小説掲示板TIMEのスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

TIME

スレッド内検索:
  • 1:

    落ちてしまうなんて

    思ってなかった

    あなたを好きになって

    人を好きになるって

    楽しいことばかりじゃないんだって分かった

    悔しくて泣いた

    ムカついて泣いた

    好きすぎて泣いた

    たくさん泣いた

    気付いてるよね?

    あたし…あなたのこと

    大好きなんだよ

    2006-06-10 11:06:00
  • 2:

    2006年2月

    まだ雪も降ったりしていた寒い冬の日、あたしはありふれた日常の中で、ある一人の男に出会った。

    まさか落ちてしまうなんて思ってなかった。あたしが恋をするなんて…

    2006-06-10 11:12:00
  • 3:

    「すいませーん、今日面接に来た柴田です」

    今年2月。あたしは長年働いていた夜の世界を上がり、新しい一歩を踏み出そうとしていた。

    履歴書を偽り、経歴をごまかした。前職は会社の経理事務をしていたと書いた。

    2006-06-10 11:17:00
  • 4:

    「あー柴田さんやね。とりあえずこっち来てくれるかな」

    そう言ってあたしを事務所に連れて行ってくれたのは、神田さんとゆういかにも元ヤンだっただろうなぁって感じのアネゴ系の女の人だった。

    「すぐ店長来ると思うから待っててな」

    2006-06-10 11:24:00
  • 5:

    そう言って目の前にお茶を置いてくれると、神田さんは出て行った。

    てゆうか物がたくさんあるなぁ…あたしはキョロキョロして周りを見てた。

    あたしが面接に来ていた先は、パチンコ屋だった。23歳で今から正社員は結構難しいとこもあったし、とりあえずアルバイトで時給のいいところ…

    2006-06-10 11:28:00
  • 6:

    「とりあえず採用な」

    「はい!?」

    面接をする前に履歴書も見ずに店長さんはあたしにそう言った。

    2006-06-10 11:33:00
  • 7:

    「ぜひぜひ入ってもらいたいわ。そや、いつから来れる?」

    「あー…っとりあえず来週からで。あの…履歴書とか見なくていいんですか?あたし希望の休みの曜日とか書いてるんですけど」

    あたしは調子にのって日曜日と木曜日は休みで週五日のシフトを希望と書いていた。

    2006-06-10 11:36:00
  • 8:

    「とりあえず見るわ。うーん木曜と日曜休み希望か。オッケー、ええよ」

    マジで?って感じだった。日曜日って忙しいイメージだったから。パチンコ屋で働いてる友達は絶対に日曜日は休めないって言ってたし。

    「とりあえずほんなら来週の月曜日に来てくれる?」

    2006-06-10 11:39:00
  • 9:

    「はい♪」



    そんなこんなであたしは無事に(?)面接に受かった。

    2006-06-10 11:55:00
  • 10:

    「来週からパチンコ屋行くことなってん」

    「そーなん?ほんなら打ちにいくなー。」

    帰ってから遊びに行った時、さっそくあたしはつとむに報告した。つとむはあたしの彼氏だった。昔っからの友達だったけど付き合ってまだ二ヶ月の男。

    2006-06-10 14:18:00
  • 11:

    正直酔った勢いで始まったような関係だった。
    みんなで飲みに行った帰り、ノリで…しちゃったみたいな。

    あたしにはつとむと関係をもったその直前まで彼氏がいた。その男、光二とは五年半も付き合ってた。
    光二はホストの代表をやっていて、あたしがホステスをやっていた間、ずっと付き合ってた。

    2006-06-10 14:22:00
  • 12:

    光二とはずっと同棲してたけど、長く付き合っていたせいでマンネリ状態が続いてて、結局あたしから別れを切り出した。

    光二には将来性が見えなかったからだ。確かにホストは華やかだしお金だってたくさんあった。

    でもその反面、女を騙して笑っていたり金銭感覚はマヒする一方。

    2006-06-10 14:27:00
  • 13:

    そんな光二に、将来とゆう重大な未来をあたしは感じられなかった。

    もちろん好きだったし情はくさるほどあった。やっぱり長く付き合っていた分、お互いのことを理解できていたし一緒にいて楽なところがいっぱいで。

    ありのままのあたしを好きでいてくれてる。それでじゅーぶんなはずだった。

    2006-06-10 14:30:00
  • 14:

    でも時間とともにそれは変わっていく。

    同世代の友達が次から次に“結婚”とゆうゴールインをしていく中、あたしは少しばかり焦りを覚えたからだった。

    幸せいっぱいの結婚式に行くといつも思ってた。

    2006-06-10 14:32:00
  • 15:

    あたし…

    [いつ結婚すんねやろ]

    って。

    2006-06-10 14:33:00
  • 16:

    光二と何年も長く付き合っているのに、いっこうにそのゴールが見えなかったからだ。

    「そろそろ結婚しよ」

    光二に言われたこともあった。でもホストをしている男に確実な将来なんて約束されてるわけもない。見えない未来があたしには苦痛だった。

    2006-06-10 14:35:00
  • 17:

    一生水商売で食べていくことなんてできないし、ただでさえ景気に左右されやすい職業なのに、安心できるはずもなかった。

    「もう別れよう」

    あたしが光二に言った時、光二もあたしを止めなかった。きっとお互いが気付いてたからだと思った。

    2006-06-10 14:37:00
  • 18:

    あたし達には、将来を共有する時間はもうないんだってことを。

    ただ好きだ好きだだけで付き合っていられるような年齢でもなくなってしまい、現実的に物事を考えるようになると、感情だけではどうにもならないようになってしまう。

    2006-06-10 14:40:00
  • 19:

    ずっと同棲していた部屋を出て、ポストにカシャンと鍵を落とした時、不思議と寂しくも悲しくもなく、気持ちがスッキリしたような気がしてた。

    もう次に付き合う男とは、本当に将来を見据えた付き合いをしよう。
    未来がちゃんと見える人と結婚したい。あたしは強くそう思ったはずだった。

    2006-06-10 14:44:00
  • 20:

    それなのに、地元の昔からの友達だったつとむと酔った勢いで関係をもってしまったあたしは、流れでつとむと付き合ってしまった…。

    つとむは優しかった。光二みたいに女ったらしでもないし、まっすぐで一途で。でも少しうっとーしいくらい束縛をしてくる。

    2006-06-10 14:46:00
  • 21:

    つとむは時間が少しでもあればあたしと一緒にいたいと言い、光二と別れてから夜を上がっていて仕事もしていなかったあたしを毎日監禁状態で。

    最初は可愛いなぁと思えていた束縛やヤキモチも、しだいにうざったくなるようになった。

    2006-06-10 14:50:00
  • 22:

    人ってわがままだなぁとつくづく思う。

    女ったらしな相手と付き合ってると、真面目な一途な相手がよく思うし、一途すぎる真面目な相手と付き合うと、うっとーしくなってたり。

    結局はないものねだりだった。

    2006-06-10 14:52:00
  • 23:

    なんか仕事しよ…。つとむと毎日一緒にいるのが嫌になっていたあたしは、ようやく仕事を探した。

    光二と別れて夜を上がってから二ヶ月間、毎日つとむと遊んでいたあたしは、求人誌を見ながらそこで初めてパチンコ屋のアルバイトをしようと思ったのだった。

    2006-06-10 14:56:00
  • 24:

    でもそんな頃、別れたはずの光二から毎日連絡があるようになった。

    光二はあたしに彼氏ができたことを知らなかった。もちろんあたしが隠していたからだ。

    変な話、少し光二に対して未練もあったからなのかもしれない。

    2006-06-10 14:57:00
  • 25:

    「お前どんだけ連絡してこーへんねん」

    電話で話す光二は相変わらず偉そうだったけど、あたしはよく分かった。

    光二、多分淋しいんやろうなって。なんだかんだゆってあたしがおらな何にもできない奴だったから。

    2006-06-10 14:59:00
  • 26:

    「もう別れてんねんから連絡する必要ないやん」

    あたしが光二にそう言うと、珍しく光二は声に元気がないままこう言った。

    「やり直してくれへん?俺ちゃんと変わるから。真面目になるから」

    2006-06-10 15:00:00
  • 27:

    あたしはやっぱり光二を切ることができなかった。多分これがよく言う“情”なんやろうと思った。

    「じゃあほんまに真面目になったらやり直してもいいけど、今は無理やで」

    「ほんまに?じゃあ俺変わるから。見ててな」

    2006-06-10 15:03:00
  • 28:

    「分かった分かった」

    子供をあやすかのように光二に笑ってそう言った。つとむとゆう新しい彼氏がいるのに…。

    ズルイ女だった。あたしは最低だった。つとむと付き合っていながら元彼の光二とも形は付き合っていないけどモトサヤ状態で。

    2006-06-10 15:06:00
  • 29:

    名無しさん

    2006-06-10 15:07:00
  • 30:

    でも別に悪いとも思っていなかった。
    だって仕方ない。二人ともあたしが好きであたしも二人を好きなんだから…って馬鹿みたいに開き直ってた。

    人の気持ちをもてあそんで利用して…本当に最悪な女。でも人生一回きりなんだし楽しく好きに生きればいいやん…な?

    2006-06-10 15:09:00
  • 31:

    名無しさん

     

    2006-06-10 16:08:00
  • 32:

    名無しさん

    ???

    2006-06-10 21:29:00
  • 33:

    名無しさん

     

    2006-06-11 00:10:00
  • 34:

    名無しさん

    2006-06-11 22:05:00
  • 35:

    名無しさん

     

    2006-06-12 00:50:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
TIMEを見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。