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?勝つのはどっち??
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1:
理紗
風嬢の理紗とキャバ嬢の沙耶。1人の男を巡って、今日も壮絶なバトルを繰り広げる。??
2006-01-04 01:32:00 -
2:
理紗
「はい。今日のお給料ねっ。お疲れ様!!また明日6時にねぇ。」『あ、はーい。お疲れさんっ★』「理紗っ♪今日いくらやった?」『へっへっ★8万円なりぃ〜♪』「沙耶7万やしぃ…。まいっか★今日もいっときますかぁ〜??」『いっときましょっかぁ〜!!』「理紗かっこいっ★もっちろん例のア・ソ・コですよねぇ〜??」『大当たり!!行きますかっ★』「はいはいっ!!ラジャーッ♪」1年程前、あたしらは同じヘルスで働いてた。毎日仕事が終わると決まってこの会話をして、塗装工事を施していつもの場所へ迎う。その場所は・・・ホストクラブ。
2006-01-04 01:48:00 -
3:
理紗
一歩外へ出るとモデルみたいに誇らしげに歩く。ピンク街をぬけると、いろんな業種の店が立ち並ぶ繁華街。スーツ着てゴキブリみたいに固まってるホスト達がチラホラ視界に入るが目的地は1つ!!━今日もキャッチがうざいわ★━調子に乗りながらまっすぐ歩く。「ありがとぉ〜また来てねっ★」近くで聞こえるキャバ嬢の声…。「あ〜ぁ。あんなに酒焼けしちゃって。お腹もブヨブヨやんかぁ。化粧もケバすぎるし。あんなんでもキャバで働けるんやねぇ〜。」『ほぉんまに。毎日酒飲んで食っちゃ寝ばっかしてるとあんなんになるねんな。あぁ〜恐い恐い!』
2006-01-04 02:12:00 -
4:
理紗
あたしらはキャバという仕事をバカにしてた。多少ブサイクでも女だったら誰でもできる。酒飲んで喋ってカラオケ歌って…、礼儀も言葉遣いも何もできなくても、酒の作り方さえ分かればいい。それで金が手に入る。かなりオイシイ仕事。そう思って軽蔑していた。うちの店は容姿も重要、礼儀・言葉遣い・テクまで完璧でないといけない。まず店長から「キャバで働く女はアホ女や。お前らはあいつらと違うねん。風嬢やからって、あいつらに負けたと思ってるうちはアホ以下や。うちにおる女はみんなエエ女や。自信持て!!」と耳にタコができる程聞かされた。
2006-01-04 02:26:00 -
5:
理紗
その店長の言葉に洗脳されてるんだと思う。だけどその分、自分にとてつもない自信が溢れた。ダメな所は努力した。ボディーラインを特に気にしてダイエットに励み、ファッション・メイクも失敗を繰り返して上達していった。そして完璧な今の自分がここにある。ダメなキャバ嬢ばかり見てきたからだろうか…。全身ブヨブヨで髪もメイクもグチャグチャ…。努力のカケラもないキャバ嬢が大嫌いになっていった。
♪♪『はーい。もしもし?あっ!!龍??あと5分ぐらいで着くでっ★じゃあまたお店でねぇ〜★』龍は今、理紗が一番気に入ってるホスト君だ。2006-01-04 02:41:00 -
6:
理紗
「理紗お疲れさんっ★今日坊主でほんっまヤバかってん!!理紗来てくれへんかったら今日社長にシバかれてるとこやわぁ〜。ほんまにありがとぉ★あ!!何飲む?」『龍が決め。今日締日やろ??』「いやいやっ!!そんな気ぃ使わんでいいよ。いつものでいいんかな?えっとヨギーパイン…??」『締日に客呼んで何もなかったらサブイやろ??アレ頼んでええよ。しんどかったらブランデーでもいいし。龍の好きにしぃや??』「ほんまにええの??じゃあ…、ドンペリ空けてもらっていいかな??5万もするねんけどぉ…。」『それで龍はナンバー5以内??』
2006-01-04 02:55:00 -
7:
理紗
「いやそんなっ!!もう8位ぐらいまで埋まってるし…、俺なんかがその中に入れる訳ないし…。」『5の人とどんなけ差ある??』「57万ぐらい…かな??俺頑張らなさすぎやん!!あははは…」『代表ぉ!!5位って誰ぇ??』「あ〜、いつも通り楓やなぁ。」『今日楓休みやんな??龍の体に負担かけずに60万いかしたいねんけど何おろせばいいのん??』「えっ!?」「あ〜…、ボトルキープしたらええんと違うか??」『そう…。じゃあ…アレお願いしますねぇ〜。もち一括でっ♪♪』「理紗あかん!!アレいくらすると思ってんねん。120万やで。」
2006-01-04 03:08:00 -
8:
理紗
『あ、そうなん??知らんかったわぁ〜。まいっか★今日全額払えるし。シャンパンまた今度ね。』「龍良かったなぁ!!今月ナンバー3やで!!」「嘘でしょ!?」『ナンバー3やって★おめでとぉ!!来月のマルカンはデカデカと載れるやん。期待の新人やで★』「理紗…っ。ありがとぉなぁ。」『よしっ!!今日はコレでチビチビ祝うかぁ〜★龍もう泣くなぁ♪せっかくの男前が台無しやで。』「グスンッ。。ありがとぉ。。」今日も新人ホストが理紗に感謝して涙を流す。理紗は人に喜んでもらうのが大好き。特に感謝の涙はすごくキレイで理紗も嬉しくなる。
2006-01-04 03:21:00 -
9:
理紗
?休憩?
2006-01-04 03:22:00 -
10:
美雨
おもしろいです??
頑張ってください??
完結まで読みます?2006-01-04 07:46:00 -
11:
名無しさん
頑張って?
2006-01-04 19:47:00 -
12:
理紗
美雨タン?11タン?ありがとぉ?
2006-01-05 00:19:00 -
13:
名無しさん
おもろい?
2006-01-07 20:47:00 -
14:
理紗
13タン?ありがとぉ?今から書きます?
2006-01-08 05:05:00 -
15:
理紗
「しかし今日はえらい客層悪いなぁ。。あ〜ぁ。達也もうあんなに酔ってしもてぇ。可哀相に…。」VIPの手前の席では黄色のヒラヒラドレスを身にまとったお行儀の悪いキャバ嬢が…。テーブルの上に乗って飲めや飲めやと踊り急かす。ドレスの肩紐が肩から落ちてブラ丸出し…。裾はもちろんグチャグチャ。せっかくのキレイなドレスが台無しだ。達也ご愁傷様です…。『ご…ごちそうさま。』『はぁぁ??まだやしなぁ。カフェパリくださ〜いっ★オラァ!!達也ありがたく飲めやぁ〜!!』「あ〜ぁ。今日は放置で終了やなぁ。。まぁ…しゃあないわぁ。」
2006-01-08 05:20:00 -
16:
理紗
お気に入りの達也が変な女に捕まって、かなり不機嫌な沙耶さん。龍は代表に誉められながらまだあたしの隣で泣いてる。もういい加減泣きやんでくれ…。。そんな状況の中、とりあえず乾杯して沙耶をなだめた。沙耶は乾杯した酒を一口も飲まずにずっとタバコばっかり吸ってた。吸っては消し…また新しいタバコを吸い…。。その灰皿をワンコソバみたいにせっせと替えるヘルプ君。20分ぐらいの時間が3時間ぐらいに思える程重たい空気が席中に広がってた。「なぁ代表っ。達也あっこつきっぱやったら死んでまうでぇ。休憩さしたげなあかんやろぉ〜??」
2006-01-08 05:36:00 -
17:
理紗
「そうしたいねんけどなぁ…。あの子かなりイタイから今達也抜いたら何しだすか分からんねやん。だから今日は勘弁したって??」「あ、そうなん??分かったぁ〜。。じゃあ…今代表おるついでにお願いしちゃおっかなぁ〜★達也最近売れてきたんやんなぁ??」「あ〜…。そうやなぁ。うん。」「沙耶売れた奴興味ないわぁ。今からこの子口座にしていい??」「えっ!?ぼっ…僕ですか??」「そう僕っ★まだ客1人も持ってなさそうな僕なっ♪沙耶じゃ不満??」「いっいえっ!!そんなとんでもないです!!でも…達也さんに怒られると思うんで…。。」
2006-01-08 05:52:00 -
18:
名無しさん
早く続きがみたいよっ?この話面白い?頑張って書いてくださいね?応募してまつ?
2006-01-08 08:15:00 -
19:
名無しさん
ぅちも大スチ?頑張ってェ
2006-01-09 00:08:00 -
20:
理紗
18タン?19タン?おおきに?
2006-01-09 01:06:00 -
22:
理紗
「そうやでぇ。達也がOKするかまだ分からんねんし…。達也と沙耶ちゃんの間で話ついてから俺に言うてもらわな困るわぁ〜。。」「達也にはあの小汚いお嬢様がおるから他はいらんやろぉ〜。沙耶も達也に金使うん無駄やなって思いだしたしぃ。自分の寿命縮める様なしんどい稼ぎ方選んだんは達也やしな。達也いらんわぁ〜。」半分ヤケクソぎみに沙耶がそう言った。沙耶も理紗も昔からホスト遊びをしてきた末、売れっ子ホストにお金を使うより、まだ芽も出てない新人君を育てるのが好きになってた。新人君はまだこの世界に染まってなくてキレイやからかな
2006-01-09 01:22:00 -
23:
理紗
新人君でも売れてくれば天狗になって、今の地位まで築き上げてくれた人を粗末に扱う奴がいる。達也みたいに…。そんな奴はいらない。ずっと感謝して大事にしてくれる子もたくさんいる。その子が今現在代表になっていても…。。「今日無理なんやったら沙耶今日は何も頼まんからね。そのかわり!!そこの僕ヘルプ指名ねぇ。」「ははっ!!参ったなぁ〜。分かった分かった。明日この事達也に話しとくから明日また来てな。」「はいはい了解!!理紗今日はゴチんなりますっ★すまんねぇ♪」『はいはいっ!!よろしいよっ★無くなったら次空けりゃいいし♪』
2006-01-09 01:42:00 -
24:
理紗
「ずんまぜん…。俺、ぢょっどドイレ行っでぎまず…。ごめん。」『龍また泣いたん??ほんま泣き虫やなぁ〜★嬉しいけどっ♪♪』「龍はこれから先売れてもずっと理紗の事大事にするやろうなぁ〜。さすが俺が入れた男やなっ★」『何言うてんのっ!!昔天狗なって偉そうにしてたん誰やねん。』「はいっ!!俺ですぅ〜っ★まぁ…そんな事はええやんかっ!!」『はいはい。よっしゃぁ!!飲み直しぢゃぁ〜♪今日は宴じゃ宴っ!!飲んで愚痴って忘れろぃっ★沙耶タダ酒ようさん食らえよぉ??明日はアンタのオゴリで倍返ししてアゲルからっ★楽しみやわ。』
2006-01-09 02:07:00 -
25:
理紗
「でぇっ!!まじで言うてんのん??」『大マジっすよ。うん。』「…しゃあないかっ!!じゃあ今日はたらふくいただきまぁす★」今日も朝になるまで宴が始まる。また夜になれば寂しい人たちが人恋しさにこの繁華街に集まる。。そんなサイクルの中に、どこか寂しいあたしらも現実逃避するために引き寄せられる様にフラフラ歩いてネオンに吸収されてく。1人になって考えてみると、世の中ほんまにうまく回ってるよなぁ…って、つくづく思わされる。今ここにいるみんなは寂しいんやなぁ。みんなこのキラキラ輝く世界で現実逃避したいんやなぁ…。。
2006-01-09 02:20:00 -
26:
理紗
2時間滞在した結果、沙耶のヤケ酒によってボトルが2本空き、龍は終始嬉し泣きで仕事できず。それをホロ酔いのヘルプ侑君がチャッチャとサポートしてた。侑も沙耶がお客さま第1号になってくれるのを期待してか俄然はりきる。「お会計こちらになりますっ。」『あ、はぁい♪それじゃあこの魔法のカードでっ★一括でぇ〜。』魔法のカードとは愛人契約してる客から貰ったカードだ。「愛人してるのに何で風俗してんの??」よくそう聞かれる。貰ったカードといっても結局は客の物。使いすぎて調べられたりするとダルイ。でも物欲が激しいあたしは
2006-01-09 02:36:00 -
27:
理紗
そんなんじゃ足りない。もっと自由に使える現金がほしい。だから風俗をしてる。まぁ…それだけじゃないねんけど…ねぇ。。将来自分のブランドを立ち上げてキタとミナミの目立つところにお店を出したい。そのためには貯金も必要やし。そんな感じかなぁ〜っ??「理紗ほんまにありがとぉな★」『うん。じゃあまた明日ねぇ。』太陽の下、大泣きして目真っ赤にした龍と可愛い笑顔の侑に見送られてまた現実世界へと歩き出す。「理紗お疲れっ★また明日ぁ〜」『ほいほいっ。お疲れさぁ〜ん★明日ほんま頼んまっせ!!ブチんなよぉ??ほな、おやすみぃ!!』
2006-01-09 02:50:00 -
28:
理紗
『あ〜ぁ。頭痛っ。店長おはようさん。今日予約何人すかぁ??』「今日めっちゃ入ってるでぇ!!どっかでタイミング見て休憩作るけど時間短いと思うわぁ〜。。」『ほんまぁ。じゃあタイマー早めにセットして回転良くさせるから明日休ましてぇ〜。頭痛い。。』「しゃあないなぁ。分かった。」『ありがとぉ。すまんねぇ〜。』重たい体でノソノソ準備して一服。すると沙耶が出勤。沙耶も二日酔いで動作がトロいから準備を手伝いに行ってようやく仕事モード突入!!頭痛も忘れて仕事に励み、アッという間にお仕事終了。。そしてまたいつもの会話して店へ。
2006-01-09 03:03:00 -
29:
理紗
?休憩?
2006-01-09 03:05:00 -
30:
名無しさん
頑張ってちょ?
2006-01-09 03:08:00 -
31:
理紗
30タン?30ゲトおめでと?そしてコメントさんきゅ?
2006-01-10 00:05:00 -
32:
理紗
「理紗さんよォ。スマンけど今日オゴリ無理っすわぁ。ごめん。」『何でや!?理由を100文字以内で述べよ!!ホレホレぇ〜★』「今日ねぇ…40分2個だけで、CamCan見ながらひたすらアンタのアエギ声聞いてたんすわぁ。沙耶様としたことが保証に頼ってしまうとは…。しかもコレ携帯代とサスケの便所砂とゴハン代なんすわぁ。理紗ちゃんサスケ大好きやろ??丸くて可愛いらしいでしょ??沙耶と連絡取れなくなったら寂しくて死んじゃうよ??」『サスケ可愛くないしデブハムやん。飯いらんやんか。しかもあたしサスケ触ったら喘息出るから。』
2006-01-10 00:33:00 -
33:
理紗
『それにアンタと連絡取れんくても死なんしぃ。アンタとは嫌でも毎日顔合わしますやんかっ!!』「…すまんっ!!今日もお会計お願いします!!まじでお願い★」『俺様に洋服を買うなとぉ??』「絶ッッ対返しますからっ!!」『……しゃあねぇなぁ。今日だけやで??』「ありがたきっ!!」エレベーターの中でそんな話してると、アッという間に店の前。。「理紗昨日はほんまにありがとぉ!!俺なっ、理紗のおかげで2位なれてん!!昨日嬉しすぎて寝られへんかったわぁ〜。女に寝られへん?って怒られたしぃ。でも女が「理紗さんおおきに★」やて。」
2006-01-10 00:49:00 -
34:
理紗
席に座るなり龍が全速力で走ってきた。目をパンパンに腫らしてクマまで作っちゃって…。お前どんだけ泣いたらそんな顔なんねん。。その顔にちょっと呆れたけど、晴れた目の奥はキラキラしててキレイだった。龍はあたしらにプライベートの話をよくする。もちろん彼女がいる事も龍の口から聞いた。龍はあたしらを信用してくれてるんだと思う。そう思いたい。『ほんまぁ。『こちらこそ龍お借りしてごめんね★』言うといてぇ〜。今日はあんま使われへんからカクテルにするわぁ。まぁ今月も龍に恥かかさんから心配すな★』━魔法のカードの力でねっ★━
2006-01-10 01:00:00 -
36:
理紗
並んだシャンパンの空瓶の方に魅力感じるんやろ??「やったった!!」ってゆう達成感もあるんやんなぁ??」「そうやなぁ〜。」「そこが沙耶は嫌いやねん。。」「はぁ??意味分からんねんけど。じゃあ俺にどうしてほしいねん??」「自分の体壊す様な稼ぎ方しやんといてほしいのっっ!!」「俺がどうなろうが関係ないやん。別に沙耶に迷惑かけてんちゃうし。俺は今しかできひん事したいだけ!!ホストなったからにはシャンパン空けまくってバンバン目立たなサブイやん。テレビ出てるホストだってそうやろ??頑張って潰れたらかっこええやん!!」
2006-01-10 01:29:00 -
37:
理紗
「そんなんの何がかっこいいんか分からんわぁ。そんなこと言うてるうちは沙耶が何言うても無駄みたいやねぇ。沙耶と切れてもやってけるんやんなぁ??じゃあいっその事、達成と侑、どっちが生き残るか競争してみよっかぁ??」「こいつと!?沙耶しか客持ってへんこいつなんかと競争すんの??あほらし〜っ。でもおもろそうやん。やったろうやんけぇ!!」「って事はぁ〜、沙耶は今から侑口座になっていいんやなぁ??」「はい。全っ然いいっすよぉ。」『まじでぇ??おもろそうやん★理紗も参加するぅ。もち龍で♪』「えっ!?俺もなんすかぁ??」
2006-01-10 01:42:00 -
38:
理紗
『当たり前ぢゃ!!わしバクチ好っきやねん。燃えてきたわぁ★』「ちょっと待ってや!!俺自信ないねんって。細客ばっかやし。」『それでもええんぢゃ!!龍は心配せんでよろしい。そのかわり、紳士になる努力しなさいよ!!』「は…は…はい。」「じゃあ俺もう行っていいすか??客待たしてるんでぇ。」「おう。いいで。」「あのっっ!!沙耶さんっ!!」「え〜っとォ…侑君やっけぇ??沙耶めっちゃワガママやけど、まぁこれからヨロシクねぇ〜っ。」こんな展開でほんまにいいんやろか。。あたしもついノリで言うてしまったけど、達成も沙耶も
2006-01-10 01:52:00 -
39:
理紗
↑訂正「達也も沙耶も」でした?
2006-01-10 01:54:00 -
40:
理紗
カナリ本気みたいやし…。沙耶の口座やった分達也もだいぶ賢くなってるやろうから売り上げ伸ばして来そうやし。。言ってしまった手前、今更『やっぱ無理ぃ!!』って訳にもいかない。仕方ない…やるしかない!!……たぶん。。勝負のラストは3ヵ月後の代表バースデーの日。ちょうど締日だ。そしてその日は刻一刻と近づいてきていた。━代表BDの日。。━「では今月の順位を発表します。3位・楓。2位・・・達也・侑。1位は・・・龍。おめでとう★」(2人とも2位!?)みんなが口ポカン状態で代表を見上げる。。「でも達也3分の2未収やなぁ。」
2006-01-10 02:26:00 -
41:
理紗
「…はい。」「侑の勝ちやな★」「ぼっ…ぼっ…僕がですか!?」「侑良かったなぁ★おめでと♪」1位と2位の差、約5千円。1千ウン百万のお金をかけた最大のギャンブルがようやく終わった…。『龍ナンバー1やで!!おめでと……。??あれぇ。龍はぁ??』「あっこの隅で泣いてるわぁ。」『またかいっ!!』「ってか理紗ちゃん沙耶ちゃん、コレ見てるぅ??夜遊場ってゆうサイトやねんけど、俺らの事とかめっちゃ書き込みしとる!!達也最悪な事しよったなぁ〜。」『楓見して??』楓が見ていた画面にはズラーッと達也の書き込みがあった…。
2006-01-10 02:41:00 -
42:
理紗
「たっちゃん頑張って?1なってね。」「侑なんかに負けるなぁ!!」「たっちゃんが?1なれるように協力するからね★」最初は平和な書き込み。「達也シャンパン卸せばっかり言わん?」「最近オラ営やんなぁ。前のたっちゃんが良かったぁ。」「うちスードン2本も卸したのにまだシャンパン言うてくる。もうウザなってきた。」「金金ばっか。」「あたし60万も未収させられてんけど…。」だんだん雲行きが怪しくなっていく。。「もう疲れた…。バイバイ。」「うちも疲れたわ。」「もう達也にはついて行かれへん…。」「達也に金使うのもったいない。」
2006-01-10 02:53:00 -
43:
名無しさん
おもろいっ☆また見に来るから頑張ってねぇo(^-^)o
2006-01-10 06:39:00 -
44:
名無しさん
今日ゎぁ書かなぃのかにゃ?
2006-01-11 00:58:00 -
45:
理紗
44タン?45タン?カキコおおきに?
2006-01-12 00:20:00 -
46:
理紗
達也はただ目の前にあるお金を求めた。女の子たちが達也を愛するが故にに必死で稼いだお金。それを感謝もせずに簡単に利用した。そして「もっと出せ」とせがんだ。感謝という言葉を知らない人間はこんなにも残酷になれるんだ。「未収どうするつもりなん??」「何とかなる。客全員風俗行かしたらこんなんすぐ集まるわぁ。」「絶対無理やろな。もうアンタについてくる女なんか誰1人としておらんで。まぁ…これから一生借金背負って生きてみたらぁ〜?」「俺まだいっぱい客おるしなぁ。借金とか俺じゃなくて客がするんやろ?俺は人に借金さすぐらい
2006-01-12 02:36:00 -
47:
理紗
魅力あんねんかぁ〜。1回勝ったぐらいで調子乗んなよ。俺が本気出したらすごいねんからな!!」「負け犬の遠吠えやなぁ。アンタの今の現状見たらそんなこと言われへんはずやねんけどぉ〜っ。」「お前にそんなん言われる筋合いないなぁ。代表、来月までに全額回収するんで見てて下さい。。」達也はしかめっ面で店から出て行った。さてその後の達也だが…。結局回収できたのはほんのヒトカケラ。達也に残ったのは金融屋への借金と店からのバンスという名の借金だけ。あの頃の偉そうな態度はなくなり、店に返済するまでずっと働いてるようだ。
2006-01-12 02:53:00 -
48:
理紗
やっと心を入れ替えたのか、今ではお客さんを大事にする優しいホストになった。達也には可哀相な思いさせた。けど、沙耶いわくそれは「お灸」なんだとか。。達也がそう思ってくれてると嬉しいのだが…。。あの勝負から3ヵ月が過ぎ、龍も侑も立派なホストに成長した。そろそろ親離れの季節。『龍っ。もうだいぶお客さんも増えたし、賢い稼ぎ方も分かったみたいやん。もう大丈夫そうやし、そろそろあたし必要ないなっ★』「う〜ん…。そうやなぁ。俺もいつまでも理紗に頼ってたらあかんし。理紗のおかげでここまで来れた。ほんまにありがとう。」
2006-01-12 03:06:00 -
49:
理紗
「龍も親離れかぁ〜。じゃあコレを期に主任なってみよかぁ!!」「えっ!?俺役職付くんですか??でも俺まだそんなにっ……。」『立派になった証やろっ★さぁ〜そろそろ新しいヒナ鳥でも探しに行こっかなぁ??っとォ♪龍、これからも頑張りやっ★また一緒に飲もうぜっ!!じゃあねぇ〜♪』「理紗っ!!今まで…ほんまにっ……グスンッ、ありがとう!!」『もぉ〜っ。泣かんとってよ。』明け方の薄暗い空の下。。代表と3人でゆっくり飲んだ後、あたしたちはキレイに別れた。龍の目からは出会ったときと同じ、キレイな涙がずっと流れ続けていた。。
2006-01-12 03:18:00 -
50:
理紗
━今日も沙耶から連絡なし…か━タクシーの中で携帯を確認し、景色を見ながらため息をついた。。あの勝負があって数日後以来、沙耶は仕事を午前の部に替え連絡も来なくなった。侑に聞くと曖昧な答え。でも侑がナンバー2を維持してるということは、沙耶が飲みに来てるとしか考えられない。。沙耶に一体何が起こったんだろ。『おはようさぁん。はぁ〜眠ぅ。今日の予約は??何組スか??』「今んとこ4組やなぁ。あっ!!今日久しぶりに沙耶午後の部入ってんでぇ!!話したりぃやっ。」『そうなん??ありがとう!!』久しぶりの再会にちょっとドキドキ
2006-01-12 03:30:00 -
51:
ぁみ
頑張れ☆☆
2006-01-12 03:36:00 -
52:
理紗
しながら沙耶がいる部屋のカーテンを開けた。『さぁやちゃん★』「あ…、おはよう★おひさぁ。」『沙耶…何か雰囲気ちゃうでぇ。化粧濃いし。どないしたん??』「沙耶なぁ、今キャバで働いてんねん。今日でココ辞めるでぇ。」『えっ!?キャバ??沙耶キャバ嫌い言うてたやん。何でぇ??』「好きな子ぉに風俗辞めろって言われたから。実際風俗よりキャバのが楽やし聞こえもいいやん。」『いや、それは別に止めへんけどさぁ…。何で連絡してくれへんかったん??』「風俗嬢やから。」『は??』「沙耶はもう風嬢ちゃうねん。だからもう必要ない。」
2006-01-12 03:45:00 -
53:
理紗
『あたしらってそんなモンなん??』「当たり前。そうやでっ。」『そう…。』「うん。まぁそうゆうことやから。沙耶のメモリー消してなぁ。ばいばぁ〜いっ。。」『沙耶っ!!』ピシャァッ…!!カーテンが理紗たちの間にバリヤーを作るように勢い良く閉まった。「風俗嬢やから。」沙耶の言葉が頭から離れない。あたしらの関係って…最初からこんなモンやったんかな。。風俗嬢としての、店の中だけの関係やったんかな??自分の部屋に戻っていろいろ考える。悲しすぎて涙も出ない。沙耶は…変わったんや。もう昔の沙耶じゃないんやんな。。
2006-01-12 03:56:00 -
54:
理紗
「理紗どないしてん。理紗??」『えっ!?あっ…どうしたん。』「今日何か暗いで。もしかして沙耶と喧嘩してもうたんかぁ??」お客さんに痛いトコつかれる。。部屋のむこうから聞こえる沙耶の笑い声。それを聞きながら理紗は笑って『ちゃうちゃう★ちょっと体調悪いだけぇ〜。』と答えるしかなかった。お客さんにまでバレるなんて…。あかんよねっ…。。「お疲れさまでぇ〜っすぅ!!」沙耶が帰っていく。何かヒトコト言わなきゃ。でも何て言ったらいいか分からん…。理紗は部屋の中で『バイバイ』とつぶやいて沙耶のメモリーを消した。
2006-01-12 04:09:00 -
55:
理紗
沙耶と逢わなくなって2ヵ月が過ぎ、理紗は沙耶と入れ替わりに入店した葵と仲良くなって心の傷もだいぶ癒えてきた。。今日は葵が「行ってみたい店あんねんっ★」と言いだし、キタへと足を運んだ。まぁキタもハイカラな街ですこと!!観覧車がおキレイですこと★居酒屋の呼び込みしてる兄ちゃんから無意味にビラをもらいながら東通りを歩く。あの日から人に嫌な思いをされるのが恐くてつい受け取ってしまうようになった。「もうすぐ迎えに来てくれるみたいやし、ココでまっとこか!!」コンビニでyukaiをパラパラしながらひとまず待機。
2006-01-12 04:25:00 -
56:
理紗
ぁみタン?ありがとぉ?頑張るでぇっ?
2006-01-12 04:31:00 -
57:
名無しさん
読んでるし頑張って?
2006-01-13 23:40:00 -
58:
理紗
58タン?アリガト?
2006-01-14 01:02:00 -
60:
理紗
「あの…。葵ちゃんやんな??」『あたし理紗ですけども…。葵はこっちですよ。』「うそっ!?」「理紗ごめんっ★理紗の写メ勝手に送ってしもた!!ゴメンっ★」『何しとんねんっ!!まぁ…誤解も晴れたしぃ…、エェかぁ〜。』「ぢゃあ今から案内しまぁす★」迎えに来てくれたホスト君について行き、爆音でカラオケが鳴る店内へ。。ボヤーッとパネルを眺めるがコレ!!という男がいない。「どうスか??気になる人とかいてましたぁ〜??言うてくれたら呼んできますけどォ。どう??」『ごめんなさいやけどフリー。』「コレ新人君載ってなくない??」
2006-01-14 01:40:00 -
61:
理紗
「新人キラーの理紗様にそれはナイですよねぇ??ねっ★理紗。」『……?』「まじでぇ!!俺新人スよ!!まだ入って2ヵ月っ。」『あ〜、アンタは遠慮するわ。』「うわフラれた!!最悪やっ。」あたしはアンタが半年前からおる事知ってるんですが。客いてない上にミスばっかりするから雑誌にも載れないって事まで知ってますから…。呆れて物も言えない状況の中、1人のホスト君がグラス片手に通路を横切るのが見えた。。『なぁ。今あっこの席座ったホスト君何て言う名前??新人??』「あぁ。今日入ったばっかの亮やねぇ。気に入ったんスかぁ??」
2006-01-14 02:04:00 -
62:
理紗
『チョット呼んできて欲しい★』お得意の営業スマイルで売れないホスト君にお願い。彼が亮に耳打ちすると亮は振り返って理紗たちの席を見た。理紗がまた営業スマイルすると、はにかみながらニコッ★と笑い返してグラスに入った酒を必死に飲み干そうとしてた。それがまた可愛らしく見えて、より一層亮に好奇心を持っていた。「すいませんっ。お話し中ほんとに申し訳ないんですけど失礼させて頂いてもよろしいですか??」━何とご丁寧な言葉遣いですこと!!しかも…上がりすぎてか、若干体震えてるんですけどっ!!━理紗はやっと宝の原石を見つけた。
2006-01-14 02:17:00 -
63:
理紗
『はじめまして★ヘルプ椅子疲れるし、良かったらココ座る??』「でも指名いただけないと隣座れないんで…。申し訳ないです。」『指名やで★亮君気に入った!!理紗です。これからヨロシク。』隣にいた葵も周りのヘルプ軍団も揃って口ポカーン状態。こんな事で放心状態になられては困る。驚くのはこれからだ。こんなに真っ白な亮に、夜の色と理紗の色をキレイになるように混ぜていくのはどんなに楽しいだろう。そしてその色が亮の目から涙となって溢れだすと、どんなに美しいだろう。そう考えると胸が騒いでたまらない。
2006-01-14 02:38:00 -
64:
理紗
?休憩?
2006-01-14 02:45:00 -
65:
理紗
こんな風に書いたら極悪S女みたいやね?まぁそこは置いといて★亮は初対面で話したこともない理紗が、何で自分が口座に選ばれたのか分からない様子。その緊張を解きほぐすように理紗は優しく話しかけた。亮は偶然HEPでスカウトされたがそのときはホストなんて興味なかった。特別女にモテたいって気持ちもなければ女をだます気持ちもない。だけどバンド活動でいろいろお金が必要になり、短期間でお金が入るホストを選んだという訳。。「いつかメジャーになって全国ツアーとか海外デビューとかしたいねん」と、亮は目を輝かせて言った。龍みたいに。
2006-01-15 01:21:00 -
66:
理紗
龍は「何かに一生懸命になってみたい。」やったかな??たぶん。『そっかぁ〜。やっぱ夢がある子はいいよネェ。理紗協力したるから頑張れよ★アンタなら何事にも一生懸命やりそうやしなぁ。。』「ありがとぉ!!俺頑張る!!」『よっしゃその意気や★じゃあ、今からおっきい声で「スードン3本とこの店で1番たっかぁ〜いブランデーいただきましたぁ!!」って叫んでみんしゃいなぁ??』「えっ!?いや、そんなこと…」『いいからっ★目指せ全国制覇やろ??』「……は、、はいぃ。」「っとォ…」『はやくぅっ!!』亮のドキドキが理紗にも伝わる。
2006-01-15 01:34:00 -
67:
名無しさん
めっちゃぉもろぃですゃん!!実話ですか?
更新楽しみ!!!頑張って(^^ゞ2006-01-15 02:11:00 -
68:
理紗
69タン?おおきに?残念ながらフィクションやねん?各キャラのモデルはいてます?『こうゆう純粋ホストはもぅおらんのかネェ?』と思いながら書いておりまする?これからもよろしくデス?
2006-01-15 02:40:00 -
69:
理紗
「なぁ理紗さん。今日このあと時間開けれる??」『何でや??』「チョット聞いてほしい話があって…。誰かに聞かれたらヤバイ話やねん。人がおる所やったら誰が聞いてるか分からんから…。。」亮と出会って2週間目の土曜日。ラストソングも終わりホストたちがイソイソと客の送り出しする中で、亮が耳元でボソボソ囁いた言葉。そしていつになく落ち着かない態度。━これは何かあるな!?ヤクの密売かや!?いや、大麻栽培か!?うぅ〜むっ…。━最大限の妄想を膨らませ勝手に推理するヘボ探偵理紗。ダテに火曜サスペンス見漁ってませんからっ★
2006-01-15 03:00:00 -
70:
名無しさん
リサ?ぁげとくから書ぃてなぁ???
2006-01-15 21:54:00 -
71:
名無しさん
一生のライバルのパクリやな
2006-01-15 22:30:00 -
73:
理紗
73タン?アリガトォ?74サマ?パクッてるつもりはないよ?理紗も?一生のラィバル?愛読者やったけど?だけどパクリと思ったならホンマにごめんなさい?
2006-01-16 02:43:00 -
74:
理紗
『…わたくしにどうしろと??』「ココで待っててほしいねん。」『全日空ホテル??なぜにビジネルホテル??なぜに新地ぃ??』「ビジネルホテルやったら同業者泊まらんと思って。しかも新地やったら知ってる人おらんと思うねん。PC検索する暇なくて思いついたんが全日空やったから予約しただけやで。すぐ行くからロビーで待っててくれへんかな…??」『はいよ。喫茶店でも入っとくから向かうとき電話してなぁ〜。』そんな会話を交わしていざ新地★七色ネオンもすっかり消え、現実に還りくたびれるホステスを横目に、ひとまず近くの喫茶店で待機。
2006-01-16 02:46:00 -
75:
名無しさん
これからどぉなるのぉ???メタ気になりゅ???
2006-01-17 02:11:00 -
76:
理紗
79タン?おおきにぃ?
2006-01-17 03:44:00 -
77:
理紗
スーツを着てるときのクールな亮とは違って、垢抜けた感じ。服の色のせいか少し子供っぽくて可愛らしく、それが妙に新鮮だったのを今でも覚えてる。『お待たせぇ…。』「全然いいよっ★じゃあ行こ。」亮は理紗と目も合わさずにギクシャクした動きでどんどん前へと歩いてく。理紗にはまだ、これから亮がしようとしてる事を理解できなかった。。通された部屋はシングルの喫煙OKな部屋だった。何事もなくフカフカのベッドに腰掛けて静かにはしゃぐ理紗をよそに、亮はバスルームへ直行し、ゴソゴソと何かしはじめた。━亮の様子がおかしい。何でや??━
2006-01-17 03:50:00 -
79:
理紗
名無しさん?いつもアンカーレス?してくれてありがと?
2006-01-19 02:55:00 -
80:
理紗
『亮、何してるざますかぁ??』「風呂でも入ろうと思ってん。」『…ふぅ〜んっ。そう…なの。』「うん。でもその前にっとォ。」すると亮がバスルームから出てきて理紗の隣に寄り添うみたいに腰掛けた。挙動不振状態のままジーッ…と理紗を見つめてくる亮。。「理紗俺な、おまえのこと好きんなってん。俺の女になってや。」『…だははっ!!クッセェー!!どこでそんなセリフ覚えたん。』「代表が言えって言うたから。」『代表って…あのモッサイおっさんのこと??』「うん。そう。」ピカァーンッ★ようやく謎が解けたヘボ探偵理紗。犯人はお前だ!!
2006-01-19 04:19:00 -
81:
理紗
『う〜ん…。つまりこのセッティングも代表が仕組んだんやなぁ??』「うん。」『そしてこのあたくしに色恋なんてかけさしちゃって、そのままベッドイン★しろって代!表!が!言うたんや??』「…そうです。」『それは何でや!?…いや、言うてくれなくても分かるわ。ズバリそれがアンタの店の営業方針!!そうゆうことですよねぇ〜??』「そう…。。」『で??他の子ぉもしてやんの??』「売れてる奴全員してる。」『ほぉほぉ…。亮、アンタはこのやり方どう思う??』「こんなんホンマのホストじゃないと思うし、俺も一緒と思われたない…。」
2006-01-19 04:31:00 -
82:
理紗
『でも代表らの目がある以上、こうするしかなかったんやな??』「うん…。」『今のままやったらしんどいかぁ??』「正直な。」『じゃあ店の中でだけアンタに惚れてるフリしたるから、亮はそれに合わせとき。早よ帰ったらなぁ彼女がご飯作って待ってるで★』「俺ホストする前に別れてから女おらんでぇ。」『うそぉん!?』「いや、ホンマですから…。。」『い…いやぁ〜。意外やわぁ。亮結構男前やのにもったいない。』「前の女とキツイ別れ方して、まだチョット引きずってるし…。この仕事してる以上彼女作ったらあかんかなぁ??と思ってさぁ。」
2006-01-19 04:46:00 -
83:
理紗
『いやいやぁ。ホストしてるから彼女作るねんって。神経使う仕事やねんから、どっかに安心する場所欲しくなるやん。そんなモンちゃうの??』「仕事終わってから詞書いてるし休みの日はライブやから十分安心する場所あるで。」『あらそう…。まぁどっちにしろ詞書くんやったら1人になりたいやろ??寮戻って書きぃや。。』「寮アイツらおって集中できひんねん…。」『じゃあココで…、』「詞、一緒に考えてくれへんかな??」『えっ!?あたしに??』「うん…。」『…。しゃあないなぁ。』「ありがとうっ!!」
2006-01-19 04:59:00 -
84:
理紗
そうして結局理紗は亮に『手ぇ出したら帰るから』というのを条件に、そのままホテルに残ることにした。元々亮が色枕なんてすると思わないってゆうのもあったし、今度の言葉が、亮の本音だと思ったから。。亮の大きなカバンには詞を書いたノートが何冊も入ってて、1冊1冊読んでいくと亮がどんな生き方をしてきたのかがすぐに分かった。初恋、失恋、友情、青春、ヤンチャ、病気、恋愛、遠距離、別れ、未練…。最初は作文みたいなドへたくそな詞からどんどん上達していき、その詞からは亮が大人になってく経路も分かっていった。
2006-01-19 05:15:00 -
85:
名無しさん
おもろい!読んでるから最後まで頑張ってな☆
2006-01-19 05:26:00 -
87:
理紗
89タン?90サン?ありがとぉ?最後まで頑張るよっ??
2006-01-19 22:46:00 -
88:
理紗
『いくつん時から書いてんの。』「う〜ん…中1かなぁ??こんとき19とかゆずとか流行ってて、そんで書き出してん。」『でぇっ!!中1ぃ!?やっぱ若いなぁ…。でもあたしもその頃詞書いてたわぁ。』「理紗さんがぁっ!?」『おうよ。何か文句あるん??』「いえ…。」『そういやぁ、何で遠距離と別れんトコこんなにいっぱい書いてんの??もしかして前の彼女と遠距離やったんか??』「地元は一緒の大阪やねんけど、女が家の都合で福岡行ってんやん。アッチの家金持ちで厳しかったからアイツが1人大阪残る言うても反対されて…。。」
2006-01-19 23:00:00 -
89:
理紗
『ロミオとジュリエット状態やなぁ…。』「ほんまソレやでっ。」「電話もメールも毎日欠かさずしてたしライブのビデオ送ったりもしててそんなに不安とかなかってんけど、俺が「今ホストしてる。」って言うたらすぐ別れ切り出されてん。電話もメールもソッコー拒否られて連絡できひんし、納得いかへんまま一方的に切られて未練だけ残ったってゆうか…。。」『原因はホストやからって分かってるけど夢のために金がいる。連絡取られへんからと言って家行ったところで追い返されるんも分かってる。そりゃ未練タラタラなるわなぁ…。』「分かってくれる?」
2006-01-19 23:13:00 -
90:
理紗
『まぁ分かるっちゃぁ分かるかなぁ??どうせ亮のことやから、メジャーなってテレビから彼女にこの詞伝えるつもりなんやろ??』「…。何で分かるん…。。」『顔見てたら誰かて分かるわぁ!!』亮のビックリした顔を見て理紗は軽く笑ってみせた。。ほんの少し亮の彼女が羨ましくなった。不器用でチッポケな男だけど、真っすぐにアナタだけを愛してくれて…そんな気持ちをチョットでも伝えるために一生懸命頑張ってるんやで??アナタは世界一の幸せ者やなぁ。。羨ましくなると同時に、自分の今の現状を見つめて胸が苦しくなる。━アタシと反対だ…。━
2006-01-19 23:26:00 -
91:
理紗
あたしは金のために愛人になり、金のために男に抱かれ、金のために愛情を受け入れなくなった。。人を愛する気持ちなんて…とぅの昔に忘れた。「好き」「愛してる」そんな言葉が全部嘘に聞こえる。愛なんて、すぐに壊れてなくなる物。そんな物にどんなに努力して心も身体も消費したって、結局壊れてしまうなら最初から頑張らない方が楽だ。お金は裏切らない…。努力すればちゃんと還って来るしほしい物は何だって買える。その場限りの愛だって金で買える時代。あって困ることなんて何1つとしてない。。ここ何年も、ずっとそんな考えでいた。。
2006-01-19 23:40:00 -
92:
理紗
だけど周りの大事な人が恋愛で悩んでると助けてあげたい。周りがそれで幸せだと思うならそれでいい。自分が1番恋愛ベタやのにね…。こんな気持ちになるのは何でやろ??「理紗さん??」『…あぁ。スマンのぉ。どうした??』「何かしんどそうやけど…どないしたん??」『のど痛いだけ★』「なぁんやぁ〜。あんなぁ、この詞に曲入れてみたんやけどォ…」おっと危ない…。。亮にウンウンと笑って応対しながら、まだ頭の中にしつこく残っているモヤモヤを急いで追い払った。余計なこと考えると亮の歌が真剣に聞き取れない。
2006-01-19 23:54:00 -
94:
亮
「僕の知らないアナタは、どんな笑顔で笑うのかな。僕はアナタの事、何も知らないかもしれない。だけどアナタを誰よりもきつく抱き締められる。アナタの冷たくなった手もずっと離さないから。」「…どない??」『うん!!いいねぇ。キミ合格だよ!!うん。』タオルを頭に巻いて椅子にオッサン座り。そしてありえんぐらいキタネェ声。なんちって審査員理紗に変身★「それ何キャラなん。」『うるせぇやい!!にしてもえぇ歌やねぇ〜。して曲名はぁ??』「それは理紗さんが考えてや★」『あのぅ…僕ぅ〜、そうゆうの苦手なんでぇ〜。無理ってゆうかぁ』
2006-01-20 02:23:00 -
95:
理紗
「いやいや…考えて下さいよ。コレ元カノと付き合う前に書いたやつで、2月くらいに元カノが男にフラれて泣いてたのん見た日に書いた特別な詞なんですから!!」『んな事言われてもネェ…。。』「ホンマお願いしますよぉ〜。」『う〜ん…。ほんなら『北風』は??2月やったら寒いやん??』2月→カナリ寒い=北風ピープー。そう連想した理紗の頭の中で『垣根の垣根の曲がり角〜♪』がしつこく流れて仕方ない。そうして出たのが北風だった。こんなテキトーでホンマにいいんやろかぁ。「うん!!それいいやんか!!」『…まぢかよ。。』
2006-01-20 02:44:00 -
96:
れぇか
今ぁ?一気にぃ読んだけどぉ?バリぉもろぃゎぁ?完結楽しみにしとくからぁ?頑張ってにゃぁ?
2006-01-20 03:16:00 -
97:
理紗
「フムフム…。ほォ〜。そうなんやぁ!!」理紗の話を聞いて相槌打ちながらメモる亮。こうゆうのって意外と緊張するモンやねぇ。『…まぁこんな感じかねェ〜。』「ありがとうっ!!コレまとめて書いてくわなぁ。……フワァ〜。。あかん。眠なってきたぁ〜。」『もう昼過ぎてんもんなぁ。あたしもそろそろ眠気限界やわぁ。』「長いこと付き合わせてごめんなぁ。俺寮帰るんで、ココ使って★どうせ代表の金なんやしっ!!」『そう??ほんならそうさしてもらおかな★ありがとうなぁ〜。』「あ〜、もしぃ??今から帰るんで寮の鍵開けとってやぁ。」
2006-01-20 03:18:00 -
98:
理紗
れぇかタン★ほんまおおきにぃ(*^_^*)頑張りまっせぇ!!
2006-01-21 02:22:00 -
99:
理紗
「あ〜。無理ぃ。今女4匹持ち帰りでぇ、ネタ食うてみんなパキってるしなぁ〜。お前ノリ悪いし、どっか行っといてくらさぁい★」「お前らホンマええ加減にしとけって!!」「いやん★恐ぁい♪」「あーもうっ。出勤のときちゃんと鍵閉めとけやぁ??じゃあ。」『電話一部始終聞こえてましたよォ??帰るトコないんやぁ…。』「こうゆうこと今回だけちゃうから。カプセルホテルでも泊まるわぁ。理紗さんゆっくり休んで。」『ココ泊まればいいやんっ??』「えっ!?でも…。」『宿無しホスト君見捨てる程冷たい女じゃないんですがぁ??』
2006-01-21 02:36:00 -
100:
名無しさん
終わり?
2006-01-21 04:08:00