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俺の女
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1:
俺は悠久。二十歳。容姿は普通。女にもそこそこモテる。この二十年間やんちゃもしてきた。女遊びもしてきた。でも今まで理性を失う事は無かった。あの女と会うまでは―" " "05/08/12 04:55
2007-08-25 07:12:00 -
131:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「待って…く……」
バタン!!
ドアの閉まる音―
俺は腰の力が抜けたて、ベッドにへたり込んだ。
俺は―俺は―何をしてたんだ?今まで、間違っていたのかもしれない―。いや、違う。俺は一人の女を愛した。愛し通した。2005-08-13 23:24:00 -
132:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
でもなぜか目から涙がでてきた。
「…っ、佐里…っ」
俺は一晩中、泣き明かした。どれだけ泣いても心が晴れる事は無かった―。2005-08-13 23:26:00 -
133:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
次の日―またその次の日も俺は家に引きこもった。
もうあれから、二週間ほど仕事にも行って無ければ、誰とも会ってもいない。
そんな時、ある電話がかかってきた。2005-08-13 23:28:00 -
134:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「………は…い」
「もしもし?悠久?俺」
「だ…れ?」
「圭や。お前が絶交やゆうた奴や」
「あ…あぁ」
「お前どないしてん?大丈夫か?」2005-08-13 23:31:00 -
135:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「今からそっち行くから、待っとけ!」
するとすぐ、圭は俺ん家に来た。鍵を開けると、圭はものすごい驚いた顔をしていた。
「ゆう…お前…」
「………」2005-08-13 23:33:00 -
136:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「お前、なんかあったんやろ?話してみぃや」
「……もない」
「佐里の事か?」
俺は久々にその名前を聞いた。
「あいつの事か…前、俺がゆうた意味分かったか?」2005-08-13 23:36:00 -
137:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「…う……ん」
俺が頷くと、圭は一言俺に言った。
「喧嘩した時、お前の気持ち分かってあげれんかってゴメン。許してくれるか?」
「俺こそ…ゴメン」2005-08-13 23:39:00 -
138:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
「まぁ、泣きたい時は泣けや」
俺は圭のその言葉に何かに解放されたかのように、涙が零れ落ちた。
今まで自分が必死に保ってきた何かが一気に崩れると同時に安心感を覚えた。2005-08-13 23:42:00 -
139:
名無しさん
続き早くみたぁぁぃo(≧∀≦)o
2005-08-14 00:34:00 -
140:
悠久 ◆wTxdvXN0vw
141さん、ありがとう。
2005-08-14 00:51:00