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伍行国
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1:
ヌッシー
「はぁ。はぁ。」
幼い少女が息を切らせて走っている。年の頃は10ばかしだろうか。
少女は崖っぷちに追い詰められた。
5メートルはあるだろ、大きく黒い鷹のような魔物が少女を襲う。2009-05-30 02:36:00 -
11:
名無しさん
「おお。やっと起きたか。いつも起こしてもらって悪いな。琥珀。」
「おはよう。さぁさぁ桜花ちゃん早く食べちゃって。琥珀ちゃんもね。今日から夏合宿でしょ」
『おじさん、おばさん、いつもの事ですからきにしないで下さい。いただきます。』
「何よー。その言い方。」
私の父と母だ。2009-05-30 15:44:00 -
12:
名無しさん
「そうか、今日から琥珀と桜花は合宿か。寂しくなるな。はぁ↓」
「何言ってるんですか。アナタ。たったの一週間ですよ。」
「何を言ってる。一週間だぞ!?一週間!可愛い娘と息子の顔が一週間も見れないなんて。」
「まあ。アナタたったら。」
笑い声の絶えない、いつも変わらない朝食風景。優しい家族に囲まれて私は幸せだ。何も不安になる事はない。此処が私の居場所なんだ。2009-05-30 15:47:00 -
13:
名無しさん
いや、学力が低下と言うより今まで覚えてきた数字や文字、歴史や地理の知識を忘れてしまった。が正しいかな。
それだけじゃない世間の常識をすべて忘れてしまったのだ。
例えば、テレビや自転車が何をする為のものなのかも全くわからなかった。
こんな状態では勿論学校なんか行けないよね。 だから中学入学の時期に私達はこのフリースクールに入学した。入学してもう四年になるかな。2009-05-30 15:54:00 -
14:
名無しさん
「おーい!!桜花ちゃーん!琥珀くーん!こっちこっち!」
賑わう駅の改札で女の子がピョコピョコ跳ねながら手を振っている。
あの声はミカちゃんだ。という事は隣で立ってる男は佐々木君だな。
ミカちゃんと佐々木君のお父さんは有名な政治家でとてもお金持ちだ。数年前はエスカレーター式の名門校に通っていたのだが、ある事情により今はこのフリースクールに通っている。2009-05-30 19:45:00 -
15:
名無しさん
「もー遅いよぉ。二人ともー。待ちくたびれちゃった。ね、お兄ちゃん?」
『…ああ。』
「ごめっ」『すまない。誰かが、チンタラしてて、それを待ってたら俺まで遅くなてしまったんだ』
それはその通りなんだが、台詞をかぶせた上その言い方は酷いんじゃないか。しかし琥珀の嫌味は悪意のある嫌味ではないので自然と皆の笑顔を誘う。2009-05-30 20:47:00 -
16:
名無しさん
「ところで、佐々木君。他の子達や先生はまだ来てないの?」
『…ああ。さっき先生から連絡があって合宿は中止だそうだ』
「ええー!?なんで!?」
『…先生が事故に巻き込まれて怪我したそうだ。他の奴らはドタキャンだ』
「あ、でもガッカリしないで。桜花ちゃん琥珀くん!合宿予定のペンションの近くにウチの別荘があるの。折角だからそこに行こうかって話してたの。二人が良いならだけど…」2009-05-30 21:05:00 -
17:
名無しさん
『俺は問題ないが。桜花はどうだ?』
「勿論行くわよ!!是非とも。ありがとうね。ミカちゃん佐々木君。でも、先生の怪我は大丈夫かな?」
『…ああ。怪我といってもかすり傷だそうだ。』
「そうなんだ。なら良かった。」
「そうそう。心配いらないって。それじゃ、行こっか」2009-05-30 21:22:00 -
18:
名無しさん
訂正。琥珀の台詞北山ではなく前田です。
2009-05-30 22:24:00 -
20:
名無しさん
車に乗り込みしばらく山道を走ると、私達が泊まるはずだったペンションがみえた。ん!?いやペンションというかあれはコテージだ。確かに海は見えるが小さく古い小屋が数件並んでいるだけではないか。少し騙された気分だ。
更に車を走らせていると西洋風の建物が見えてきた。なんと優美な建物だろう。まるでお城だ。
まさかね。いくら佐々木君の家庭がお金持ちとはいえ、流石にここでは無いだろと思った。
が、そのまさかだった。2009-05-30 23:07:00