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JOKERTRAP
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1:
A
届かない愛
けれど逃げ切れない。2009-05-14 17:32:00 -
30:
A
「宮本さん、そんなこと言ってたらサヤカちゃんに怒られますよっ」
"サヤカちゃん"という女は宮本の彼女で、かれこれ5年の付き合いになるらしい。
宮本は大の女好きだ。彼女がいることを公表しながらも、店では「ゆかちゃん命」なんて馬鹿なことを言っている。
私の何がいいのか分からないけれど、2ヶ月接するうちにえらく気に入られてしまった。2009-05-15 13:10:00 -
31:
A
「宮本、ゆかに近寄るなって。ゆかは俺のもんやぞ。」宮本を冗談交じりで叩きながら現れた男は坂本。
彼はよそのカジノでオーナーをしている、同業者だ。村井と仲がいいのでしょっちゅうこの店に入り浸っている。
「坂本兄さん、ゆかちゃんだけはダメですよ。僕ほんまに真剣なんっすよ。」言いながら私の手を握る宮本。
「おい宮本。サヤカちゃんと別れてからにせーよ。まぁゆかはみんなのアイドルやからお前のモンになんかならんけどな。」坂本は笑いながら言った。2009-05-15 13:17:00 -
32:
A
別に私は特別可愛いわけでもなければ、スタイルがいいわけでもない。
たまたまうちの店に女の子のスタッフが私しかいないから、貴重な人材として可愛がられているうちに、こんなわけの分からないアイドルスタイルが定着してしまった。
たまに面倒だけれど、このスタイルである間は色々と立場的に楽だから私もそのお遊びに乗っかっている。
2009-05-15 13:23:00 -
33:
A
「はいはい。2人ともはよ座ってください。やりますよ。」馬鹿な会話を遮ってきたのは鈴木。通称オカメ。
彼はこの店のディーラーで、私とは別のカジノで以前から面識がある。オカメ納豆のパッケージのキャラにそっくりだからオカメと呼ばれている。
「オカメはゆかの良さが分からんのか。アホな男やなぁ。」坂本が席に座ってタバコに火をつけながら言った。
「みんなゆかのこと持て囃しすぎですよ。どこでもいてますやん。こんなレベル。」馬鹿にしたような言い方で私の方を指差す。2009-05-15 13:28:00 -
34:
A
「確かにジョーカーはゆかを落としたい奴の集まりやな。ゆかも一回来たらええのに。」笑いながら坂本が言う。
行きたくないから余計なこと言わなくていいのに。この坂本の言葉が地雷となって、宮本がしつこく「一緒にジョーカー行こう」と誘ってきた。
「今度行きますよ、今度ね。」軽く交わすけれど宮本は言い出したら聞かない。
オカメに目線で『早くゲーム始めてくれ』と訴えて、何とかその場を逃れた。2009-05-15 13:44:00 -
35:
A
ゲームが始まり、客が入れ替わり立ち代りはいってくる。 大負けしたらしい宮本は珍しく拗ねてさっさと帰っていった。
今日はひどく客が多くて、夕方すぎには体がバテていた。椅子に座りながら集計をしていると「おっゆか今日も頑張ってるか〜。」とご機嫌な様子で声をかけてきたのは村井だった。
「おはようございます。今日もうめっちゃ忙しいですよ〜。村井さんもテーブル入ってくださいよ。」村井は絶対お金主義者の人間なので売上があると上機嫌になり店へ顔を出す。
売上が悪い日や、警察に動きがある日はまず店には顔を出さない。2009-05-15 14:21:00 -
36:
のあ
しおり
2009-05-17 09:12:00 -
37:
A
「ゆか、今日はお前も強制参加やからな。もう店閉めるし、閉店作業終わったら言いに来てくれ。」
嫌な予感がしていたけれど、案の定有無を言わせず強制参加となってしまった。 閉店作業を進めるけれどいつになく体が重い。
村井は他の客にも声をかけてまわっていた。準備が整った頃にはすでにゲームも終了していた。
2009-05-18 16:08:00 -
38:
A
店内は白・赤・黒のタイルが敷き詰められていて、壁にはトランプが綺麗に並べて貼られていた。
天井には店の名前のジョーカーの絵が描いてあった。店内全てがトランプをモチーフとした内装でかなり凝っている。
ボックス席にVIPの客を案内し、私はひとまずカウンターに座った。2009-05-18 16:22:00 -
39:
のあ
しおり
2009-05-19 18:41:00