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大好きなんだよ…
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1:
ヒナ
柏村ヒナ(21)昔から、恋愛体質、そして依存体質。ホストにいいかもにされる代表的な性格…色られたくて行ってたようなもんだからね(笑)
別れて、病んで、すぐ切り替えてたぶん本当に人を好きになったことがなかった。失恋するたんびにもぅ恋愛なんか絶対しやん?
なーんてゆってた気がする…でも、これはほんの半年前までのあたし…2009-12-03 21:28:00 -
41:
ヒナ
マリヤが寝たのを確かめてあたしはゆっかのお店に行った。「いらっしゃい…あら、どしたの目が真っ赤よこっちいらっしゃい」そう言ってゆっかは、冷たいおしぼりを渡してくれた。「明日も仕事でしょ?ちゃんと冷やしときなさい」
「うん、ありがとう…」「で、今日はどうしたの?」思い出しただけでも涙が出てくる。だけど、ゆっかに聞いてもらいたくてさっきのことを全部話した。「そぅ…それは辛かったわね」「さすがのあたしでも堪えるわ。マリヤは、あたしとじゃなくて英治君とえっちしてたんやで」
「そうね…」「あたしと…えっちしながら頭ん中では英治君のコト…ずっと想ってたんやで?もぅ限界やわ。あたしは結局は英治君の変わりでしかないねん。マリヤは何であたしんとこ来たんやろ…もぅわけわからん」2009-12-07 00:18:00 -
42:
ヒナ
「でも、こうなるのは薄々わかってたんじゃないの?」「そうやけど…少しはあたしのコト想ってくれてると思ってた。とんだ、自惚れやったけどな」「あら、多少は想ってくれてるとあたしは思うけど?」
「何でそう思うん?」「自分の立場で考えてごらん。マリヤ君確かに寂しいから、あんたん所に来たのかもしれない…でも、あんたは寂しいからって何も想ってない人と一緒に住める?生活費も全部出したりする?」
「無理やと思う…」「でしょ?ホストだって、色ったりしないような子が何も想ってないこと、キスしたりえっちしたりできるわけないじゃない。冷静に考えてみなさい。」2009-12-07 00:24:00 -
43:
ヒナ
「うん…」「確かに、マリヤ君にとって英治君は忘れられない存在なのかもしれない。でも、最終マリヤ君はあんたを選んだんだから。誰でもないマリヤ君自身がね。まだ、2ヶ月ちょっとよ?もぅ少し頑張ってみたら?」
「…ウウッ、わかッ…た…ゆっか…ありがとう、フェッ…」「今のうちにいっぱい泣いときなさい」あたしは大声でないた。周りなんか気にせずいっぱい泣いた。まるで子供がダダをこねるかのように
2009-12-07 00:30:00 -
44:
ヒナ
「ん…アレ??」いつの間にか泣き疲れて眠ってたみたい。ソファーではゆっかがデカいいびきをかきながら寝ている。時間を確かめるために携帯を開きギョっとした
【着信30件】全部マリヤからだ。ヤバイ、起きておらんのにきずいたんや。急いで帰る用意をしゆっかを起こした「ごめん、マリヤ起きたみたいやから帰るわ。今日はありがとう」
「また何かあったらいらっしゃい」「うん、じゃまたね」おつきい道路まで走ってタクをつかまえ降りてからも走って帰った。2009-12-07 00:38:00 -
45:
ヒナ
ガチャ――…。「ただいま…」恐る恐るリビングに入るとマリヤがソファーから勢いよく立ち上がった。「何処行っててん!!!!」「ゆ、ゆっかん所」今までに見た事ないぐらい怖い顔をしてるマリヤ。相当怒ってるやん(涙)
「何でこそこそ行くねん!!ホンマは違う所ちゃうんか!!!」バン――…!!机をおもいっきり蹴った音に体がビクッ!!となる「ホンマにゆっかん所やし。どうしても聞いてほしい事あって電話じゃムリやから行って、話きいてもらってただけ」
「心配するやろ――突然居なくなんなよ。」今にも泣き出しそうなマリヤ。あたしは駆け寄っておもいっきり抱き締めた。「ごめん、もぅ黙ってどっか行ったりしやんから…ごめん」2009-12-07 00:47:00 -
46:
ヒナ
マリヤがあたしを必要としてる以上もう少しだけ頑張ろう。もう少しだけ――…
それからのマリヤはとゆうと、束縛がより一層激しくなった。あたしが家で、営業メールしてるだけで不機嫌なったりどっちか早く仕事が終わった方がお互いをむかえに行ったり。
こうゆうのしだしたら嫌でもバレるよね。案の定、あんまり仲良くないキャストとかに「ヒナちゃん○○のマリヤ君と付き合ってるん?」とか「ホストが彼氏とか大丈夫なん?」とか2009-12-08 15:25:00 -
47:
ヒナ
ルキいわく夜遊びにもかかれ出したりらしい。マリヤがNo.1になってから、あたしの話も加え今まで書かれてなかったようなことも書かれだした。【マリヤ色するようなった】【No.1維持するのに必死】
【マリヤにやったら色られたい】【落ち目やな】【あたし付き合った】などなど――…書き出したらキリがないくらい。あたしとのことは、ゆうまでもなくボロカスに書かれてる。最初は気にしてなかったけど
だんだん、ってゆうような事まで書かれだした時にはさすがにへこんだわ(笑)2009-12-08 15:32:00 -
48:
ヒナ
それから一度No.1をキープして、マリヤはペアリングを買ってくれた。「俺、No.1になるまでがしんどいと思ってた。やけど、No.1なってそれを維持するほうがよっぽどしんどいし努力せなアカンと思ってん。」
「うん――…」「だから、今までしやんかったような事もするしヒナには寂しい想いさすかもやけど、俺が好きなんはヒナだけやからそれはわかっといてな?」
これは、遠回しに【色、枕何でもやっちゃいます】宣言!!??そんなこんな疑問だらけのまま納得してみたけど不安で仕方なかった2009-12-08 15:42:00 -
49:
ヒナ
次の日、ルキが夜遊びを見ながらぼやいた。「マリヤ君てアホ?」仕事終わり、マリヤからはアフターなんかをしだすようになったから束縛から解放され久々に2人でご飯を食べに来ていた。「え、何で??あんま否定はできないですが(笑)」
「あのこペアリングしたまま営業してんの??」「はぁ!!!???」「だって、彼女おるのは公認で色ってるみたいやで?(笑)まぁ、それでもいいみたいやからマリヤ君何でもありやな(笑)」
「アホやん…」まぁ、普通喜んじゃうよね?まさかとんだ落とし穴があるなんてしらずに(笑)2009-12-08 15:49:00 -
50:
ヒナ
マリアちゃんは素直で、覚えも早くてすぐにお客さんに気に入られるようになった。そんな感じで仲良く頑張っていた。それから何日かたって、営業時間も終わり帰る準備をしている時――…
「あれ、マリアちゃん彼氏おるんや?」ルキがマリアちゃんの指を見てゆう。「はい、仕事中はさすがに指輪つけれないですからね」「彼氏何やってる人?」「ホストです」「ヒナと一緒やな?」「あ、うん…」「そうなんですか?だったら今から一緒に飲みに行きませんか?」
「いや、あたし彼氏にバレたらやばいし」「大丈夫やって(笑)最近二部も出てるねやろ?」「うん」「じゃー決まりですね」何かあたしは嫌な予感がする――…そう思ったいた。2009-12-08 16:06:00