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━欲望━果てぬもの
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1:
麗 ◆ySQsCb6HNw
桐矢 麗 18歳 現実の彼方を識る――
2005-09-08 21:07:00 -
334:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「もぉ〜麗なんで言うてくれへんかったんよぉ〜!」『なんかはずいやん?!麗もびっくりやしなぁ』
沙羅は相当はしゃいでいてすごく喜んでくれた。
「ほんますごいやん〜うらやましぃし☆」
『あはは!あっ沙羅キャッチやからまた電話するな』2005-11-14 10:37:00 -
335:
麗 ◆ySQsCb6HNw
番号を見ると、知らない番号だった。
『…誰やろ…?』
少し悩んで、私は出た。
『…はい』
「もしもし♪誰か分かるか〜?」2005-11-14 10:39:00 -
336:
麗 ◆ySQsCb6HNw
携帯を通しても分かる綺麗な声。
この声はあの人だけ…
『‥何で知ってるん?!』「なにがぁ?誰かほんまわかってんの?」
――――翔…。
『…なんで翔が麗の番号知ってるん?』2005-11-14 10:46:00 -
337:
名無しさん
あげ
2005-11-14 10:47:00 -
338:
麗 ◆ySQsCb6HNw
何かずれてしまったのかもしれない。
また翔と話せるなんて。
「お前が寝てる間に番号メモらしてもろたよ」
――あっ!!
……だからあの時電源切 ったはずなのに入ってた んだ。だけどなんで――「お前、やっと俺に近づいたな〜」2005-11-14 10:50:00 -
339:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『…は?』
「言うたやろ?お前の瞳が気になったぁて。」
何を言っているのかわからない。とにかく私が今話しているのは―?―の翔で…「近いうち俺らまた会うわ。じゃっそん時まで♪」
そう言って電話は切れた。 ―――また会う?
私と翔が――?2005-11-14 10:56:00 -
340:
麗 ◆ySQsCb6HNw
確かに感じた。
この時。現実を越える、その彼方が見えることが――。 誰もこれ以上私を侵さないでほしいのに。
胸の鼓動は止まらない。2005-11-14 11:00:00 -
341:
麗 ◆ySQsCb6HNw
呆然と立っていると、ドアの開く音がした。
「姉さんっただいま!」
いつもの無邪気な笑顔。
だけど機嫌のいい理由もすぐ分かる。右手に持たれた雑誌。
「俺っ有名なりたいとかそおゆう気持ちないけどやっぱり姉さんと普通にこぉやって認めてもらえるん嬉しい!」2005-11-14 11:05:00 -
342:
麗 ◆ySQsCb6HNw
『けどちょい恥ずかしいね笑。』
「かんけーないしっ!」
そう言って私をソファに座らせ、膝に頭をのっける。
「だから、はじめ嫌って思ったけど―?―のプロモもやろかな思った!」
―――何…?―?―??2005-11-14 11:10:00 -
343:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「姉さんまだ知らんかったっけ?―?―の新曲のプロモに出てほしいって、二日前電話あってん。」
私と真と。そして翔。
見えない何かで引き寄せられる様に、私の心に侵入してくる。
現実を現実と見なさない現実――――すぐそこに。2005-11-14 11:15:00