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今思えば...

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  • 1:

    のん

    うちは二十歳の時から本番屋で働いています。彼氏が居ながらも内緒で働き続けたりしてきました。うちの今までの人生や出会ってきた人とか色々書いて行きたいと思うので読んで下さい。

    2006-04-28 02:47:00
  • 2:

    のん

    凄く厳しくて、やって行けるんかと思ったけど頑張って先輩達に追いつきたくて必死に働いた。服、髪の毛、メイク、ネイル、外見から持ち物まで全てショップ店員として恥ずかしくない存在で居ないと駄目なので当然給料は全て、それらに消えていきバイト代では全然足らなくなっていた。

    2006-04-28 02:59:00
  • 3:

    のん

    仕事に慣れて後輩が出来ると次は自分が先輩として見習われる存在でなければい。だから余計に今よりもカッコよく居ないと駄目だと思い、もう少し金に余裕が欲しくて梅田のキャバクラでバイトを始めた。

    2006-04-28 03:04:00
  • 4:

    のん

    初めての夜の仕事は思った以上に、すぐ慣れた。人見知りもしないし接客も平気だから会話も弾むし正直めっちゃ楽しいと思った。順調にリピーターもすぐに返ってきて2ヶ月経ったあたりから昼間の仕事より夜の方をメインに働いていていた。同じ様に働いても夜の方が昼の給料の何倍も稼げて金銭的にも余裕が出来て浮かれていた。おかげで念願の1人暮らしも始める事が出来た。

    2006-04-28 03:21:00
  • 5:

    のん

    そこの店で、かなりデカイ客を掴み、それをキッカケに昼の仕事を辞め夜1本にした。その客は週に3回、同伴でオープンラストまで居てくれて、ドンペリも数本おろし1回の支払いは必ず数十万だった。その客が来た時は売り上げやポイント稼ぎの為にLサイズのドリンクを無理矢理60杯は飲んでいた。

    2006-04-28 03:28:00
  • 6:

    のん

    他にも客は居たが、その客はダントツだった。うちは半年も経たない頃にナンバー1になった。でも金に目が眩んで、その客から店に使う金以外に直引きを始めた。その金は全てホスト遊びに使った。

    2006-04-28 03:33:00
  • 7:

    のん

    うちのお気にのホストはミナミの店で働いてた。ふみやって子。店で仲良くなった女の子とミナミで遊んでたらキャッチされて初回で彼の店に行った。笑ったら目が細くなって凄い可愛い。一目惚れとかした事ないんやけど、その日のうちに彼に夢中になった。

    2006-04-28 03:39:00
  • 8:

    のん

    『本間めちゃカッコイイ、タイプ。他の子は要らんから、ここ居てよ。これから指名して良い?』
    初回で店に行ったにも関わらず私は席に座るなり彼の腕を掴み自分から、そう言った。だってマジで真剣カッコ良すぎやねんもん。

    2006-04-28 03:44:00
  • 9:

    のん

    すかさず連絡先も自分から聞き出した。友達のカオリもお気に入りを見つけたみたいで楽しそうだった。途中、次回店に来た時に使える割引券を手渡された。次も確実に店に来させる作戦なんやなって、すぐ分かった。けど、そんなん別にどーでも良かった。ふみやに会えるんなら何回でも店に通うよ。

    2006-04-28 03:50:00
  • 10:

    のん

    初回の時間は終わり精算が終わると下まで見送りしてくれるとゆうので、うちは、ふみやと2人きりになりたくてカオリに
    、こう伝えておいた。

    『彼と2人になりたいから先に下降りてて』

    2006-04-28 03:55:00
  • 11:

    のん

    そして2人でエレベーターに乗った。

    『あれ、お友達は?』

    『あんたと2人になりたいから先に下行っといてって言うてん』

    彼の腕にしがみついた。

    『そうなんや、可愛いな』

    彼も私の腰に手を回した。

    2006-04-28 04:01:00
  • 12:

    のん

    そして彼らに見送られて、うちらは帰った。うちもカオリも、お気に入りが見つかり、かなり舞い上がってた。別れた後すぐにカオリの携帯にメールが来た。カオリのお気にのホストからみたい。うちも、ふみやからメールが来た。

    『ありがとうね。楽しかった?俺の事凄い気に入ってくれて嬉しいよ。俺はまだもう少し仕事しなあかんから頑張るよ』

    別れた後のメールは凄く胸がキュンとした。

    2006-04-28 04:13:00
  • 13:

    のん

    初めて行ったホストの店で一目惚れしてしまった。家に帰ってもドキドキしてて、すぐに寝れなかった。しばらくして、やっと眠気が襲ってきた。寝る前に、ふみやにメール返しておかないと...。
    『お仕事お疲れさま。凄く楽しかったよ!!完全に、一目惚れしちゃったかも。また店行くね、オヤスミ』
    送信した後すぐに眠ってしまった。

    2006-04-28 04:19:00
  • 14:

    のん

    ほんやり目が覚めると外は暗くなってる様子だった。その時ちょうど携帯が鳴り寝ぼけながら出るとカオリだった。

    『今日さ仕事終わったら昨日の店また行こうよ』

    けど何か凄くダルくて結局仕事も休む事にし、カオリの誘いも、また今度とゆう事にしてもらった。とにかくダルくて動きたくない。もっと眠りたい。気づけば、また眠りの中に入っていた。

    2006-04-28 04:29:00
  • 15:

    のん

    ぼんやり目が覚めると外は暗くなってる様子だった。その時ちょうど携帯が鳴り寝ぼけながら出るとカオリだった。

    『今日さ仕事終わったら昨日の店また行こうよ』

    けど何か凄くダルくて結局仕事も休む事にし、カオリの誘いも、また今度とゆう事にしてもらった。とにかくダルくて動きたくない。気づけば、また眠りの中に入っていた。

    2006-04-28 04:30:00
  • 16:

    のん

    パッと目が覚めると夜中の3時を回っていた。まず携帯の着信歴を確認した。客からのメールには適当に返事を送っておいた。ふみやからも電話の着信やメールがきていた。こんな時間にどうかと思うが電話してみた。

    2006-04-28 04:44:00
  • 17:

    のん

    『はいはい?』

    ふみやは電話にすぐ出た。キャッチ中で外に居てるらしい。

    『ゴメンな、何か今までずっと寝ててん』

    ふみやの話では今カオリが店に来てるらしく私の方は連絡も返って来ないから、どうしたもんかと気になってたらしい。

    『明日仕事終わったら絶対に行くゎ』

    彼に約束した。

    2006-04-28 04:52:00
  • 18:

    のん

    次の日カオリと友に仕事場に向かった。

    『カオリ昨日りょうた君に会いに行ったんやな。1人で行くって、かなりハマったなぁ。うち今日仕事終わったら行くけどカオリは?』

    『のんが行くなら私も行くよ!』

    てな訳で仕事が終わってから2人で行く事に決めた。

    2006-04-28 17:56:00
  • 19:

    のん

    仕事が終わり、うちらは漫喫に行ってコテで髪の毛を巻き直し化粧もバッチリなおして、うきうき気分でタクに乗り込みミナミに向かった。

    ふみやからメールが来ていた。

    『仕事終わったら連絡して迎えに行くから』

    2006-04-28 18:02:00
  • 20:

    のん

    『今タクで向かってるから、ひっかけで待っててくれへん?りょうた君も居るんやんね?』

    『いるよ、じゃぁ待ってる』

    ミナミに着きタクを降りて待ち合わせの場所に小走りで向かった。

    2006-04-28 18:09:00
  • 21:

    のん

    『お疲れお疲れ〜』

    りょうた君が、うちらに声をかけてきた。合流した所でカオリは、りょうた君と、うちはふみやと並んで歩いた。

    『仕事の後やのに疲れてない?』

    『ふみやに会うんやから疲れもなくなるって』

    私はふみやの腕に手をかけた。

    2006-04-28 18:31:00
  • 22:

    のん

    それ以来、週に3回仕事が終わってから、ふみやの店に行くようになった。会う度に、ふみやの魅力に夢中になっていったが不思議と彼氏にしたい、プライベートで会いたいなど思う事はなかった。店で会うなり同伴前に食事する程度で満足だったから。だから、ふみやも週に3回しか通わないけど扱いの楽な客だと思っていたはず。

    2006-04-28 20:55:00
  • 23:

    のん

    ふみやと知り合った2ヶ月後に、ふみやは店のナンバー3になっいた。その事は本人から電話で聞いた。

    『凄いやん、メッチャ頑張ってたもんな』

    『調子良かっただけで、まぐれやって』

    本人はそう言ったけど電話の声からは自信ありげな様子が伝わった。

    2006-04-29 00:04:00
  • 24:

    のん

    雑誌にも載り始めて、ふみや目当てで店を訪れる客も増えた。ふみやが席を離れる事で不機嫌になり、ふみやを困らせてる客を何人か見てるうちに、せめて自分の隣に居てる間は気を使わさずに居させてあげたくて私は何1つ文句を言う事もしなかった。

    2006-04-29 00:17:00
  • 25:

    のん

    客に酒を飲まされてフラフラで私の席に帰ってくる事もあった。倒れるように隣に座り私の体にもたれて耳元で、

    『さっきの席でな、もう信じられへん位に飲まされて本間辛いゎ』

    『今日はラストまで居てあげるから、うちの席では休憩しといら良いよ。休憩出来る場所欲しいやろ』

    2006-04-29 00:31:00
  • 26:

    のん

    私は、いつもそんな感じだった。せめて私と居る時間だけは気も使わずに、ふみやにとって居心地の良い空間であって欲しいと思っていたから。

    2006-04-29 00:35:00
  • 27:

    のん

    彼が酔い潰れた時は必ずラストまで居てあげた。酔わされて辛いと連絡あれば仕事が終わると店に行ってあげた。普段は俺様的な頼りがいのある態度をとる彼だったが酔いつぶれた日は逆に私の方が周りの目を気にする位にベッタリ甘えてきた。見送りのエレベーターの中では抱きついたりキスしてきたり。閉店なのに別れ際に何度も引き止めたり。それでも色恋の関係はなかった。

    2006-04-29 00:45:00
  • 28:

    のん

    案の定ふみやは毎回私の席で、

    『お前の席が1番好きやゎ。めちゃ居心地良いゎ』

    嘘とかなしに、そう言われて当たり前だと思う。だって不満や文句も言わないし、ふみやから連絡なくても自分から店には行ってたし、ふみやも神経つかって私に営業かける必要がないのを分かっていたと思うから。

    2006-04-29 00:53:00
  • 29:

    のん

    だから私も自分から進んで好きで店に行ってた。仕事が終わって疲れてても、ふみやに会うと癒されてる。ただのホストと客の関係だけど、ふみやとは、これからも友達感覚みたいな仲で居たかった。お互いの仕事の悩みやグチを言い合い、そして励まし合ったり甘え合ったり。なのに、ふみやの方が変わってしまい私のそんな思いは崩れてしまった。

    2006-04-29 02:45:00
  • 30:

    のん

    ふみやの客にヘルス嬢で毎日店に通いボトルを何本も卸し大金を使う1番の太客が居た。その客の売り上げでナンバー3を継続していたらしい。でも、その客が18歳未満とゆう事が判明、店側にも知られてしまい、ふみやは1番の太客を失ってしまった。これをキッカケに、ふみやは私にあからさまな営業をかけてきた。ふみやも散々考えたのだろう、私に今以上に貢献させる為に....。ふみやの出した答えは私に色を使う事だった。

    2006-04-29 02:57:00
  • 31:

    名無しさん

    2006-04-30 19:15:00
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