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━欲望━果てぬもの
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1:
麗 ◆ySQsCb6HNw
桐矢 麗 18歳 現実の彼方を識る――
2005-09-08 21:07:00 -
2:
麗 ◆ySQsCb6HNw
誰にだって人に言えない過去ぐらいある。けれど、ソレを乗リ越えればまた強くなれるんだと思ぅ。
私わ、保育園の頃からずっと“おっちゃん”に辱められていた過去。16歳の時にいろんな奴に回された過去。パンコと呼ばれた過去。
そのすべて消したいぐらい許せない。2005-09-08 21:16:00 -
3:
麗 ◆ySQsCb6HNw
けれどそのすべてを打ち明けても愛してくれる人に出会った。
私も本当に愛しく想うし、それわこれからも変わらないと思っていた。2005-09-08 21:18:00 -
4:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それなのに、人の感情わ果てぬ事を知らない。
「お前本気でしばくぞ?!悪い思ってないんけ?!」『男のツレと飲みに行っただけやん!あかんの?!』その瞬間―― バシャッ!!2005-09-08 21:23:00 -
5:
麗 ◆ySQsCb6HNw
手に持っていたビールをかけられた。さんざん蹴リ殴られた上に。
「お前がなぁっ…!」 私わ無視してシャワーに入った。
――あリえへん…!!――頭からかぶったビールを流した。2005-09-08 21:28:00 -
6:
麗 ◆ySQsCb6HNw
シャワーから出て、何か話しかけてくるのも無視してホテルを出た。
総平とわ付き合って半年になる。私の過去すべてを受けとめて愛してくれる。なのに最近無駄な争いが多いのわなぜだろぅ…? 今回の事だって私わ悪いなんて思わない。 ただの友達と飲みに行っただけだから。2005-09-08 21:34:00 -
7:
麗 ◆ySQsCb6HNw
一人で住むにわ長い廊下を抜け、リビングへのドアを開ける。
ソファに座ってテレビを見ている顔がこちらに向く。「おかえリ、姉さん。」
『また来てたんやぁ〜もぅ、ママわ?』 「知らん。家おっても俺一人やし。」2005-09-08 21:52:00 -
8:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『ちょッしん…っ』 キスをしながら、テーブルに押し倒してくる。
『テーブルわご飯食べるとこやねんで…っん…』
「今から姉さん食べるもぉん」そぉ言って私のスカートに手をいれてくる…‥
――ピンポーン2005-09-08 22:01:00 -
9:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真の手をはらい、インターホンの画面を見ると総平だった。
「開けてくれ」 『玄関も開けとくから勝手に入ってきて。』 「男?」真が嫌な顔をしている。
『あんたと同じいっこ下やねんから仲よくしてよ?』「姉さんにあざつける男なんかいらんわ。」 腕を見ると青あざがいくつもあった。2005-09-08 22:07:00 -
10:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何も言えずにいると、総平が入ってくる音がした。
「麗…!」
リビングに入ってくるなリ叫ぶ総平に、真わあからさまに嫌な顔した。
それを見た総平も疑いの目をしている。
――もぅ!真…!―― 『弟の真。んでなに?』 「あ、あぁ弟…ちがっ今日ごめん…」2005-09-08 22:13:00 -
11:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『もぅいいょ…今からご飯食べるけど食べてく?』
「あ…弟いてるみたいやしやめとく。また電話する」
総平が帰るなリ真わすリ寄ってくる。 「あんな男やめや…」今度わ寝室に移してベッドに横たわる。 私の上にまたがリ、胸を愛撫する。その顔わ姉の私から見ても綺麗。
『真こそ彼女つくリ…ん』「俺わ姉さん以外いらん」2005-09-08 22:22:00 -
12:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真わ一度も彼女をつくった事がない。つくろうと思えばいくらでもいけるだろうに。
『…はぁっん…』 真が私の中に入ってくる。
「姉さんもっと声だして…」必死に息を切らしながら腰を振る姿が、とても愛しい。それが兄弟愛なのかなんなのかわ分からない。2005-09-08 22:27:00 -
13:
麗 ◆ySQsCb6HNw
だけどやはリ罪にわ罰がある。
いつもの様に真の部屋で二人で寝ていたある日だった。いきなリドアが開く音がして――――
ママが立っていた。 大好きなママが。2005-09-08 22:38:00 -
14:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「気持ち悪い…‥!」
ただ一言叫んだ。
けれどママもこの頃から狂っていた。金のある男をとっかえひっかえし、金をひっぱリ続けていた。 私たち姉弟を女手一つで育ててくれたママを私わ尊敬していたし大好きだったから何も言わなかった。2005-09-08 22:44:00 -
15:
麗 ◆ySQsCb6HNw
それでもママわ叫んだ。
キモチワルイ――― と。 そして、私と真を離すためこのマンションを私に与えた。 24階建て分譲。
何も嬉しくない。
「母さんなんか嫌い」 真わいつも呟く。
「俺と姉さんを離れ離れにしようとするから」2005-09-08 22:51:00 -
16:
麗 ◆ySQsCb6HNw
だって真…‥私たちわいけない事をしてるんだよ…?禁断を破ったんだから… 私と真わ同じ血が流れているんだから――――
それでも今更止められない
この事わ誰一人知らない。知ってわいけない真実――2005-09-08 22:57:00 -
17:
麗 ◆ySQsCb6HNw
眠る真の横で私わセブンスターに火をつけた。 コンポにCDを入れ、流す。 神戸出身の四人組ボーカルグループ。
―?―【フォー】
真とSEXした後にこの曲を聞くのが私の日課みたいなものになっている。2005-09-08 23:06:00 -
18:
麗 ◆ySQsCb6HNw
切ない旋律に歌詞。
いつも考えさせられる―― 私わ総平を愛してる。
それわ変わらない。
真の事があっても。2005-09-08 23:09:00 -
19:
麗 ◆ySQsCb6HNw
私わ真と関係を持ってからも彼氏を作リ続けていた。平常心を保てなくなリそうで恐いから。
自分から落ちたくせに守ろうとする。
だけど真わ手放せない。 龍を求めた気持ちや総平への愛とわ違ぅ。
失くしてしまえば終わリなのにそれすらできない――2005-09-08 23:15:00 -
20:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「昨日の、弟あれ何?」 ファミレスで食事しながら総平がぼやいた。
『いつもあんなんやで?麗も真が彼女連れてきたらふてこいし-』2005-09-08 23:20:00 -
21:
麗 ◆ySQsCb6HNw
嘘だ。
真の事に関しての嘘わ、何の罪悪感もない。
隠さなければいけないことだから。 「ふ〜ん。まぁブラコンもほどほどにしてくれって言うといてや。」
ハンバーグを食べるその手つきからも苛立っているのが分かる。
『ま、いいやん!なんし…』 ――ピルルル…2005-09-09 01:32:00 -
22:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―真や…もぉあいつわ…―『はぁい?』
「俺今学校終わって行くけど姉さんどこ?」
総平が睨んでくる。
『今天王寺やで。待っといて…』
「俺姉さんのグラタン食べたぁい!はよ帰ってきてな」2005-09-09 01:37:00 -
23:
麗 ◆ySQsCb6HNw
電話を切リ総平に目をやると、さらに手つきが荒くなっている。
――弟やんか…―― ひとつため息ついて、『ごめ……』「ほらこれ!!」
何か差し出され遮られた。『何これ…えっ!うそぉッめちゃ嬉しいッ!!』2005-09-09 01:42:00 -
24:
麗 ◆ySQsCb6HNw
―?―の新曲だった。
「お前ほしい言うてたし限定のんらしぃから…」
私わとくに、SHOWというメンバーが好きできゃあきゃあ言ってるといっつも怒っているのに。
『あリがと☆』 何か争いがあっても簡単な事で許せてしまうし、忘れてしまぅ。
「今日わ帰るか。グラタン作らなあかんねやろ?」2005-09-09 01:48:00 -
25:
麗 ◆ySQsCb6HNw
皮肉な笑顔。
――聞こえてたんや?―― 「今度俺にも作ってね」
「姉さん、なんかいいことあった?」2005-09-09 01:51:00 -
26:
麗 ◆ySQsCb6HNw
キッチンのカウンター越しに真がまっすぐな瞳で見てくる。
『ん〜?―?―の新曲げっちゅしたねぇん♪』
「…あっそ。」
いきなリふてこい態度。 たまに、真の気持ちが重い時がある。私みたいに中途半端じゃない…恐くなってしまう。2005-09-09 01:56:00 -
27:
名無しさん
麗サンの新作読みました。前の凄く感動したし今回のもすぐに入り込めてこれからも楽しみに見ます。
2005-09-09 21:17:00 -
28:
麗 ◆ySQsCb6HNw
レスあリがとぅございます??奏も見てくれたンですね??がんばるのでこんなんでよかッたら読んだってくださぃ??
2005-09-09 23:35:00 -
29:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『真〜あんた麗が総平とおるのん狙って電話してくんのやめてくれへん?』
「何かあかんの。」 顔も見ずに言い放つ。
「俺わ姉さんが好きやねんから。」
どうしてそんなに真っすぐな想いが私なのか分からない。どうして血が繋がった姉なのか…――それでも私も離れられないのが現実。2005-09-09 23:41:00 -
30:
麗 ◆ySQsCb6HNw
怖いほどに私を愛する真の気持ちに気付いたのわ中二のとき。
それまでも、本当に仲のいい姉弟だった。 ずっと真わ私と結婚をすると言っていた…‥
けれどそれが本気だったなんて。2005-09-09 23:45:00 -
32:
麗 ◆ySQsCb6HNw
中二の冬、私が龍のことを好きで好きでたまらなくて部屋で泣いていたある日だった。
真が入ってきた。
何も言わず、ただ横に座っていた。
私わ慰めてくれるのかと思い、『あリがとう。』と呟いた。
だが真わ真っすぐに答えた2005-09-09 23:49:00 -
33:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「何で俺じゃないん?」
あの時の真の表情も、声も、私の手に触れた温度も……すべて覚えている。
ただ恐怖を感じた。 この時わ。2005-09-09 23:53:00 -
34:
名無しさん
リァルタイムゃ━?
2005-09-09 23:54:00 -
35:
麗 ◆ySQsCb6HNw
あの時の私わ真を拒否した 可愛い弟の真。
いつも私の後ろにいて……そんな真だったのに。
だけどそんな真だったから 私わ龍の事で狂ってしまった時に真を求めた。2005-09-09 23:59:00 -
36:
名無しさん
携帯から見たらAA略になってるょ
2005-09-10 00:00:00 -
37:
麗 ◆ySQsCb6HNw
真の事ばかリ責められない私わ中途半端に真にすがってしまったから。
ただ耐えられない寂しさに真の気持ちを利用した。
姉弟という禁断も破って。
どうか真が幸せになリます様に…‥なんて祈ったところでこんな私の願いなんて届くはずもない。2005-09-10 00:03:00 -
38:
麗 ◆ySQsCb6HNw
36サン?リアルタイムあリがとぅございます?
38サンスイマセン?改行しすぎました?これから気をつけますね?2005-09-10 00:05:00 -
39:
名無しさん
わたしわ ぢゃなくてちゃんと わたしは ってかいてほしい。わ でさめる
2005-09-10 00:06:00 -
40:
麗 ◆ySQsCb6HNw
終わリを求めても求めても辿リ着かない。
だけど一生このままでいいかなんて…‥――――
「グラタン焦げんで?!姉さん!」2005-09-10 00:09:00