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〜記憶〜
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1:
ナオ◆3SY5uqK/6I
『キーーーッ』 『ガガガガガー』 『誰か〜救急車〜……』 〜〜〜〜〜〜〜〜
2011-11-28 06:30:00 -
31:
ナオ◆3SY5uqK/6I
健次くんは看護士さんに勇ちゃんの病室を聞き『ちょっと詳しく聞いて来る』と言い行ってしまった。
紗江『ちょっ…奈央子っ』私は健次くんを追いかけて病室に向かった。
廊下を曲がると病室からお母さんが出て来て健次くんと話しだした。私は少し離れた所から見ていた。2011-11-28 11:54:00 -
32:
ナオ◆3SY5uqK/6I
お母さん『健次くん有難う。ごめんね…まだ会えないのよ』
健次『そんなに悪いんですか?どんな事故だったんですか?』
お母さん『勇樹ね、土曜日の朝に急ぎの用事があるってバイクで出掛けたのよ。用事を済ませ急いで家に帰ろうとしてたみたいで信号無視した車を避けきれず…うっ…』2011-11-28 12:01:00 -
33:
ナオ◆3SY5uqK/6I
健次くん『…』
お母さん『あの子ね、少し前に会わせたい人がいるって言ってたのよ…その人へのプレゼントの指輪を買いに行ってたみたいなの…』
健次くん『それで状態は?』
お母さん『…うっ…お医者さんが…言うには意識が…戻らないかもしれないって…うっ…』2011-11-28 12:06:00 -
34:
ナオ◆3SY5uqK/6I
…香織? 誰?指輪?付き添ってるって…私が勇ちゃんの傍にいなきゃいけないんだよ…
私はお母さんと健次くんの会話が理解できなくて病室に行こうとした。
健次くんが私に気付いて駆け寄ってきた。そのまま私を病室とは反対方向に連れて行った。2011-11-28 12:19:00 -
35:
ナオ◆3SY5uqK/6I
健次『俺もビックリして勇樹に聞こうと思ってたんだけど部署が別々になってからなかなか時間が合わなくて、、紗江に聞こうとも思ってたんだけどいつも忘れてしまってて…』
何がどうなってるの?
私、勇ちゃんと結婚するんだよ…。嘘だよね。勇ちゃん…違うよね………2011-11-28 12:32:00 -
36:
ナオ◆3SY5uqK/6I
正直、その時私は勇ちゃんの意識が戻らないかもとゆう事以上に香織の存在にパニックになっていた。
紗江『嘘だよ(怒)勇樹くんは奈央子と結婚するんだよ(怒)』
健次は何が何だか分からなくなり頭を抱えていた。
紗江『えっっ奈央子?奈央子…』
私の頭はパンク寸前だった。その場で気を失ってしまった。2011-11-28 12:39:00 -
37:
ナオ◆3SY5uqK/6I
目が覚めた時私は病室にいた。隣に紗江もいた。紗江『奈央子、気分はどう?いきなり倒れたんだよ』
そっかぁ、私また倒れちゃったんだ…何か色んな事がありすぎて一つ一つ思いだし整理しようとしたけど涙しか出ないよ。
勇ちゃんに会いたい…
勇ちゃん、会いたいよ…2011-11-28 12:55:00 -
38:
ナオ◆3SY5uqK/6I
健次くんが病室に来て紗江を呼んだ。
紗江『奈央子、ちょっと行ってくるからゆっくり寝ときなよ』
そう言って紗江は健次くんの所へ行った。
私はダルい身体を起こす事が出来ず横になったまま泣き続けていた。
そしていつの間にか眠ってしまっていた。2011-11-28 13:02:00 -
39:
ナオ◆3SY5uqK/6I
私は紗江達がそんな話をしているなんて知らずにただただ勇ちゃんの事だけを考えていた。
目が覚めてまだ少し重い体を一生懸命動かし勇ちゃんの病室に向かった。廊下を曲がれば病室に着く。勇ちゃんに会いたいとゆう気持ちだけが私を歩かせた。廊下を曲がると病室の前に紗江と健次くんがいた。もう一人、髪の長い女性もいた。2011-11-28 13:24:00 -
40:
ナオ◆3SY5uqK/6I
その女性は綺麗な巻き紙でスラッとした可愛らしい顔をしている。私は思わず隠れてしまった。紗江の声が聞こえる。
紗江『勇樹くんと付き合ってるのは本当?』
私はハッとした。香織?
香織だ。
紗江『黙ってちゃ分かんない…質問に答えて』2011-11-28 13:30:00