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伍行国
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1:
ヌッシー
「はぁ。はぁ。」
幼い少女が息を切らせて走っている。年の頃は10ばかしだろうか。
少女は崖っぷちに追い詰められた。
5メートルはあるだろ、大きく黒い鷹のような魔物が少女を襲う。2009-05-30 02:36:00 -
21:
名無しさん
私達がお城に付くとお手伝いさんが出迎えてくれた。
部屋は沢山あるのだけれど、一人一部屋ではつまらないという事で、私はミカちゃんと琥珀は佐々木君と同室する事に決め早々に荷物をかたした。
勉学に励む為に合宿に来たのだが初日は遊び尽くす事にした。
残り6日もあるんだもの、今日くらい遊んでもいいじゃないか。2009-05-30 23:21:00 -
22:
名無しさん
遊び尽くすと決めたものの、長旅でつかれた私達の体力は真中の太陽には勝てなかった。避暑地といえども、流石に暑い。
早々に城に引き帰り、映画鑑賞に浸ったのであった。
2009-05-30 23:37:00 -
23:
名無しさん
遊び尽くすと決めたものの、長旅でつかれた私達の体力は真中の太陽には勝てなかった。避暑地といえども、流石に暑い。
早々に城に引き帰り、映画鑑賞に浸ったのであった。
2009-05-30 23:38:00 -
24:
名無しさん
夕食をすませ、ひと段落つい事ミカちゃんから提案があった。
「夏の夜と言えば肝試しでしょ。ね、お兄ちゃん。」
『…ああ。』
皆遊び足りないと感じていたのか、全員一致で決定した。
コースも一本道だというし、ミカちゃんの強い希望もあって、私&琥珀ペア。佐々木君&ミカちゃんペアの二組で順に山道を歩く事にした。2009-05-30 23:50:00 -
25:
名無しさん
夕食をすませ、ひと段落つい事ミカちゃんから提案があった。
「夏の夜と言えば肝試しでしょ。ね、お兄ちゃん。」
『…ああ。』
皆遊び足りないと感じていたのか、全員一致で決定した。
コースも一本道だというし、ミカちゃんの強い希望もあって、私&琥珀ペア。佐々木君&ミカちゃんペアの二組で順に山道を歩く事にした。2009-05-30 23:51:00 -
26:
名無しさん
この道は真っ直ぐ一本道でそのまま進むと崖があり、そこが折り返し地点だ。懐中電灯を手に私達が先陣をきった。
すっかり辺りは暗くなっていた。昼間のあの暑さはなんだったのか。昼とは打って変わって冷え込み、肌寒いくらいだ。気味は悪いが怖くはない。何だかんだイヤミな奴ではあるが、琥珀はいざという時は頼りになる男だと私はしっている。
そういえば、こんな遠出をして、更に夜2人っきりで歩くなんて初めての事だ。なんだか急に恥ずかしくなってきた。
しばらく歩くと崖が見えてきた。あそこだ!!
ーーーードクンッーーーーー2009-05-31 01:02:00 -
27:
名無しさん
ーーーードクンッーーーー
崖の手前までくると、頭に衝撃が走り鼓動が速まるのを感じた。
「…うっ……わ…私、前もここに来たことがある………」
『……それは、ここじゃない…』2009-05-31 01:10:00 -
28:
名無しさん
『……ここじゃない世界だ…』
「…え!?何行ってるの?…意味分かんない」
頭が痛い。鼓動がドンドン速くなる。脈うつ血液が蒸発しそうだ。それに琥珀の様子も変だ。ここじゃない世界!?なんの事??
『…。』
「…うっぐ…。ね、ねぇ琥珀。それより私、何か思い出しそうなの。はぁはぁ。この先に行くと私の過去を取り戻せる気がするの…でも怖い。凄く怖い。」2009-05-31 01:25:00 -
29:
名無しさん
『…』
琥珀は黙ったままだ。
私は琥珀に止めて欲しかった。気分が悪いなら皆の所に戻ろと言って欲しかった。
しかし、琥珀は何も言わない。琥珀はまるで私に選べと言っているかのようだ。そうに違いない。前に進むも、このまま立ち止まるも、自分で決めろと言っているんだ。2009-05-31 01:45:00 -
30:
名無しさん
あんなに知りたかった私の過去がその先にある。知りたい!知るのが怖い。でも、私は知らなきゃいけない。
過去の私に何があったのかは分からない。でも過去の私も今の私も、どちらも私なのだ。受け止めなきゃ行けない。
私はふらつく体を奮い立たせ一歩一歩、前に進んだ。少しずつ少しずつ崖に近づく。近づく毎に恐怖が蘇ってきた。2009-05-31 01:48:00