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〜記憶〜
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1:
ナオ◆3SY5uqK/6I
『キーーーッ』 『ガガガガガー』 『誰か〜救急車〜……』 〜〜〜〜〜〜〜〜
2011-11-28 06:30:00 -
40:
ナオ◆3SY5uqK/6I
その女性は綺麗な巻き紙でスラッとした可愛らしい顔をしている。私は思わず隠れてしまった。紗江の声が聞こえる。
紗江『勇樹くんと付き合ってるのは本当?』
私はハッとした。香織?
香織だ。
紗江『黙ってちゃ分かんない…質問に答えて』2011-11-28 13:30:00 -
41:
ナオ◆3SY5uqK/6I
香織『あの〜…ハイ。付き合ってます。』
健次『いつから?』
香織『1ヶ月前から…』
紗江『確かなの?勇樹くんはあんたの事好きって一回でも言った事ある?』
香織『…はい。言ってくれました…』
紗江と健次は顔を見合わせた。
2011-11-28 13:35:00 -
42:
ナオ◆3SY5uqK/6I
私は廊下の壁に寄りかかり座り込んでしまった。
勇ちゃん…起きてよ。起きてまた私に結婚しようって言ってよ〜…
イヤだよ。こんなのイヤだよ〜。2011-11-28 13:39:00 -
43:
ナオ◆3SY5uqK/6I
「バタバタバタ…ガチャ」
紗江『奈央子?奈央子待って』
私は無意識に勇ちゃんの病室へ向かって走っていた。ドアをあけた。
『勇ちゃん〜勇ちゃん…奈央子だよ、勇ちゃん起きて、ねぇ起きて…勇ちゃん』
香織はビックリした顔で『何するんですか〜、辞めて下さい。勇樹くんが〜』
2011-11-28 13:47:00 -
44:
ナオ◆3SY5uqK/6I
勇樹くん?何なの?あんた誰よ〜。
私は勇ちゃんの肩を持ちずっと揺すっていた。
紗江と健次くんに支えられ病室を出た。
とりあえず紗江の家に泊まる事になり紗江の家に向かった。
私は会社に休みの連絡を入れ隣に紗江がいる安心感からかすぐに眠れた。きっと泣きすぎて考え過ぎて疲れはてていたんだと思う。2011-11-28 13:55:00 -
45:
ナオ◆3SY5uqK/6I
次の日紗江も仕事を休んで一緒にいてくれた。
紗江、ありがとね。
その日私の知らない所で新たな真実が明らかになりつつあった。
2011-11-28 13:59:00 -
46:
ナオ◆3SY5uqK/6I
ー勇樹の会社ー
健次くんは紗江に頼まれて香織の事を探っていた。香織の一番仲の良い前田さんとゆう人に接近していた。紗江は健次くんに前田を食事に誘い聞き出せと言っていたらしい。健次くんは上手く誘い出し前田はまんまと騙され健次くんに香織と勇ちゃんの事を話したらしい。2011-11-28 14:10:00 -
47:
ナオ◆3SY5uqK/6I
香織は嘘をついている。入社して勇ちゃんと同じ部署になり新人担当だった勇ちゃんに一目惚れした。何度か勇ちゃんにアピールしたが振り向いて貰えず1ヶ月前に告白をしたらしい。でも勇ちゃんは『結婚を考えている彼女がいる』と断った。香織は諦めきれずしつこくアピールをしていた。同期の子達に勇ちゃんと付き合ってると言いまわり会社中の噂にしてでも振り向かそうとしていた。そんな時勇ちゃんが事故に合ったと聞き、すぐに病室へ。
2011-11-28 14:25:00 -
48:
ナオ◆3SY5uqK/6I
勇ちゃんのお母さんは、血相を変えた香織を見てもしかして彼女?と勘違いし
『もしかして勇樹の彼女?』
香織『…はい。』
香織は嘘をついた。そして指輪も受け取った。2011-11-28 14:31:00 -
49:
ナオ◆3SY5uqK/6I
香織は前田に
『このまま勇樹くんに付き添ってお母さんに気に入られたら、勇樹くんが目を覚ました時に必ず私を選んでくれる』
と言っていたらしい。2011-11-28 14:37:00