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ある男の…
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1:
無名◆LW9tDKlR0c
私がその男と出会ったのは数年前。
2010-02-28 00:33:00 -
61:
無名◆LW9tDKlR0c
何時間経過しただろう―。不意に私の携帯が鳴る。社長からだった。
「どんな感じや?」私はそのまま伝えた。
「そうか。もう着くからそれまで殺すなよ。」それだけ言うと一方的に電話は切れた。
もう息も絶え絶えの代表だったが、彼の一言で泣き叫んだ。「そろそろトドメさすかな。笑。」2010-03-01 01:39:00 -
62:
無名◆LW9tDKlR0c
「だずげで!ダずげぎだ!」最早言葉にならない声で代表が叫ぶ。
「るせーな。」彼は特殊警棒で代表の目をついた。
「ギャアアアアア!!!」彼はヘラヘラと笑っている。そして従業員に言った。「お前等も…ふざけた真似したらこうなるよ。ハハハッ。わかってんな?」
従業員全員が大声でハイと返事をした。2010-03-01 01:44:00 -
63:
無名◆LW9tDKlR0c
すると突然「おはようございます!」と声がした。社長の到着だった。
「おいおい。やりすぎや。」笑いながら社長は代表の鼻を爪先で蹴り上げた。どす黒い血が流れだす。
「で?売上金は?オラ?」代表は何を言われてもウーウーと呻くだけだった。2010-03-01 01:49:00 -
64:
無名◆LW9tDKlR0c
「話にならんな。ま、取り敢えずコイツ連れて行くわ。お前等の給料はちゃんと出すから心配すんな。」そう言うと社長は専務に顎で合図した。専務は毛布で代表を包み肩に担いだ。
店下には、黒塗りの車が停まっていて、トランクに代表は入れられた。
「お前等、すまんかったな。これで全員飯食わせたれ。」と社長は私に十万を手渡した。2010-03-01 01:54:00 -
65:
無名◆LW9tDKlR0c
「めでたし、めでたし♪」彼の声が背後から聞こえた。そして彼は従業員に十万を渡して、「解散♪」と警棒をふきながら言うと私に「飯行きましょ。」と耳打ちした。
「…。」2010-03-01 01:57:00 -
66:
無名◆LW9tDKlR0c
喫茶店―。
「めちゃ笑えましたね。あの代表のツラ。」彼はそう言いながら飯を食い終わるといきなり紙袋を私の前に出した。
「何これ?」
「無名さんの分♪」中身を見ると札束が入っていた。「―え…」2010-03-01 02:01:00 -
67:
無名◆LW9tDKlR0c
「言ったじゃないスか。代表の客、もともと俺の客だって。」
頭が真っ白になる―。
「じゃ…じゃあコレは…」「正解♪売上金でーす笑」「こ…こんな事して……」「笑。無名さんも共犯ですよ?」2010-03-01 02:04:00 -
68:
無名◆LW9tDKlR0c
「馬鹿な代表に付き合ってあげたんスからこれくらいは貰って当然ですって。」「お前…もしその客が…口滑らせてこの話が社長の耳にでも入ったら…」
「終わりですね。笑」
「お前…。」
「大丈夫ですって!その客殺しましたから。笑」2010-03-01 02:09:00 -
69:
無名◆LW9tDKlR0c
「えっ!?」
「ハハハッ。冗談ですよ。冗談。笑。んーでもまぁ二度と会わないかな。」
「…。」
「で、来月には無名さん代表になりますよね?楽しみだなぁ。」2010-03-01 02:13:00 -
70:
無名◆LW9tDKlR0c
「無名さんからは、ナ・ニ・ガ・ヌ・す・メ・る・か…な。」
彼はそう言うと私の肩をポンと叩き、喫茶店から出て行った。
終2010-03-01 02:17:00