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好きと言いたかった
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1:
まり
今朝はインターホンの鳴る音で目を覚ました。インターホンを見ると50半ばのスーツを来た男が立っていた。
『朝っぱらからセールス?』私は居留守をすることにした。
2010-12-10 14:46:00 -
121:
まり
嗚咽混じりに私は泣いた。ティッシュを握りしめた手に涙の粒がボタボタと落ちた。その瞬間、私の身体がフワッと浮いた。
『藤堂さん?!』
驚く私をよそに藤堂さんは私を抱き上げ、ベットへと連れて行った。2010-12-15 18:06:00 -
122:
まり
私をベットに腰をかけさせると私の前にひざまずき、手を握ってき話し出した。
『僕は君を見た日。あの瞬間、なんて綺麗な人なんだろうって言葉を失うほどだったよ。身体に電流が走ったくらいにね』ニコリと私に微笑んだ。私の大好きな藤堂さんの笑顔だった。2010-12-15 18:09:00 -
123:
まり
『マリちゃん、僕と付き合って下さい』
私は、黙って頷いた。私が藤堂さんの彼女になるなんて厚かまし過ぎる話だったけれど、今、目の前で優しく微笑む藤堂さんの近くにずっと居たい!そんな気持ちが私の首を立てに動かした。
『ありがとう』子供のような声を上げて、藤堂さんは私を抱きしめた。2010-12-15 18:14:00 -
124:
まり
『大切にする!大好きだよ』そんな言葉を聞いたのは何時ぶりだったろう。私は藤堂さんを抱きしめ返した。
藤堂さんは、私を横たわらせると優しくキスをした。首筋から手の平、まるで今までの消毒をしているかの様だった。2010-12-15 18:17:00 -
125:
まり
いつも客に触れられている間はただ快楽だけを感じるように尽くした。相手がどうなんて気にしていたら気持ち悪くて仕方なかった。当たり前の事だけれど、藤堂さんが触れる一瞬一瞬、一カ所一カ所に神経を研ぎ澄ませた。
愛おしくて仕方ない。優しさが伝わってくるようだった。2010-12-15 18:22:00 -
126:
まり
涙が溢れた目に優しくキスをしてくれた。この日、私と藤堂さんは一つになった。
この日、藤堂さんが私を抱いてくれたのは、例え嘔吐がつわりだったとしても、それすら受け入れようと言う思いの表れだったのかも知れない。2010-12-15 18:25:00 -
127:
まり
もしかしたら、誤解されていたのかも知れない。今となっては確かめ様もない。それであったとしても、藤堂さんの思いの深さが何より嬉しくて私は抱きしめられながら、幸せ過ぎて涙が止まらなかった。
『ねぇ、マリちゃん…僕に甘えてくれないかな?』2010-12-15 18:28:00 -
128:
まり
どう考えたって、毎日のように私を出張させている藤堂さんは日々20万以上もの大金を支払い続けていた。私がパチンコ店でアルバイトをしたお金を足しにしたところで、何の足しにもならない。
ただ、私の中でお金目当てだと思われたくないという意地が首を立てに触れなかった。2010-12-15 18:31:00 -
129:
まり
この日、店に戻ると店長に呼ばれた。月末のこの日、毎月恒例の実績表が配られていた。売上と給与の総額、罰金内容から指名本数と事細かに掛かれた紙の中に謎の一覧があった。
【特別手当て20万】
『店長、なにこれ?私そんなの貰ってないよ』
2010-12-15 18:37:00 -
130:
まり
ちょっと間を開けて店長は『あぁ…特別手当ては俺からのサービスや!最近、太客掴んで偉いからな』
引き攣った顔に私は納得いかず、噛み付いた。
『手元に貰ってないのはなんで?』
『ん?俺が借金の返済に当てといたんや。そういう特別手当てや』2010-12-15 18:41:00