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━欲望━果てぬもの

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  • 1:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    桐矢 麗 18歳     現実の彼方を識る――  

    2005-09-08 21:07:00
  • 2:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    誰にだって人に言えない過去ぐらいある。けれど、ソレを乗リ越えればまた強くなれるんだと思ぅ。
                私わ、保育園の頃からずっと“おっちゃん”に辱められていた過去。16歳の時にいろんな奴に回された過去。パンコと呼ばれた過去。
    そのすべて消したいぐらい許せない。

    2005-09-08 21:16:00
  • 3:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    けれどそのすべてを打ち明けても愛してくれる人に出会った。
    私も本当に愛しく想うし、それわこれからも変わらないと思っていた。

    2005-09-08 21:18:00
  • 4:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    それなのに、人の感情わ果てぬ事を知らない。    

    「お前本気でしばくぞ?!悪い思ってないんけ?!」『男のツレと飲みに行っただけやん!あかんの?!』その瞬間――      バシャッ!!

    2005-09-08 21:23:00
  • 5:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    手に持っていたビールをかけられた。さんざん蹴リ殴られた上に。
    「お前がなぁっ…!」  私わ無視してシャワーに入った。
    ――あリえへん…!!――頭からかぶったビールを流した。

    2005-09-08 21:28:00
  • 6:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    シャワーから出て、何か話しかけてくるのも無視してホテルを出た。

    総平とわ付き合って半年になる。私の過去すべてを受けとめて愛してくれる。なのに最近無駄な争いが多いのわなぜだろぅ…?   今回の事だって私わ悪いなんて思わない。      ただの友達と飲みに行っただけだから。

    2005-09-08 21:34:00
  • 7:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    一人で住むにわ長い廊下を抜け、リビングへのドアを開ける。
    ソファに座ってテレビを見ている顔がこちらに向く。「おかえリ、姉さん。」
    『また来てたんやぁ〜もぅ、ママわ?』      「知らん。家おっても俺一人やし。」

    2005-09-08 21:52:00
  • 8:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『ちょッしん…っ』   キスをしながら、テーブルに押し倒してくる。
    『テーブルわご飯食べるとこやねんで…っん…』
    「今から姉さん食べるもぉん」そぉ言って私のスカートに手をいれてくる…‥ 
         ――ピンポーン

    2005-09-08 22:01:00
  • 9:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真の手をはらい、インターホンの画面を見ると総平だった。
    「開けてくれ」     『玄関も開けとくから勝手に入ってきて。』    「男?」真が嫌な顔をしている。
    『あんたと同じいっこ下やねんから仲よくしてよ?』「姉さんにあざつける男なんかいらんわ。」     腕を見ると青あざがいくつもあった。

    2005-09-08 22:07:00
  • 10:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    何も言えずにいると、総平が入ってくる音がした。
    「麗…!」
    リビングに入ってくるなリ叫ぶ総平に、真わあからさまに嫌な顔した。
    それを見た総平も疑いの目をしている。
    ――もぅ!真…!――  『弟の真。んでなに?』  「あ、あぁ弟…ちがっ今日ごめん…」

    2005-09-08 22:13:00
  • 11:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『もぅいいょ…今からご飯食べるけど食べてく?』
    「あ…弟いてるみたいやしやめとく。また電話する」

    総平が帰るなリ真わすリ寄ってくる。   「あんな男やめや…」今度わ寝室に移してベッドに横たわる。 私の上にまたがリ、胸を愛撫する。その顔わ姉の私から見ても綺麗。
    『真こそ彼女つくリ…ん』「俺わ姉さん以外いらん」

    2005-09-08 22:22:00
  • 12:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真わ一度も彼女をつくった事がない。つくろうと思えばいくらでもいけるだろうに。
    『…はぁっん…』    真が私の中に入ってくる。
    「姉さんもっと声だして…」必死に息を切らしながら腰を振る姿が、とても愛しい。それが兄弟愛なのかなんなのかわ分からない。

    2005-09-08 22:27:00
  • 13:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    だけどやはリ罪にわ罰がある。
    いつもの様に真の部屋で二人で寝ていたある日だった。いきなリドアが開く音がして――――
    ママが立っていた。   大好きなママが。

    2005-09-08 22:38:00
  • 14:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「気持ち悪い…‥!」
    ただ一言叫んだ。
    けれどママもこの頃から狂っていた。金のある男をとっかえひっかえし、金をひっぱリ続けていた。   私たち姉弟を女手一つで育ててくれたママを私わ尊敬していたし大好きだったから何も言わなかった。

    2005-09-08 22:44:00
  • 15:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    それでもママわ叫んだ。
    キモチワルイ――― と。 そして、私と真を離すためこのマンションを私に与えた。 24階建て分譲。
    何も嬉しくない。
    「母さんなんか嫌い」  真わいつも呟く。
    「俺と姉さんを離れ離れにしようとするから」

    2005-09-08 22:51:00
  • 16:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    だって真…‥私たちわいけない事をしてるんだよ…?禁断を破ったんだから… 私と真わ同じ血が流れているんだから――――
                それでも今更止められない

    この事わ誰一人知らない。知ってわいけない真実――

    2005-09-08 22:57:00
  • 17:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    眠る真の横で私わセブンスターに火をつけた。     コンポにCDを入れ、流す。 神戸出身の四人組ボーカルグループ。
     ―?―【フォー】
    真とSEXした後にこの曲を聞くのが私の日課みたいなものになっている。

    2005-09-08 23:06:00
  • 18:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    切ない旋律に歌詞。
    いつも考えさせられる――            私わ総平を愛してる。
    それわ変わらない。
    真の事があっても。

    2005-09-08 23:09:00
  • 19:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私わ真と関係を持ってからも彼氏を作リ続けていた。平常心を保てなくなリそうで恐いから。
    自分から落ちたくせに守ろうとする。
    だけど真わ手放せない。 龍を求めた気持ちや総平への愛とわ違ぅ。
    失くしてしまえば終わリなのにそれすらできない――

    2005-09-08 23:15:00
  • 20:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    「昨日の、弟あれ何?」 ファミレスで食事しながら総平がぼやいた。
    『いつもあんなんやで?麗も真が彼女連れてきたらふてこいし-』

    2005-09-08 23:20:00
  • 21:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    嘘だ。
    真の事に関しての嘘わ、何の罪悪感もない。
    隠さなければいけないことだから。        「ふ〜ん。まぁブラコンもほどほどにしてくれって言うといてや。」
    ハンバーグを食べるその手つきからも苛立っているのが分かる。
    『ま、いいやん!なんし…』      ――ピルルル…

    2005-09-09 01:32:00
  • 22:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ―真や…もぉあいつわ…―『はぁい?』
    「俺今学校終わって行くけど姉さんどこ?」
    総平が睨んでくる。
    『今天王寺やで。待っといて…』
    「俺姉さんのグラタン食べたぁい!はよ帰ってきてな」

    2005-09-09 01:37:00
  • 23:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    電話を切リ総平に目をやると、さらに手つきが荒くなっている。 
     ――弟やんか…――  ひとつため息ついて、『ごめ……』「ほらこれ!!」
    何か差し出され遮られた。『何これ…えっ!うそぉッめちゃ嬉しいッ!!』

    2005-09-09 01:42:00
  • 24:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ―?―の新曲だった。
    「お前ほしい言うてたし限定のんらしぃから…」
    私わとくに、SHOWというメンバーが好きできゃあきゃあ言ってるといっつも怒っているのに。
    『あリがと☆』     何か争いがあっても簡単な事で許せてしまうし、忘れてしまぅ。
    「今日わ帰るか。グラタン作らなあかんねやろ?」

    2005-09-09 01:48:00
  • 25:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    皮肉な笑顔。
    ――聞こえてたんや?――            「今度俺にも作ってね」 


    「姉さん、なんかいいことあった?」

    2005-09-09 01:51:00
  • 26:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    キッチンのカウンター越しに真がまっすぐな瞳で見てくる。
    『ん〜?―?―の新曲げっちゅしたねぇん♪』
                「…あっそ。」
    いきなリふてこい態度。 たまに、真の気持ちが重い時がある。私みたいに中途半端じゃない…恐くなってしまう。

    2005-09-09 01:56:00
  • 27:

    名無しさん

    麗サンの新作読みました。前の凄く感動したし今回のもすぐに入り込めてこれからも楽しみに見ます。

    2005-09-09 21:17:00
  • 28:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    レスあリがとぅございます??奏も見てくれたンですね??がんばるのでこんなんでよかッたら読んだってくださぃ??

    2005-09-09 23:35:00
  • 29:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『真〜あんた麗が総平とおるのん狙って電話してくんのやめてくれへん?』
    「何かあかんの。」   顔も見ずに言い放つ。
    「俺わ姉さんが好きやねんから。」
                どうしてそんなに真っすぐな想いが私なのか分からない。どうして血が繋がった姉なのか…――それでも私も離れられないのが現実。

    2005-09-09 23:41:00
  • 30:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    怖いほどに私を愛する真の気持ちに気付いたのわ中二のとき。
    それまでも、本当に仲のいい姉弟だった。     ずっと真わ私と結婚をすると言っていた…‥
    けれどそれが本気だったなんて。

    2005-09-09 23:45:00
  • 31:

    名無しさん

    2005-09-09 23:47:00
  • 32:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    中二の冬、私が龍のことを好きで好きでたまらなくて部屋で泣いていたある日だった。
    真が入ってきた。
    何も言わず、ただ横に座っていた。
    私わ慰めてくれるのかと思い、『あリがとう。』と呟いた。
                だが真わ真っすぐに答えた

    2005-09-09 23:49:00
  • 33:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

                 「何で俺じゃないん?」 
    あの時の真の表情も、声も、私の手に触れた温度も……すべて覚えている。


    ただ恐怖を感じた。   この時わ。

    2005-09-09 23:53:00
  • 34:

    名無しさん

    リァルタイムゃ━?

    2005-09-09 23:54:00
  • 35:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    あの時の私わ真を拒否した            可愛い弟の真。
    いつも私の後ろにいて……そんな真だったのに。


    だけどそんな真だったから            私わ龍の事で狂ってしまった時に真を求めた。

    2005-09-09 23:59:00
  • 36:

    名無しさん

    携帯から見たらAA略になってるょ

    2005-09-10 00:00:00
  • 37:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真の事ばかリ責められない私わ中途半端に真にすがってしまったから。
    ただ耐えられない寂しさに真の気持ちを利用した。
                姉弟という禁断も破って。

    どうか真が幸せになリます様に…‥なんて祈ったところでこんな私の願いなんて届くはずもない。

    2005-09-10 00:03:00
  • 38:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    36サン?リアルタイムあリがとぅございます?
    38サンスイマセン?改行しすぎました?これから気をつけますね?

    2005-09-10 00:05:00
  • 39:

    名無しさん

    わたしわ ぢゃなくてちゃんと わたしは ってかいてほしい。わ でさめる

    2005-09-10 00:06:00
  • 40:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    終わリを求めても求めても辿リ着かない。
    だけど一生このままでいいかなんて…‥――――


    「グラタン焦げんで?!姉さん!」

    2005-09-10 00:09:00
  • 41:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    41サンスイマセン?
    これからそぉします?
    これからも読みにくい事があれば指摘してくださぃ?

    2005-09-10 00:12:00
  • 42:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『へっ?!あぁっ!!』
    「何してんねん?!もぉ〜俺姉さんのグラタンがいっちゃん好きやねんから」
    無邪気な笑顔。
    このグラタンはママの得意料理…‥。
    『ごめん?!       ハイッできたよ☆』

    2005-09-10 00:16:00
  • 43:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「やぱうまい☆」
    『口についてんで?』  ほっぺたにクリームをつけていつまでも子供みたいに可愛い。「姉さんとって♪」『もぉ〜っ』
    「あの男に作ったりせんとってや。」
    クリームをとる私の手を掴み低い声で言う。
       『…‥作らんよ。』

    2005-09-10 00:24:00
  • 44:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    たまに真が見せる真剣な表情。私にもママにも似ていなくて、見たことない父親の顔に似ているのかな…と思う。
    弟ながらにその顔を見ると男を感じる。
    「俺だけのもんやのに…」

    2005-09-10 00:28:00
  • 45:

    名無しさん

    きょうだいもの好き?もっと書いて???

    2005-09-10 00:30:00
  • 46:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    また……‥
    背筋に寒気を感じる。
    お願いだから可愛いままの真でいて。
                ――ピルルル…‥――
    真の言葉を聞こえていないフリして電話に出た。

    2005-09-10 00:32:00
  • 47:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『もぉし-?うん!いいよ!待ってるわぁ〜はぁい☆』「誰?」
    すかさず真が聞いてくる。『沙羅やで。今から来るって』   沙羅は中学の時からの私の数少ない友達と言える存在だ。
    「ふ〜ん。」
    真はいつも口に出さないが私の友達が来のを嫌がる。 きっと、私に触れられないから。そんな真を愛おしく感じてしまう。

    2005-09-10 00:40:00
  • 48:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    平常を装っているフリをして……崩れているのは誰でもない私かもしれない――



    「おっじゃましまぁす!おッ真久しぶり☆相変わらず男前やなぁっ」      『沙羅…あんたおっさんみたいなってんで!』

    2005-09-10 00:44:00
  • 49:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「どーも。」
    ――ふてこいねん…!――真は誰に対してもクールぶっている。私の前でだけ可愛い姿を見せる…‥
    「あっははは!ふてこいのんも相変わらずやな!あんたら姉弟顔似てんのに中身ちゃうよなぁ〜」    ――…は?!
    『「顔似てるかぁ?!』」

    2005-09-10 00:50:00
  • 50:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「ぷっ!はもってるし!やぱ中身も似てるかもな笑」
    私は真と顔を見合わせた。真が顔を赤くしている。
    ――嬉しいんかな…?――「麗〜そーへーとどぉなぁん?」
    一瞬で真の顔が無表情になった。         『んっ?普通やで?半年なったし』

    2005-09-10 00:57:00
  • 51:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「いいなぁ〜ッ沙羅もぉ無理やわぁ〜沙羅も年下にしよっかな?真!沙羅と付き合わぁん笑♪」
         「…俺風呂。」分かりやすすぎて飽きれてしまう。
    「沙羅なんかあかん事言うた〜?」
    『うぅん!ほっといてー』――後で機嫌とるの大変やな…‥――

    2005-09-10 01:05:00
  • 52:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    47サン?レスあリがとぅござぃます??

    2005-09-10 01:07:00
  • 53:

    まぃ

    ?作目からずっと見てて名無∪で?∪てま∪tニ?
    更新終ゎる時?∪て<れませンか??気になって∪ゃ━なぃ?頑張って?パィねッッ??

    2005-09-10 17:33:00
  • 54:

    コアラ

    麗さん3作目ですね?頑張って書いてください??

    2005-09-10 18:40:00
  • 55:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    まぃサン?初めから読んでくれてるトヵ嬉しすぎマス??これからわ終了の時カキコしますネ??
    コアラサン?いつも02あリがとぅござぃます?また今回も読んでくれてるンですネ??

    2005-09-10 22:27:00
  • 56:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「真もお風呂入った事やし沙羅帰るわぁ〜またにッ」            ソファーに一人座る。最近、以前にも増して真が来る様になった。一人はあまり好きじゃないから嫌な事もないんだけれど―……
    ピルルル…――

    2005-09-10 22:31:00
  • 57:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『はぁい』
    「グラタン作ったんかぁ?」『なに総平あんたも作ってほしいん〜?』
           ――ガタッ真がお風呂から上がってきた。無言で私の隣に座る―「作ってよ〜?」
    『ん〜?……っ!』
      ――真…‥!!――

    2005-09-10 22:36:00
  • 58:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    いきなり私のスカートを捲くし上げ下着をとり、舌で愛撫しだす。
    『…また今度なぁ…ふッ』――嫌…!声が出る…――「麗〜?もぉし-?」
    目で訴えても
    真は止めない。
    『ちょっ待って…!』   携帯を離そうとしても真が耳に押しあててくる。

    2005-09-10 22:42:00
  • 59:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    愛撫されながら喋る…――「麗どしたぁ?」
    真が満足そうにほくそ笑んでいる。
    きっと、私は今快楽に歪んだ顔をしているんだ。  『なんもない…よ?』
    必死に普通に話そうとしても…もぅこれ以上我慢できない。

    2005-09-10 22:48:00
  • 60:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『ごめんまた電話する!』私は早口で電話を切ると、そのまま真を押し倒した―


    この瞬間だけは、私は真、あなたのものなんだよ…
    それだけじゃ駄目?

    2005-09-10 22:54:00
  • 61:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    「どっこもいかんとって… 姉さんお願い…」
    私の胸の上で甘える真。 とても可愛い。だけど…‥

    2005-09-10 22:59:00
  • 62:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    あなたに愛されるほど胸が痛い…―――――



    「麗の胸の上気持ちぃ。」私はハッとした。    今甘えているのが真だと錯覚した。

    2005-09-10 23:06:00
  • 63:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『そぉかそぉか』
    総平の頭を優しく撫でる…「昨日の電話どないしたん?なんかあったんかぁ?」手を止めた。
    何もない訳がない。   それでも私は…‥
    『何もないよ?テレビおもろかっただけ』
         ――嘘をつく。

    2005-09-10 23:15:00
  • 64:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今まで何人も付き合ってきて、何人も嘘を突き通してきた。
    嘘も通せば本当になる、それも嘘じゃないと思う程。総平は、今まで付き合ってきた男とは違う。
    それでも、止められない。
    きっと、私が歩いてきた道を振り返ってみても、暗く何も残っていない。

    2005-09-10 23:24:00
  • 65:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「お前、本間にあの弟と血ィ繋がってるん?」
    『ばん?やで!普通に〜顔似てるやろ?』
    自分で思った事はないが昨日沙羅が言っていたから。「言われたら似てるけどさぁ〜なんか仲よすぎってか…ちょぃ嫉妬。」

    2005-09-10 23:35:00
  • 66:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-09-10 23:38:00
  • 67:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    68サン?あリがとぅございます??
    とリあえず今日わここまでです???

    2005-09-10 23:44:00
  • 68:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『…弟やんか。』
    「分かってるわ!ま、お前は俺のモンやしなっ!」
    明るくほほえむ。
                私は一体誰のもの………?

    2005-09-12 04:27:00
  • 69:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




     「姉さんぎゅってして」 ベッドに寝そべる真が、座っている私の背中越しに話す『ん〜?そぉいえば真、あんたちょっとSHOWに似てんね。』
    ―?―のCDを眺めながら答えた。

    2005-09-12 04:34:00
  • 70:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「ほんまっ?姉さん、そいつ好きなんやろ?なんか嬉しい!」
    『なんとなく、やで』
    「はぁってかぁ〜早く。ぎゅってしてよ?」
    こんな事で喜ぶ真。
    そんなだから離れられない『はぁいはいッぎゅぅ〜ッ』

    2005-09-12 04:40:00
  • 71:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「痛い痛い!力強すぎやねんって!!」
    『アハハ!』
         ――ピンポーン「誰やねんこんな時間に」時計を見ると、深夜の二時。『……?誰やろ。』
    「ほっとったええやん!」こんな時間に来るなんて、ただ事じゃない。気になったのでリビングに出た。

    2005-09-12 04:44:00
  • 72:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    画面に映し出された姿に私は言葉を失くした。
          『ママ…‥』「開けて頂戴!」
    いつぶりくらいかに見たママの姿。何ひとつ変わらず美しい声を尖らせている。「誰なん?」
    真も気になったのかリビングへ入ってきた。
          『真…‥!』

    2005-09-12 04:51:00
  • 73:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「真もいてるんやろぅ?! 開けて頂戴!」
    声を荒げるママを私は無視した。
    「黙れ!はよ帰れや!」
    しかし真は反抗した。
    「あんたらいつまでこんなん続けるつもりやねん?!気持ち悪い…気持ち悪い!」

    2005-09-12 04:58:00
  • 74:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「気持ち悪い!!」
    「黙れや…はよ帰れ!!」「…一生二人でおったらええわ。」
    ママわ画面から消えた。
                    キモチワルイ――頭がおかしくなる…
    「姉さん…大丈夫?姉さん!」

    2005-09-12 05:05:00
  • 75:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真…私たちは間違ってるけど間違ってなんかないよ…            だけど私はまた言葉を失くす。
    まだ画面が消えていない液晶に誰かが映りこんだ。
    『……総‥平…?』

    2005-09-12 05:10:00
  • 76:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『な…にしてるん?』
    平常心を保たないと………「お前に会いたなって…さっきの麗のおばちゃんやんな…」
    平常心を…―――――
    「なぁ…どうゆう意味?」ママを見られてる。
    あの会話を…‥     聞かれていた―?

    2005-09-12 05:18:00
  • 77:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『意味もなんも…ただの親子喧嘩やん!!』
    まだ大丈夫―。
    まだ…‥
    「普通ちゃうやろ?!何やねん…‥」
                「俺は姉さんが好きやねん…お前なんかよりな!!」

    2005-09-12 05:22:00
  • 78:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    何かが音をたてて激しく崩れた―――― 
                「そんだけや。文句あるか?」真…‥真…総平…―――
    画面に映し出される総平は泣いている様に見えた。
    『……ごめん。』

    2005-09-12 05:27:00
  • 79:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    気付けば総平の姿もなく、画面は消えていた。
    私は動く事もできずただ立ち尽くしていた。
    「姉さん…‥」
    私たちは間違ってない…!間違ってるけど…間違ってないんだよ……なのに何故涙が止まらない――?

    2005-09-12 05:31:00
  • 80:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私のすべてを受けとめ、愛してくれた総平。
    それだけじゃ足りなかったんじゃない……
    真は…私が真と体を重ねるのは…――どうしてなの?

                愛だとかそんなものじゃない。

    2005-09-12 05:37:00
  • 81:

    名無しさん

    書いてぇー?

    2005-09-12 22:16:00
  • 82:

    名無しさん

    ぁげとけ?

    2005-09-13 16:45:00
  • 83:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    83サン?84サン?あリがとぅござぃます??

    2005-09-13 16:49:00
  • 84:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    「姉さん…怒ってるん?」私は答えず煙草に火を点けた。
    「俺があの男に言うたから?!」
    セブンスターの香りが部屋に広がる。
    「あかんことなん?!俺は姉さんを好きやのに…!」その瞬間私は真にキスし、押し倒した。

    2005-09-13 16:54:00
  • 85:

    まぃ

    リァルタィムゃ━?

    2005-09-13 16:55:00
  • 86:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 87:

    麗 ◆ySQsCb6HNw





    「ちゃんと教えてほしい」静かな喫茶店で、総平が口を開いた。

    2005-09-13 17:00:00
  • 88:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    あれから、総平が話がしたい、と電話をかけてきた。 『話す事なんてない』
    そぅ伝えた。だけど唯一私のすべてを受けとめてくれた総平。
    私は会う事を承諾した。
                そして私は今、にぎやかなミナミの街に似合わない静かな喫茶店に総平といる。

    2005-09-13 17:06:00
  • 89:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    氷が、カラン とグラスの中で音をたてた。
                「教えて?」
    私の胸が締め付けられる―『真が言ったとおり……麗は真とSEXしてる。』
    総平の顔が歪む。
    泣くな。私は泣いてはいけない――私がした事なんだから。

    2005-09-13 17:12:00
  • 90:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「何でやねん!何で俺がおんのに…!」
    『……ごめん‥』
    「俺の事好きやなかったんか?!なぁ!」
    好きやで…――
    でも今更弁解にもならない

    2005-09-13 17:19:00
  • 91:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    まぃちゃ?リアルタイムあリがとぅ???今わとリあえずここまで?夜また更新します?

    2005-09-13 17:28:00
  • 92:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「近親相姦やんけ!気持ち悪い!」
                キモチワルイ―――― 
    何も言えなかった。
    「ごめん…もぉ会わんわ」私に背を向け歩きだした。

    2005-09-13 23:22:00
  • 93:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 94:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私は真を愛してる…?
    愛しいと感じる事はあってもそれが 愛 とは違う。
    もはや真の存在は――――            侵食。
    私は侵されている―――。       ――ガタッ!私は席を立ち、飛び出した。ミナミのにぎやかな街を走った。

    2005-09-13 23:40:00
  • 95:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    いてもたってもいられない止まる事ない涙は、幸い降りだした雨がながしてくれる。


    とにかく走った。
    ひっかけ橋に入ったその時     ―――ドンッ!

    2005-09-13 23:47:00
  • 96:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「いて…っ」
    私は涙で濡れた瞳で睨みつけた。
    その人の、サングラス越しの瞳と瞳が合う―――
    一瞬、時が止まる。
                いきなり腕をつかまれた。 『ちょっ……!』

    2005-09-13 23:52:00
  • 97:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    そのままその人は走りだした。私の腕を引っ張って。人混みの中、走り過ぎる私とその人。
                誰…‥!?――――


    『痛いっ!てか誰よ?!』タクシー乗り場まで来たところで私は腕を振り払った。

    2005-09-13 23:57:00
  • 98:

    名無しさん

    ?????

    2005-09-14 00:12:00
  • 99:

    名無しさん

    気になるわ?

    2005-09-14 00:15:00
  • 100:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    100番サン?キリ番足跡あリがとございます??
    101番サン?今から更新します?レスあリがとございます??

    2005-09-15 03:39:00
  • 101:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「えーから!はよ乗れ!」私は無理矢理タクシーに押し込まれた。
    ――はぁ?!何なん…
    「〇×ホテルまで。」
    『何なんよ?!誰よ?!』「ごめんな?ついさっきの瞳に惹かれて…」
    そう言ってサングラスをはずした。   ――え…?!私は目を疑った。

    2005-09-15 03:45:00
  • 102:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『…SHOW?!』
    タクシーの運転手が鏡越しに見てきた。
    だがまぎれもなく、私が今タクシーに同乗しているのは―?―のSHOWだ。
    「しーッ!」人差し指を口にあてがい小さく話す。
       「翔です。」

    2005-09-15 03:49:00
  • 103:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私は口を開いたまま何も言えなかった。
    ――意味わからへん……!  どぅゆう事なん?!
    「無理矢理で悪いね。ちょっと付き合ってや?」
    状況をうまく掴めないまま、でも何となく理解できた。そして覚悟した。

    2005-09-15 03:53:00
  • 104:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    部屋に着くなり 翔 は、半裸になった。
    「何してたん?泣いてたみたいやけど?」
    私は答えなかった。
    無言で服を脱ぎ、下着姿で翔の上に乗った。
                そのまま翔がブラのホックをはずす……

    2005-09-15 04:00:00
  • 105:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私は翔を睨んだ。
    それに興奮したのか、激しく私をよがらせる。
    「その瞳…感じるねぇ…」            私は燃えた。
    狂ったかの様に。
    すべてをぶつける様に。

    2005-09-15 04:03:00
  • 106:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    翔が激しく突き立てる。 何もかも壊れるぐらい、揺さ振ってほしい……
    『……もっと…』
    気付けば私は囁いていた。

    翔だからこんな事をしたんじゃない。何かあれば誰かと体を重ねずにいられない、私の逃げ道。

    2005-09-15 04:34:00
  • 107:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    昔と何一つ変わっていない。いつまでたっても何かにすがりついて成長できない            一体どこまでいけば…いつになれば変われるの―――


    2005-09-15 05:21:00
  • 108:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「その瞳…なんかあるん?」綺麗な顔立ちにそぐわない関西弁で私に尋ねる。
    私は黙ってシャワーを浴びにバスルームにむかった。
                芸能人とした…何も変わらない。思っていたものとは違った。それでも、再びあの顔で求められれば私は拒否しないだろう。

    2005-09-15 05:27:00
  • 109:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ――帰ろう。現実にも戻ら  なあかん……
                「ハイ、これ着ぃ。」
    シャワーから出ると、バスローブを渡された。
    「寝て帰るやろ?もぉ九時やし。」
    『……へ?』
    ――おってもいいん……?

    2005-09-15 05:36:00
  • 110:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    略↓↓
    ―――おってもいいん…?

    2005-09-15 05:37:00
  • 111:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「あははっ!へっていうたな笑。大丈夫俺も寝るし」翔に会ってから、突っ張っていたのが切れた様に私は安心した。
    いや、正気に戻った―――

    『なんで麗なん…?』

    2005-09-15 05:45:00
  • 112:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「言うとぉやろ?その瞳やぁて…‥」
    ――め?私の…?見なくていいものばかり見てきた私の瞳……?
    『よくわからへん…』
    まともに話すのは少し緊張した。
    「なんせそんままよ-?…」そぉ言って翔は寝息をたてだした。

    2005-09-15 06:00:00
  • 113:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私は携帯を取り出した。
    不在着信25件。
    友達の瞳1件と、残りすべて真だった。連絡する気にもならず、電源を落とした。

    眠る翔の頭を少し撫で、私も横になった。     ―――すぐ眠れそぅ……

    2005-09-15 06:05:00
  • 114:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 115:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    深い、深い眠りについた。真の事も総平の事も―――夢だったらいいのに。



    2005-09-15 06:11:00
  • 116:

    麗 ◆ySQsCb6HNw





    けれど、目を覚ませば現実で、夢だったのは翔の事。部屋を見渡しても翔がいない。

    2005-09-15 06:14:00
  • 117:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ドラマや漫画みたいに、書き置きがある訳でもなく―            私は帰る支度をした。
    『夢やないんよなぁ‥…』すると、電源を落としたはずの携帯が鳴った。

    2005-09-15 06:16:00
  • 118:

    ?????

    めた?気になるやン?毎Θ楽UみにチェックUてるからねン(??∀?)?

    2005-09-15 13:19:00
  • 119:

    名無しさん

    ちょいNANAとネタかぶってるね?

    2005-09-15 13:44:00
  • 120:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ?????ちゃ?二回目レスあリがとござぃます??122番サン?この話わ実話なんです?もっとも、翔わ有名な人やけど芸能人でわなかったですが?
    これからわ実話にフィクションを織リ交ぜて書いていくので……そぅ思われたならすいません?よかったら続きも見てくださぃ?

    2005-09-15 14:15:00
  • 121:

    名無しさん

    ってコトゎ弟とホンマにHしてたぁ?んッ????

    2005-09-15 14:30:00
  • 122:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    話のとおリです?
    これからどぉなっていくかわ書いていくので??

    2005-09-15 14:44:00
  • 123:

    名無しさん

    そっかぁ? 頑張ってゃ???? 応援してるしッ????

    2005-09-15 14:52:00
  • 124:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    あリがとぅございます??めちゃ励みなる???

    2005-09-15 21:51:00
  • 125:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『は……「もぉ麗!!なんで電源ブッチよぉ〜?!」『ごめんどないしたん?』「瞳、最近麗に会ってないから久々飯でも行かんかな思てんけど〜」
    『いいょ!ミナミでい?』瞳と二時間後待ち合わせをして電話を切った。
                携帯をしばらく眺めたが真には連絡しなかった。

    2005-09-15 22:00:00
  • 126:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    「麗〜ッ久しぶり!」  『おはよ☆』
    私たちは適当に店に入った。

    2005-09-15 22:03:00
  • 127:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 128:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「順調やで☆っつってもまだ二ヵ月やけどな」
    瞳は妊娠している。
    中学から沙羅と三人での付き合いだけど、ちゃんと瞳は成長してる。
    『そっか。ならよかった。』「沙羅、なんやかんや言うて今の男と同棲するみたいやでぇ?」
    ――沙羅だって。
    「あの子らよぅ喧嘩するからなぁ笑」

    2005-09-15 22:16:00
  • 129:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    略↓↓
    「あの子らよぅ喧嘩するからなぁ笑」

    2005-09-15 22:17:00
  • 130:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    何も変われないのは私だけ            いつまでも、いつまでも同じ事を繰り返して……


    「麗も大人なったよな笑」

    2005-09-15 22:21:00
  • 131:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『そぉかぁ〜?』
    何にも。変わってないのに。「何でよ龍クン時に比べたら大人なったやん!瞳と沙羅まじで心配やってんから」『お世話になりました笑』私たちは笑った。
    辛い過去ほどいい思い出―なんていいものじゃないけれど。

    2005-09-15 22:25:00
  • 132:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 133:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ふと携帯に目をやると、真からメールが来ていた。
    メールを嫌う真から。私は怖いものを感じながら――

    「俺の事嫌いなったん?」            嫌いになんてなる訳がない。なれたらどんなに楽か…

    2005-09-15 22:35:00
  • 134:

    ?????

    ヮク???弟カッコエエωやろ-な??ぁ-Uの弟めた?ブサイク??バクショ
    頑張ってねエエ(?ノ・?・)ノ

    2005-09-16 02:29:00
  • 135:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ?????ちゃあリがと???真わご想像におまかせしまッす???

    2005-09-18 03:40:00
  • 136:

    名無しさん

    更新終わる時言うって約束したんじゃないんー?!

    2005-09-18 09:59:00
  • 137:

    コアラ

    しおり?

    2005-09-18 10:55:00
  • 138:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    139番サンすいません?これからわかならず?します?コアラサン?いつも02あリがとござぃます??

    2005-09-19 19:37:00
  • 139:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    瞳と別れ家に着くと、いつもリビングにいる真がいない。
    その代わりに真の部屋から音楽が聞こえてくる。
    いつも真が、何かあれば聞いている曲。

    2005-09-19 19:40:00
  • 140:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    【人を愛し人に愛され人を傷つけ傷つけられてやがて人は大きくなって 誰よりも優しくなれる】
                私が真を拒否した時も、受け入れた時も―――
    聞いていた。

    2005-09-19 20:07:00
  • 141:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私が聞き入っていると、真が無言でリビングに入ってきた。
    テレビの電源を入れる。
    騒がしいテレビの音だけがリビングに響く。
                「俺、なんかした?」

    2005-09-19 20:10:00
  • 142:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    顔も見ず、ただ無造作にリモコンでチャンネルを変えながら真が呟いた。


    なんかした――?今までの私たちの関係では何もしてないよ……
    だけどそれ以前に、“何か"してない訳ない。

    2005-09-19 20:19:00
  • 143:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    すいません?今日わここまでです??

    2005-09-19 20:21:00
  • 144:

    名無しさん

    みじかっ???

    2005-09-19 21:16:00
  • 145:

    名無しさん

    ↑ワラ

    2005-09-20 01:58:00
  • 146:

    ?????

    頑張れエエ(?≧艸≦)?"
    全然先がどぉ-なるωかゎからωからイイゎ????
    どω?続きが気になるもωッッ???

    2005-09-20 16:42:00
  • 147:

    名無しさん

    早く書けや?

    2005-09-21 01:28:00
  • 148:

    名無しさん

    2005-09-21 06:43:00
  • 149:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    147サン・148サン短くてすいません?仕事が忙しくて?少しでも多く更新していくので??
    ?????ちゃんいつもあリがとぅ??
    150サン?今から更新します?

    2005-09-21 16:54:00
  • 150:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    だけどそれは口に出してはいけないもの―――
    私は真の果てぬものに求められ続け、侵されてゆく。
                
    そして受け入れる。

    2005-09-21 16:56:00
  • 151:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『なんもないよ?瞳と飲んでて…連絡せんくてごめんな?』
    ――すると、まっすぐに私を見つめるその顔が安心したかの様にほころぶ。
    「…よかっ‥たぁ」
    そぉ言ってすり寄ってくる真が可愛すぎて、思わず抱き締めた。

    2005-09-21 16:59:00
  • 152:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「…やっぱ姉さんやわ。」優しく頭を撫でてやると、まるで猫の様に甘い声を出す。
    総平の事を気にせずに真に触れられるのは、やはり…            ――その時、私はテレビに視線を奪われた。

    2005-09-21 17:06:00
  • 153:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    《今、人気沸騰中の―?―の皆さんです!》
                ――翔だ。
    私が昨日寝た……
    ブラウン管越しに目が合う 今さらながら自分はこの人と寝たんだと、この人はすごい人なんだと実感した

    2005-09-21 17:15:00
  • 154:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    それを思えば、何だか自分が少し特別な気がしてくる            ――そんな事などない。
    私も利用した。
    総平への気持ちを紛らわすため。
    何かあれば誰かと体を重ねる事によって私は安心できる。

    2005-09-21 17:22:00
  • 155:

    名無しさん

    頑張って?楽しみにしてるしぃっぱぃ書いてぇ??

    2005-09-21 17:26:00
  • 156:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    そうなったのは、私が体の大切さを失うきっかけとなった、“おっちゃん”の事があってから。
    それから瞳と沙羅が体の大切さを伝えてくれて、総平と出会い変わったはずだったのに。
                人の弱さは見え隠れする。

    2005-09-21 17:33:00
  • 157:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    「なんでずっとSHOW見てるん?!」
    私は一瞬戸惑った。
    今私の横にいるのは真で、私を求めてくれるのも、唯一真だけなのだ。

    2005-09-21 17:39:00
  • 158:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『……やっぱ男前やな〜思てっ』
    「はぁっ…」
    黙ってキスをする。
    同じ血を通わす真だからだろうか…
    唇を重ねるだけで他の人にはない何か感じる事ができる。

    2005-09-21 17:44:00
  • 159:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    それは――       禁断のぬくもり。


    2005-09-21 17:48:00
  • 160:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    158サン?あリがとぅございます??
    今日わここまでです?
    また少なくてすいません?

    2005-09-21 17:50:00
  • 161:

    名無しさん

    一番始めの小説ってどんなんやったっけ?

    2005-09-21 21:07:00
  • 162:

    コアラ

    “欲望”ゃで?

    2005-09-22 19:05:00
  • 163:

    名無しさん

    弟の声を〜猫の様に甘ぃ声やって〜 気持ち悪い ッ? 過去にどんな辛い事あったかしらんけどぉそんなん誰だって辛い過去くらいもってんのにぃ? 弟と出来てるとか最悪やし 何があってそれはしたらあかんと思うわぁー

    2005-09-23 00:07:00
  • 164:

    名無しさん

    ↑ひとの勝手やんワラ

    2005-09-23 00:23:00
  • 165:

    名無しさん

    あたしお兄とできてまーす★悪い〜?キャハハ★

    2005-09-23 00:25:00
  • 166:

    名無しさん

    人の勝手で済む事か?兄弟とヤって出来る子供って普通の子供できんかな?

    2005-09-23 00:53:00
  • 167:

    名無しさん

    つくらんかったらいーやん

    2005-09-23 18:55:00
  • 168:

    名無しさん

    最初の小説読んだけど、忘れたから軽く教えて

    2005-09-23 19:48:00
  • 169:

    名無しさん

    自分で読み直せ!忘れたとかアホやな!ワラ

    2005-09-24 12:27:00
  • 170:

    名無しさん

    ↑おまえの頭よりマシ

    2005-09-25 08:10:00
  • 171:

    名無しさん

    2005-09-25 11:00:00
  • 172:

    名無しさん

    まぁ気持ち悪いって思う人おっても普通やろぉ 他人事やから笑って見れるけど実際身近におったらきもいもん

    2005-09-25 19:09:00
  • 173:

    名無しさん

    一生懸命書いてるのにひどいんちゃう?キモいとか言うなら読まんかったら?やいやい言う奴にかぎってもっとヤバイ事してるやろ!人の事言うまえに性格治したら?

    2005-09-25 21:21:00
  • 174:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    色々な意見があリますが、私がした事わ一般的に普通でわないと自分でも思います。法律で許されてないし、だから総平にも母にもキモチワルイと言われたと思います。
    これから真とどぉなっていくか、気持ちの変化など書いていくのでよければ読んでくださぃ??
    ちなみに最初の小説わ私が龍を求める話です?

    2005-09-25 21:30:00
  • 175:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    目を閉じれば、すべて暗く何も見えない。
    現実でも、何も見なくてすんだらいいのに―――
                遠くの方から―?―の曲が聞こえる……

    2005-09-25 21:35:00
  • 176:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私は眠りから覚めた。
    隣にいるはずの、
    真がいない。
                ただステレオから流れる音楽と、夕焼けが差し込む部屋にひとり。

    2005-09-25 21:39:00
  • 177:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    久しぶりにひとりで、何だか真がいないのがおかしいぐらい―――
                ピルルル…――
    『…はぃ?』
    「麗〜!あんたちょっとすごいやぁんッ!」

    2005-09-25 21:43:00
  • 178:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『はぁ?何が…』
    「プリクラ!真とのやつ〜アレ麗が送ったん〜?」
    沙羅が話す事に理解できずリビングにでた。
    『なに言うて…‥』
    テーブルに置いてある雑誌をなにげなくめくり、私は動きを止めた。      「姉弟で載るとかちょっとすごいやん〜!」

    2005-09-25 21:55:00
  • 179:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ある雑誌のプリクラコーナーに、私と真のプリクラが載っている。
    『麗知らんねんけど?!』カップルが投稿するものなのに、しっかりと“姉弟”と書かれている。
                真が―――?

    2005-09-25 22:05:00
  • 180:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    すいません今日わここまでです?

    2005-09-25 22:09:00
  • 181:

    名無しさん

    頑張ってね?皆言いたい放題やけど応援してくれてる人は沢山居てるし?法律で引っ掛かる事してる人なんか山ほどおるし?別に良いやん?人殺したりしてるわけじゃないねんから?兄弟であったとしてもそれはそれやん?いつか気付く事あるはずやし?負けたらあかんで?

    2005-09-26 01:05:00
  • 182:

    名無しさん

    頑張れゃン??
    ??応援??
    ?とおよ??

    2005-09-26 21:35:00
  • 183:

    名無しさん

    >1-184

    2005-09-27 05:17:00
  • 184:

    名無しさん

    >>1ー184

    2005-09-27 05:18:00
  • 185:

    名無しさん

    2005-09-27 05:19:00
  • 186:

    名無しさん

    2005-09-27 05:43:00
  • 187:

    リナ

    頑張ってねぇ☆
    続きたのしみにしてるし〜☆

    2005-09-27 18:06:00
  • 188:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    184サン?185サン?リナサン?
    あリがと-ございます??仕事休みの時更新しますので??がんばリます?

    2005-09-29 22:21:00
  • 189:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    静かにドアが開く音が聞こえた。
    「まぁなんにせよあんたの顔売れたやぁん♪」
    ――真と瞳が合う。
    『うん……じゃあね。』

    2005-10-02 21:51:00
  • 190:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『真……!』
    私は言葉を失くした。
                真が満面の笑みで立っている。
    「これ見たん?」
    あの雑誌を指差す。

    2005-10-02 21:54:00
  • 191:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『見たよ!アレ真が……』「俺、めっちゃ嬉しいねんけど!」
    いつかに見た無邪気な笑顔を見せる。
    「あれさぁ陽一が勝手に送ってんけど載るとか思わんかった!」
    陽一は、真が唯一心を開く友達だ。一体何を思って… 「仲良し姉弟ってかたちやったら堂々とみんなに言えるねんで?姉さんと…」

    2005-10-02 22:07:00
  • 192:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

          『真――!』ガタッ!
                「姉さん好き…!」
    抱き締められる腕が震えてる。
    真も悩んでいるの?
    陽一はそれを知ってるの?

    2005-10-02 22:14:00
  • 193:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    単純な事でもなければ許される事でもない。
    それでも私も真も離れられない理由は何―――?
                真の心が知りたい。
    「姉さん…姉さん…‥。」
    けれど怖い――

    2005-10-02 22:23:00
  • 194:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    いつまでもこのままじゃいられないと知っていたのに
    だけど今でも
    あの時何をどうすればよかったかなんて分からない―

    2005-10-02 22:48:00
  • 195:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    昨日の夜、総平を見た。
    友達と楽しそうに遊んでいた。          私がいなくても大丈夫――   ――――やわらかい音が聞こえる…

    2005-10-02 22:55:00
  • 196:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私、翔と寝た。
                真…真…‥弟の……


    ―?―の曲で目が覚めた。すべてからも醒めれたらよかったのに。

    2005-10-02 22:59:00
  • 197:

    コアラ

    しおり★☆

    2005-10-03 20:26:00
  • 198:

    ?????

    おもろい??      頑張って??

    2005-10-03 22:53:00
  • 199:

    名無しさん

    更新遅い

    2005-10-06 08:47:00
  • 200:

    ?

    ???

    2005-10-06 13:02:00
  • 201:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    コアラサン?いつもあリがと-???
    ?????サン?あリがと?がんばリますッ?
    202サンすいません?今日更新します?

    2005-10-06 21:43:00
  • 202:

    名無しさん

    読んでて内容自分に置き換えたら吐気しそうな位キモいんけど?
    オェッ

    2005-10-07 05:56:00
  • 203:

    名無しさん

    ォェッッ?

    2005-10-07 06:50:00
  • 204:

    名無しさん

    2005-10-07 06:50:00
  • 205:

    名無しさん

    気持ち悪いんなら見るな!お前の性格が一番気持ち悪い。

    2005-10-07 07:10:00
  • 206:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    205サン206サン気分悪くしたならすいません??
    208サン,あリがとござぃます?けど他にも良く思わない人わいてると思います。
    それほどの事を私わ書いているヵラ?それでも読んでもらって意見もらぇれば私わ嬉しいです

    2005-10-07 09:55:00
  • 207:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    眠る真を見て現実に戻る。

    もう甘えてられる年ではなくなったのに、私はどこまでいけば気付くのだろう―            『真、学校遅刻すんよ-』

    2005-10-07 10:01:00
  • 208:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    布団から出ようとしない真を起こす。
    『し〜んっ!』
    「寒いねん!先飯作って!」布団を無理矢理めくると、寝起きの悪い真がもっと悪くなる。
    『ちゃんと起きよ-?』  そう言ってキッチンへ向かった。

    2005-10-07 10:06:00
  • 209:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 210:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    思い出したくなくても嫌でも心に染み付いている。
                「…はよ」
    眠い目をこすりながら真が起きてきた。
    『おはよ☆』
    「…なんか姉さん機嫌よくない?」

    2005-10-07 10:24:00
  • 211:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『そぉか?普通やで?』
    「…あっそ。」
    そう言う真は機嫌悪そうにパンを口に運ぶ。
    「今日仕事?」
    『ん-ん休み。家いてるよ』私はショップの店員とバーで働いている。バーって言っても知り合いの店でたまに手伝いに行く感じで、真も一緒に行く時もあった。

    2005-10-07 10:30:00
  • 212:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「じゃあ今日陽一連れてくるわ!」
    『はっ?別に麗おらんくてもえぇやん?』
    「久々に姉さんに会いたいねんてさ」
    『ぢゃ待ってるわ☆』
    「別に化粧とかいらんで!」そぅ言い残し慌ただしく用意し始める。

    2005-10-07 10:36:00
  • 213:

    こぅ

    続き楽しみぃ??

    2005-10-07 11:15:00
  • 214:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    こぅサン?あリがとござぃます??今ヵラちょっとやけど更新します??

    2005-10-08 09:36:00
  • 215:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    弾丸で用意をした真は、あっと言う間に家を出ていった。
    「直で帰ってくるから!」不気味な程笑顔で。
                私はどおせ暇だし、適当に掃除して化粧する事にした。しなくていいと言われたし別にしたい訳でもないけれど。

    2005-10-08 09:41:00
  • 216:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    それにしても――
    真が友達を連れてくるなんて珍しい。
    とは言っても陽一だけしか連れてきた事ないけれど。            それは、母と暮らしていた幼い頃から変わらない。 

    2005-10-08 09:46:00
  • 217:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    それが何を意味するかなんて追求しない。
    真の性格の事だから、あまり友達ができないだけかもしれないし…―――
                ―――そもそも真があんな風になったのは何故?
    昔、本当に昔。
    あの時は違ったのに。

    2005-10-08 09:50:00
  • 218:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    友達と遊ぶ様になる年頃―物心がつくまでは
    違ったのに。
    それはきっと―――。
                
    「おじゃましまぁっす!」懐かしい元気な声がリビングに響いた。

    2005-10-08 09:53:00
  • 219:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『よぉいち!久しぶりやなぁっ元気やったかぁ?!』「ただいま。」
    真と陽一が入ってくるなり私は声を張った。
    「おぅ!姉やん綺麗なったなぁ〜!」
    陽一は私の事を姉やんと呼ぶ。なんだか照れるけど、クールぶる真とは正反対の陽一が言うから許せる。
    よく二人でいれるなといつも思う。

    2005-10-08 09:59:00
  • 220:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私は一瞬ドキッとした。
    『まぁでも今日は何でまた急に?』
    「あ〜プリクラあるやん?あの事怒ってるかな思て」真がこっちを見てる。
    『…全然?ちょい恥ずかしかったかな〜』
    「本間か!悪いなぁツレらとあのプリクラ見ててコレ雑誌いけんちゃぁんなってさ。賞金あるもんで笑☆」真がこっちを見てる―― 意味ありげな笑顔で。

    2005-10-08 10:10:00
  • 221:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

      『気にすんなよッ!』「元からしてないけどね!」            不思議な事がある。
    真は、私がいつも誰か男と話していたなら怒るのに、陽一だけは違う。    今だって笑って眺めているだけ。


    陽一はすべてを知っている…―――?

    2005-10-08 10:18:00
  • 222:

    こぅ

    気になるぅ?

    2005-10-08 14:10:00
  • 223:

    こぅ

    更新待ってまっ??

    2005-10-08 22:57:00
  • 224:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    こぅサン??02回もカキコあリがと???今から更新しまッす?

    2005-10-10 18:56:00
  • 225:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    そう思えばたまらなく陽一の前で、真の隣に座っているのが嫌になる。
    怖くなる。
    汚らわしく見えてるんじゃないかと―――
    自分で選んだ道なのに、自分ですら肯定できずにいて止まれずにいる。
                 陽一と目が合う…―――まるですべて知ってるよと言われている様な目。

    2005-10-10 19:02:00
  • 226:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    陽一は、私たちがこの場所に引っ越してきてすぐ真が家に連れてきた。
    私が小六のとき。
    私は友達を作れずにいたのに、真はそれからずっと陽一と友達でいる。
    中学に入れば私も一緒に遊んだりしていた。そんな陽一だから知られるのは怖かった。
                真が唯一心を開く陽一。 私は沙羅と瞳にでさえも教えていないリアル。

    2005-10-10 19:12:00
  • 227:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    そんな事、嘘だと言って。私の勘違いだと笑って。


     ―――陽一が私と真の関係を知っているなんて。
                「ぁあっ!!煙草切れた!」静かな私の心を乱す様に陽一が叫んだ。

    2005-10-10 19:19:00
  • 228:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『れっ麗のん吸いや?』
    「姉やん俺がメンソしか吸われへんの知ってて言うてんの〜?」
    必死で思考を読み取られない様に目を背ける。
    『あっあぁごめん…』
    「俺買ってきたるわ!」

    2005-10-10 19:26:00
  • 229:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『……はっ?!』
    「陽一、お前クールマイルドやったよな。」
       「おぅ!悪いな!」真が?マンションからコンビニまで片道十分はかかると言っていつも絶対行かない真が…… 
    「気ぃつけてな!」   ―――その一瞬、真と陽一が目で何かを交わした。

    2005-10-10 20:09:00
  • 230:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    何もない訳がない。
     ――――何も。
                真は、笑顔で家を出ていった。
    何か腑に落ちない感じ…
    「姉やん…。」

    2005-10-10 20:18:00
  • 231:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『…ん?』
    「あっ…あのさぁ〜…‥」一瞬黙り、何か考えた様に陽一は口を開いた。                 「俺、スキやねん。」


    なぜか翔を思い出した――

    2005-10-10 20:26:00
  • 232:

    名無しさん

    更新終わる時教えてね

    2005-10-10 20:30:00
  • 233:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『……は?』
    私は理解できずにいる。
    「スキやねん…!
     姉やんのこと。」
                悪い夢なのか善い夢なのか……どちらにせよ私はできるならずっと覚めないでいたい。

    2005-10-10 20:31:00
  • 234:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    陽一が私を――?
    私と真の関係を知っているんじゃないの……
                「姉やん!俺本気やで!ずっとスキやねん…!」
    なんとなく…
    気付いていたのかもしれない。自分でも分からない程に、気付いていないフリをしていた。

    2005-10-10 20:37:00
  • 235:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ――けれど。
    『ごめん…あたし…』
      「やっぱ無理なん…?」きっと、真と【普通】の姉弟だったならば。
    私、陽一を好きになってた。            『陽一、あんたはな…もぉ真と一緒で弟みたいなモンやねん。だから…』

    2005-10-10 20:43:00
  • 236:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「その弟とヤッてるくせに…」
                ――その時、陽一の携帯がけたたましく鳴りだしたのと、陽一の声が小さかったので聞き取れなかった。
    『ごめんなんて?』
    「やぱ姉やんは姉やんか!」着信が切れ、また鳴りだす。『今のままがいっちゃんいいよ。』

    2005-10-10 20:49:00
  • 237:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今のまま。残酷な言葉。
    今のままでいいなんて、少しも思っていないのに。
    ただ、逃げ道も辿り着く場所もない私は悶えるだけ。            鳴りしきる着信音。
    無駄に頭に響く――
    『出らんでええの?』

    2005-10-10 20:53:00
  • 238:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「あぁ、ええねん。どぉせしょおもない奴やから!」
    そぉ言って、携帯を裏返す。上に向けていたディスプレイが半転して――
    さっきまで見えずにいたのに、反射して見えた。
       《 着信:真 》

    2005-10-10 21:00:00
  • 239:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    236サン??読んでくれてあリがとござぃます??
    とリあえず今日わここまでです???                   また暇があればきます??

    2005-10-10 21:03:00
  • 240:

    名無しさん

    きになる☆

    2005-10-11 03:41:00
  • 241:

    名無しさん

    気になる気になる〜っ☆

    2005-10-11 03:44:00
  • 242:

    こぅ

    めっちゃェェとこゃん??主気になるぅ??
    ??書ぃちゃってッ??

    2005-10-13 18:29:00
  • 243:

    名無しさん

    遅すぎッッッ

    2005-10-14 12:55:00
  • 244:

    名無しさん

    よく聞き取れなかったのになんで弟とヤッてるくせにってわかったん?実話っぽぃことゆーてたけどやはりフィクションなん?

    2005-10-14 18:51:00
  • 245:

    名無しさん

    頑張って!前書いてたのんってもぅ読まれへんの??前のも読みたいなぁって(>_

    2005-10-15 10:51:00
  • 246:

    名無しさん

    2005-10-16 08:46:00
  • 247:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    250サン?251サン?読んでもらッてあリあっす??
    前の小説わ普通に見れると思います?
    今から更新します?

    2005-10-16 17:44:00
  • 248:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ―――真…?
     ……意味が分からない。 なぜ電話にでない…?
                「姉やんっさっきのアレ忘れてな!」
    『え?あぁ、うん…。』
    未だ鳴リ続ける着信音。  なぜか陽一に聞けない。

    2005-10-16 17:52:00
  • 249:

    名無しさん

    更新終わる時言うって約束したやん?
    守られへんねやったら最初から約束せんといてくれへん。

    2005-10-17 01:39:00
  • 250:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    254サンスィマセン?昨日あのまま寝てしまったんです??ちゃんとおわる時わ言います??

    2005-10-17 09:57:00
  • 251:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    なんで真の電話出やんの?             ―――聞けない。
    「真には言うた事ないねん。だから…」
    『わかってるよ。』
    電話に出ないのはただ今はこんな話だからかもしれないし。

    2005-10-17 10:03:00
  • 252:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    陽一が私を好きだと言うことを真が知らないということは―――
                真と私の関係を陽一は知らない――?


    ――ピンポーン

    2005-10-17 10:11:00
  • 253:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    スイマセンいったん休憩します??

    2005-10-17 10:12:00
  • 254:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-17 18:58:00
  • 255:

    こぅ

    ?ぬち頑張ってネ?

    2005-10-17 19:41:00
  • 256:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    259サン?あリがと???
    こぅサン?いつもあリがと?がんばリます??

    2005-10-18 13:18:00
  • 257:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「真やん?」
    『鍵もってくの忘れたんかな。開けたよ〜』
    「…あいつ遅かったな〜」一瞬、陽一の顔が強ばるのを見逃さなかった。
                「ただいま〜。…はぃ陽一」私と陽一を見て、何か雰囲気を確かめた様に煙草を陽一に渡す真。       「悪いな!」

    2005-10-18 13:23:00
  • 258:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    何かある様な素振りの二人なのに、つかめない。
                ただの考えすぎならいいのだけれど―――


    「姉さん腹減ったぁ〜」

    2005-10-18 13:25:00
  • 259:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『もぉ晩ご飯の時間か。陽一今日泊まってくやろ?』「お言葉に甘えて!」
    適当に、シチューでも作ろうとキッチンに立った。


    カウンターの向こうで、二人が何か言い合ってる声が聞こえる。       「なんもないって!」

    2005-10-18 13:30:00
  • 260:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    陽一の声。
    気になったけど、あえて無視して料理し続けた。
                ―― 「姉やんの料理、久しぶり!」
    『うまいやろっ?』
    「姉さん料理だけは上手いもんな〜」

    2005-10-18 13:34:00
  • 261:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    さっきとなんら変わらない二人。
    言い合いの事を聞けない。なんだか、おかしい。
    陽一が、真の電話に出なかった事も聞けない。
                ―――
    聞けない空気が流れてる。 「姉さん、先お風呂入ったら?」

    2005-10-18 13:39:00
  • 262:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『うん?そぉするわ…。』今日はなんだか気疲れした。見えない何かに向かって攻撃してる感じ…―――。             ――ポチャン
    湯槽に水滴が落ちる。


    もし、もし陽一に私と真の関係を打ち明けたらどうなるのだろう…――――

    2005-10-18 13:43:00
  • 263:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今すでに、知っていたら?            考えたって
    終わらない。


    まだ何も始まっていないのだから。

    2005-10-18 13:45:00
  • 264:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    まだ水滴が垂れるまま、体にタオルを巻き、暗い廊下を一人ひたひたと歩いた。            ドアを開いたなら、
    現実が待っている――。 

    「お前なにしてくれてんねん!」

    2005-10-18 13:49:00
  • 265:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私はその場で立ち尽くした            「俺は姉さんの気持ちを聞けって言うたやろ?!」
    「んなもん自分で聞けや!」 ―――言い合う二人。私…?         水滴が体をつたって床に落ちる。
    「お前最低やな!んならはなっからいいなんて言うなや!!」

    2005-10-18 13:53:00
  • 266:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    まったく状況がつかめないまま、私は何も言えない。「姉やんが驚いてるやろ!でかい声だすなや!」
    『…‥なに‥』
    「ええ加減にせぇや!!」真が怒ってる。
    こんな姿、初めて見たかもしれない。

    2005-10-18 13:58:00
  • 267:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真が陽一を殴ろうとする―            ―――こんな状況なのに、私の瞳には静かに真が写っていた―――……あっ!!

    「真…気ぃつけぇよ。」
    陽一は軽く右手で真の手を止めた。

    2005-10-18 14:03:00
  • 268:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「…ごめん姉やん!今日やっぱ用事あっから帰るわ!」いつもの明るい声で、
    陽一は帰っていった。
                『‥真…何があったん…』やけに静かになったリビングで、私は濡れたままソファに座りこんだ。

    2005-10-18 14:07:00
  • 269:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今日わここまでです???

    2005-10-18 14:08:00
  • 270:

    ?????

    続き気になる??カキコだいぶぉ久U??

    2005-10-18 14:41:00
  • 271:

    こぅ

    久しぶりの?更新?に??ヮク???したぁ??

    2005-10-18 18:27:00
  • 272:

    名無しさん

    あげ

    2005-10-20 08:56:00
  • 273:

    名無しさん

    ぁげぅ

    2005-10-21 16:09:00
  • 274:

    ひな

    初めて読んだァ、読みやすけて続きみたい♪

    2005-10-22 09:28:00
  • 275:

    名無しさん

    ?θも更新∪てなぃケドなンか?っtニの??

    2005-10-28 22:35:00
  • 276:

    名無しさん

    更新まってりゅ?

    2005-10-28 22:37:00
  • 277:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ?????ちあん?こぅサン?いつもあリがと???
    277サン?278サン?ひなサン?あリがとぅ??
    280サン?281サン?スイマセン?仕事が忙しくて?今から更新します??

    2005-10-29 14:05:00
  • 278:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

      「なんもない…」
                真の暗い声に、それ以上何も聞けなかった。
          『寝る…?』

    「ちゃうねん…あいつ…。 陽一…」

    2005-10-29 14:09:00
  • 279:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真が口開いた。
    陽一が何――?
    「あいつ姉さんに告ったんやろ…?俺そんなんいっこも言うてへんのに!」
    『…真?どおゆう意味?』「俺あいつが姉さんの事好きとか知らんかった!!」『…真?!』

    2005-10-29 14:13:00
  • 280:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「俺…‥陽一に頼んでんやん。姉さんの気持ち知りたくて…俺の事どぉ思ってるか聞いてくれって。」
                ―――――
        …陽一が。
         知ってる。
    私と真の関係を。

    2005-10-29 14:29:00
  • 281:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    また夜更新します?
    AA略多くなってしまってスイマセン?

    2005-10-29 14:31:00
  • 282:

    名無しさん

    更新せぇへんの??(´?`)?

    2005-10-30 00:55:00
  • 283:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    スイマセン?今から更新します??

    2005-10-30 18:45:00
  • 284:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    気付いてたはずなのに、いざ現実となると受けとめられない。
    「それやのにあいつ姉さんに告ったから…!」
                ずっと…‥ずっと。
    私と真だけの秘密だった。そのはずだったのに。

    2005-10-30 18:48:00
  • 285:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『いつから知ってるん…陽一は麗らの事…』
    真が企んだ事などどおでもよかった。
    ただ陽一は私達の事をどう見ていたのだろう――
                「俺が姉さんとヤッた次の日に言うた。」

    2005-10-30 18:58:00
  • 286:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    ―――― ……あぁ。
                やっぱりそおなんだ…。
    私達の関係を知ってから陽一は私と会っていない。

    2005-10-30 19:02:00
  • 287:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さん…」
                涙が溢れる。
    隠しとぉさなきゃと思っていたのは私だけ?
    総平に知られた時だって。私はあんなにショックだったのに。

    2005-10-30 19:07:00
  • 288:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『陽一には…ちゃんと無理やって言うたよ…?』
    「知ってる…。」
    『麗の事で喧嘩するとかやめてな。仲直りしぃな…』            真に求められ続けていい。それでも私は、私は―――。

    2005-10-30 19:11:00
  • 289:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    朝、真よりも早く目覚めて真がまだ眠っている間に家を出た。
                仕事場に着くと、店長、スタッフの皆に挨拶する。

    2005-10-30 19:14:00
  • 290:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    誰も私がまさか、血の繋がった弟と関係を持っているなんて知る由もないだろう            そんな仮面をつけて日々過ごす。


    真は、陽一と仲直りしただろうか。
    陽一は、私達二人を許すのだろうか。

    2005-10-30 19:18:00
  • 291:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私達二人の関係を知りながら、何も変わらず接する時点で陽一は、許してしまっているのだけれど――――            誰か。私達を戒めてほしい。罪なんだと。


    キモチワルイ。
    母と総平の言葉が頭に回る それでも足りなかった。私と真が気付くには。

    2005-10-30 19:23:00
  • 292:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今日わここまでです??

    2005-10-30 19:24:00
  • 293:

    名無しさん

    頑張ってにぇ??

    2005-10-31 04:01:00
  • 294:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 295:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 296:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 297:

    コアラ

    久しぶりに顔出します??麗さん頑張ってネッッ??

    2005-11-04 17:33:00
  • 298:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 299:

    名無しさん

    298サン?コアラサン?あリがと-??
    299サン303サンスィマセン??仕事が忙しくてなか02更新できなかったんです?
    今から更新するので?平日わ更新するの難しいので待っていただければ嬉しいです?

    2005-11-06 12:36:00
  • 300:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    もう、考えないでいたい。涙すら出ない。
    私の日常。
    誰にも否定させない。
    それなのに誰かに気付いてほしい。教えてほしい。
                ―――止まり方を。

    2005-11-06 12:41:00
  • 301:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    気付けば日は沈み、月が夜を迎えてくれる。
    そんな風にして一日は巡っていく。
    何もかも飲み込んで。
                冬の風が胸に凍みる。
    何があっても歩いていかなきゃならない――

    2005-11-06 12:48:00
  • 302:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    静かにドアノブを回す。
    ――真はいない。     静かに携帯が振動しだした。

    2005-11-06 12:57:00
  • 303:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    陽一からメール?


    ━姉やん昨日ごめんな?? あんな話あんねんけど〜 俺前プリクラ雑誌に送っ て載ったやんか?あれで 雑誌の表紙に真と写って ほしぃて編集部から連絡 きてんか!!すごい事や んっ?真はいいって言う てんねんかぁ報酬あるし やってみたら☆━━

    2005-11-06 13:07:00
  • 304:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『はぁっ?』
    私は陽一に電話をかけた。意味が分からない。
    「もぉし?」
    『陽一っ何言うてるん?!』「何がって…表紙やん…」            「…やるよ。陽一、伝えといてや。」
    いつの間に帰ってきたのか、真が携帯を奪った。

    2005-11-06 13:12:00
  • 305:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『はぁっあんたらちょぉ待ちや…ッ』
    「本気やで。俺前言うたやんな?姉弟って形やったら世間に認められるのが嬉しいって。」
    何も言えない。
    ただ真も私たちが認められない事をわかってる。
    「陽一、おまえも昨日姉さんの気持ちわかったやんな?協力してくれよ。」

    2005-11-06 13:21:00
  • 306:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 307:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ここまでです?
    また夜できたら更新します?

    2005-11-06 13:26:00
  • 308:

    名無しさん

    待ってたのに??

    2005-11-07 02:04:00
  • 309:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    313サンすいません?今から更新します?

    2005-11-10 12:13:00
  • 310:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    中学生の頃、沙羅が芸能人になりたいって言っていたな…。
    私はそう思わなかったけれど―――
                現実なんていつ越えるか分からない。

    2005-11-10 12:21:00
  • 311:

    麗 ◆ySQsCb6HNw




    明るい照明に、慌ただしいスタッフ。
    なぜ私はここにいるのだろう……隣で真は、まっすぐに前を見つめている。

    2005-11-10 12:24:00
  • 312:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「いきなりでごめんね!なんか気になって。」
    スタジオに入るなり編集長らしき人が声をかけてきた。「姉弟なんだよね?どことなく似てるところがいいんだよね…」
    話し続けてきたけど私は聞き流した。
    真を見ると目が合った。
    「姉さん…」

    2005-11-10 12:30:00
  • 313:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    周りに見えない様に、さりげなく私の手に触れようとする……
    「はぁいじゃ二人こっち来て〜!」
    パッと手を離す。
    この瞬間。
    私と真は触れ合ってはいけない存在なのだと思い知る。
    「姉弟設定でいくけど〜姉弟に見えない様なイメージで!」

    2005-11-10 12:35:00
  • 314:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    略部分
    「姉弟設定でいくけど〜姉弟に見えない様なイメージで!」

    2005-11-10 12:38:00
  • 315:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 316:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    だけど。もし、真が弟じゃなかったら。
    私は同じ様に真を必要としただろうか…――
                「少し絡んでみてくれるー?肩に手置くかんじで〜」慣れた手つきで真が私に触れる。
    大勢他人がいる中で。

    2005-11-10 12:48:00
  • 317:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真は、これが嬉しいんだ。
    誰も関係なく触れ合える。姉弟としてなら。
                フラッシュが眩しく思考も途絶えさせる。
    まるで、スタジオにいる人全員に笑われている様な、すべて見透かされている様な――― 
    感覚に陥る。

    2005-11-10 12:53:00
  • 318:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

     ――侵食は止まらない。            「おつかれさまでした〜! ありがとうね、本当に。来週発売だからお家に届けるからね。」
    私たちはただ顔を見た。
    『いえ……こちらこそ。』「また機会があれば頼んでいいかな?」
    何も言わず頭を下げてスタジオを出た。

    2005-11-10 13:03:00
  • 319:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ここまでです?
    スィマセン?

    2005-11-10 13:04:00
  • 320:

    名無しさん

    更新待ってました。

    2005-11-11 02:56:00
  • 321:

    名無しさん

    更新短ぃし…確実ャル気なぃなぁ

    2005-11-11 10:02:00
  • 322:

    名無しさん

    今回の小説、なんかテンポわるい?ちょびっと更新よりたまにでいーからドバっと更新したほーが話しにはいりこめるのては?

    2005-11-11 12:47:00
  • 323:

    名無しさん

    はいりこめるのては?ワラ

    2005-11-11 18:20:00
  • 324:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    325サン☆326サン☆327サン☆328サンスィマセン?これからわできるだけ一気に更新していくよぅにします??

    2005-11-14 09:29:00
  • 325:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    帰りの電車の中、私たちは言葉を交わさなかった。
    私の思いと真の思い。
    それは重く私の心にのしかかり、交わろうとしながら離れていく。
    だけど離れきれない何かで繋がれている。
                「俺、陽一と遊んでから帰るわ。」

    2005-11-14 09:33:00
  • 326:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ふと真が口を開いた時には、もう地元の駅だった。
    『そぉなん?ほな家で待ってるわな。』
                真と駅で別れて、私は久々に駅からマンションまで歩くことにした。
    秋風が吹いて葉が揺れる。ひとつ葉が目の前で舞う。私は顔をあげた。

    2005-11-14 09:39:00
  • 327:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 328:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    ――ガンッ!  『痛っ…            真…ッ痛い!』


       「俺のもんやろ?!姉さんはっ…俺だけのもんやろっ?!」

    2005-11-14 09:53:00
  • 329:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ――――
    帰ってくるなり私を押し倒し、乱暴に触れる。
    「ちがうんけ?!」
                     真が悩んでる。何かあると私の体にあたる真の悪い癖。
    『真…あんたのもんやから。…優しくして?』

    2005-11-14 10:01:00
  • 330:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私の頬にしずくが落ちる。―――真の涙。
                「俺…まちがってる…?」

    2005-11-14 10:09:00
  • 331:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ――――真が泣いてる…?            『…真……』
    悲しいけれど私たちは間違ってる――
    わかってるのに。
    『まちがってないよ…』
    その 血 すら越えるぬくもりが欲しくて―――。

    2005-11-14 10:18:00
  • 332:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    本棚に並ぶ私と真の顔。
    今日はあの雑誌の発売日。            なんだか変な気がする。
    自分が表紙だなんて。
    うまく実感が沸かないまま、私は家への道を急いだ。

    2005-11-14 10:29:00
  • 333:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    鍵を開け、静かな部屋へ進む。真は学校だからいない。            置きっぱにしていた携帯を見ると、不在着信がいろんな人からすごかった。
    きっとあの雑誌の話だ。
    私はほとんど無視して沙羅にだけかけ直した。

    2005-11-14 10:33:00
  • 334:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「もぉ〜麗なんで言うてくれへんかったんよぉ〜!」『なんかはずいやん?!麗もびっくりやしなぁ』
    沙羅は相当はしゃいでいてすごく喜んでくれた。
    「ほんますごいやん〜うらやましぃし☆」
    『あはは!あっ沙羅キャッチやからまた電話するな』

    2005-11-14 10:37:00
  • 335:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    番号を見ると、知らない番号だった。
    『…誰やろ…?』
    少し悩んで、私は出た。
    『…はい』
                「もしもし♪誰か分かるか〜?」

    2005-11-14 10:39:00
  • 336:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    携帯を通しても分かる綺麗な声。
    この声はあの人だけ…
    『‥何で知ってるん?!』「なにがぁ?誰かほんまわかってんの?」
                ――――翔…。
    『…なんで翔が麗の番号知ってるん?』

    2005-11-14 10:46:00
  • 337:

    名無しさん

    あげ

    2005-11-14 10:47:00
  • 338:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    何かずれてしまったのかもしれない。
    また翔と話せるなんて。
    「お前が寝てる間に番号メモらしてもろたよ」
                ――あっ!!
     ……だからあの時電源切 ったはずなのに入ってた んだ。だけどなんで――「お前、やっと俺に近づいたな〜」

    2005-11-14 10:50:00
  • 339:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『…は?』
    「言うたやろ?お前の瞳が気になったぁて。」
    何を言っているのかわからない。とにかく私が今話しているのは―?―の翔で…「近いうち俺らまた会うわ。じゃっそん時まで♪」
    そう言って電話は切れた。            ―――また会う?
       私と翔が――?

    2005-11-14 10:56:00
  • 340:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    確かに感じた。
    この時。現実を越える、その彼方が見えることが――。            誰もこれ以上私を侵さないでほしいのに。


    胸の鼓動は止まらない。

    2005-11-14 11:00:00
  • 341:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    呆然と立っていると、ドアの開く音がした。
    「姉さんっただいま!」
    いつもの無邪気な笑顔。
    だけど機嫌のいい理由もすぐ分かる。右手に持たれた雑誌。
    「俺っ有名なりたいとかそおゆう気持ちないけどやっぱり姉さんと普通にこぉやって認めてもらえるん嬉しい!」

    2005-11-14 11:05:00
  • 342:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『けどちょい恥ずかしいね笑。』
    「かんけーないしっ!」
    そう言って私をソファに座らせ、膝に頭をのっける。
    「だから、はじめ嫌って思ったけど―?―のプロモもやろかな思った!」
                ―――何…?―?―??

    2005-11-14 11:10:00
  • 343:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さんまだ知らんかったっけ?―?―の新曲のプロモに出てほしいって、二日前電話あってん。」
                
    私と真と。そして翔。
    見えない何かで引き寄せられる様に、私の心に侵入してくる。
    現実を現実と見なさない現実――――すぐそこに。

    2005-11-14 11:15:00
  • 344:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    『いいよ。やってみよう』「姉さんSHOWが好きなんやろ?腹立つけどそいついっぺん見てみたいし。」
                翔が言っていた近いうちに会うってこの事か。
    仕掛けられた罠にはまってあげる。何が待ってるかなんて分からないけれど――

    2005-11-14 11:21:00
  • 345:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ここまでです?
    343サン?あリがとござぃます??

    2005-11-14 11:22:00
  • 346:

    読んでるでぇ??
    入り込んでまうし、もっと読みたなる。
    がんばってなぁ?

    2005-11-14 17:54:00
  • 347:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 348:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 349:

    ☆∪゛ゅvノ☆

    めっちゃ久々に夜遊び小説見てみたら麗タンの小説見っけぇッ(=^―^=)奏もスゴく良かったし,今回のも完結まで楽しみしてるからぁ♪仕事タィヘンゃと思ぅヶド完結までガンバッテね(*UεU*)-¢нЦ☆

    2005-11-21 00:55:00
  • 350:

    名無しさん

    まだ

    2005-11-26 11:33:00
  • 351:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    優サン?353サン?あリがと???がんばリます??
    じゅリちあん?めっちゃうれしいッ?また読んでくれてるんやァ?
    354サン356サンスイマセン?遅くなリました?

    2005-11-27 21:04:00
  • 352:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    まさか私がずっと憧れていた―?―のプロモに出るなんて。
    まさか私が翔と寝るなんて。                       何も理解できないまま時は進んでいく。

    2005-11-27 21:08:00
  • 353:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さん緊張してる?」
    あるホテルの一室で、真が煙草を手にしながら口開いた。 
    『…別にやで?』
    ―――胸の鼓動が止まらない。覚悟はしたものの、恐い…… 
                重たい沈黙が続く。

    2005-11-27 21:18:00
  • 354:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    それを切り裂く様に、ドアが開いた。
                頭が真っ白になる…


    マネージャーらしき人のあとに、―?―の四人が入ってきた。    翔だ――。

    2005-11-27 21:38:00
  • 355:

    名無しさん

    2005-11-27 21:46:00
  • 356:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ―?―は、翔と、毅(THUYOSHI)暁(AKIRA)武(TAKERU)の四人。その四人が今目の前にいる。
    現実を受けとめられない―            「初めまして、リーダーの翔です。」
    その言葉に真は、あからさまに嫌な顔をした。敵対心剥き出しの様な。
     事務所の人が何か説明しだしたけれど、私にはそんな話聞こえなかった。

    2005-11-27 22:01:00
  • 357:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    翔と視線が絡むから。
    隣にいる真は何も知らない            視線を交わす翔も、私と真の関係を知らない。


    「じゃあ、撮影は一週間後なので、お願いします。」その言葉で我にかえった。

    2005-11-27 22:05:00
  • 358:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    プロモのイメージは、何も知らない男と女が惹かれ合っていくもの。
    曲は切ないメロディーに共感できる歌詞で、これを一週間聞いてイメージを具体的にしてほしいと言われた            私と真が絡み合うシーンもあるらしいけれど、抵抗がある訳もない。

    2005-11-27 22:16:00
  • 359:

    コアラ

    リァルタィム??    頑張ってッッ??

    2005-11-27 22:27:00
  • 360:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    頭が朦朧とする中、私はトイレへ向かった。
    意識をしっかり持たないと―――……  バンッ!!            『…えっ?!』


      「元気でやっとん?」

    2005-11-27 22:29:00
  • 361:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『翔っ…―』
    いきなり男子トイレに手を引っ張られ、個室に押し込まれた。
    どうしてこの人はいつも強引なんだろう…―――
    『…んっ…‥』
    耳を愛撫され、翔の手が下におりていく。                 「待ってたんやで?おまえとまた会えるの。」

    2005-11-27 22:38:00
  • 362:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    その顔のその瞳で見つめられるとそれだけで逝きそうになる……――――
                   「姉さん?」


    ―――真!  『嫌…っ』真にばれる… 『離して…来ないで――  翔っ…』

    2005-11-27 22:57:00
  • 363:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    略なし

    2005-11-27 22:58:00
  • 364:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    小声で伝えても翔の手は止まらない。
                「姉さんおらんの?」  

    『…はぁ…んっ』
         真の足音が遠ざかっていくのがわかった。「弟にヤッてんのばれんのはやっぱ嫌なん?」

    2005-11-27 23:03:00
  • 365:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    コアラサン?リアルタイムあリあちゅ??
    今日わここまでです??

    2005-11-27 23:04:00
  • 366:

    名無しさん

    更新待ってました。

    2005-11-28 04:40:00
  • 367:

    ☆∪゛ゅリ☆

    ∪ぉリぃぃッ♪

    2005-12-03 19:37:00
  • 368:

    名無しさん

    ほんま、ダラダラ書いてるなぁ(´?`)?

    2005-12-04 03:41:00
  • 369:

    名無しさん

    ナンデ書かんの?

    2005-12-05 01:58:00
  • 370:

    名無しさん

    ってか、書く気なぃンゃったら真剣やめたら?書くンゃったら責任持って書かな、読んでる人に対して失礼ちゃぅ?

    2005-12-05 02:43:00
  • 371:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 372:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    372サン?じゅリちゃんあリあと????
    375サン376サンスイマセン?仕事が忙しくて?
    今から更新します?

    2005-12-07 11:18:00
  • 373:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『…‥離して。』
    「まっ可愛い弟くんにばれんよぉにな。」
                翔の不気味な笑顔を背に、私はトイレを後にした。

    2005-12-07 11:27:00
  • 374:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さんどこおったん?」ホテルの駐車場に出ると、真が車の前で待っていた。『…トイレやで?麗も真探してたんやから』
    鍵を開け車に乗り込む。
    「そぉなん?俺待ってたし」さっき渡された―?―のMDを流す。
                まだ体が火照ってる。
    響くエンジン音が体に伝わって、翔の体温が消えない。

    2005-12-07 11:38:00
  • 375:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    真にばれるのは嫌だとかそんなの関係ない。
    それ以前に、ばれてはいけない―――
                「翔って奴、大した事ないやん。」
    ふと真が口にした。
    「姉さん取られたらどおしよ思ったけど心配なさそぉやし。」

    2005-12-07 11:43:00
  • 376:

    麗 ◆ySQsCb6HNw


    それは冬の始まりの日。  侵食は果てない。

    2005-12-07 11:58:00
  • 377:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    スイマセン?ここまでです?

    2005-12-07 11:59:00
  • 378:

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    あぼ~ん
  • 379:

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    あぼ~ん
  • 380:

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    あぼ~ん
  • 381:

    名無しさん

    387
    自分何様ですか?なんか勘違いしてない?早くよみたいんわかるけど,主の自由で書いてんねんから。あくまでも,更新早かろうが遅かろうが主の勝手やろ?素人やし。この話みてる私らは所詮ネットで繋がってるただの読者やねんから。そんな責任じみたこと言う権利ないやろ。

    2005-12-12 12:34:00
  • 382:

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    あぼ~ん
  • 383:

    名無しさん

    389さんは良い小説やし面白いから早く読みたいから言うんじゃないん?でももう少し主の気持ち考えて書き込みしよう?私も早くしてほしいのはわかりますよ?皆更新を楽しみに待ってます?主さん頑張って?

    2005-12-13 18:31:00
  • 384:

    名無しさん

    389
    ちょっとは話通じる思ったけど無理みたいやな。


    主も書く気になったら書くやろ。だから待つしかないね!早く書けってカキコしてはる人らの気持ちはわかるけどね…読む側が金払ってんねやったらはよ書けゆうて文句言えるのにねぇ笑

    2005-12-14 03:01:00
  • 385:

    名無しさん

    ちょ、ほんま書かなさスギ??

    2005-12-19 04:53:00
  • 386:

    ☆彡

    頑張ってくださぃネッ(*~∀~*)♪
    スッゴィおもしろぃです★彡

    2005-12-19 06:15:00
  • 387:

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    あぼ~ん
  • 388:

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    あぼ~ん
  • 389:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    更新遅くなってすいません??今から書きます?
    かならず完結させますので???

    2005-12-21 15:51:00
  • 390:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    こうゆう時に限って早く時は経ち、気が付けば私は今スタジオに立っている。
    「お願いしまーす!」
    監督の声が響く。    その時私と真は、ちょうど対角線上に立って向かい合っていた。   「かまえんでいいよ。いつもの麗でいいから。」

    2005-12-21 15:56:00
  • 391:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    すかさず隣を見れば翔が立っている。私は一瞬で視線を真に戻した。
    けれど、真の瞳に私は映っていない。
    まっすぐに翔を睨み付けている。
    怒りとか嫉妬とか…そんな惨めな感情が剥き出しだ。「弟くんかなり怒ってるやん?」

    2005-12-21 16:07:00
  • 392:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    翔はそう笑って真を挑発している。
    ――何も思いたくない。
                ただ目の前に流れる出来事を適当にこなしていくだけでいい。
    私は誰にも侵されない。

    2005-12-21 16:11:00
  • 393:

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    あぼ~ん
  • 394:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 395:

    名無しさん

    ぇ、ゃっと更新した思ったのにこんだけ??ワラ?

    2005-12-22 01:01:00
  • 396:

    ☆彡

    毎日チェックしてるょ(´∀`)myペースでFight☆彡

    2005-12-23 04:59:00
  • 397:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    すいません遅くなって?↑サンあリがとございます?

    2005-12-27 05:33:00
  • 398:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    心臓の音が速くなるのがわかる。
    ―?―の前で、翔の前で。真と触れ合う。
    スタジオの真ん中に置かれたソファー。そこで私の上に真が乗りかかかる感じで撮影する。
    ふと真を見れば真剣な眼差しで私を一心に見てる。

    2005-12-27 05:40:00
  • 399:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    まるで私たち二人だけ時が止まった感じ―――…流れる音楽だけが心地いい。
    真が私の頬に手を添えるシーン。
    翔が見てる…‥。
    その時、真の唇が私の唇に触れた。そんな事、ひとつも台本にないのに。

    2005-12-27 05:46:00
  • 400:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    一瞬、動揺した。
    きっと普通の姉弟なら、触れ合うシーンですら抵抗があるだろう。
    けれど私と真だから。
    何の疑いもなくそれをこなし、その雰囲気に呑まれたのか、翔の挑発に乗ったのか――…唇を重ねてきた真を拒否しなかった。
    それに周りのスタッフも止めない。それどころかもっと激しくと、煽っている様に見える。

    2005-12-27 05:55:00
  • 401:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    ただ翔は驚いた顔をしている。
    それが少し快感に思えてしまう。誰もきっと、本当に私と真が関係を持っているなんて思ってもないだろうから。
    真は嘲け笑うかの様に、翔を横目で見て私を弄んでいる。
    これで真が満足するのなら、構わない。

    2005-12-27 06:02:00
  • 402:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「すごいよかったよあのアドリブ!」
    「曲にぴったりだしね。姉弟であそこまでできるなんて素人と思えないよ」口々に―?―のメンバーや、スタッフたちが言葉を並べる。
    私と真はただ笑うだけ。「曲の雰囲気でこうした方がいい思たんで。」
    真が満足そうに微笑む。

    2005-12-27 06:08:00
  • 403:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「いや〜ほんますごいねぇ。一瞬、ほんまもんのカップルと間違えたわ。」
    少し刺のある翔の言葉で真の顔が強張ったのがわかった。

    2005-12-27 06:28:00
  • 404:

    名無しさん

    正月休みにも書けなかったら、もぉ書かないんぢゃない?

    2006-01-02 05:10:00
  • 405:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    すいません?今から更新します?

    2006-01-02 22:26:00
  • 406:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「姉弟っすけど。」
    冷たく真が言い放つ。
    「ま…まぁ今日はここまででっ明日も早いしみなさんホテルに戻りましょうか。」
    スタッフが気まずい空気を察してか部屋に戻る様促す。

    2006-01-02 22:32:00
  • 407:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「姉さん、部屋戻ろうや」もちろん、私たちに与えられた部屋は二つ。けれどいつもの様に一緒の部屋で寝るのだろう。
    『ん…?』
    誰かの視線を感じる…
    真が誰かスタッフと話しているその奥で、翔がいる。私を見てる。
    翔の唇が動く。

    2006-01-02 22:44:00
  • 408:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    《に まる よん ご》
    口ぱくだったけど、確かに2045と翔の唇は動いた。2045号室。翔の誘いだ。
    「姉さん?」
    『ごめん真。今日疲れたから一人で寝るわ。』
    「はぁっ?」
    『先部屋戻ってて。』

    2006-01-02 22:56:00
  • 409:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「…わかった。」そのまま真は暗い面持ちでスタジオを去っていった。
    いつから一緒に寝る様になったんだろう…一緒じゃなきゃだめになったんだろう。
    けれど私が今求めているのは、真じゃない。
    スタジオを見渡せば、人こそいてはいるがその中に翔がいない。

    2006-01-02 23:03:00
  • 410:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    胸がざわつく。
    翔に触れられると思うと熱くなる。
    早く2045号室に行こう…

    初めて翔と出会った日を思い出した。総平と別れてどぉしようもなかったんだ… ガタッ。エレベーターが開いて顔をあげた。

    2006-01-02 23:11:00
  • 411:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    『真…!』
    「ほんまはどこ行くん?」微笑んでいるけど目が笑っていない。
    『今日は一人で寝たい気分やねん…』
    「ふ〜ん。じゃあ姉さんが寝るまでそばおるわ。」『…わかった』
    部屋に入るなり私はベッドに横たわった。翔と触れ合いたいから真とは寝たくない。

    2006-01-02 23:19:00
  • 412:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「おやすみ。」
    そお言って私の頭を撫でる。さっきと違って優しい瞳。
    『ん…‥』
    安心したのか、本当に眠ってしまいそうになる。「俺がおるから大丈夫やで。」

    2006-01-02 23:23:00
  • 413:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    目が覚めた。いつのまにか本当に寝てしまっていた。
    横を見れば、ちょうど真が部屋から出ていくところだった。目覚めた私に気付かないまま。
    時計を見れば三時間も眠っていた。
    早くしなきゃ…――起き上がり、鏡を見て顔を確かめる。覚悟を決め部屋を出た。

    2006-01-02 23:31:00
  • 414:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    【2045号室】そう記されたドアを一気に開けた。鍵はかかっていないのに真っ暗で何も見えない。『翔…?』
    ゆっくりと前に進む。
    ガタッ――!
    『きゃあっ!』
    「えらい遅かったやん?お姫様。」

    2006-01-03 11:09:00
  • 415:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    いきなり後ろからベッドに押し倒された。
    声だけでもいらいらしているのがわかる。
    「何してたん?まさか弟とおったんちゃうでな」目が暗闇に慣れてきて翔の顔がうっすら見える…『寝てたよ。』
    見えた。 ――――翔だ。 激しく唇を重ねる。
    今、一瞬翔が微笑んだのは、きっと私の顔が綻んでいたから。

    2006-01-03 11:16:00
  • 416:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    翔が求めるがままにされる。それだけでいい。
    なんだろう…‥今まで味わったことのない快感と感情。
    それに溺れていく。
    「お前はもう俺のモンやねんで…っ」
    熱く絡み合う私と翔の吐息。体中が翔を求めてる。「俺から離れられん様にしたるからな――!」

    2006-01-03 11:23:00
  • 417:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 418:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    今でも充分翔の脳内麻薬に洗脳されてる――
    翔と触れ合っている時は、我無者羅に生きている気がして…―――。

    これもきっとひとつの侵食――レイプと変わらない。私の総てが侵される。真に侵された体をさらに喰いつくす。
    そして私は感じる。

    2006-01-03 11:32:00
  • 419:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    ――真では感じれない。

    「あのキスシーン。きまづくなかったん?」
    翔がベッドから起き上がり、煙草を手にとる。
    いきなり現実に醒めた感じ。

    2006-01-03 11:37:00
  • 420:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    『仕事やって割り切ってたから。』
    「そんなプロ意識あったんや?」
    その、人を試す様な言葉がいちいち胸に突き刺さる。
    『お金もらってる以上はね…。』
    真に関する嘘は、慣れているはずなのに。いつもそれが真実かの様に話せていたのに。あんなに愛した総平にでさえも。

    2006-01-03 11:43:00
  • 421:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    それなのにこの人は。
    何か落ち着かせない。何か知っている様な目が私を浮つかせる。
    「そぉかそぉか。」
    そう言って私の頭をポンポン、と撫でる。
    「マスコミの反応にいちーち傷つくなよ。あることないこと騒ぎ立てよるから。それに世間も踊らされる。まぁ、俺がおるから。」

    2006-01-03 11:51:00
  • 422:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    お前は俺のモンやっていう言葉。
    私はそれに踊らされそうで怖い。
    「こいよ?寝るやろ?」ベッドで手を広げる翔。なんだかつい最近まで遠い存在だったなんて思えない。
    そう思うと無性に可愛く思えて私はぴたっとくっついた。

    2006-01-03 11:56:00
  • 423:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    「よしよし。」
    『ちょっ子供扱いせんでなぁっ!』
    「あっはは!可愛いでちゅね〜」
    まるで小さい子供をあやす風な翔に、笑った。
    『もぅ〜っありえんわぁ!きゃははっ』

    2006-01-03 12:02:00
  • 424:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    翔がいきなり真顔に戻った。
    『なに?どしたん?』
    「…お前、無邪気な顔して笑えるんやんけ!!」翔は、優しい笑顔に戻って私を抱きしめる。
               ―――…笑ってる?…‥私、今心から楽しい――幸せに感じる。胸があったかい。
    ――……真――!!

    2006-01-03 12:15:00
  • 425:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    真にあって翔にないもの
    翔にあって真にないもの
    いつのまにか、真との事で気を張り過ぎて忘れていた。
    大事なこと。
    翔といればそれがわかる感じられる。

    2006-01-03 12:19:00
  • 426:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    血の繋がりなんて意味ない。


    「麗?」
    ずっと、気付きたくても気付けなかったこと――翔がそのこたえになる。「はよ寝んぞ-?」

    2006-01-03 12:23:00
  • 427:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    だけど今…―― 少し遅かった。

    『…やっぱ部屋戻るよ。スタッフにばれたらあかんやん?』
    「せやな。ほなゆっくり寝ろよ?おやすみ。」
    やっと気付けたのに。ずっと誰かに教えてほしかったはずなのに。

    2006-01-03 12:28:00
  • 428:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    暗く長い廊下を静かに歩き、部屋に入る。


    ―――私は、今さら真から離れられない。
               眠る真をそっと抱き寄せた。

    2006-01-03 12:32:00
  • 429:

    麗 ◆6wZcCy7SUc

    長い間更新できなくてすみませんでした???
    今正月休みなのでできるだけ更新していきます?レスしてくれたみなさんあリがとございます??どんなに遅れても必ず完結させるので????

    2006-01-03 12:36:00
  • 430:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 431:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 432:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 433:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 434:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 435:

    名無しさん

    他の繋がった小説書いてるょ?

    2006-01-10 02:34:00
  • 436:

    名無しさん

    なんて題名?

    2006-01-10 08:10:00
  • 437:

    名無しさん

    ぁげ??

    2006-01-13 23:48:00
  • 438:

    名無しさん

    麗チャンて地元、群馬-??

    2006-01-14 10:35:00
  • 439:

    名無しさん

    2006-01-18 11:47:00
  • 440:

    コアラ

    麗さん、書かないンですかァァ???

    2006-03-07 13:41:00
  • 441:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    遅くなってすいません?もぅ誰も読まないかもしれやんけど更新します。ちなみにあたしわ群馬ちゃいますょ?

    2006-03-28 09:19:00
  • 442:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    朝陽が眩しくて目が覚めた。
    真は、まだ眠ってる。
    あたしは……‥
    何がしたいんだろう─?自分でもわからなくて、ただ時の進むままに、従うだけ。
    うるさい目覚ましの音が部屋に響く。

    2006-03-28 09:23:00
  • 443:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「…おはよ。」
    真が眠気眼で、私達の重い関係とは裏腹にさわやかな笑顔で。
    『おはよ。今日から東京やからね。はよ用意すんよッ』
    朝の新幹線で移動し、撮り直しなど最終的な段階をこなす。そしてそのまま私達二人は1ヶ月ほど東京に滞在する。
    きっと、マスコミが騒ぎ立てるからそれから守るためだとか。

    2006-03-28 09:30:00
  • 444:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    『…別に、そってしといてくれたらええのに。』「なんて?」
    1ヶ月の間、翔が近い存在にあることになる。自分が自分を保てるか不安で……───────────『なんもないよ?』そう言った私の体を抱き寄せ、キスをする。
    ―――喰いつくす。    私のすべてを。

    2006-03-28 09:36:00
  • 445:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    それなら、もう無いものにして────────────────────────



    「おはようございます!」

    2006-03-28 09:40:00
  • 446:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    慌ただしいスタッフの声に揉まれながら、バスに乗り込む。
    バスの中には、すでに―?―四人が、翔が座っていた。
    一瞬、翔と視線が交わったけれどそらした。
    「麗ちゃんも真くんもまだ未成年やんなぁ?」

    2006-03-28 09:45:00
  • 447:

    名無しさん

    待ってました??
    完結?するまで見てるヵラ
    頑張って?さぃ?・?・)?

    2006-03-28 10:11:00
  • 448:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    あリがと-ございます???書いてきますネ?

    2006-03-28 10:19:00
  • 449:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    声をかけてきたのは、メンバーの一人、旭。
    「そうっすけど?」
    真が答える。
    「じゃあお酒まだ飲まれへんよなぁ〜?」
    「大丈夫っすよ。俺酒好きなんで」

    2006-03-28 10:22:00
  • 450:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「そっか!ほんならよかった!打ち上げ盛り上がってこおや!!」
    「はぁ…」
    「旭まだ打ち上げは早いやろ〜?!」
    毅も加わってのやり取りを聞きながら、ぼーっと窓の外を眺めていた。
    翔だけならまだしも、―?―全員が今までテレビで見ていた人たちなんて思えないほど無邪気。

    2006-03-28 10:28:00
  • 451:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    ふと、手にぬくもりを感じる。
    窓側に座り、窓のふちに追いた私の右手に。
    見れば私の手に重ねられたもうひとつの手。
    後ろの席に座る、翔の手。心臓がひとつ、大きく音を鳴らす。何か会話するわけでもなく、ただぬくもりが伝わってくるのがもどかしくて。
    すぐ左側には真が座っているのに。

    2006-03-28 10:35:00
  • 452:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    こんな些細なことが、私の胸の一番奥底を掴んで離さない。


    ──────「姉さん、もう着くって。」
    その瞬間、翔の手を解こうとしたのに逆に強く握り返される。

    2006-03-28 10:40:00
  • 453:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    『ほっほんまか。新幹線とか乗るの久しぶりやなぁ?』
    私の顔を覗きこむ真の手が、私の肩に置かれる。
    そして、翔の手が離れた。「姉さんなんか緊張してない?」
    「大丈夫やで麗ちゃん!なんも堅くなることないから!」
    勘違いな真の言葉に、毅が優しく微笑む。

    2006-03-28 10:46:00
  • 454:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    『大丈夫です。』
    毅に返事をして、バスから降りた。
    東京にいる1ヶ月間は、気が保てない事になりそう…────


    新幹線に乗り込むなり、私は眠りに落ちた。隣にはもちろん、真。

    2006-03-28 10:53:00
  • 455:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    略部分↓


    新幹線に乗り込むなり私は眠りに落ちた。
    隣にはもちろん、真。

    2006-03-28 10:56:00
  • 456:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    ここ何ヶ月の間に色んなことがありすぎた。
    総平に真との関係がばれて別れて…‥翔に出会って。陽一に告白されて。だけど陽一ははじめから私達の関係を知っていて。そして、また翔に出会った。離れられなくなってしまった。
    ―?―のプロモに出るなんて、現実の彼方。
    ただひとつ変わらないでいるのは、私と真の繋がり──。

    2006-03-28 11:04:00
  • 457:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    あのプロモは予定では、一週間後には各メディアに流される。
    例えば私と真が、本当に関係を持っていると公表したらどうなるの?
    例えば私と翔が────

    総平と陽一は、私と真の関係を知っているけれど、誰かに言うなんて事はない二人だ。

    2006-03-28 11:10:00
  • 458:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    そんなことを考える私は、やはり一番ずるい。
    自ら落ち、その立っている場所を守ろうとする。ある意味、真がまっすぐに思える。
    私にはできない。
    正気が保てなくなるのが怖い。
       ────真の様に。

    2006-03-28 11:18:00
  • 459:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg





    ────「OKでーす!!」監督の声と共に、歓声が上がる。

    2006-03-28 11:21:00
  • 460:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    東京に来て三日。
    ようやくプロモ撮りが終わった。
    「お疲れ様〜!!」
    「早速今晩打ち上げ行くでぇ〜!!」
    スタッフとメンバーの声がざわつく中、私は今までの緊張感からか、一気に疲れがきてその場に座り込んだ。

    2006-03-28 11:26:00
  • 461:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「大丈夫かっ?!」
    そう声をかけてくれたのは、翔。優しく抱きかかえる腕を私は振り払おうとした。
    真に見られたら…───「いいから!」
    私は翔に引っ張られる様にスタジオを出た。
    真を探すと、毅と話していてこちらには気づいていない様子だった。

    2006-03-28 11:59:00
  • 462:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    抱きかかえられながらも、会話がなくて、翔が怒っているみたいで何も言えない。
    「ホテル遠いからとりあえず車ん中で寝とけよ」私を優しく横にすると、頭を撫でる。
    言葉はきついけど優しい翔が、私は────。
    『翔、大丈夫やで?』

    2006-03-28 12:06:00
  • 463:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「ええからゆっくりしろって。」
    『…わかった。』
    「打ち上げ、おもろいからそれまで、な。」
    そう言って私の手を包みこむ。
               翔、私が大丈夫って言ったのは一人でも大丈夫って意味。それなのにそばにいてくれる翔が嬉しすぎて。

    2006-03-28 12:14:00
  • 464:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「何笑ってんねん?」


               
    もっと、もっともっと早く翔に出会っていたかった。

    2006-03-28 12:17:00
  • 465:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg



         ――――――気づけば眠っていたみたいで、窓の外は暗い。
    隣を見れば、翔が微笑んでいる。
    手は、握られたまま。

    2006-03-28 12:21:00
  • 466:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「おはようさん、お姫様。」
    皮肉な言葉とは裏腹で、優しい笑顔。
    思わず抱きついた。
    「はいはい、ほら、もう打ち上げ行くで!」
    その言葉ではっとした。      真──…‥。

    2006-03-28 12:26:00
  • 467:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    『なぁ、麗どんくらい寝てた?』
    「三時間くらいちゃうか?」
    『その間みんなは?!』「近くの店で休憩しとったみたいやで…あっほらみんな戻ってきたわ!」私はとっさに起き上がり、外を見た。
    真だ。よかった。みんなと笑っている───。

    2006-03-28 12:32:00
  • 468:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    「姉さん、大丈夫なん?」
    『ん?うん,いけるよ。』翔が伝えてくれてる。
    だけど、やっぱり少し真は怒りを隠しきれていない。
    「ふーん…せやったらええけど。」
    そう呟いてそっぽを向く真。          言葉をかけようとして、やめた。

    2006-03-28 12:38:00
  • 469:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    とリあえずここまで?
    ほんまに遅なリましたが、暇あれば書いてきますので??
    ?最後に訂正?
    ―?―のメンバーのうち“旭"と書いちゃってますが正しくわ暁(あきら)です。ちなみに翔・毅(つよし)・武(たける)です?あたし自体間違えちゃったので前に書いたけど一応?

    2006-03-28 12:52:00
  • 470:

    名無しさん

    ?

    2006-03-28 21:16:00
  • 471:

    名無しさん

    偽物が更新してるやん!
    トリップ違うで

    2006-03-29 00:10:00
  • 472:

    麗 ◆WpfSaLN0Mg

    すいません?前のトリップが元カレの名前入ってるので変えたんです??ちゃんと麗本人なので?誤解を招いてすいません?

    2006-03-29 06:04:00
  • 473:

    名無しさん

    じゃあ、前のトリップ出してみてや!

    2006-03-29 13:14:00
  • 474:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    トリップ戻しますね?
    今から更新します?

    2006-03-29 18:10:00
  • 475:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    いつもいつも私は真に対して成されるがまま。
    真は、我が儘に。
    それでも、離れられずに。私は翔を求めて、
    真を必要とする。
    ただ弟としてそばにいる事に満足できなくなった果てには、何もなかった。

    2006-03-29 18:23:00
  • 476:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    苦しいのに、できるなら姉弟に戻りたいのに。
    今ならまだ間に合うかもしれない。
    今の私には翔がいてくれる。
    それなのに、それでも。
    何かが縛り付いて解けない。

    2006-03-29 18:28:00
  • 477:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    血が滲んだって、しがみついてくるのがわかるから。──────────────────────────


    『真!し〜んっ!』
    賑やかな打ち上げ会場で、倒れ込む真。

    2006-03-29 18:32:00
  • 478:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「麗、どした?」
    『翔っ真が飲みすぎて…この子弱いねん。』
    翔がゆっくり真をかかえる。
    「まだ17やもんな-笑」 そう言って一気に体を起こそうとすると、
    「…なせやっ!」   真が声を荒げた。

    2006-03-29 18:36:00
  • 479:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「…お前の助けなんかいらんから。」
    足が絡み、フラつく真に手を差しのばす。
    「はよむこう行けや!」翔は驚いた顔を見せたが、すぐに不適な笑みに変えた。
    『ごめんな翔?真酔ってるから…先ホテル戻ってるわ。』

    2006-03-29 18:44:00
  • 480:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    心配するスタッフを適当にかわし、タクシーに乗り込んだ。
    『○●ホテルまで。』
    一息ついて、膝に乗っかる真の頭を撫でる。
    『弱いくせに…』
    あんなに翔に対して強く出るなんて、少し驚いた。

    2006-03-29 18:49:00
  • 481:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    姉弟の勘?
    何にせよ、私と翔の間に何かあるのを疑っているのは確か。
    ─────許さないよ。真、私はあなたの願望に応えた。侵食を受け入れた。
    一番はじめに気持ちを利用してしまったのは後悔してる。
    だけど、私の本当の心まで喰いつかさないで──

    2006-03-29 18:56:00
  • 482:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    今、ただでさえ離れられない私がいるから。



    正気を保っていられる翔の存在を、私から消すなんて許さない。

    2006-03-29 18:59:00
  • 483:

    麗 ◆ySQsCb6HNw



    ホテルに着き、真の部屋まで運びこみベッドに横にさせる。
    おでこに冷しぼをおき、頬に触れる。
    「…んん‥」

    2006-03-29 19:13:00
  • 484:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『真?大丈夫?』
    真っ暗な部屋にぽつんと灯るスタンドライトが揺れる。
    「…行かんとって‥おって…‥。」
    ──────その灯りが、私の記憶を鮮明にする。

    2006-03-29 19:19:00
  • 485:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    まだ私たちが幼かった頃、真が風邪をひいて寝込んでいた。
    それなのに、ママはどこかへ出かけた。
    その時、真が今と同じ言葉を何度も呟いた。
    そして私は、真の手を握ってこう言った。
    『お姉ちゃんがずっと真のそばにいてあげる。絶対守るから!』

    2006-03-29 19:25:00
  • 486:

    名無しさん

    あげ?

    2006-03-31 09:42:00
  • 487:

    名無しさん

    2006-04-02 02:37:00
  • 488:

    名無しさん

    2006-04-02 03:53:00
  • 489:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    あげ?レスアンカ-あリあす?

    2006-04-04 11:42:00
  • 490:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ───────────


    『お姉…ちゃんが…‥』
    私はゆっくり、言葉を呟いた。

    2006-04-04 11:45:00
  • 491:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『お姉ちゃんが守ってあげる…。』
    言葉を言い終わらないうちに、涙がひとつ、頬を伝った。
    『真…真…っ麗が守るからっ』
    姉として、あなたを守る───
    「……嫌。」

    2006-04-04 11:52:00
  • 492:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「俺が、姉さん守るねん。
    男として──。」
    もう戻れないよ…─────
    真が、ゆっくり私を押し倒す。唇を重ねる。
    このぬくもりも鼓動も、知らないで済んだのに。

    2006-04-04 11:59:00
  • 493:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    私が間違っていた。
    真が狂ってしまったのは、私の責任。
    離れたいのに離れられない。
    本当は、怖い──。
    私まで壊れてしまいそうで。

    2006-04-04 12:08:00
  • 494:

    名無しさん

    2006-04-09 21:22:00
  • 495:

    名無しさん

    あげ?

    2006-04-10 05:23:00
  • 496:

    名無しさん

    続きみたい(・ω・)

    2006-04-10 16:31:00
  • 497:

    名無しさん

    書いてょぅ?

    2006-04-11 21:53:00
  • 498:

    名無しさん

    2006-04-12 01:36:00
  • 499:

    名無しさん

    もお書かないンですか??

    2006-04-13 16:20:00
  • 500:

    名無しさん

    何なん結局また放置??

    2006-04-13 16:34:00
  • 501:

    コアラ

    しおリ?
    麗さん?マイペースで頑張ってな???続き楽しみにしてます??

    2006-04-13 22:57:00
  • 502:

    名無しさん

    待ってるので、頑張ってかいてくださいね!!!

    2006-04-15 07:15:00
  • 503:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    遅くなってごめんなさい??
    レスくれたみなさんあリあす?がんばって書いてきます??

    2006-04-16 06:28:00
  • 504:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ────────


    「姉さんは俺から離れへんやんな、絶対。」
    ────────────────────部屋を出た時の、真の最後の言葉が頭に響く。

    2006-04-16 06:32:00
  • 505:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    電気もつけずに暗い部屋でひとり、ため息をつく。
    明日から1ヶ月、東京で過ごす。ほぼ外出できない。
    そんな状態で、真といなくてすむ訳がない。
    ─────とりあえず、眠りたい。深い眠りの中で、解き放たれよう。
    願うならば、醒めない夢を。

    2006-04-16 06:45:00
  • 506:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    ―?―という人気グループのプロモで、素人の姉弟がキスをするのは話題みたいで、四日間のうちにインタビューを受けたり雑誌の撮影をしたりで全く今いる自分の位置を掴めない。
    《続いては、―?―話題の新曲プロモが届きましたので、どうぞ!》
    その声とともに流れ出した自分の顔。
    おかしい。笑ってしまう。テレビに自分が映っている。

    2006-04-16 07:02:00
  • 507:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さんちゃうみたいやな〜やっぱ綺麗に撮ってんねんなぁ」
    真ののんきな台詞なんて、どうでもいい。あのキスシーンのところで、アナウンサーは笑った。

    《本当すごいですよね〜この二人は血の繋がった姉弟ということでですね、普段は一切こんなことはしないらしいですよ、て当たり前ですね笑!これから注目していきましょう!》

    2006-04-16 07:08:00
  • 508:

    名無しさん

    http://pr3.cgiboy.com/S/4634318

    2006-04-16 07:21:00
  • 509:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さんどしたん‥?」
    ───ちゃんちゃらおかしい。笑ける。当たり前?わかってる、そんな事は。
    昨日の晩に、私と真がベッドで交わったことも、唇を重ねたことも。当たり前じゃないないんて事はわかりきってる。
    ただ、見ず知らずの馬鹿みたいな女に全否定されたことが、悔しくて、悲しくて、腹立たしくて────涙が止まらない。

    2006-04-16 07:35:00
  • 510:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「姉さん?!どしたんって!」
    真、流れる涙の意味を理解できない───?
    「なんで泣いてるん?!」
    やはり、私と真の気持ちは通じ合っていない。
    通じ合うものじゃない…─────────────ガチャッ

    2006-04-16 07:47:00
  • 511:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    「おはよ-さぁん!!」
    とっさに真の手を払い、涙を拭った。
    翔と、暁だった。
    『おっおはよ!どしたん?』
    「いや、俺ら明日からちょい仕事で地方回るし今日初放映やったやろ?飯でも行かんかなお-て。」

    2006-04-16 07:53:00
  • 512:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    『行くっ!!』
    「よしきた!真、お前は?」
    背中を向け、無愛想に真は答えた。「俺ホテルおるわ。」
    翔はにやっと笑うと、「おとなししとけよ!」と言い、私の手を引いて部屋を出た。
    真を気にしつつも、何も言わずに翔の後についた。

    2006-04-16 07:59:00
  • 513:

    麗 ◆ySQsCb6HNw

    とリあえずここまで?
    今日わ休みなので暇あれば書いてきます??
    もおすぐ終盤なので最後までお付き合いください??????

    2006-04-16 08:13:00
  • 514:

    まい

    この小説めっちゃ好きです?
    主さんはなんやかんや言いながらちゃんと更新してくれてるみたいなのですごく楽しみにしてます??

    2006-04-16 23:24:00
  • 515:

    名無しさん

    書いて(≧▽≦)/

    2006-04-19 18:29:00
  • 516:

    名無しさん

    楽しみにしています(^o^)

    2006-04-26 17:03:00
  • 517:

    名無しさん

    いい加減書いて。

    2006-04-28 09:16:00
  • 518:

    名無しさん

    もお終わり??

    2006-05-01 11:31:00
  • 519:

    名無しさん

    ??

    2006-05-06 16:12:00
  • 520:

    麗◆KjLjdEyPXY

    「何食いたい-?」
    タクシーの中で、翔はそう言って私の手を握った。
    暁がいるのに…‥────────
    「俺中華-!!」
    「あほか!おまえに聞いてへんわ!」

    2006-10-26 05:16:00
  • 521:

    麗◆KjLjdEyPXY

    そう言って暁を殴る翔を笑いながら、あたしは満面の笑みで答えた。
    『オムライス♪』
    「りょーかい!!」
    ──────
    流れる景色を車窓から眺めながら、翔と暁の会話も聞かず、私はひとつの想いに駆られた。

    2006-10-26 05:20:00
  • 522:

    麗◆wC.uwUWpRI

    ───このままどこか遠くへ飛べたらいいのに。

    真のいない世界?
    翔のいない世界?
    それとも、二人ともいない世界?────────────────────分からない。それよりも、私がはじめから存在しないものだったらよかったのに。

    2006-10-26 05:24:00
  • 523:

    麗◆gABLw6umDs

    『止まって!!!』
    本当にこのまま飛んでしまいそうな思考に、思わず言葉を発してしまった。
    急ブレーキするタクシー。
    「麗どしてん!?」
    『…あっタッタバコ買いたかってん!ごめんね!?』

    2006-10-26 05:30:00
  • 524:

    麗◆v3WdJC9zxM

    暁の言葉に慌てて、ちょぅど目の前にあったコンビニを見て言い訳する。
    「俺も。」
    タクシーを降りる私の手を引っ張る、はにかんだ翔。
    その笑顔が可愛すぎて───。
    翔と一緒にコンビニに入ると、雑誌を立ち読みする同年代の女の子二人の会話が耳に入ってきた。

    2006-10-26 05:38:00
  • 525:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「ハル〜?何してんの、行くよ?」「これ…めっちゃ大事な友達に似てるな思て…」
    「あ〜姉弟のやつじゃん?今流行ってるよね-!!」

    そこまでで、二人の会話を聞き入る私の肩を誰かがが叩く。
    「タク待たしてんねんからはよ行くで。」

    2006-10-26 05:45:00
  • 526:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『ちょぉ待ってやっ翔!!』
    翔を追いかけて走ると、彼は立ち止まった。
    「…さっきの会話聞いたやろ?お前はもう一般人やないねん。自覚持てよ。」
    私は何も言えず、立ちすくんでしまった。
    「俺が守ったるやんけ。」

    2006-10-26 05:50:00
  • 527:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    その言葉に、タクシーに乗りこむ翔の背中に抱きついた。
    「おいおい、おまえらあんまいちゃつくなよ-笑。」
    暁の意地悪そうな言葉と笑顔なんて無視して、私は翔にくっついたまんまでいた。
    「かまへんやんけ!見てんのはお前と運転しとぉおっちゃんだけや笑!!」
    翔が笑うと、私たちが何者か気づいているのか、運転手さんは「安心しぃ、おっちゃん誰にも言わんさかいな!」と笑ってみせた。

    2006-10-26 05:59:00
  • 528:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「なんや!おっちゃんも関西の人なんや!関西人なら絶対安心やわ笑!」
    また笑う翔につられて、車内は笑い声に包まれる。


    穏やかな時間。すごく心地いい。そう言えば、初めて翔に会った日もタクシーに乗ったことを思い出し、なんだか遠い昔の事かの様に懐かしむ自分に、また笑った。

    2006-10-26 06:05:00
  • 529:

    麗◆C2IP6NrF2Q



    翔おすすめの、六本木にあるオムライス専門店に入り、鮭とほうれん草のクリームソース掛けオムライスを注文し、うきうきの私に翔が真剣な表情を見せる。
    「さっき言うたけど、俺ら明日から地方回りやねん。麗と真は留守番やから、ちゃんとおとなししとけよ。」
    『…わかってる。』

    2006-10-26 06:13:00
  • 530:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「死んでも、服買いに行きた〜い!とかあほなこと言ぅなよ?」
    翔の言葉と同時に運ばれた料理を無言で受け取り、俯いた。
    『…どんぐらい行くん?』
    美味しそうな香りが漂う。
    「二週間くらいちゃぅか。」

    2006-10-26 06:18:00
  • 531:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『そんな長いん?!』
    私と翔の重い話なんてお構いなしに食べ始める暁を横目に、声を荒げる。
    「寂しいんか?その分今晩いっぱい可愛い可愛いしたるやんけ。」
    ───ちがう、ちがうよ翔。その間あの小さなホテルと言う空間に、真と二人っきりなのが怖い。それだけ。
    「あ〜!もう暗い顔すんな!早よ食え!おまえは笑ってろ!!それだけで俺ええから。」

    2006-10-26 06:26:00
  • 532:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    一瞬で私の顔が明るくなったのだろう、暁が笑う。
    「めっちゃうまいでー!麗、はよ食べな冷めんで?」
    『ぅんっ★いっただっきまーす!ん!おいしー♪♪』
    頬張る私を優しい笑顔で見やる翔。
    「やっぱおまえはそれが似合っとぉわ。」

    2006-10-26 06:33:00
  • 533:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    ずるいよ、翔。そんな笑顔でそんなこと言うなんて。
    どんどんあなたに落ちていく私がわかる。

    そして、落ちていった分だけ真に侵されるであろう私も見える。
    ────────────────────────────────……愛情と恐怖、どちらが人間を壊すかなんて、知りたくなかった。

    2006-10-26 06:42:00
  • 534:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    長い間放置していたので、誰も見てないかもしれませんが、再開させていただきます??
    書きはじめのトリップがばらばらなのわ、前のを忘れちゃったからです(>_

    2006-10-26 06:46:00
  • 535:

    麗◆C2IP6NrF2Q



    食事を終えた私たちは、それからバーへ行き、ボーリング、ビリヤードと楽しんだ。

    本当に楽しくて、今自分が立っている位置さえ忘れてしまいそうで…─────────

    2006-10-27 11:57:00
  • 536:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    真の待つホテルへ帰るのが怖い。


    ───────
    「麗、もう自分の部屋帰るんか?」

    2006-10-27 12:00:00
  • 537:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    人がちらほら伺えるホテルのロビーで、立ちすくむ私に翔が投げかけた言葉。

    ───挑発か本心か…‥

    ただひとつだけ確かなことは、私を救ってくれるのはこの人だけ。

    2006-10-27 12:06:00
  • 538:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『…翔と一緒におる…。』
    ──────
    ───────────
    ─────────
    真の顔が、一瞬頭をよぎる──────────…‥

    2006-10-27 12:11:00
  • 539:

    名無しさん

    見てます?
    頑張ってね?

    2006-10-28 19:36:00
  • 540:

    名無しさん

    2006-10-28 21:04:00
  • 541:

    コアラ

    更新されてる?
    頑張って下さい(?・?・)?゙

    2006-10-29 07:13:00
  • 542:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    レスありがとぅございます??がんばりますヾ(uωu*)

    2006-10-29 12:39:00
  • 543:

    麗◆C2IP6NrF2Q


    エレベーターの密室の中翔と二人、心臓の音がうるさい。
    ひとつひとつと階が上がっていく度、大きな鼓動が波打つ。

    狭い空間で微妙に離れた二人。

    2006-10-29 12:47:00
  • 544:

    麗◆C2IP6NrF2Q


    早くこの人に
    触れられたい。

    ────────

    2006-10-29 12:49:00
  • 545:

    麗◆C2IP6NrF2Q





    .

    2006-10-29 12:52:00
  • 546:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    重ねる口唇
    絡み合う舌
    這う指先、交わる吐息…───
    感じる体温。

    2006-10-29 12:57:00
  • 547:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    すべて、いとおしい。

    全躰で私を求めて。

    『翔…っぎゅってして…‥』

    2006-10-29 13:00:00
  • 548:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    きつくきつく、縛りあげるような翔の腕に抱かれて、
    響く心音。体温。

    その心地よさに、逝ってしまいそうになる…──────────────────

    2006-10-29 13:06:00
  • 549:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「おまえしかいらんねんっ…」夢見心地で届いた翔の言葉。

    『もっと……』

    私は、力ない声で囁いた。

    2006-10-29 13:13:00
  • 550:

    あやか

    あ??げ?

    2006-10-31 23:26:00
  • 551:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    レスありがとぅございます?

    2006-11-01 13:21:00
  • 552:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    翔の体温を、痛いほど感じながら…────────────────────



    うるさい着信音が響いている。

    2006-11-01 13:25:00
  • 553:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    頭に響く着信音が鳴り止むと同時に、目覚めた。

    ぬくもりを感じない、
    翔がいない。

    2006-11-01 13:29:00
  • 554:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    カーテンのすきまから差し込む淡い光に、朝だと気づく。

    携帯を手にし、着信履歴を見れば、真。

    ────……やってしまった。真に連絡しないまま、翔の部屋で、あの腕の中で眠ってしまった。

    2006-11-01 13:32:00
  • 555:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    言い訳も思いつかず、煙草に火をつけると、ドアの開く音がした。
    「麗さん、おはようございます!」
    入ってきたのは、私と真の世話役の美加ちゃん。
    『美加ちゃん…??』
    寝ぼけた私に美加ちゃんは、呆れた様子で説明する。

    2006-11-01 13:38:00
  • 556:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「昨日の晩、10時くらいですかね?こいつ酔っぱらったから頼むってあたしの部屋に翔さんが連れてこられたんですよ。」
    『…じゃぁ、ここは美加ちゃんの部屋?』
    私と翔の関係は、ばれてはいけない。
    あのまま眠った私を、酔っぱらったことにした訳か。
    「はい!真さんにも伝えてあるので、もうすぐ来られると思いますよ。」

    2006-11-01 13:49:00
  • 557:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『…そっか。ありがとぅね、美加ちゃん。』
    「いえいえ!あっ─?─のみなさん、早朝に名古屋へ向かわれたんですけど、翔さんから伝言です。」

    「『死ぬなよ』って。」
    ────私は声に出して笑った。

    2006-11-01 13:55:00
  • 558:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「どういう意味なんですか!?麗さん、何かあったんですか?!」
    私の干支は兎。
    昨晩、翔に、兎は寂しがりだから放置したら死ぬとゆう話をした。『ほんまに死んだらどないするねん笑』

    不思議そうに心配する美加ちゃんをよそに、私は満足げにつぶやく。

    2006-11-01 14:04:00
  • 559:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    そんな翔が、愛しい。

    ────ガチャッ

    「姉さん!!!心配してんで!!」

    2006-11-03 21:00:00
  • 560:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    ────グイッ!!
    『ちょ…痛いっ!』
    「真さん!麗さん今目覚められたところで…‥」
    私の言葉どころか、美加ちゃんさえ無視して私の体を引っ張る真。
    「えーから!!」

    2006-11-03 21:04:00
  • 561:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    部屋から出る寸前、真に引っ張られながら振り向くと、ドアのすきまから心配そうな顔の美加ちゃんが見えた。


    『───真っ!痛いってば!!』
    真の部屋に着くなり、壁に押しやられる。

    2006-11-03 21:08:00
  • 562:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「きのーは楽しかった?」

    左手を壁につき、右手で顎をつかまれる。

    くちびるが触れそうなほど、真の顔が近い。

    2006-11-03 21:12:00
  • 563:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    冷たい目。
    私と同じ血をひく、目。

    思わず視線をそらす。
    「大好きな翔と一緒で楽しかったんかって!!!」

    2006-11-03 21:15:00
  • 564:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    ───楽しかったよ。翔が愛しくて愛しくて仕方ない。

    『…ちがうやん…?翔は…』

    どうして、それともわかってた?それを真に言えない。

    2006-11-03 21:17:00
  • 565:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『…翔は、ただの憧れやんか。昨日は暁も一緒やったしただ飲んでただけ。』
    真の手が離れる。
    それと同時にベッドの方へ歩くと、
    「俺から離れれると思ってるん?」
    背中ごしに届いた低い声。

    2006-11-03 21:24:00
  • 566:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「俺は、姉さんの弟やねんで?」ずるい。こんな時にその言葉を口にするなんて。
    『わかって…』
    私の言葉を遮って、さらに真は私にとどめを刺す。

    「姉さんは、俺のもんやねん。」

    2006-11-03 21:28:00
  • 567:

    麗◆C2IP6NrF2Q




    ──────────
    伝わってくる体温が、憎い。

    2006-11-03 21:30:00
  • 568:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    重ね合う体も、くちびるも愛撫される指も。
    「ずっと俺のそばにおるやんな?」
    抱きしめられても。

    怖い、痛い、真が痛い────────────────────……翔に会いたい。

    2006-11-03 21:34:00
  • 569:

    麗◆C2IP6NrF2Q





    ─────────

    2006-11-03 21:35:00
  • 570:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    テラスから見る夜景は、苦しいほど美しい。

    翔がいなくなって二週間目、最後の夜。

    真は今シャワーに入っている。

    2006-11-03 21:39:00
  • 571:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    私はひとり、テラスから夜景を眺める。

    12月の星空と目映いネオンが、私の胸をしめつける。

    この二週間、私は真のおもちゃだった。

    2006-11-03 21:43:00
  • 572:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    真が怖くて怖くて───────────離れられなくて。

    「綺麗な〜東京きて初めて夜景見たかも。」

    そう言って、無邪気に笑う真。

    2006-11-03 21:46:00
  • 573:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『真、そんな格好やったら風邪ひくで?』
    髪も濡れたまま、バスタオル姿。
    「今からあったまるもん。」
    無邪気な真。
    可愛い、私の弟の──────

    2006-11-03 21:50:00
  • 574:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    大丈夫、大丈夫。
    明日には、地方回りを終えた翔たちと大阪に戻る。

    翔に会える。
    大丈夫─────。

    2006-11-03 21:53:00
  • 575:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    真に後ろから突かれながら、私はただそのことだけを考えた。


    ふと、目に映った星空が───────
    私たちふたりを汚らわしく照らした。

    2006-11-03 21:57:00
  • 576:

    名無しさん

    あげ?

    2006-11-05 21:00:00
  • 577:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    レスありがとうございます?

    2006-11-06 13:46:00
  • 578:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    ─────プァァァァッ


    新幹線の発車する音がホームに響く。
    私の隣には、真。

    2006-11-06 13:49:00
  • 579:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    翔は、いない。


    「今週のスケジュールの確認ですっ大阪に戻ってすぐに○○誌のインタビュー、明日に─?─のみなさん、スタッフで食事会、後はオフですので★」
    美加ちゃんが話し終えると同時に、真が露骨に嫌な顔をする。

    2006-11-06 13:57:00
  • 580:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「食事会ぃ?」
    気に食わない、といった口ぶり。
    「はいっ─?─のみなさんが大阪に戻るのが明日になったので。」
    「ふーん。」
    『楽しみやね、美加ちゃん♪』

    2006-11-06 14:02:00
  • 581:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    私はわざと嫌みに、無駄な笑顔と言葉を美加ちゃんに投げかけた。
    「麗さんもみなさんも、お酒好きですからね〜笑」


    ささやかな真への抵抗。

    2006-11-06 14:05:00
  • 582:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    翔と出会って、あのぬくもりを体が覚えてから、真への気持ちが明らかに変わった。

    兄弟としてすら見れない、
    私のこの手に触れるのは誰?
    「美加ちゃん、俺酒キライやから。」

    2006-11-06 14:10:00
  • 583:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「真さん弱いですもんね笑」


    ─────だからお願い。
    私と真を誰か引き離して。

    2006-11-06 14:12:00
  • 584:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    自分じゃもう、どうしようもできない───。



    「二人はプライベートも仲がいいの?」

    2006-11-06 14:16:00
  • 585:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    聞き飽きたインタビュアーの質問に、お決まりの返事をする。
    『仲いいですよ〜なぁ、真?』
    真の顔を見ずに、煙草に手をやる。
    「他の姉弟と比べたらかなり仲いい思いますよ。」
    こんな時だけやけに笑顔を見せる真に、無性に腹が立つ。

    2006-11-06 14:23:00
  • 586:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    そして、さらに私を腹立たせる言葉をインタビュアーが口にする。
    「つい先日、翔にインタビューしたんだけど、次は禁断の愛の歌を考えてるみたいなんだけど。二人は姉弟でしょ?」


    「もし、好きになっちゃったら、二人ならどうする?」

    2006-11-06 14:28:00
  • 587:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    sexしてます、
    実際に、あんたの目の前にいる姉と弟が。


    『私は何もしないですね〜だって近親相姦じゃないですか笑』

    2006-11-06 14:33:00
  • 588:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    自分に寒気がする。
    今まではこんな嘘、平気だったのに。翔に出会うまでは。


    ─────「俺は伝えますね。」

    2006-11-06 14:36:00
  • 589:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    確かに身震いを感じた。

    真、これ以上私を侵さないで。

    「へぇ、どうして?」

    2006-11-06 14:38:00
  • 590:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    馬鹿なインタビュアーにさらに腹が立つ。
    どうでもいい。
    「俺、自分の気持ち抑えれない奴なんで笑」

    何があろうと今さら、私の立っている位置は変わらない。

    2006-11-06 14:42:00
  • 591:

    麗◆C2IP6NrF2Q



    ────ここまできて私はまだ、甘かった。

    何もわかってなんかいなかった。

    2006-11-06 14:45:00
  • 592:

    麗◆C2IP6NrF2Q


    何を言っても、まだ真は“弟”だったのに。


    ───────

    2006-11-06 14:48:00
  • 593:

    ゆき

    前から読んでました?"次の更新楽しみにしてます?完結まで頑張って下さい?

    2006-11-11 14:04:00
  • 594:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    ゆきサンありがとぅございます?もぅすぐで完結なので
    最後までおつき合いお願いします?

    2006-11-14 19:32:00
  • 595:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    ───────
    「れぇ〜いぃ〜っ!!!」
    沙羅の大きな声と共に、涙が出そうになる。
    「お疲れ様っあんたがんばったなぁ!!」
    瞳の言葉で、こぼれ落ちる。

    2006-11-14 19:38:00
  • 596:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「あーもうどしたんっ!?」

    ─?─のプロモに出ることは友達に言うのも禁止されていて、この2ヶ月まったく連絡をとっていなかったためか、最近色んなことがありすぎて……‥

    「ほんまテレビで見たら変わったな思うけど、実際なんも変わってへんくて安心やわ笑」

    2006-11-14 19:43:00
  • 597:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    沙羅と瞳の顔を見て、私もいろんな意味で安心したのだろう。
    涙が止まらない。
    「ほんまあんたは自慢のツレやで!」

    友達って、どうしてこんなに居心地いいんだろう───

    2006-11-14 19:46:00
  • 598:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    私が、翔と真の間でもがいてることすら忘れてしまいそうになる。
    「翔って生も男前っ!?」
    だけど、しっかり胸に刻みこまれてる。
    「真も男前なったよな笑!!」
    血の果てぬ限り。

    2006-11-14 19:50:00
  • 599:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    「絶対サインもぉといてなっ」
    『麗にまかしときって★』


    最後までバカ笑いしながら、二人と別れた。

    2006-11-14 19:52:00
  • 600:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    本当に二人には感謝してる。
    私の居場所、立ち位置を確認できる。
    私はまだ笑っていられる。

    私はまだ、正常だよね───?

    2006-11-14 19:55:00
  • 601:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    すべてが壊れていない今なら、まだ取り戻せる気がしていた。

    だけど、すべて知ってしまった今、そう思いこませていただけだと気付く。
    ──────────────────…─‥…遅かった。

    2006-11-14 20:00:00
  • 602:

    麗◆C2IP6NrF2Q




    明日には、翔に会える。
    「そんなに嬉しい?」

    2006-11-14 20:03:00
  • 603:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    知らずと、笑顔になっていたのを真の言葉で気付く。
    「翔に会えるのが?」
    そう微笑みながら、責め立てる真の目は笑っていない。

    真は気付いてるの?知ってるの?それなら、いや、それだから?

    2006-11-14 20:07:00
  • 604:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    私を解放してくれないのは──

    「俺だけが求める。」
    真が重なってきて、ベッドに、体が沈む。
    「それでえーねん。」

    2006-11-14 20:10:00
  • 605:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    怖い言葉。
    そのはずなのに、胸が痛い。

    真が、涙ぐんでいるから。
    『…わかってるよ、真?』

    2006-11-14 20:12:00
  • 606:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    真、真も自分の想いに自信がないんだよね──?
    本当は、一番わかってる。

    だから今さら逃げれない。
    自分だけは信じていたい、そうだよね?真───。

    2006-11-14 20:17:00
  • 607:

    麗◆C2IP6NrF2Q

    『麗はここにおるから。』
    頭をぽんぽんと撫でる。
    『大丈夫やから、な?』
    だけど私は。
    ─────真、私はもう耐えれるのかさえわからない。

    2006-11-14 20:20:00
  • 608:

    名無しさん

    2007-01-31 00:10:00
  • 609:

    名無しさん

    続き読みたいです?

    2007-01-31 19:46:00
  • 610:

    618

    ?

    2007-02-01 09:30:00
  • 611:

    名無しさん

    え〜読んだのに更新されてんのめっちゃ前やん

    2007-02-01 13:45:00
  • 612:

    名無しさん

    っえ?ホンマやわ?

    2007-02-01 21:31:00
  • 613:

    名無しさん

    続き読みたい?

    2007-02-05 22:48:00
  • 614:

    名無しさん

    2007-04-06 19:21:00
  • 615:

    名無しさん

    読みたい?

    2007-04-07 02:49:00
  • 616:

    名無しさん

    かいて

    2007-04-15 23:23:00
  • 617:

    名無しさん

    読みたい

    2007-04-22 11:25:00
  • 618:

    名無しさん

    どっこいしょ

    2007-06-30 10:05:00
  • 619:

    名無しさん

    .

    2007-06-30 14:29:00
  • 620:

    名無しさん

    シオリ

    2010-11-04 17:38:00
  • 621:

    名無しさん

    あげ

    2011-11-14 19:34:00
  • 622:

    名無しさん

    昨日から読んでたケドまた途中で止まってる??ショックゃ?

    2011-11-23 17:45:00
  • 623:

    名無しさん

    え?失礼ながらこちらの小説を楽しめませンでした
    主さンの文体・文章…うまく感じる様で私にゎメチャクチャ分かリにくかッたです
    色々、妖艶な言葉ャ少し難し目の言葉を使われて小説の表現をシリアスに工夫されてるのゎ分かリました?
    が、それが返ッて逆に意味が分かリづらく、そしてリアリティから離れていく一方になッてしまゎれたかと
    結局ゎその1つ1の言葉の表現から一体何を伝えられたいのかメッセージがブレてブレてに感じました
    これが実話を絡めると公言されてないのであれば主様の創作小説だしともッと楽しく読めたのかもですが
    創作だとしても、ミナミで有名人に突然拉致され関係を持ち、芸能人でない素人姉弟が雑誌の表紙を飾リ、その末関係を持ッた有名人のバンドのプロモに出演し、1ヶ月芸能人でもないのに姉弟が東京で過ごす…全くリアルから離れてて入って行けませンでした
    ファンタジー小説とかなら…ンな事ある訳ないャン的な物語リでも楽しめますが…ただストーリーが面白くまとめられている作品ならの話しです
    うーン、主様フィクションをおリ交ぜながらとの事でしたがどこの辺リがノンフィクなンでしょうか?
    ここまで話しを大きく展開してしまうと話しの構想にプロでゎないンですからこの続きの展開の構想がそら難しいと思います
    きッと主さンゎ放置でゎなく続きが浮かばれなかッたンでゎあリませンか?ここ迄の話しにしてしまうとそら後が素人なンですから詰まッてしまうのゎ分かりますゥ
    単発の更新も話しのアイディアが浮かばれなかッたから故の事とお察しします
    主様ここ迄の更新本当にお疲れ様でした

    2012-03-26 06:57:00
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