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俺の女

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  • 1:

    俺は悠久。二十歳。容姿は普通。女にもそこそこモテる。この二十年間やんちゃもしてきた。女遊びもしてきた。でも今まで理性を失う事は無かった。あの女と会うまでは―" " "05/08/12 04:55

    2007-08-25 07:12:00
  • 2:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    あの女と知り合ったのは、ちょうど一年前の事だった。連れとクラブに行ってナンパしてた俺は悪魔に会う事になる。
    「悠久!あの女いかん?」「あぁーあれか。すぐヤらしてくれそうやし、いいんちゃう?」
    「んじゃ、俺が声かけてくるわ!」

    2005-08-12 04:59:00
  • 3:

    名無しさん

    おぇっぷ

    2005-08-12 05:01:00
  • 4:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はこの時、クラブに行ってはナンパの繰り返しで飽き飽きしていた。
    「暇やし、酒買いに行こ」独り言を言いながら、バーのカウンターまで歩く。
    するとある女が目についた。

    2005-08-12 05:01:00
  • 5:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「はぁ?なんでやねん!はよ来いや!」
    電話を片手にでかい声で話している女が目についた。いるいるこーゆーアホ女。と思いながら、目の前を通り過ぎようとした。

    2005-08-12 05:04:00
  • 6:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    すると、いきなり肩を叩かれた。
    「あんた、今あたしの事チラチラみとったやろ?」
    「はぁ?見てへんわ!」
    なんや、こいつ…と思って呆れ返ってしまった。
    「ええから、見とったんやろ?」
    「だから見てないから!」

    2005-08-12 05:06:00
  • 7:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    よく見ると…この女、目がイってる。薬中や…。
    そう思い、俺はさっさと逃げる事にした。
    「こらぁ!ちょっと待てや!」
    なんと女は俺を追っ掛けてきやがった。

    2005-08-12 05:10:00
  • 8:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    すると、いきなり胸ぐらを掴まれ、グーでどつかれた。
    「ったぁー!お前何すんねん!」
    女はなぜか黙り込んでいた。すると、いきなり俺の方へ倒れかかって来た。

    2005-08-12 05:12:00
  • 9:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    なんや、こいつ!と思い、女の顔を覗き込む。
    よく見たら、まあまあかわいい顔をしていた。笑
    女を壁にもたれさせて、女をよく見る。
    息してない……?やばい!そう思って、体を揺らす。

    2005-08-12 05:16:00
  • 10:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「おい!大丈夫か?」
    「んんっ?」
    女の目が開いた。よかった、生きているようだ。
    「誰ですか?」
    いやいやさっきと性格変わってるから…笑

    2005-08-12 05:18:00
  • 11:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    まぁ、そんなこんなでなぜか俺は番号を交換して、この女と連れになった。
    女の名前は―佐里。十九歳。クラブには毎週きてるらしい。見た目はオネギャルって感じで、気強そう、遊んでそうって感じ。
    こんな女ろくに居る。たいした女とは思わなかった。

    2005-08-12 05:27:00
  • 12:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ナンパしていた俺の連れはというと…収穫無しだった。俺をかなり探したらしい、けどなかなか見当たらなくて、力尽きたらしい。
    さらに俺がちゃっかり女捕まえてる事で、その後はかなり説教された。笑

    2005-08-12 05:30:00
  • 13:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    携帯を見ると、昨日の女から、メールが来ていた。
    「昨日はごめんなさい…全く意識が無かったから、覚えてないけど、殴ったってほんま?」
    「本間や!俺おかげて痛いわ!」

    2005-08-12 05:34:00
  • 14:

    名無しさん

    ガンバってくだちゃい??

    2005-08-12 06:52:00
  • 15:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    すると電話が鳴った。
    着信―佐里。
    「はい!」
    「悠久くん?佐里やけど分かる?」
    「分かるで!」
    「あたし今から、悠久くんち行くわ!だから、家おってね!」

    2005-08-12 13:30:00
  • 16:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「はぁぁぁぁぁ!?」
    「んじゃ!」
    「ちょ…ちょっと、俺、今日はッ……」
    プー、プー、プー………
    こ、こいつ何て女や!呆れ返るわ…笑

    2005-08-12 13:34:00
  • 17:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    やっぱり佐里は俺の家にやってきた…。
    「おじゃまします!悠久くんちって綺麗やなぁ!」
    「その辺座っといて!」
    「はぁぁい!」

    2005-08-12 13:40:00
  • 18:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    人の家にずけずけ上がりこんで、なんてゆう女。佐里は佐里でのんびり人の家でくつろいでる。
    「悠久くん!」
    「なんや?」
    「これこの前のお詫び。」そう言って、佐里はある物を取り出した。

    2005-08-12 16:52:00
  • 19:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は机の上に置かれた―お金に目を奪われた。
    「これ…何?」
    「これ昨日のお詫び!二十万あるから。好きに使って!」
    「こんなんいらんで!俺、病院行くような怪我したわけじゃないし」

    2005-08-12 17:03:00
  • 20:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「でもただで渡してる訳じゃないねん。お願いがある。」
    「何……?」
    「あたしと付き合って!お金はいくらでもあるから。」
    「でもそんなん………」
    「いいから!!」

    2005-08-12 17:06:00
  • 21:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    結局、佐里の勢いに負けてしまった俺は佐里と付き合う事になった。
    佐里と付き合う為の契約を交わした。月々契約金を貰い、週一でデート。でも付き合っているからといって、束縛は一切無し。ただ佐里といる時は女がらみは禁句。さらには佐里専用の携帯を渡された。

    2005-08-12 17:11:00
  • 22:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    正直おいしい話だと思ってしまった。お金が入り、しかも自分にとっては好都合な条件―金を貰えるだけ貰って逃げたらいい…そう思っていた。
    「じゃあね!悠久!」
    「おう!また連絡してや」佐里は家から出て行った。

    2005-08-12 17:18:00
  • 23:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里が出て行った後―俺の中に一つの疑問が浮かんだ。
    あいつ…昨日初めて逢ったばっかりやのになんで俺の家知ってるんやろ?
    そんなことを考えていたが、その時は嬉しさでいっぱいで余程気にならなかった。

    2005-08-12 17:20:00
  • 24:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はすぐ連れの圭に電話して、さっきあったばっかりの事を話した。
    「お前、すごいな!羨ましいわ!俺なんか女探すだけで必死やのに…」
    「でもなぁ…なんか怪しい気がするねんな。こんな上手い話ってあるんかな?」「てか俺、今から用事やから、また連絡するわ!」
    「分かった。」

    2005-08-12 17:27:00
  • 25:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    電話を切ると、佐里からメールが入っていた。
    「悠久があたしと付き合ってくれて、本間嬉しい!あたしいっぱい尽くすから!悠久、好き!」
    「俺も好きやで!俺もお前の事大切にするし、幸せになろな!」

    2005-08-12 17:36:00
  • 26:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    女なんて甘い言葉の一つもかけておけば、繋ぎ止めれると思った。
    俺は甘かったかもしれない…。

    2005-08-12 17:51:00
  • 27:

    (´ー`)

    ぉもろぃカモカモ??最後まで読むから頑張ってなぁぁ???

    2005-08-12 20:07:00
  • 28:

    名無しさん

    書いて???

    2005-08-12 21:16:00
  • 29:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    この二日間色んな事がありすぎて、すっかり忘れてたが、こう見えて俺はちゃんと仕事はしている。
    おとんの会社の手伝いをしている。おとんは社長だから、俺は次期社長って事になるが、会社といっても自営の小さい会社。収入もあまりよくはない。

    2005-08-12 21:19:00
  • 30:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ここ何日かは仕事を休んでいた。おとんの会社って事で、少し休んだぐらいじゃ文句はゆわれないけど、給料はカット!笑。多少辛いところもあるけど、自業自得だと思った。
    俺は久々に出勤する事にした。
    「おはよーございます!」「こらぁ!悠久、お前どれだけ仕事休んどんねや!はよ働け!」

    2005-08-12 21:32:00
  • 31:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前今からここ掃除しろ!今回はサボり過ぎや!」社長―俺の親父に叱られてしまった。二十歳になってまで親に怒られるなんてちょっと恥ずかしかった。
    「あっ!あとお前そうじ終わったら、俺んとこ来いよ!」
    「分かった!!」

    2005-08-12 21:36:00
  • 32:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はさっさとそうじを終わらせて、煙草でも吸おうと喫煙室へ行った。
    ポケットに入っていた携帯を見ると、佐里からのメールは一切無かった。寝てるのかなと思い、煙草を吸うとおとんのいる社長室へ行った。

    2005-08-12 21:42:00
  • 33:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    社長室の前まで来ると、おとんと誰か女の声が聞こえる。
    ドアをガラッっと開けると、一人の女が立っていた。「始めまして。荒木佐里です。」
    「えっ……?」
    俺は目を疑った。荒木……佐里…?
    「新人の佐里ちゃんや。かわいいやろ?仲良くしたりや!」

    2005-08-12 21:46:00
  • 34:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「仲良くして下さい!ちゃんと仕事頑張ります!」
    「あっ…ろしく、お願いします……」
    声が上擦る。なんで?なんでこいつが俺の仕事場に?全く状況が把握出来ない。なんでこいつがいるんだ!誰か教えてくれェェェェ!!笑

    2005-08-12 21:50:00
  • 35:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前、佐里ちゃんに仕事教えたれ!」
    「…かった」
    佐里と二人、社長室を出た。
    「お前なんでここおんねん!俺もう、びっくり…」
    「シーッ……お父さんに聞こえたらやばいやん。」
    「そーゆー問題ちゃうねん!はよ説明せえ!」
    「向こう行こ?いいから」

    2005-08-12 21:57:00
  • 36:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    喫煙室に着くなり、俺は佐里を問い詰めた。
    「なんで来てん?」
    「それはゆわれん…」
    「なんでや?」
    「だって笑われるもん…」「いいから、ゆえや!」
    「悠久とずっと一緒にいたかったから。」
    「んで、なんでここ分かってん!」

    2005-08-12 22:00:00
  • 37:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「実はあたし…」
    ゴクッ…俺は息を飲んだ。「前、悠久んち行った時、悠久の名刺を見つけて、それでそれこっそり持って帰ってん。」
    「なんやー。そんな理由か。それなら、そん時にゆーたらええやん」

    2005-08-12 22:04:00
  • 38:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「だって…悠久、そんなん絶対嫌がるやろ?」
    「まぁな。でもお前みたいにいきなり目の前に現れたりされた方が嫌やわ!これからはなんでもゆいや」
    「分かったっ。もう怒ってない?」
    「うん。」

    2005-08-12 22:07:00
  • 39:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    するといきなり佐里は俺に抱き着いてきた。
    「よかったぁ。悠久優しいねんなぁ」
    佐里の目が俺を見つめる。綺麗な目。肌も白くて綺麗だった。ドキドキする。

    2005-08-12 22:10:00
  • 40:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺も男だ…。佐里に触れたい………そう思った。
    少しずつ距離を近づける。佐里の目をじっと見つめながら、唇へと近づく――
    「…ってか、仕事しよ!お父さんに怒られるしっ!」「えっ…?」

    2005-08-12 22:26:00
  • 41:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里はそんな事言いながら、すたすたと部屋を出て行った。
    俺…避けられた?今まで女に拒否られた事は無いし、どちらかといえば、女の方から誘ってくる事が多かった。だから、俺は初めての失態に相当なショックを受けた……。

    2005-08-12 22:29:00
  • 42:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    それからだ。俺が佐里に違和感を感じたのは―。手を繋ぐ事はあっても、エッチいやキスさえさせてもらえない。佐里はそれ以外は俺に尽くしてくれる。金の援助や身の回りの世話は全て佐里に任せていた。

    2005-08-12 22:34:00
  • 43:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    それから、何事も無く、一ヶ月が過ぎたある日―
    「今日はどっか行くん?」「どっか行きたいとこある?俺はどこでもいいで」
    「じゃあ、遊園地行きたい!」
    「分かった!ほな、行こか」

    2005-08-12 22:37:00
  • 44:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「やったぁ!めっちゃ嬉しい!じゃあ、あたし着替えてくるね」
    佐里は嬉しそうにお風呂場に走って行った。
    佐里のあの笑顔を見ると俺は幸せになる。いつしか佐里を好きになっていた…

    2005-08-12 22:48:00
  • 45:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里が着替えに行ってから、もう10分経っていた。俺は佐里を覗きに行く事にした。
    「佐里?まだか?佐里?」ドアを少し開ける。返事が無い。
    「佐里……?」

    2005-08-12 22:50:00
  • 46:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    少し経つと、佐里は気がついた。
    「悠久…?」
    「やっと気がついたか。お前いきなり倒れてて…俺めっちゃ心配してんから!」俺は佐里を抱きしめた。佐里の体はまだ熱っぽくて、少し熱かった。

    2005-08-12 22:57:00
  • 47:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「悠久…?」
    俺は佐里に無理矢理キスした。強引なキス―
    「…っ、ゆう…ん」
    黙れというかのように俺は佐里の唇を塞いだ。
    少しずつ手探りで胸を探す。

    2005-08-12 23:00:00
  • 48:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    バコッ!!
    一瞬、何が怒ったか分からなかった。俺は腹を佐里に蹴り飛ばされたのだ。
    「止めて!あたしに触らんといて!」
    佐里の言葉が胸に突き刺さる。

    2005-08-12 23:02:00
  • 49:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「なんで?俺こんな…さりのこと…」
    「あたしは無理やねん!」「なんで…?」
    「昔、男にレイプされてん!」
    「えっ……?」

    2005-08-12 23:05:00
  • 50:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里は俺に昔の話を話してくれた。夜中に歩いていたら、5人の男に車に乗せたら、抵抗したら、殴られ、5人の男にまわされたらしい。意識が飛んでいて、気づいたら、破れた服で山に捨てられたと言っていた。幸い近くにいた車に助けられたが、犯人は捕まっていないらしく、未だにそれを引きずっているらしい。

    2005-08-12 23:29:00
  • 51:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「俺、何にも知らんくて…なんてゆっていいか…ゴメン」
    「いいねん。あたしが悪いねん。こんな女嫌やろ?」佐里は寂しそうな顔で俺を見つめる。
    「俺はどんな過去があっても佐里の事好きやし、この気持ちだけは変わらん。」

    2005-08-12 23:32:00
  • 52:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「悠久ッ…本間にゴメン」佐里は泣きながら、俺に謝ってきた。俺は優しく佐里の肩を抱き寄せた。
    「ええねん。ずっと辛い思いしてきてんな。俺がおるから、俺がお前を守る。」そう言うと、佐里は俺の胸でワンワン泣いた。
    その日、佐里は泣いた後の少し腫れた目で自分の家へ帰った。

    2005-08-12 23:36:00
  • 53:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日の朝―携帯が鳴る音で目が覚めた。
    「もしもし?」
    「悠久!お前最近ノリ悪いなぁ!女とずっと一緒なんやろ?お前、クラブにも顔出さんし、飲み会にも来んから、みんな淋しがっとるで!」
    「俺は圭等とは違って暇人ちゃうねん!」
    「今から行くから、用意しとけよ!」

    2005-08-12 23:41:00
  • 54:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「はぁ?」
    「ええから、用意しとけや!切んで!」
    なんでやねん!と思いながら、久しぶりに連れに会いたい気持ちも会ったから、佐里にはメールだけ入れて、連れのとこへ行った。

    2005-08-12 23:44:00
  • 55:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「久しぶりやん!お前なんかふけたなぁ!おっさん化してるやん!笑」
    「うっさいわ!お前等みたいなガキとはちゃうねや!笑」
    まぁ、そんなこんなで久しぶりの連れ3人で遊ぶ事になった。しかもクラブで。笑。正直行きたくは無かったが、無理矢理連れてかれた。

    2005-08-12 23:49:00
  • 56:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    久しぶりのクラブ。
    懐かしい気分になった。
    「悠久、お前何飲む?」
    「ジーマ。」
    「分かった。兄ちゃん、テキーラ三杯な!笑」
    「お前、なめとるやろ!笑」
    とまあ、圭のペースに乗せられ、予想通り酔っ払い親父になってしまった俺。笑

    2005-08-12 23:54:00
  • 57:

    名無しさん

    テステステス〜?ただ今、荒らしのテスト?

    2005-08-12 23:56:00
  • 58:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は気付けば、圭の家のベッドで寝てしまっていた。佐里の事を思いだし、携帯を見ると、着信が全部、佐里で埋まる始末。メールも10分おきに入っていた。正直めっちゃビビってもた…笑

    2005-08-12 23:57:00
  • 59:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    慌てて、佐里に電話した。すると、佐里は携帯の電源か入っていなかった。俺は少しホッとした。
    「悠久、起きてたんか」
    「おう!よー寝たわ。」
    「てかお前、クラブんなかの事覚えてるか?」
    「全く!!笑」

    2005-08-13 00:00:00
  • 60:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前、佐里好きやー!とか佐里は俺のもんやー!とか大声張り上げて、めっちゃ恥ずかしかったわ!笑」「作り話やろ?」
    「本間。笑」
    「俺めっちゃ恥ずかしいやんけ!笑」
    「だからもう一人おった俺の連れ帰ってもたしな。笑」

    2005-08-13 00:05:00
  • 61:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は我ながら、自分のした事にザンゲをした。笑
    「てかお前の付き合ってる女、佐里って名前なん?」「そやで。」
    「可愛い名前やな。写メとかないん?」
    「あるで。」
    俺は唯一、自分で撮った佐里の写メを見せた。

    2005-08-13 00:10:00
  • 62:

    のあ

    読んでるょ-??なんか楽しい?最後まで読むからね-?

    2005-08-13 00:14:00
  • 63:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    遅くなりましたが、
    14さん、(´ー`)さん、28さん、のあさん、読んでくれてありがとうございます。必ず完結させるので、応援して下さいね☆彡

    2005-08-13 00:41:00
  • 64:

    のあ

    はぁ-ぃ???

    2005-08-13 00:44:00
  • 65:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里の写メを見るなり、圭は黙り込んだ。
    「圭…?」
    「この子の名前、荒木佐里やろ?」
    「なんで知ってるん?」
    嫌な予感がした。俺の嫌な予感…どうか神様、的中させないで下さい。

    2005-08-13 00:45:00
  • 66:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「実は…こいつ付き合ってた女やねん」
    「誰が?」
    「俺…やで」
    「はっ?」
    「実は名前聞いた時から、まさかな…とは思っててんけど、まさかあの佐里やとは思わんかった」

    2005-08-13 00:49:00
  • 67:

    星羅

    バリ気になるゥゥ??

    2005-08-13 00:51:00
  • 68:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もしかして…今も好きとか?」
    「そんなんちゃうで!けど…」
    「本間に好きちゃうねんな?それやったら、問題無いやん。」
    「あいつは止めとけ!あいつだけは止めとけ!」
    「なんやそれ。未練でもあるんか?」

    2005-08-13 00:51:00
  • 69:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    せいらさんありがとう☆彡
    「ちゃうねんて!」
    圭は血相を変えて、声を張り上げた。
    「じゃあなんやねん!」
    「あいつはろくな女ちゃう!お前は知らんだけや。素直に俺のゆう事聞いとけ」「俺の女をろくな女ちゃうとかようゆえんなぁ!」
    俺はかーっとなって圭の胸ぐらを掴んだ。

    2005-08-13 00:57:00
  • 70:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前が心配やねん…」
    圭のこんな悲しそうな顔、今まで見た事無かった。中学から今までずっと親友だった。でも俺はたった一人の女の為にとんでもない事を言ってしまった。
    「お前なんか連れちゃうわ!俺の事はほっといてくれ!佐里の事悪くゆう奴は例え連れでも許さん!」

    2005-08-13 01:04:00
  • 71:

    名無しさん

    それから???

    2005-08-13 01:04:00
  • 72:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はそれだけ言い放つと、掴んだ服を話し、部屋から出て行った。圭はもう何も言わなかった。
    俺はすぐ佐里に電話した。声が聞きたい。会いたい。抱きしめたい。あんな事ゆわれて、不安にならない訳は無い。俺は普段通りの佐里を自分で確かめて、安心したかった。

    2005-08-13 01:10:00
  • 73:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    でも何時かけても佐里の電話は繋がらなかった。
    とりあえず、タクシーに乗って、家まで帰った。
    玄関に着くと、鍵を開けようとした。すると、何故か鍵は開いていた。
    佐里だ!直感でそう思った。

    2005-08-13 01:13:00
  • 74:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    何時じゃなくて何回でした!失礼(。pд`q。)

    2005-08-13 01:14:00
  • 75:

    まつたく?

    実話デスか?
    今初めからぃっきに読んでバリはまってもた??ガンバって完結してな?

    2005-08-13 01:15:00
  • 76:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    部屋に入ると、部屋は真っ暗だった。すぐ電気をつける。
    ベッドには茶髪の頭が見える。佐里だ。佐里の方へ行くとすやすやと気持ちよさそうに眠っていた。
    「ん…悠久?」
    「あっ…起こしてもた?ゴメン」

    2005-08-13 01:17:00
  • 77:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    まつたくさん、実話は実話なんですけど、脚色してます!だから、少し現実離れしてるように感じるとは思いますよ。

    2005-08-13 01:19:00
  • 78:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「佐里…」
    俺は佐里をゆっくり抱きしめた。佐里は俺の腕の中にいる。現在ここにいるのが本当の佐里だ。俺は心地いい体温を肌で感じながら、佐里の存在を実感した。
    「佐里…好きやで」

    2005-08-13 01:22:00
  • 79:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そう言いながら、佐里の柔らかい手を触る。
    「…めて!」
    すると佐里がいきなり手を離した。
    「俺なんかした?」
    「ゴメン…なんでも無いから。」
    「なんやねん!」
    俺はもう一度手を掴んだ。

    2005-08-13 01:25:00
  • 80:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺が握った佐里の細い手首からは血が滲んでいた。
    「お前これ…」
    「…………」
    佐里は黙り込んだ。
    「あたしな…レイプされてから、ずっとリスカしてんねん。癖やから、止められん。」

    2005-08-13 01:28:00
  • 81:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前の体やろ?大切にしろよ」
    「みんなそーやって同じ事言うねん。でも止められん。レイプの事考えたら、悠久とはエッチも出来ん。だからってちょっとでも悠久があたしの前から居なくなる事が怖い!あたし耐えられんねん。一緒に居ても、何も出来んのに、一緒におらな死んでまう。あたしってワガママやんな?」

    2005-08-13 01:33:00
  • 82:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「俺はどんな佐里でもいいねん。俺はどこにも行かんし、お前と一緒におる」
    俺はこの時、こいつの為になんでも出来ると思った。もう俺は佐里という麻薬にはまってしまったのかもしれない。周りなんか見えてなかった。

    2005-08-13 01:36:00
  • 83:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はその日は佐里が寝るまで起きてやった。佐里が寝た事を確認すると俺も眠りについた。

    2005-08-13 01:39:00
  • 84:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    今日は仕事だ。俺は朝早くから、起きた。佐里は気持ちよさそうに眠ってたから、俺だけ先に出勤した。
    「悠久!おはよう」
    「おはよう!おとん最近どないや?」
    「相変わらずやわ。お前が一人で暮らすようになってから、俺も一人やし、なぁーんもする事無いわ」

    2005-08-13 01:45:00
  • 85:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「おかんとは会ってないんか?」
    「お母さんなぁ、再婚して新しい旦那に子供もおるみたいやから、会う機会も無いわ」
    「まぁー元気出せや!おとんらし無いで!笑」

    2005-08-13 01:47:00
  • 86:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「おう!分かっとるわ!お前もはよ結婚して、孫の姿見せてくれよ。笑」
    「それはまだちょっと気ぃ早いな!笑」
    「そーいえば昨日、佐里ちゃんから電話あって、仕事辞めたいってゆわれてんけど、お前なんか知っとるか?」
    佐里が…?なんでやろ?まぁ、俺からしたらそっちのが嬉しいねんけど…。

    2005-08-13 01:55:00
  • 87:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「知らんなぁ!あいつ連絡とかしてこんし、わからんわ!」
    「まぁ、給料だけ渡したいし、佐里ちゃんに来てもらうようにゆうといてくれるか」
    「分かった!」
    まぁ、そんなこんなで俺は仕事を片付けさっさと家に帰った。

    2005-08-13 01:57:00
  • 88:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里の事は未だにおとんに秘密にしてた。また機会があれば、話そうと思っていた。
    「ただいま!」
    「おかえり!悠久、御飯出来てるよ?」
    「じゃあ、すぐ御飯食べるわ!」
    よかった。いつもの佐里だった。このままこのまんまの佐里でいて欲しい。

    2005-08-13 02:01:00
  • 89:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    御飯も食べ終わって、二人でお笑い番組を見ていた。「キャハハハ!これおもしろい!」
    「本間やな!」
    「あたし本間お笑い好きやわぁ!」
    「じゃあ、俺頑張って芸人目指すわ。笑」
    「えー!悠久は無理やわ!笑いのセンス無いもん。笑」

    2005-08-13 02:05:00
  • 90:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「それひどいなー笑」
    「じゃあ、夫婦漫才でもする?あたしがボケるわ!悠久、突っ込みな!笑」
    「お前なぁー笑」
    そんな冗談を言い合いながら、笑っていた。
    佐里が自然と俺に寄り掛かってくる。

    2005-08-13 02:10:00
  • 91:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「なぁ?お前、仕事辞めるんか?」
    「もうお父さんから聞いたんや。仕事辞めるで。御飯作ったり、掃除したり、悠久の為に働きたいねん。仕事してたらもっと一緒におれるけど、悠久の為になりたい。」

    2005-08-13 02:13:00
  • 92:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はそんな佐里の言葉に感動した。なぜか泣いてしまった。
    「ちょっとぉ…なんで泣くんよ?笑」
    「ねぇ?聞いてる?」
    俺が黙っていると、佐里の方からいきなりキスされた。びっくりした俺は目が点。笑

    2005-08-13 02:17:00
  • 93:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    初めての佐里からのキスは俺の涙と混ざってしょっぱい味がした。笑
    俺のせいでムードぶち壊しだった。笑
    けど、佐里はケラケラ笑いながら、俺の泣き顔を見ていた。俺って男失格……………………泣

    2005-08-13 02:20:00
  • 94:

    りぁ

    最初から読んで楽しみにしてまぁ???悠久クン頑張れッ?(?≧?≦)?

    2005-08-13 02:25:00
  • 95:

    星羅

    ガンバってぇぇ??

    2005-08-13 06:41:00
  • 96:

    のあ

    のあゎそ-ゆぅ涙なら好き??ってゆ-ょり涙してくれた方が嬉しさ倍増??ヮラ
    悠久クンずっと読むから頑張って完結させてね?

    2005-08-13 11:12:00
  • 97:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    りあさん、せいらさん、のあさんありがとう☆
    また合間みて書くので、楽しみにして下さい!

    2005-08-13 12:26:00
  • 98:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    佐里は少しずつだが、俺に心を開いてくれているようだった。でもまだ前の事があって、なかなか進展はしなかった。それでも俺はいいと思った。それ以上に佐里とは何かが通じ合ってってる気がしていたからだ。このままこの幸せが永く続きますように……なんて祈ってみたりして。笑

    2005-08-13 12:41:00
  • 99:

    名無しさん

    100

    2005-08-13 12:48:00
  • 100:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    もう佐里と付き合って、3ヶ月が経っていた。この3ヶ月間本当に色んな事があった。
    俺は気付けば、週の半分は佐里といるようになっていた。でも、俺は佐里の家にすら行った事は無かったし、家族や友達の話は聞いた事が無かった。俺はもっと佐里の事が知りくなった。

    2005-08-13 12:51:00
  • 101:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    100取られた!笑

    2005-08-13 12:52:00
  • 102:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そんな事を考え出してから、何日か経ったある日、おとんから預けられた佐里の給料を貰って、帰宅した。「おかえり!」
    「ただいまぁ!お前の給料持って帰ってきたで。」
    「本間?ありがとう。お父さんには怪しまれんかった?」
    「おう!でもいつかおとんにもお前の事は話さなあかんな。」

    2005-08-13 15:47:00
  • 103:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そうやな。」
    「お前の親は俺等が付き合ってるんとか知ってるんか?」
    「……うん。まぁ…ね」
    佐里の表情が一変した。
    「そっか。俺もまた挨拶にでも行かなあかんしな」
    俺は平然な顔をした。何か隠されてる気はする。ただ佐里の顔を見ていると何も聞けなかった。

    2005-08-13 15:51:00
  • 104:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「あたし…」
    佐里が突然、口を開いた。「あたし実は片親やねん。父親しかおらへんし」
    「そうなんか…」
    「でもその父親には暴力振るわれて、今は一緒に住んでない。」

    2005-08-13 15:56:00
  • 105:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「じゃあ、お前俺とおらん時はどこで寝てんねん?」「従兄弟のとこ」
    「はっ?俺そんなん初めて聞いたし。」
    「隠す気は無かってんけど、なかなか言いづらくて…」
    「まぁ、ええねんけどな」

    2005-08-13 15:59:00
  • 106:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「それと…もう一つ話さなあかん事があるねん」
    「何?」
    「あたし、ずっと悠久にお金渡してたやん?でももうお金無いねん」
    「何や、そんな事か!それなら、俺が稼ぐから、心配はいらんで」

    2005-08-13 16:02:00
  • 107:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「ゴメン……」
    「お前が謝る事じゃないで?俺が迷惑かけててんから。俺がこれからお前を養ってたる!だから、心配すんな」
    「ありがとう。あたしってなんか悠久に迷惑かけてばっかりやな…」
    「ええねんで!気にすんなや!」

    2005-08-13 16:05:00
  • 108:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は完璧に佐里にはまっているようだ…。今の俺には『道徳』なんて言葉すら無かった。佐里を幸せにしてあげたい。その一心だった。

    2005-08-13 16:09:00
  • 109:

    ?ニャア?

    読んでるょ?ぉもしろぃ?頑張ってネ?

    2005-08-13 16:51:00
  • 110:

    (-∀+)

    リアルタイム?で見+ニぁ?
    続き+ニの∪みに∪てる-?早く更新∪てネ???
    これからも頑張れッ?

    2005-08-13 17:36:00
  • 111:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ニャアさん、(-∀+)さん、ありがとうこざいます☆彡また夜に書きます♪

    2005-08-13 17:55:00
  • 112:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    実はもうすぐ佐里の二十歳の誕生日が来る予定だった。佐里には何もしなくていいと言われたが、俺は佐里に何かしてあげたかった。佐里はこれが欲しいとかここに行きたいとかあまりワガママを言うタイプでは無かったから、何をしてあげたらいいのかかなり悩んだ。

    2005-08-13 21:03:00
  • 113:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    誕生日当日―俺は店の前で待ち合わせする事にした。いつもとは違って、少し大人っぽい格好で、髪形もビシィィィ!っと決めてやった!笑。香水はシャネルのエゴイストをつけた。我ながら、ナルシストな俺は鏡の中の自分に陶酔した。笑

    2005-08-13 21:13:00
  • 114:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は待ち合わせの10分前に店で待つ事にした。
    それから、10分、20分、30分………なかなか佐里は来ない。俺は耐え切れず、佐里に電話する。何回かけても佐里はなかなか電話に出ない。
    俺は佐里に[いつまでも待つから、出来るだけ早く来てくれ!悠久]とだけメールを入れた。

    2005-08-13 21:19:00
  • 115:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    結局その日は佐里は現れなかった。俺は一人で家まで帰って、ベッドに潜り込んだ。一人でいるとなぜか涙が出てきた。佐里…佐里…俺は佐里が来なかった事より佐里が隣にいない不安に襲われた。

    2005-08-13 21:48:00
  • 116:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日、パッと目が覚めると隣に佐里がいた。俺はベッドから起きると、佐里に抱き着いた。
    「悠久…?昨日ゴメンね。実はお父さんが事故で救急病院に運ばれて…」
    「そんな事いいねん…」
    俺は佐里の胸で泣いていた。声が震える…。
    「俺、佐里が心配で…何も考えられなくて…それで、俺……っ」

    2005-08-13 21:53:00
  • 117:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「なんで怒らんの?」
    佐里の一言に俺の涙は引っ込んだ。
    「はっ!?」
    「あたし昨日約束破ってんで?連絡の一つもいれてないし。なんで怒らんの?」「俺は怒ってもしゃあないって思うし…佐里には来れん事情があるやろ?」

    2005-08-13 21:57:00
  • 118:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もういいわ!悠久なんか知らんし!」
    佐里は怒るだけ怒って、家を出て行った。
    俺ははっ???って感じだった。初めて佐里の気持ちが分からなくなった。これが女心なのか…?俺は何が何なのか本当に分からなくなった。

    2005-08-13 22:00:00
  • 119:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    それから、何日かずっと佐里からは一切、電話もメールも来なかった。俺は毎日メールを入れた。でも帰ってくる事は無かった。本当なら佐里の家を探して、佐里に問い詰めたかったが、俺はなぜかそこまでする気にはならなかった。佐里がいつか謝ってきてくれる…そう信じていたからだ。俺には変な自信があった。

    2005-08-13 22:05:00
  • 120:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そんなある日、佐里からメールが来た。携帯を開きメールを見る。
    [あたし達、もう別れよう]俺は状況が飲み込めなかった。俺はすぐさま佐里に電話をした。なかなか出ない。
    [話がしたいから、電話に出てくれ]
    それだけメールを送った。

    2005-08-13 22:47:00
  • 121:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はその日から、仕事に行かず、家でボーっとしていた。佐里に買った指輪を見ながら、いつか佐里から連絡があると信じて待っていた。
    すると、電話が鳴った。
    佐里だ!すぐ電話に出た。

    2005-08-13 22:49:00
  • 122:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もしもし?佐里?」
    「話があるから、今からそっちに行ってもいい?」
    「いいで。迎えにいこか?」
    「いいわ。今から行くから、家におってな。」
    俺は佐里が気を取り直してくれたと思って、喜んだ。早く逢いたい。

    2005-08-13 22:52:00
  • 123:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    インターホンが鳴った。それを聞くと同時に、俺はドアを開けた。
    「佐里!お前…」
    よく見ると佐里の後ろには知らない男が立っていた。こいつ、誰や…?
    俺は嫌な予感がした。

    2005-08-13 22:54:00
  • 124:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「とりあえず、中入っていい?」
    佐里は前とは違った冷たい目付きと、冷たい口調で、俺に話し掛ける。
    男と一緒に俺の家に上がり込んできた。
    「お前が佐里の別れた男か?」
    男が俺に尋ねる。

    2005-08-13 22:58:00
  • 125:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そうやけど…てか佐里こいつ誰なん?」
    「………」
    佐里は黙っている。
    「あたしの…旦那…」
    俺はあまりの衝撃に腑抜けをした。

    2005-08-13 22:59:00
  • 126:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「はっ?嘘やろ?冗談はもうええって!」
    佐里が俺をからかっているようにしか見えなかった。「本間やで…あたし16で結婚してん。子供も一人おるし」
    「………」
    俺は言葉を失った…。

    2005-08-13 23:04:00
  • 127:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「あたしが悠久と知り合った時、ちょうど旦那と喧嘩してて、誰でも良かってんけど、誰かに淋しさを埋めてほしくて…で、悠久にあんな風に声かけてん。じゃあ、悠久もそこまでまんざらでもない様子やったから、旦那の貯金から、お金盗んで悠久んとこ持ってきたり、悠久の会社にいきなり現れたりして、悠久の気を引こうとしててん」

    2005-08-13 23:10:00
  • 128:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「正直な話、悠久じゃなくてもよかってん。誰でもよかった。旦那に、愛してる人に相手にされんくて、誰かに愛されたかってん。だから、悠久を利用した…ごめんなさい。」
    俺はまだ佐里の言った事が理解出来ない。
    「じゃあ…レイプの話は?」

    2005-08-13 23:14:00
  • 129:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「あれは嘘ついた。エッチしたくなかったし、悠久の事愛してないから…」
    「じゃあ、俺の身の回りの世話とかしてくれたりしてたんは?」
    「あれは…自分の家におるんも嫌やったし、だからしてただけ」
    「じゃあ………」

    2005-08-13 23:17:00
  • 130:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もう、ええやろ!」
    男が話しを止めた。
    「佐里、もう行くぞ。」
    「うん。あと、悠久…あたしがあげた携帯解約しとくからね」
    佐里と男が席を立つ。
    「ちょっ…まっ…」

    2005-08-13 23:19:00
  • 131:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「待って…く……」
    バタン!!
    ドアの閉まる音―
    俺は腰の力が抜けたて、ベッドにへたり込んだ。
    俺は―俺は―何をしてたんだ?今まで、間違っていたのかもしれない―。いや、違う。俺は一人の女を愛した。愛し通した。

    2005-08-13 23:24:00
  • 132:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    でもなぜか目から涙がでてきた。
    「…っ、佐里…っ」
    俺は一晩中、泣き明かした。どれだけ泣いても心が晴れる事は無かった―。

    2005-08-13 23:26:00
  • 133:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日―またその次の日も俺は家に引きこもった。
    もうあれから、二週間ほど仕事にも行って無ければ、誰とも会ってもいない。
    そんな時、ある電話がかかってきた。

    2005-08-13 23:28:00
  • 134:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「………は…い」
    「もしもし?悠久?俺」
    「だ…れ?」
    「圭や。お前が絶交やゆうた奴や」
    「あ…あぁ」
    「お前どないしてん?大丈夫か?」

    2005-08-13 23:31:00
  • 135:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「今からそっち行くから、待っとけ!」
    するとすぐ、圭は俺ん家に来た。鍵を開けると、圭はものすごい驚いた顔をしていた。
    「ゆう…お前…」
    「………」

    2005-08-13 23:33:00
  • 136:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前、なんかあったんやろ?話してみぃや」
    「……もない」
    「佐里の事か?」
    俺は久々にその名前を聞いた。
    「あいつの事か…前、俺がゆうた意味分かったか?」

    2005-08-13 23:36:00
  • 137:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「…う……ん」
    俺が頷くと、圭は一言俺に言った。
    「喧嘩した時、お前の気持ち分かってあげれんかってゴメン。許してくれるか?」
    「俺こそ…ゴメン」

    2005-08-13 23:39:00
  • 138:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「まぁ、泣きたい時は泣けや」
    俺は圭のその言葉に何かに解放されたかのように、涙が零れ落ちた。
    今まで自分が必死に保ってきた何かが一気に崩れると同時に安心感を覚えた。

    2005-08-13 23:42:00
  • 139:

    名無しさん

    続き早くみたぁぁぃo(≧∀≦)o

    2005-08-14 00:34:00
  • 140:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    141さん、ありがとう。

    2005-08-14 00:51:00
  • 141:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    じゃあ、続き書きます。
    ―――――
    その後、俺と圭はまた元の連れに戻ったのは、ゆうまでもない。
    少し落ち着いたところで、俺は佐里との今までの事を圭に話した。圭は大変だったな…とそれだけ言われた。俺はそれから、時間が経つと、少しずつではあるが、また連れと遊ぶ生活に戻っていった。

    2005-08-14 00:58:00
  • 142:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ただ女だけは作らなかった。佐里の事があってから、俺は女不振になってしまっていた。それと同時に佐里への気持ちがなかなか薄らぐ事は無かった。
    あれから、2ヶ月後―俺は圭や連れ何人かと遊んでいた。

    2005-08-14 01:01:00
  • 143:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    すると、ある連れの一人がとんでもない事言い出した。
    「ホストやらん?」
    「はぁ??」
    正直、女不振の俺には向いてないという気持ちもあったが、バイト感覚でやってみようと思った。

    2005-08-14 01:05:00
  • 144:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は家にあったスーツを掘り出し、着てみた。髪の毛もワックスで立てて、シルバーのアクセをつけ、香水をふった。いかにもホストって雰囲気ムンムンだった。ナルかと思うぐらいに鏡を見た。笑
    「悠久、お前決まってるやんけ!笑」
    「おう!男前やろ?笑」

    2005-08-14 01:11:00
  • 145:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は圭と二人で、某ホストクラブへ向かった。
    ドアを開けると、開店前なのか静まり返っていた。
    「おっ!お前等、来たか」ホストを紹介してくれた連れの大輝だ。
    大輝はまだホストを初めて半年だが、ナンバー3だという。

    2005-08-14 01:15:00
  • 146:

    名無しさん

    ぉもろォ?ぃ(?^∀')?

    2005-08-14 01:16:00
  • 147:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前等、ホストらしいやんけ!笑」
    「バリバリ決めてきたわ!大輝もなかなか男前やがな!笑」
    「やっぱり?俺、ゆわれ過ぎて困るわー笑」
    等とたわいもない会話をしていた。
    「自分等、面接の子?」

    2005-08-14 01:18:00
  • 148:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    148さん、ありがとう!
    声が聞こえたと思ったら、とんでもなくすごいオーラの男の人が出てきた。
    25歳ぐらいだろうか?整った顔立ち、白い肌、色気のある大人の雰囲気。俺はその人に見とれてしまった。

    2005-08-14 01:21:00
  • 149:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「悠久、口開いてんぞ!笑。この人がここの代表、海斗さん。」
    「はぁ…」
    なぜか俺は言葉が出なかった。
    「とりあえず、こっちに座って」
    そう言われ、手前にあったテーブル席に腰をかけた。

    2005-08-14 01:26:00
  • 150:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「名前は?」
    「け、圭です!」「…ぁ、悠久です!」
    俺等は海斗さんに圧倒され、ガチガチに固まってしまってた。笑
    「まぁまぁ、そんな固くなるなや!笑」
    ニコッと笑う海斗さんはより一層、かっこよく見えた。

    2005-08-14 01:29:00
  • 151:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「やる気はあるか?」
    『はっ、はい!』
    俺と圭は声を揃えて返事をした。
    「じゃあ、採用!笑。明日から来い!仕事の事は大輝から、聞け。」
    「あ、あの…」
    海斗さんはそそくさと席を立って、どっかへ行ってしまった。

    2005-08-14 01:33:00
  • 152:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺と圭は大輝から、仕事の大幅な説明をしてもらった。
    初心者の俺にはさっぱりだったが、とりあえず実践から入ろうと思った。
    「じゃあ、明日6時な!」「6時ぃ?店は夜からじゃ…」

    2005-08-14 01:38:00
  • 153:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「当たり前や!新人は掃除担当やからな!笑」
    俺はだまされた……と思った。
    「明日俺も6時に行くから、それまでに店の前おれよ!みっちみち鍛えたるから、覚悟しとけよ!笑」
    俺はこの時の大輝の笑みを一生忘れない………笑

    2005-08-14 01:46:00
  • 154:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日、俺等は6時に出勤して、掃除を一通り終わらせた。それだけでくたくたになった。
    9時から店がオープンすると、ホストが全員で16人ずらっと並んだ。俺は、またまた圧倒された。
    「悠久、圭!客引きいってこい!」
    海斗さんにいきなり指示された。

    2005-08-14 02:03:00
  • 155:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    外に出て声をかけてみるが、ナンパのようにはすんなりといかない。シカト…シカト…シカトの嵐!俺は相当落ち込んだ。笑
    「悠久、あの女どう?」
    いかにもキャバ嬢二人組。声をかけてみる事にした。「そこのべっぴんさん二人組!笑」
    すると、二人同時に振り向いた。笑

    2005-08-14 02:07:00
  • 156:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    やったぁ!!と思い、近づいて話し掛ける。
    「なぁ、俺等と一緒に楽しい夜を過ごさん?笑」
    「いいで!いこいこ!」
    なぜかすんなりオッケーだった。
    「で、どこの店?名前は?何歳?いつからホストしてるん?」等と質問攻めにあった。笑

    2005-08-14 02:10:00
  • 157:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    名前は真理と結衣。18歳の現役キャバ嬢。客から金を貰っては、ホスト遊びをしているらしい。顔はなかなか可愛い感じだった。
    俺は真理、圭は結衣の隣に座った。
    「自分、ホスト向いてなさそうやなぁ!笑。でもなんか雰囲気が好きやわ」
    真理にいきなり痛い所をつかれた。年下にここまでゆわれるとは…少々、落ち込んだ。笑

    2005-08-14 02:16:00
  • 158:

    名無しさん

    更新まってる?

    2005-08-14 02:58:00
  • 159:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「真理ちゃんは酒、何飲むん?てかお前、未成年やんけ!笑」
    「何おっさんくさい事言ってるん?笑」
    「カクテルにしとけ!」
    「嫌だよー!けいくんピンドン!笑」
    「お前なぁ…笑」
    最近の未成年は怖い…笑

    2005-08-14 03:15:00
  • 160:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    160さん、ありがとう☆もう少し更新して寝ます!

    2005-08-14 03:17:00
  • 161:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はピンドンとやらを初めてみた…。こいつがピンドンか…。
    「悠久!真理の為に一気してよ!」
    「本気っすか?」
    「本気!!笑」
    真理に勢い負けをした俺は一杯、二杯と軽くたいらげた…つもりだったが、気付けば意識が飛んでいた。情けない………笑

    2005-08-14 03:21:00
  • 162:

    りぁ

    悠久クン今日も楽しみにしてま?すッ??頑張れ?ぃ?

    2005-08-14 03:21:00
  • 163:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    気付けば、俺は自分のベッドに寝ていた。どーやって帰ってきたのか全く記憶がない。人間てのはなかなかよく出来てるもんだ。
    「…ったぁ」
    二日酔いで頭がガンガンする。俺は水を飲もうとベッドから、立ち上がろうとした。

    2005-08-14 03:24:00
  • 164:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    りぁさん、いつもありがとう☆少しだけですけど、更新しますね!
    よく見ると、隣に女が寝ている。
    真理だ!!!!
    俺はズボンを脱いで、すぐに確認した。昨日の晩は何も無かったようだ。
    ホッとした………。

    2005-08-14 03:27:00
  • 165:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「ん…悠久っ?」
    「おはよ!てか俺、昨日何してた?」
    「んー…なんか酒ガンガン飲んで、酔うて、叫んでたで。笑」
    「ははは。まじかよ…」
    「んで、真理が圭くんに悠久ん家聞いて、連れて帰ってんでぇ」
    「そうなんや…」
    「てか悠久って彼女とかおるん?」

    2005-08-14 03:31:00
  • 166:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「おらんで。」
    「佐里…って誰?」
    「えっ?なんでお前その名前…」
    「昨日、家帰ってきたら、悠久が真理に抱き着いてきて、ずっと真理を佐里って呼んどってん」
    「前の女やねん。」
    「まだ引きずってるん?」

    2005-08-14 03:34:00
  • 167:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「それは無いわ。しかも、真理が気にする事ちゃうしな。」
    「気にもなるわ!だって、真理なぁ、悠久の事好きやもん!」
    「えっ?」
    「真理と付き合って?」

    2005-08-14 03:37:00
  • 168:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「今は無理やな…女作る気無いし…」
    「あんたホストのくせに色もかけんねんなぁ」
    「色って…?」
    「はぁ…まぁ、いいわ。あたし悠久が落ちるまで店通うから、覚悟しといてな」

    2005-08-14 03:39:00
  • 169:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「は…はい」
    真理はその後、さっさと部屋を出てった。
    また厄介な奴に好かれてしまった。真理はこれから俺をどうしようとしてんだろ?俺はそんな事考えながら、仕事の為に眠ることにした。

    2005-08-14 03:44:00
  • 170:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日、俺はまた6時に出勤した。店に着くなり、大輝に
    「悠久、お前昨日やってくれたな!」
    うわ…怒られる…と思ってビビってた。
    「海斗さん褒めとったで!初日でお前、売り上げ20万やからな!」
    「はっ?何が?」
    「真理ちゃんやん!」

    2005-08-14 03:52:00
  • 171:

    ?汚嬢?

    ?初?しぉり(?´?`)

    2005-08-14 03:54:00
  • 172:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「真理ちゃん、朝の5時までおったしなぁ。あれはお前に惚れてるわ。色カノにしてまえば?」
    「色カノ?」
    「本間の女じゃなくて、適当に彼女扱いしとけば、金積む女の事!」

    2005-08-14 03:57:00
  • 173:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そんなん、俺には出来んわ!」
    「まぁ、試しにやってみ!ホストがどんなもんか分かる思うわ!」
    大輝は色カノ、宿カノ、店カノ、趣味カノ…いっぱいいるらしい。その中でもエースと呼ばれる人がいるらしく、重要人物だと言ってた。

    2005-08-14 04:01:00
  • 174:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    汚嬢さん、初しおりありがとう!
    俺にはちんぷんかんぷんだった。俺は別にナンバーに入りたい訳でもなく、金を貢いで欲しい訳でも無かった。だから、特に何も考えず、怒られない程度の仕事をしていた。

    2005-08-14 04:04:00
  • 175:

    名無しさん

    2005-08-14 04:04:00
  • 176:

    名無しさん

    主サン?
    寝タンかな??
    更新まってる??
    ぉやすみ?

    2005-08-14 05:21:00
  • 177:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    178さん、ありがとう!また夜に更新します☆

    2005-08-14 12:02:00
  • 178:

    ピイマン

    初めてよんだぁ?めちゃおもろいやん?

    2005-08-14 12:41:00
  • 179:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ピイマンさん、ありがとう☆

    2005-08-14 14:55:00
  • 180:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    続き書きます!
    俺はそれから、確実に自分の客を掴んでいった。でも色、枕は絶対にしなかった。ホストなら、必要不可欠なのだが、俺は絶対にしなかった。というのも、佐里の事があってから、女と付き合う事はもっての他、女に興味が無くなってしまっていた。

    2005-08-14 22:21:00
  • 181:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「悠久ぁ、いつになったら百合の事好きになってくれるん?」
    「ははは…」
    俺は笑ってごまかした。
    百合は俺と同い年の20歳だ。百合は風俗嬢で、ホストは初めてだと言う。俺はほぼ毎日、百合が店に来てはからまれていた。何時も無理だと断ったが、なかなか分かってくれない。

    2005-08-14 22:32:00
  • 182:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    何時じゃなくて、何度でした!

    2005-08-14 22:33:00
  • 183:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「ねぇ?悠久、聞いてんの?ねぇ!!」
    「悠久さん、2番テーブルです!」
    「おう!百合、んじゃあ、また後でな!俺、ちょっと行ってくるわ。」
    「えーー……」
    百合はしょぼくれた顔で俺を見ていた。

    2005-08-14 22:36:00
  • 184:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    その2番テーブルにはあの真理がいた。
    「悠久、お久!真理、最近忙しかってあんま来て無かったけど、真理おらんくて淋しかったんちゃん?笑」「いや、平和やったわ!笑」
    「はぁ??笑それひどくない??」
    「じゃあ、ちょっとだけ淋しかった!笑」

    2005-08-14 22:41:00
  • 185:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    真理は、ホスト初日から、ずっと俺を口座で来てくれてる。いい奴だし、可愛いと思う。でも好きにはなれないし、なりたくない…。「悠久?どうしたん?なんか元気ないやん」
    「えー?そうか?」
    「じゃあ、悠久の為にルイでも卸そかなぁー」

    2005-08-14 22:45:00
  • 186:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はまた百合の席に戻った。
    「悠久、あの女誰?」
    「誰ってただの客やで?」「ふーん…」
    俺は百合がこの時、何を考えているか予想もつかなかった。この時に止めていればよかったのに…

    2005-08-14 22:50:00
  • 187:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    その日は俺の客は二人で真理はラストまで居た。
    「悠久ぃー一緒に帰ってもいいぃ?」
    真理は酔っ払っているようだ。真理は俺の店に来ると必ず酔って、俺が家まで送るはめになる。
    「真理!タク来たぞ!はよ乗れ!」
    「あぁーい!!」

    2005-08-14 23:21:00
  • 188:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    タクに乗り込むと、真理は俺に寄り掛かってきた。
    「悠久ぃ?真理なぁ、悠久の事好きやれぇ…」
    「はいはい、分かったから!笑。すいません、〇〇まで行って下さい!」
    俺は話を軽く流すと、真理はいきなり泣き出した。
    「なんでなぁ…悠久はなぁ…真理のこ…となぁ…っ」「あー分かった、分かった!お前、タクのおっちゃんおんのに、やめろ!笑」

    2005-08-14 23:44:00
  • 189:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「真理はぁ…悠久がぁ…」「すいません。お兄さん、着きましたけど…」
    お金を払って真理の家で一緒に降りる事にした。
    「悠久ぃ、今日は一緒におってぇ?なっ?」

    2005-08-14 23:47:00
  • 190:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そのまま俺は真理の押しに負けて、真理の家に泊まった。真理は家に着くと、すぐに寝てしまった。もちろん俺等は一緒にいても何も無いプラトニックな関係だ。
    俺は真理の隣で寝た。真理の寝顔を見て、こいつかわええがな!笑。と少しドキッともした。

    2005-08-14 23:50:00
  • 191:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    気付けば、昼前になっていた。真理は寝かせたままにして、俺は家に帰った。
    家に着くと、充電をして携帯を見た。すると、驚くような光景を目の当たりにする。

    2005-08-14 23:58:00
  • 192:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    受信メール:百合「悠久、帰ったら連絡して。」
    百合「悠久、どこにいるん?あたし寂しい。」
    百合「悠久、誰といるん?あの女と一緒?」
    百合「悠久、あたしの事裏切る気?許せない」
    …………………
    そんなメールが約30通程、届いていた。俺は背筋がゾッとした。百合には寝ていた事にしようと思った。

    2005-08-15 00:04:00
  • 193:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    寝て、起きると次は真理からメールが入っていた。起きたら、連絡してきて!緊急事態やねん!と入っていた。電話をかける。
    「もしもし?なんかあったんか?」
    「実はあたしが寝てた間に非通知の電話とメールがいっぱいきててん…それで恐くなってもて…」

    2005-08-15 00:09:00
  • 194:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は直感で百合だ―そう思った。
    「真理。もしかしたら、それ俺の客かもしれん。だから、お前はちゃんと鍵閉めて、家におれ!」
    「本間なん?分かった!」俺は電話を切って、すぐ百合に電話した。

    2005-08-15 00:12:00
  • 195:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もしもし?百合?」
    「悠久?電話してきてくれたん?あたし、淋しかってんから…」
    「お前、それより俺の客に非通知で電話したり、メールしたりした覚えないか?」
    「はっ?何のこと?根拠もないのに、人を疑うなんて最悪やな!」

    2005-08-15 00:15:00
  • 196:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「正直ゆえ!したんか?」「……した、けどなんか悪いん?だいたい悠久があたしをほったらかしてあの女のとこ行くからやろ?悪いんは悠久やろ?」
    俺は口を開いた。
    「ゴメン。俺が悪かった。俺がお前を満足させられんかったからやな…全部、俺のせいや。ゴメンな…百合…」

    2005-08-15 00:22:00
  • 197:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「全部、俺が悪い…。やから、何かあったら、俺に言え!俺は何されてもいい。でも、あいつは関係ない!だから、あいつには何もするな!」
    「そんなにあの女が大切なん?あたしは何なん?金もいっぱい出してきたし、悠久に一番尽くしてるのはあたしやで!それよりあの女の方が大切なん?」

    2005-08-15 00:27:00
  • 198:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そんなんゆうてんちゃうわ!お前もあいつも一緒や。差をつける気は無い。ただ俺は、お前みたいに筋の道通さん奴が嫌なだけや!」
    「もう、いいわ!あたしもう悠久の店にはいかん!」「それは構わんけど、これ以上に何かしでかしたら、ただじゃ済まんって分かっとけよ!」

    2005-08-15 00:33:00
  • 199:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    百合にいきなり電話を切られた。その後、真理に電話をし、当分はお前ん家に俺が行くと言った。真理は喜んでいた。
    とりあえず、このまま一段落できれば、いいんだけど…

    2005-08-15 00:36:00
  • 200:

    めぐ

    頑張れ???

    2005-08-15 08:36:00
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