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すっぴん
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1:
名無しさん
優香に似てるとよく言われる私が、化粧を落とすと…山田花子になるのだ。
2012-02-25 17:43:00 -
151:
名無しさん
終わった。
2012-03-10 11:20:00 -
152:
名無しさん
私は平和主義だ。根っからの平和主義だ。無駄な争いはしたくないし、負けが見えてる争いも極力したくはない。
言いたいことは山ほどあったが、あえて何も言わなかった。
と、いうよりも、言えなかったのだ。
帰ってくるなり、ふてこい顔したイエローが、低い声で「話しがある」なんて言うからだ。2012-03-10 11:22:00 -
153:
名無しさん
別れ話をされる前に、私はテーブルに鍵を置いた。すぐ必要な物だけカバンに詰めて、部屋を出る。
イエローは全てを悟ったのか、引き留めることもなく。小さな声で「気つけてな」なんて言っていた。
私は無言で部屋を出た。イエローの顔は、見れなかった。2012-03-10 11:28:00 -
154:
名無しさん
玄関のドアを閉めた瞬間、私の顔は一瞬で歪んだ。エレベーターの鏡に写る山田花子を見た瞬間、「好きや」と笑ったイエローを思い出した。
「っひぃ〜ん。」あの顔で、「ひぃ〜ん」は無いだろうと思われがちだが、私は実際「っひぃん」と泣くのだ。
「ひぃひぃ〜ん」人目もはばからずに、ロビーで泣き崩れた。
なんやかんやと言いながらも、私はイエローを愛していた。2012-03-10 11:30:00 -
155:
名無しさん
それから一週間程、私は携帯の電源を切り、実家に引きこもった。
イエローは今頃あの家に、あの子と二人で居るんだろうか。私のタンスにはあの子の服が並んで、私しか立たへんあのキッチンには、今頃あの子が立ってるんだろうか。
そんなことばかり考えた。
ご飯もろくに食べず、上の空。たまに突然泣き出し、怒る。あの時の私はまさに、きちがいと呼ぶに相応しい人種であった。2012-03-10 11:33:00 -
156:
名無しさん
「はぁ…リンゴ心配してるやろうなぁ。」私は一週間ぶりに携帯の電源を入れた。
案の定、リンゴからは大量にメールが入っている。
「優香!あんたがおらな酒がまずい!」「あっ来週土曜日合コン入れたから☆消防士!」「返信待つ!」「優香まだ引きこもり?そろそろ家燃やすで☆」「しばくで」2012-03-10 12:28:00 -
157:
名無しさん
悔しいことに最後の一通に少し笑ってしまった私は、床擦れ寸前の体を起こし呟いた。「消防士…」
山田花子復活の瞬間である。
2012-03-10 15:09:00 -
158:
名無しさん
次の日。「酒を奢る」とリンゴが珍しく言うので、半ば強引にだが、ミナミに居た。イエローと出会ったあの日に行った、居酒屋に入る。
懐かしい雰囲気に胸が少し痛んだが、相変わらずの大根おろしの少なさに、私らは笑った。
「あいつ(店長)私らのこと嫌いかて!」とリンゴは笑った。2012-03-10 15:11:00 -
159:
名無しさん
私にとってのベストな友達って、後にも先にもこの女以上は現れないと思う。小学校の時からいつも隣には、頬っぺたピンクのリンゴがいた。彼女は言うのだ。「あんたと呑む酒がいっちゃん美味い」と。言うまでもないが、私だって同感だ。
ありがとうリンゴ。
彼女の優しさに涙しつつ、私はほっけを必死につついた。2012-03-10 16:54:00 -
160:
名無しさん
それから合コンや仲間内の飲み会を重ねたりして、だんだんイエローの存在も薄れていった、22才の冬。
「うぅ…さぶ。店しょぼかったらヌッコロス。」「間違いないな。」
今日は地元の知り合いが新しくBARをOPENさせたらしいので、顔を出しに行くのだ。2012-03-10 17:02:00