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散りゆく花
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1:
主
雅姫。20歳。職業ニート
今日も私は無駄な時間を過ごしてる。2010-03-09 05:15:00 -
11:
主
「あいつには気つけろよ〜」
いつ戻ってきたのか、ドリンク両手に後ろに立っていた。
グラスを奪うように取って一気に飲み干して
『なんでなん?』
バーカウンターに向かいながらあきらに聞いた。2010-03-09 05:51:00 -
12:
主
バーカウンターは少しだけ静かで、まだ聞き取りやすかった。
「あいつかなり遊んでるからな〜ま、雅姫も一緒か(笑)」
『失礼な(笑)誰これ構わず遊んでません(笑)』
あきらは笑ってグラスを空にした。2010-03-09 05:55:00 -
13:
主
『でも面白そうな子やん』
「さすが雅姫!!見る目が違うね〜」
ニヤニヤと笑いながらあきらはシガレットケースから一本取り出した。
毎度のことである。
んっと私にも一本差し出し、火をつけてくれた。2010-03-09 05:58:00 -
14:
主
深くそれを吸い込み、目を閉じて音楽に集中した。
何回も繰り返してるうちに音は私を支配し、程よく体に響いてきた。
もう一杯、お酒を一気して私は音に身を任した。2010-03-09 06:02:00 -
15:
主
ふと、翔に目線をむけると、翔もこんな私たちを見ていた。
その視線がまた気持ちよくさせる――――――。2010-03-09 06:09:00 -
16:
主
―――――――――――――ン
2010-03-09 06:13:00 -
17:
主
部屋に入るなり、私達は何かに駆り立てられるように服を脱がしあい、何度も何度もキスをしながらベッドに倒れこむ。
全裸になった2人は欲求の赴くままに体を重ねた。2010-03-09 06:19:00 -
18:
主
―――――――――
ことが終わり、2人とも肩で息をしてる状態。
目があうと何だか笑けて2人してケラケラ笑った。
2010-03-09 06:21:00 -
19:
主
笑いがおさまり、体を起こして煙草に火つけた。
白い煙がゆらゆらと踊っているよう。
なんとなく、翔のあの目が頭に浮かんだ。
「翔のこと気にいった?」
私に抱きつきながらあきらは言う。2010-03-09 06:26:00 -
20:
主
あきらの髪を触りながら、白い煙を吐いた。
「気にいったんなら紹介すんで」
私は笑顔で応え優しくキスをした。
あきらも笑顔でキスをしてくる。2010-03-09 06:34:00