』
    『ならちゃんと最後まで付き合ったれよ。困ったら俺に言って来いよ。』
    『ありがとうございます。』
    代表には感謝してもしきれんかった。本間えぇ男やって思った。

    2005-06-07 13:39:00
  • 99:

    『沙織ちゃん寝かしててえぇからお前仕事戻れ。』
    『あ、沙織の今日の飲み代の事なんですけど』
    『下っぱがいらん心配すんな。』
    そぅ言って代表は仕事に戻った。俺はこん時から代表に本間に憧れだした。
    代表みたいなカッコイイ男になりたい。
    そして俺も仕事に戻った。代表や先輩達が気を使ってくれて俺はあんま酔わんでもよかった。

    2005-06-07 13:41:00
  • 100:

    そして店も終わりに近づいてきた。俺はカウンターの掃除をしていた。すると沙織が奥から出て来た。
    『お、目ぇ覚めたか?』
    代表が優しく沙織に話かけた。
    『迷惑かけてごめんなさい。』
    沙織が小さく謝ると代表は沙織の頭を撫でた。
    『謝る相手は俺やなくてあいつやろ?沙織ちゃんの事物凄い心配してたんやで』沙織は俺の方に来て
    『光、ごめんね。』
    『えぇよ。』
    俺は沙織の頭をくしゃくしゃっとした。

    2005-06-07 13:42:00
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