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俺の女

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  • 1:

    俺は悠久。二十歳。容姿は普通。女にもそこそこモテる。この二十年間やんちゃもしてきた。女遊びもしてきた。でも今まで理性を失う事は無かった。あの女と会うまでは―" " "05/08/12 04:55

    2007-08-25 07:12:00
  • 101:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    100取られた!笑

    2005-08-13 12:52:00
  • 102:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そんな事を考え出してから、何日か経ったある日、おとんから預けられた佐里の給料を貰って、帰宅した。「おかえり!」
    「ただいまぁ!お前の給料持って帰ってきたで。」
    「本間?ありがとう。お父さんには怪しまれんかった?」
    「おう!でもいつかおとんにもお前の事は話さなあかんな。」

    2005-08-13 15:47:00
  • 103:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そうやな。」
    「お前の親は俺等が付き合ってるんとか知ってるんか?」
    「……うん。まぁ…ね」
    佐里の表情が一変した。
    「そっか。俺もまた挨拶にでも行かなあかんしな」
    俺は平然な顔をした。何か隠されてる気はする。ただ佐里の顔を見ていると何も聞けなかった。

    2005-08-13 15:51:00
  • 104:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「あたし…」
    佐里が突然、口を開いた。「あたし実は片親やねん。父親しかおらへんし」
    「そうなんか…」
    「でもその父親には暴力振るわれて、今は一緒に住んでない。」

    2005-08-13 15:56:00
  • 105:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「じゃあ、お前俺とおらん時はどこで寝てんねん?」「従兄弟のとこ」
    「はっ?俺そんなん初めて聞いたし。」
    「隠す気は無かってんけど、なかなか言いづらくて…」
    「まぁ、ええねんけどな」

    2005-08-13 15:59:00
  • 106:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「それと…もう一つ話さなあかん事があるねん」
    「何?」
    「あたし、ずっと悠久にお金渡してたやん?でももうお金無いねん」
    「何や、そんな事か!それなら、俺が稼ぐから、心配はいらんで」

    2005-08-13 16:02:00
  • 107:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「ゴメン……」
    「お前が謝る事じゃないで?俺が迷惑かけててんから。俺がこれからお前を養ってたる!だから、心配すんな」
    「ありがとう。あたしってなんか悠久に迷惑かけてばっかりやな…」
    「ええねんで!気にすんなや!」

    2005-08-13 16:05:00
  • 108:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は完璧に佐里にはまっているようだ…。今の俺には『道徳』なんて言葉すら無かった。佐里を幸せにしてあげたい。その一心だった。

    2005-08-13 16:09:00
  • 109:

    ?ニャア?

    読んでるょ?ぉもしろぃ?頑張ってネ?

    2005-08-13 16:51:00
  • 110:

    (-∀+)

    リアルタイム?で見+ニぁ?
    続き+ニの∪みに∪てる-?早く更新∪てネ???
    これからも頑張れッ?

    2005-08-13 17:36:00
  • 111:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ニャアさん、(-∀+)さん、ありがとうこざいます☆彡また夜に書きます♪

    2005-08-13 17:55:00
  • 112:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    実はもうすぐ佐里の二十歳の誕生日が来る予定だった。佐里には何もしなくていいと言われたが、俺は佐里に何かしてあげたかった。佐里はこれが欲しいとかここに行きたいとかあまりワガママを言うタイプでは無かったから、何をしてあげたらいいのかかなり悩んだ。

    2005-08-13 21:03:00
  • 113:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    誕生日当日―俺は店の前で待ち合わせする事にした。いつもとは違って、少し大人っぽい格好で、髪形もビシィィィ!っと決めてやった!笑。香水はシャネルのエゴイストをつけた。我ながら、ナルシストな俺は鏡の中の自分に陶酔した。笑

    2005-08-13 21:13:00
  • 114:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は待ち合わせの10分前に店で待つ事にした。
    それから、10分、20分、30分………なかなか佐里は来ない。俺は耐え切れず、佐里に電話する。何回かけても佐里はなかなか電話に出ない。
    俺は佐里に[いつまでも待つから、出来るだけ早く来てくれ!悠久]とだけメールを入れた。

    2005-08-13 21:19:00
  • 115:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    結局その日は佐里は現れなかった。俺は一人で家まで帰って、ベッドに潜り込んだ。一人でいるとなぜか涙が出てきた。佐里…佐里…俺は佐里が来なかった事より佐里が隣にいない不安に襲われた。

    2005-08-13 21:48:00
  • 116:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日、パッと目が覚めると隣に佐里がいた。俺はベッドから起きると、佐里に抱き着いた。
    「悠久…?昨日ゴメンね。実はお父さんが事故で救急病院に運ばれて…」
    「そんな事いいねん…」
    俺は佐里の胸で泣いていた。声が震える…。
    「俺、佐里が心配で…何も考えられなくて…それで、俺……っ」

    2005-08-13 21:53:00
  • 117:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「なんで怒らんの?」
    佐里の一言に俺の涙は引っ込んだ。
    「はっ!?」
    「あたし昨日約束破ってんで?連絡の一つもいれてないし。なんで怒らんの?」「俺は怒ってもしゃあないって思うし…佐里には来れん事情があるやろ?」

    2005-08-13 21:57:00
  • 118:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もういいわ!悠久なんか知らんし!」
    佐里は怒るだけ怒って、家を出て行った。
    俺ははっ???って感じだった。初めて佐里の気持ちが分からなくなった。これが女心なのか…?俺は何が何なのか本当に分からなくなった。

    2005-08-13 22:00:00
  • 119:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    それから、何日かずっと佐里からは一切、電話もメールも来なかった。俺は毎日メールを入れた。でも帰ってくる事は無かった。本当なら佐里の家を探して、佐里に問い詰めたかったが、俺はなぜかそこまでする気にはならなかった。佐里がいつか謝ってきてくれる…そう信じていたからだ。俺には変な自信があった。

    2005-08-13 22:05:00
  • 120:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そんなある日、佐里からメールが来た。携帯を開きメールを見る。
    [あたし達、もう別れよう]俺は状況が飲み込めなかった。俺はすぐさま佐里に電話をした。なかなか出ない。
    [話がしたいから、電話に出てくれ]
    それだけメールを送った。

    2005-08-13 22:47:00
  • 121:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はその日から、仕事に行かず、家でボーっとしていた。佐里に買った指輪を見ながら、いつか佐里から連絡があると信じて待っていた。
    すると、電話が鳴った。
    佐里だ!すぐ電話に出た。

    2005-08-13 22:49:00
  • 122:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もしもし?佐里?」
    「話があるから、今からそっちに行ってもいい?」
    「いいで。迎えにいこか?」
    「いいわ。今から行くから、家におってな。」
    俺は佐里が気を取り直してくれたと思って、喜んだ。早く逢いたい。

    2005-08-13 22:52:00
  • 123:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    インターホンが鳴った。それを聞くと同時に、俺はドアを開けた。
    「佐里!お前…」
    よく見ると佐里の後ろには知らない男が立っていた。こいつ、誰や…?
    俺は嫌な予感がした。

    2005-08-13 22:54:00
  • 124:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「とりあえず、中入っていい?」
    佐里は前とは違った冷たい目付きと、冷たい口調で、俺に話し掛ける。
    男と一緒に俺の家に上がり込んできた。
    「お前が佐里の別れた男か?」
    男が俺に尋ねる。

    2005-08-13 22:58:00
  • 125:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そうやけど…てか佐里こいつ誰なん?」
    「………」
    佐里は黙っている。
    「あたしの…旦那…」
    俺はあまりの衝撃に腑抜けをした。

    2005-08-13 22:59:00
  • 126:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「はっ?嘘やろ?冗談はもうええって!」
    佐里が俺をからかっているようにしか見えなかった。「本間やで…あたし16で結婚してん。子供も一人おるし」
    「………」
    俺は言葉を失った…。

    2005-08-13 23:04:00
  • 127:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「あたしが悠久と知り合った時、ちょうど旦那と喧嘩してて、誰でも良かってんけど、誰かに淋しさを埋めてほしくて…で、悠久にあんな風に声かけてん。じゃあ、悠久もそこまでまんざらでもない様子やったから、旦那の貯金から、お金盗んで悠久んとこ持ってきたり、悠久の会社にいきなり現れたりして、悠久の気を引こうとしててん」

    2005-08-13 23:10:00
  • 128:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「正直な話、悠久じゃなくてもよかってん。誰でもよかった。旦那に、愛してる人に相手にされんくて、誰かに愛されたかってん。だから、悠久を利用した…ごめんなさい。」
    俺はまだ佐里の言った事が理解出来ない。
    「じゃあ…レイプの話は?」

    2005-08-13 23:14:00
  • 129:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「あれは嘘ついた。エッチしたくなかったし、悠久の事愛してないから…」
    「じゃあ、俺の身の回りの世話とかしてくれたりしてたんは?」
    「あれは…自分の家におるんも嫌やったし、だからしてただけ」
    「じゃあ………」

    2005-08-13 23:17:00
  • 130:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もう、ええやろ!」
    男が話しを止めた。
    「佐里、もう行くぞ。」
    「うん。あと、悠久…あたしがあげた携帯解約しとくからね」
    佐里と男が席を立つ。
    「ちょっ…まっ…」

    2005-08-13 23:19:00
  • 131:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「待って…く……」
    バタン!!
    ドアの閉まる音―
    俺は腰の力が抜けたて、ベッドにへたり込んだ。
    俺は―俺は―何をしてたんだ?今まで、間違っていたのかもしれない―。いや、違う。俺は一人の女を愛した。愛し通した。

    2005-08-13 23:24:00
  • 132:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    でもなぜか目から涙がでてきた。
    「…っ、佐里…っ」
    俺は一晩中、泣き明かした。どれだけ泣いても心が晴れる事は無かった―。

    2005-08-13 23:26:00
  • 133:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日―またその次の日も俺は家に引きこもった。
    もうあれから、二週間ほど仕事にも行って無ければ、誰とも会ってもいない。
    そんな時、ある電話がかかってきた。

    2005-08-13 23:28:00
  • 134:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「………は…い」
    「もしもし?悠久?俺」
    「だ…れ?」
    「圭や。お前が絶交やゆうた奴や」
    「あ…あぁ」
    「お前どないしてん?大丈夫か?」

    2005-08-13 23:31:00
  • 135:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「今からそっち行くから、待っとけ!」
    するとすぐ、圭は俺ん家に来た。鍵を開けると、圭はものすごい驚いた顔をしていた。
    「ゆう…お前…」
    「………」

    2005-08-13 23:33:00
  • 136:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前、なんかあったんやろ?話してみぃや」
    「……もない」
    「佐里の事か?」
    俺は久々にその名前を聞いた。
    「あいつの事か…前、俺がゆうた意味分かったか?」

    2005-08-13 23:36:00
  • 137:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「…う……ん」
    俺が頷くと、圭は一言俺に言った。
    「喧嘩した時、お前の気持ち分かってあげれんかってゴメン。許してくれるか?」
    「俺こそ…ゴメン」

    2005-08-13 23:39:00
  • 138:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「まぁ、泣きたい時は泣けや」
    俺は圭のその言葉に何かに解放されたかのように、涙が零れ落ちた。
    今まで自分が必死に保ってきた何かが一気に崩れると同時に安心感を覚えた。

    2005-08-13 23:42:00
  • 139:

    名無しさん

    続き早くみたぁぁぃo(≧∀≦)o

    2005-08-14 00:34:00
  • 140:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    141さん、ありがとう。

    2005-08-14 00:51:00
  • 141:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    じゃあ、続き書きます。
    ―――――
    その後、俺と圭はまた元の連れに戻ったのは、ゆうまでもない。
    少し落ち着いたところで、俺は佐里との今までの事を圭に話した。圭は大変だったな…とそれだけ言われた。俺はそれから、時間が経つと、少しずつではあるが、また連れと遊ぶ生活に戻っていった。

    2005-08-14 00:58:00
  • 142:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ただ女だけは作らなかった。佐里の事があってから、俺は女不振になってしまっていた。それと同時に佐里への気持ちがなかなか薄らぐ事は無かった。
    あれから、2ヶ月後―俺は圭や連れ何人かと遊んでいた。

    2005-08-14 01:01:00
  • 143:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    すると、ある連れの一人がとんでもない事言い出した。
    「ホストやらん?」
    「はぁ??」
    正直、女不振の俺には向いてないという気持ちもあったが、バイト感覚でやってみようと思った。

    2005-08-14 01:05:00
  • 144:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は家にあったスーツを掘り出し、着てみた。髪の毛もワックスで立てて、シルバーのアクセをつけ、香水をふった。いかにもホストって雰囲気ムンムンだった。ナルかと思うぐらいに鏡を見た。笑
    「悠久、お前決まってるやんけ!笑」
    「おう!男前やろ?笑」

    2005-08-14 01:11:00
  • 145:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は圭と二人で、某ホストクラブへ向かった。
    ドアを開けると、開店前なのか静まり返っていた。
    「おっ!お前等、来たか」ホストを紹介してくれた連れの大輝だ。
    大輝はまだホストを初めて半年だが、ナンバー3だという。

    2005-08-14 01:15:00
  • 146:

    名無しさん

    ぉもろォ?ぃ(?^∀')?

    2005-08-14 01:16:00
  • 147:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「お前等、ホストらしいやんけ!笑」
    「バリバリ決めてきたわ!大輝もなかなか男前やがな!笑」
    「やっぱり?俺、ゆわれ過ぎて困るわー笑」
    等とたわいもない会話をしていた。
    「自分等、面接の子?」

    2005-08-14 01:18:00
  • 148:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    148さん、ありがとう!
    声が聞こえたと思ったら、とんでもなくすごいオーラの男の人が出てきた。
    25歳ぐらいだろうか?整った顔立ち、白い肌、色気のある大人の雰囲気。俺はその人に見とれてしまった。

    2005-08-14 01:21:00
  • 149:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「悠久、口開いてんぞ!笑。この人がここの代表、海斗さん。」
    「はぁ…」
    なぜか俺は言葉が出なかった。
    「とりあえず、こっちに座って」
    そう言われ、手前にあったテーブル席に腰をかけた。

    2005-08-14 01:26:00
  • 150:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「名前は?」
    「け、圭です!」「…ぁ、悠久です!」
    俺等は海斗さんに圧倒され、ガチガチに固まってしまってた。笑
    「まぁまぁ、そんな固くなるなや!笑」
    ニコッと笑う海斗さんはより一層、かっこよく見えた。

    2005-08-14 01:29:00
  • 151:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「やる気はあるか?」
    『はっ、はい!』
    俺と圭は声を揃えて返事をした。
    「じゃあ、採用!笑。明日から来い!仕事の事は大輝から、聞け。」
    「あ、あの…」
    海斗さんはそそくさと席を立って、どっかへ行ってしまった。

    2005-08-14 01:33:00
  • 152:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺と圭は大輝から、仕事の大幅な説明をしてもらった。
    初心者の俺にはさっぱりだったが、とりあえず実践から入ろうと思った。
    「じゃあ、明日6時な!」「6時ぃ?店は夜からじゃ…」

    2005-08-14 01:38:00
  • 153:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「当たり前や!新人は掃除担当やからな!笑」
    俺はだまされた……と思った。
    「明日俺も6時に行くから、それまでに店の前おれよ!みっちみち鍛えたるから、覚悟しとけよ!笑」
    俺はこの時の大輝の笑みを一生忘れない………笑

    2005-08-14 01:46:00
  • 154:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日、俺等は6時に出勤して、掃除を一通り終わらせた。それだけでくたくたになった。
    9時から店がオープンすると、ホストが全員で16人ずらっと並んだ。俺は、またまた圧倒された。
    「悠久、圭!客引きいってこい!」
    海斗さんにいきなり指示された。

    2005-08-14 02:03:00
  • 155:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    外に出て声をかけてみるが、ナンパのようにはすんなりといかない。シカト…シカト…シカトの嵐!俺は相当落ち込んだ。笑
    「悠久、あの女どう?」
    いかにもキャバ嬢二人組。声をかけてみる事にした。「そこのべっぴんさん二人組!笑」
    すると、二人同時に振り向いた。笑

    2005-08-14 02:07:00
  • 156:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    やったぁ!!と思い、近づいて話し掛ける。
    「なぁ、俺等と一緒に楽しい夜を過ごさん?笑」
    「いいで!いこいこ!」
    なぜかすんなりオッケーだった。
    「で、どこの店?名前は?何歳?いつからホストしてるん?」等と質問攻めにあった。笑

    2005-08-14 02:10:00
  • 157:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    名前は真理と結衣。18歳の現役キャバ嬢。客から金を貰っては、ホスト遊びをしているらしい。顔はなかなか可愛い感じだった。
    俺は真理、圭は結衣の隣に座った。
    「自分、ホスト向いてなさそうやなぁ!笑。でもなんか雰囲気が好きやわ」
    真理にいきなり痛い所をつかれた。年下にここまでゆわれるとは…少々、落ち込んだ。笑

    2005-08-14 02:16:00
  • 158:

    名無しさん

    更新まってる?

    2005-08-14 02:58:00
  • 159:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「真理ちゃんは酒、何飲むん?てかお前、未成年やんけ!笑」
    「何おっさんくさい事言ってるん?笑」
    「カクテルにしとけ!」
    「嫌だよー!けいくんピンドン!笑」
    「お前なぁ…笑」
    最近の未成年は怖い…笑

    2005-08-14 03:15:00
  • 160:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    160さん、ありがとう☆もう少し更新して寝ます!

    2005-08-14 03:17:00
  • 161:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はピンドンとやらを初めてみた…。こいつがピンドンか…。
    「悠久!真理の為に一気してよ!」
    「本気っすか?」
    「本気!!笑」
    真理に勢い負けをした俺は一杯、二杯と軽くたいらげた…つもりだったが、気付けば意識が飛んでいた。情けない………笑

    2005-08-14 03:21:00
  • 162:

    りぁ

    悠久クン今日も楽しみにしてま?すッ??頑張れ?ぃ?

    2005-08-14 03:21:00
  • 163:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    気付けば、俺は自分のベッドに寝ていた。どーやって帰ってきたのか全く記憶がない。人間てのはなかなかよく出来てるもんだ。
    「…ったぁ」
    二日酔いで頭がガンガンする。俺は水を飲もうとベッドから、立ち上がろうとした。

    2005-08-14 03:24:00
  • 164:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    りぁさん、いつもありがとう☆少しだけですけど、更新しますね!
    よく見ると、隣に女が寝ている。
    真理だ!!!!
    俺はズボンを脱いで、すぐに確認した。昨日の晩は何も無かったようだ。
    ホッとした………。

    2005-08-14 03:27:00
  • 165:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「ん…悠久っ?」
    「おはよ!てか俺、昨日何してた?」
    「んー…なんか酒ガンガン飲んで、酔うて、叫んでたで。笑」
    「ははは。まじかよ…」
    「んで、真理が圭くんに悠久ん家聞いて、連れて帰ってんでぇ」
    「そうなんや…」
    「てか悠久って彼女とかおるん?」

    2005-08-14 03:31:00
  • 166:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「おらんで。」
    「佐里…って誰?」
    「えっ?なんでお前その名前…」
    「昨日、家帰ってきたら、悠久が真理に抱き着いてきて、ずっと真理を佐里って呼んどってん」
    「前の女やねん。」
    「まだ引きずってるん?」

    2005-08-14 03:34:00
  • 167:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「それは無いわ。しかも、真理が気にする事ちゃうしな。」
    「気にもなるわ!だって、真理なぁ、悠久の事好きやもん!」
    「えっ?」
    「真理と付き合って?」

    2005-08-14 03:37:00
  • 168:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「今は無理やな…女作る気無いし…」
    「あんたホストのくせに色もかけんねんなぁ」
    「色って…?」
    「はぁ…まぁ、いいわ。あたし悠久が落ちるまで店通うから、覚悟しといてな」

    2005-08-14 03:39:00
  • 169:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「は…はい」
    真理はその後、さっさと部屋を出てった。
    また厄介な奴に好かれてしまった。真理はこれから俺をどうしようとしてんだろ?俺はそんな事考えながら、仕事の為に眠ることにした。

    2005-08-14 03:44:00
  • 170:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    次の日、俺はまた6時に出勤した。店に着くなり、大輝に
    「悠久、お前昨日やってくれたな!」
    うわ…怒られる…と思ってビビってた。
    「海斗さん褒めとったで!初日でお前、売り上げ20万やからな!」
    「はっ?何が?」
    「真理ちゃんやん!」

    2005-08-14 03:52:00
  • 171:

    ?汚嬢?

    ?初?しぉり(?´?`)

    2005-08-14 03:54:00
  • 172:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「真理ちゃん、朝の5時までおったしなぁ。あれはお前に惚れてるわ。色カノにしてまえば?」
    「色カノ?」
    「本間の女じゃなくて、適当に彼女扱いしとけば、金積む女の事!」

    2005-08-14 03:57:00
  • 173:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そんなん、俺には出来んわ!」
    「まぁ、試しにやってみ!ホストがどんなもんか分かる思うわ!」
    大輝は色カノ、宿カノ、店カノ、趣味カノ…いっぱいいるらしい。その中でもエースと呼ばれる人がいるらしく、重要人物だと言ってた。

    2005-08-14 04:01:00
  • 174:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    汚嬢さん、初しおりありがとう!
    俺にはちんぷんかんぷんだった。俺は別にナンバーに入りたい訳でもなく、金を貢いで欲しい訳でも無かった。だから、特に何も考えず、怒られない程度の仕事をしていた。

    2005-08-14 04:04:00
  • 175:

    名無しさん

    2005-08-14 04:04:00
  • 176:

    名無しさん

    主サン?
    寝タンかな??
    更新まってる??
    ぉやすみ?

    2005-08-14 05:21:00
  • 177:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    178さん、ありがとう!また夜に更新します☆

    2005-08-14 12:02:00
  • 178:

    ピイマン

    初めてよんだぁ?めちゃおもろいやん?

    2005-08-14 12:41:00
  • 179:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    ピイマンさん、ありがとう☆

    2005-08-14 14:55:00
  • 180:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    続き書きます!
    俺はそれから、確実に自分の客を掴んでいった。でも色、枕は絶対にしなかった。ホストなら、必要不可欠なのだが、俺は絶対にしなかった。というのも、佐里の事があってから、女と付き合う事はもっての他、女に興味が無くなってしまっていた。

    2005-08-14 22:21:00
  • 181:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「悠久ぁ、いつになったら百合の事好きになってくれるん?」
    「ははは…」
    俺は笑ってごまかした。
    百合は俺と同い年の20歳だ。百合は風俗嬢で、ホストは初めてだと言う。俺はほぼ毎日、百合が店に来てはからまれていた。何時も無理だと断ったが、なかなか分かってくれない。

    2005-08-14 22:32:00
  • 182:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    何時じゃなくて、何度でした!

    2005-08-14 22:33:00
  • 183:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「ねぇ?悠久、聞いてんの?ねぇ!!」
    「悠久さん、2番テーブルです!」
    「おう!百合、んじゃあ、また後でな!俺、ちょっと行ってくるわ。」
    「えーー……」
    百合はしょぼくれた顔で俺を見ていた。

    2005-08-14 22:36:00
  • 184:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    その2番テーブルにはあの真理がいた。
    「悠久、お久!真理、最近忙しかってあんま来て無かったけど、真理おらんくて淋しかったんちゃん?笑」「いや、平和やったわ!笑」
    「はぁ??笑それひどくない??」
    「じゃあ、ちょっとだけ淋しかった!笑」

    2005-08-14 22:41:00
  • 185:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    真理は、ホスト初日から、ずっと俺を口座で来てくれてる。いい奴だし、可愛いと思う。でも好きにはなれないし、なりたくない…。「悠久?どうしたん?なんか元気ないやん」
    「えー?そうか?」
    「じゃあ、悠久の為にルイでも卸そかなぁー」

    2005-08-14 22:45:00
  • 186:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺はまた百合の席に戻った。
    「悠久、あの女誰?」
    「誰ってただの客やで?」「ふーん…」
    俺は百合がこの時、何を考えているか予想もつかなかった。この時に止めていればよかったのに…

    2005-08-14 22:50:00
  • 187:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    その日は俺の客は二人で真理はラストまで居た。
    「悠久ぃー一緒に帰ってもいいぃ?」
    真理は酔っ払っているようだ。真理は俺の店に来ると必ず酔って、俺が家まで送るはめになる。
    「真理!タク来たぞ!はよ乗れ!」
    「あぁーい!!」

    2005-08-14 23:21:00
  • 188:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    タクに乗り込むと、真理は俺に寄り掛かってきた。
    「悠久ぃ?真理なぁ、悠久の事好きやれぇ…」
    「はいはい、分かったから!笑。すいません、〇〇まで行って下さい!」
    俺は話を軽く流すと、真理はいきなり泣き出した。
    「なんでなぁ…悠久はなぁ…真理のこ…となぁ…っ」「あー分かった、分かった!お前、タクのおっちゃんおんのに、やめろ!笑」

    2005-08-14 23:44:00
  • 189:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「真理はぁ…悠久がぁ…」「すいません。お兄さん、着きましたけど…」
    お金を払って真理の家で一緒に降りる事にした。
    「悠久ぃ、今日は一緒におってぇ?なっ?」

    2005-08-14 23:47:00
  • 190:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    そのまま俺は真理の押しに負けて、真理の家に泊まった。真理は家に着くと、すぐに寝てしまった。もちろん俺等は一緒にいても何も無いプラトニックな関係だ。
    俺は真理の隣で寝た。真理の寝顔を見て、こいつかわええがな!笑。と少しドキッともした。

    2005-08-14 23:50:00
  • 191:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    気付けば、昼前になっていた。真理は寝かせたままにして、俺は家に帰った。
    家に着くと、充電をして携帯を見た。すると、驚くような光景を目の当たりにする。

    2005-08-14 23:58:00
  • 192:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    受信メール:百合「悠久、帰ったら連絡して。」
    百合「悠久、どこにいるん?あたし寂しい。」
    百合「悠久、誰といるん?あの女と一緒?」
    百合「悠久、あたしの事裏切る気?許せない」
    …………………
    そんなメールが約30通程、届いていた。俺は背筋がゾッとした。百合には寝ていた事にしようと思った。

    2005-08-15 00:04:00
  • 193:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    寝て、起きると次は真理からメールが入っていた。起きたら、連絡してきて!緊急事態やねん!と入っていた。電話をかける。
    「もしもし?なんかあったんか?」
    「実はあたしが寝てた間に非通知の電話とメールがいっぱいきててん…それで恐くなってもて…」

    2005-08-15 00:09:00
  • 194:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    俺は直感で百合だ―そう思った。
    「真理。もしかしたら、それ俺の客かもしれん。だから、お前はちゃんと鍵閉めて、家におれ!」
    「本間なん?分かった!」俺は電話を切って、すぐ百合に電話した。

    2005-08-15 00:12:00
  • 195:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「もしもし?百合?」
    「悠久?電話してきてくれたん?あたし、淋しかってんから…」
    「お前、それより俺の客に非通知で電話したり、メールしたりした覚えないか?」
    「はっ?何のこと?根拠もないのに、人を疑うなんて最悪やな!」

    2005-08-15 00:15:00
  • 196:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「正直ゆえ!したんか?」「……した、けどなんか悪いん?だいたい悠久があたしをほったらかしてあの女のとこ行くからやろ?悪いんは悠久やろ?」
    俺は口を開いた。
    「ゴメン。俺が悪かった。俺がお前を満足させられんかったからやな…全部、俺のせいや。ゴメンな…百合…」

    2005-08-15 00:22:00
  • 197:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「全部、俺が悪い…。やから、何かあったら、俺に言え!俺は何されてもいい。でも、あいつは関係ない!だから、あいつには何もするな!」
    「そんなにあの女が大切なん?あたしは何なん?金もいっぱい出してきたし、悠久に一番尽くしてるのはあたしやで!それよりあの女の方が大切なん?」

    2005-08-15 00:27:00
  • 198:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    「そんなんゆうてんちゃうわ!お前もあいつも一緒や。差をつける気は無い。ただ俺は、お前みたいに筋の道通さん奴が嫌なだけや!」
    「もう、いいわ!あたしもう悠久の店にはいかん!」「それは構わんけど、これ以上に何かしでかしたら、ただじゃ済まんって分かっとけよ!」

    2005-08-15 00:33:00
  • 199:

    悠久 ◆wTxdvXN0vw

    百合にいきなり電話を切られた。その後、真理に電話をし、当分はお前ん家に俺が行くと言った。真理は喜んでいた。
    とりあえず、このまま一段落できれば、いいんだけど…

    2005-08-15 00:36:00
  • 200:

    めぐ

    頑張れ???

    2005-08-15 08:36:00
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