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みきちゃん♪

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  • 1:

    紗織

    はじめまして。紗織です。15歳の夏休みに年上の彼氏が出来ました。相手は25歳、名前は陸。通称りくちゃんです。
    15歳時分のあたしには年上過ぎるりくちゃんに、遊ばれてるんかとビクビク恐れながらも、なんとなく上手くいっておりました。あれよあれよと交際7年目に突入-☆
    するはずやった。

    2010-06-17 13:15:00
  • 75:

    俺と紗織が席に着くころには、すでにメンバー全員が揃っていた。
    『遅くなってごめん!今日は山下の希望で彼女連れてきちゃいました。ほら紗織、挨拶して』
    『今晩は。初めまして・・じゃないですねwwいつもお世話になってます。』
    一同お口あんぐり。そりゃそうだ。俺の隣に立つ制服少女は2年間も野郎会ご用達の居酒屋店員だもの。

    2010-06-21 18:33:00
  • 76:

    名無しさん

    久しぶりに面白い小説や?

    2010-06-21 20:54:00
  • 77:

    『そんな食事会言えるほどちゃうよww』と山下が突っ込むと本日のメインである木村も続く。
    『そそ。三十路目前の集いやしなあ。いつもは大吉やしwwしかしこの店、誰が予約してくれたん?』

    えっ、木村セレクトじゃないの?

    2010-06-21 23:30:00
  • 78:

    山下、木村、坂本、田中、そして俺も顔を見合せきょとん顔。すると斎藤が口を開いた。
    『三木やで。遅れて行くから先に始めといてってさ』

    うそやろ?誰が呼んだん?
    今日、紗織が来るから三木には黙ってたのに・・。

    2010-06-21 23:37:00
  • 79:

    三木と目が合ってしまった。俺と紗織が並んで腰掛けている様子を見るなり、口角が上がる。ニタリ。

    背筋が凍りそうになるも、動揺を隠し会話に夢中な素振りをする俺。ここは無視択一や。

    三木は何処からか椅子を拝借し、しれっと俺と紗織の傍へと向かってきた。不味い。

    2010-06-22 00:02:00
  • 80:

    無理やり俺たちの間に椅子を突っ込むと『紗織ちゃんだよね?』なんぞ話し掛けていた。普段は人見知りな紗織もなにやら三木に返答をしている様子。

    必死に聞き耳を立ててみたが気が気じゃなくなりそうで、とうとう2人の会話に割り込んでしまった。

    2010-06-22 00:11:00
  • 81:

    『仲良くしたってなあ、三木。こいつ人見知りやからてこずるやろけど』
    =(紗織はお前と違ってデリケートやねんから、いらんことしたら殺す)

    ここで周りが三木の来店に気付いたようで、紗織から遠ざけてくれた。
    助かったと思ったのも束の間。三木が紗織をおちょくりはじめた。

    2010-06-22 00:18:00
  • 82:

    大皿料理がテーブルに運ばれてきて、紗織が取り分けてくれようとしているのにも関わらず、三木がトングを取り上げるように奪ったのだ。

    紗織が三木に対して嫌そうな顔をした。

    それを見ていたのに、俺は三木を褒めた。いい気にさせてりゃ、これ以上悪さはしないだろうという願いを込めて。

    2010-06-22 00:24:00
  • 83:

    三木はわざと俺を最後にするよう配膳している。

    一体なにが来るんや!?

    緊張しまくりな俺。水や、みずみずみず!水飲んで落ち着け俺!とグラスに手を伸ばしたつもりがキャンドルやった。

    2010-06-22 00:31:00
  • 84:

    あはは。やってもた。
    どんだけ慌ててんねん俺。情けなくて笑ってまう。

    三木があたふた席を立つのも気にも止めず、紗織の表情を伺った。悲しそう・・。
    大丈夫やで!飯食おうや!と喉まで出掛かったときにまた俺たちの間に三木が帰ってきた。

    2010-06-22 00:40:00
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