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この物語ゎフィクションです
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1:
ぬし
完結できるとい〜な♪
―娼婦と売り専―
2010-05-11 04:22:00 -
75:
ぬし
12月25日 [クリスマス]
今日も仕事は忙しかった
終わったのは夜中の3時前だった
昨日は泊まりで送ってもらったのが今日の朝だった
アタシは昨日一日で裏を合わせて80万近く稼いだ
2010-05-13 23:37:00 -
76:
ぬし
零太も多分そうだったんだろう
連絡はこなかったし
こっちもしなかった
なんの為にそんなに必死で働いてるの?って言われると答えられないけど、やっぱり心のどこかではいつか零太が困った時にって
たったそれだけの為に仕事をしてるんだと思う
そりゃ、自分の事にもいっぱい使うけどね2010-05-13 23:40:00 -
77:
ぬし
でも今日は昨日とは違った
零太からの着信がきていた
思わずにやけてしまった
「変態か」
翔ちゃんが話かけてきた
「てか、お前最近またタクシーで帰るん増えてきたな」
翔ちゃんはコーヒーを片手にそう言った2010-05-13 23:43:00 -
78:
ぬし
零太の家に行く日は必ずタクシーを使う
再会してまたそれが増えてきた
「うん。今日もタクシーで帰るよ、ありがとう」
翔ちゃんは何かいいたげだったけど
「そか」
そう言って机に戻った
「また明日☆お疲れ様」
「おぅ」
ドアを閉めようとした時
「あ、お前さ、ほらけっこー前に言ってた買いたいもん、もう買ったん?」
と翔ちゃんが言った
「…まだ、買えないんだ」
微笑を浮かべアタシはドアを閉めた
2010-05-13 23:48:00 -
79:
ぬし
「もしもし?」
「あ、アキちゃん?お疲れ様☆どこいんの?」
「今からタクシー乗るとこだよ。もう家?」
「うん!ついたら鍵、開けとくから入ってきて!」
お風呂にでも入るのかな?
2010-05-13 23:52:00 -
80:
ぬし
零太の家について鍵をあけると真っ暗だった
電気をつけたら
パーンッ!!!っとクラッカーがなった
テーブルにはチキンやケーキがおいてあった
「メリークリスマス!!超おいしそうでしょ?ケーキ、俺が作ったんだよ!」
零太はとびきりの笑顔でほほえんだ
「すごいね…ありがとう。凄い嬉しい!」
「俺もすげー嬉しい!」
なんでよって言うと
アキちゃんがいるから
と、そう言って嬉しそうにケーキを切る零太をアタシすごく愛しく思った
2010-05-13 23:55:00 -
81:
ぬし
「この後さ、外でたいんだ」
後かたずけをしてる時零太は言った
「でも…」
「この時間なら人少ないし大丈夫だよ!ね、いいでしょ?」
時計を見るともう4時を過ぎていた
それでも今は冬だから外は真っ暗だった
「うん。出よっか」
「やった!!」
零太は一気に笑顔になり超特急でお皿を洗い終わった2010-05-14 00:05:00 -
82:
ぬし
零太と手を繋いで街に出た
やっぱりクリスマスだからか
街はこの時間でもカップル達がいた
「ほら、あれだよ!」
零太が指を指した先に大きなクリスマスツリーがライトアップをして飾ってあった
言葉が出なかった
あまりにも綺麗だったから
2010-05-14 00:08:00 -
83:
ぬし
喋るたびに白い息がでてきてそれがツリーと重なって余計に綺麗に見えた
その周りには何組かのカップルが肩を寄せ合いながら皆幸せそうだった
ツリーを真下から見上げた時思わず
「綺麗…」
とつぶやいてしまった
2010-05-14 00:12:00 -
84:
ぬし
すると零太は
アキちゃん、 と呼んだ
その顔はなんだかもどかしくて
目をそらしながら零太は言った
「今日はクリスマスおめでとう!」
…?意味がわからなかった
「あ、だからね、その…年に一回のクリスマスは聖なる夜で…」
寒いせいか鼻の頭を真っ赤にさせながら
何かをいいたげで
でもよくわからなくて
2010-05-14 00:16:00