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月夜はここで
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1:
舞
無い物ねだりを繰り返して、最後に私が欲したもの…。
月が綺麗な夜、決まって思い出すのは、私が捨てたがったもの。2010-11-29 02:27:00 -
31:
舞
次の日は夕方まで寝て、部屋にいても落ち着かず自転車でミナミへ向かった。自然とユエの元に急いでいた自分がいた。
近くに自転車を停めて、昨日の場所に行くとユエが何人かの見物人と話していた。2010-11-30 16:51:00 -
32:
舞
遠くから様子を伺っていた私に気付くと、ユエはニコリと笑った。
『八重歯あるんだ…』
そんな事を思っていると、ユエはギターを持って唄い始めた。2010-11-30 16:54:00 -
33:
舞
この日、私はユエと初めて会話した。
毎日の様にしかめっつらをして通る私をユエは何度も見かけていて、一度だけ楽しそうに電話をしているなと思ったことがあったらしく、その次に見た私はビックリするほど泣いていて正直、驚いた。とユエは話してくれた。2010-11-30 17:23:00 -
34:
舞
それから毎日の様にユエと会った。
ユエは私が出版社の社長との事を話すと黙って頭をポンと押さえた。
そんなつかず離れずな距離感が私には心地好くて、どちらともなくルームシェアが始まった。2010-11-30 17:31:00 -
35:
舞
ユエに会った日以来、社長からの連絡を全て拒否した。そんな中、雑誌を見てくれた広告代理店から仕事の依頼がきた。ユエは自分の事の様に私を抱きしめて喜んでくれた。
大袈裟かもしれないけど、私はユエにあの日出会ってなかったら自分に嘘をつき続けて生きていたような気がしてならない。だから、ユエの夢を今度は私が応援したいと思ったんだ。2010-11-30 17:48:00 -
36:
舞
ルームシェアから一年。ユエが歌を辞めると言い出した時、私は泣いた。
ユエがユエでなくなる気がして、自分の居場所がなくなる気がした。
『歌は辞めないでよ!お金なんてどうとでもなるから』奇しくも雑誌がきっかけで仕事が軌道に乗り出した私はユエにそう言った。
それでも何があるか解らないからと私は夜のアルバイトを始めた。2010-11-30 17:54:00 -
37:
舞
特別贅沢なんてなかったけど、私は十分幸せだった。『それで、吉原さんが舞を口座にしたからアユちゃんが怒ってるの?』
ユエはふ〜んと言った具合に、そう言いながら私の体を流した。2010-11-30 17:57:00 -
38:
舞
―――ねぇユエ。ユエはこの時から気付いてたの?―――『明日のバイト行きたくないな〜』ぼやいた私に、ユエは
『ごめんね』と、呟いた。『違う!違う!そう言うんじゃないから』2010-11-30 18:03:00 -
39:
舞
夜、バイトに行き出した私をユエは自転車でミナミまで送ってくれた。
色を売っていたわけではないけど商売上、男と二人乗りをしている姿は見せられず近くで降ろしてもらう。
『ありがとう。また帰りに連絡する』ユエは笑顔で頷くと人込みを自転車ですり抜けて行った。2010-11-30 21:02:00 -
40:
削除削除されますた
あぼ~ん