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DEAR…
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1:
名無しさん
今思えば
その時の一瞬が
すべてだった。2010-04-10 14:26:00 -
21:
名無しさん
リビングに子機を戻しに行くと、母と目が合い、それだけで折角止めたはずの涙が溢れ出し
母の胸で声を出してこれでもかって位泣いた。2010-04-10 15:39:00 -
22:
名無しさん
次の日、かずきとすれ違ってもいつものかずきで。彼なりに気を遣っているのか、あとは私次第ということなのか。
ゆうとくんとは挨拶を交わしただけで涙が出そうになった。
何も聞けなかったから、引っ越し先が北海道なんて知らなかった。3年前、北海道から転校してきたから、また両親の仕事の都合で故郷へ戻るのだろうか?2010-04-10 15:43:00 -
23:
名無しさん
卒業式まで五日となった日、私は熱を出して学校を休んだ。
自慢じゃないが…いや、かなり自慢だが、私はゆうとくんが転校してきてからの三年間一度も学校を休んだことがない。自分自身が気持ちに気づくよりずっと前からゆうとくんは私の特別だったのかな。
熱で思うように体が動かない私を母は優しく看病してくれて、色んな話をしてくれた。2010-04-10 15:51:00 -
24:
名無しさん
父との馴れ初めや、初めて付き合った人のことなんかを私に話す母。
何か気付いていたのかな?
小学生の保護者の情報網は侮れないし、何か知ってたのかもしれない。どうであれ、母の優しさには変わりない。
「明日は学校行けそう?学校から帰ったらクッキー焼こうか」2010-04-10 15:55:00 -
25:
名無しさん
それは卒業式3日前の夜のこと。
もう、ゆうとくんにあと2回しか逢えない。
2010-04-10 15:56:00 -
26:
名無しさん
「うん。もう行けそう。元気だったらクッキー作る。」
―――次の日は晴天でまさに小春日和。
卒業式前日の六年生たちは卒業アルバムやプロフィール帳にメッセージを貰い合っていた。2010-04-10 16:00:00 -
27:
名無しさん
私立に行く子なんてほんの一握りで、中学生になっても8割近くの子達とは、また毎日のように顔を合わせるのに、やっぱり【卒業】って言うイベントには寂しい気持ちになった。
休んでいた私の机の上にも卒業アルバムがあって、一番後ろのメッセージ欄には既にみんなからの寄せ書きがあった。
2010-04-10 16:04:00 -
28:
名無しさん
メッセージを貰ってないこに、流れに便乗して空白を埋めてもらった。
あとは―――
ゆうとくんだけだ。2010-04-10 16:07:00 -
29:
名無しさん
下校時間。
みんながいなくなってく教室で、一人動けないでいた。
ゆうとくんは荷物を持って教室を出る。
今しか…今日しかない。2010-04-10 16:10:00 -
30:
名無しさん
ゆうとくんがバッシュを持って行ったから、体育館に寄る自信はあった。
その自信が私の脈を早くする。
少し遅れて廊下に出ると、かずきと目が合った。私に気付いたかずきが先を歩くゆうとくんに声をかける。
「ゆうとー!先行ってて!荷物忘れた!」2010-04-10 16:13:00