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16時16分。
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1:
作者
私が赤いランドセルを背負って桜の木の下で写真を撮る頃、お母さんとお父さんは別々に暮らし始めた。 ――――――――――――…………小学1年生の春。
2010-03-28 03:55:00 -
10:
名無しさん
乳でしゃべってるんか(゚_゚)
2010-03-31 23:20:00 -
12:
名無しさん
わかる、一回離れたらすぐ別れる。記憶喪失かな。
2010-04-02 12:08:00 -
13:
名無しさん
続きが気になる?
2010-04-02 18:45:00 -
15:
作者
――――………――…ガシャンガシャン………―〜〜〜キャー――――………私は怒鳴り声と激しい物音で目が覚めた。
――隣で寝ているはずのお母さんが居ない。――
リビングからものすごい勢いで何かが割れる音や泣き声が聞こえた。2010-04-03 12:55:00 -
16:
作者
私は急いでリビングに行くとお父さんの姿があった。―――…なんで?
それよりも、荒れ果てたリビングと崩れ落ちるお母さんを見て私はびっくりした。
お母さんに駆け寄り、お父さんの止めに入った。 「「やめて!!!」」
2010-04-03 12:57:00 -
17:
作者
だけど私の声なんて、お父さんに聞こえてない。私は泣きながら何度も「やめて!やめて!」と叫んだけど、お父さんはお母さんを殴ろうとしている。
「やめ………「子供は黙ってろ!」お父さんはそう言い、私を突き飛ばした。小さい私はガラスの破片が散らばっている床へと転がった。2010-04-03 13:01:00 -
18:
作者
お母さんはそれを見るなり、私の手を引っ張って裸足で家を飛び出した。
桜の蕾が出来始めている季節の夜中はまだ寒い。不幸にもその日は雨が降っていた。
「ごめんね、ごめんね。愛実にまでこんな思いさせて。」寒さと恐怖で震える私を抱き寄せて泣いていた。お母さんも震えていた。2010-04-03 13:04:00 -
19:
作者
寒さをしのぐ為に私達は近くのマンションに入った。「寒い」「寒い」と私は呟いていた。
お母さんの話によると、夜に酔ったお父さんから電話が来ていきなり怒鳴られたらしい。
「でも、お父さんに私達の家教えてないのに何で分かったの?」 「お母さんとお父さんの共通の友達が言ったらしいの。」そうお母さんは答えた。2010-04-03 13:10:00