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∞ぽん酢∞
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1:
あたしの名前は御浜めい。友達には、マメって呼ばれたり呼ばれなかったり。昭和五十年後半に産声を上げてはや二十年は過ぎました。そんなの私の今までのお話。始まり始まり*。'・゚;*。・。
2005-12-12 17:01:00 -
121:
『……コウタ。』
『小さい店やなぁ。』
カウンターの豆の目の前に腰掛けると煙草をジャケットから取り出して置く。
静かに、大きなアーモンドの形をした切れ長目に捕われて動けない。
流した水は勢いよく豆の手を流れて行く。2005-12-17 23:44:00 -
122:
『ちょっ…何で…』
『何が?』
笑う顔は鋭く冷たい。
『こんな所まで…何でですか!?帰っ…』
次の瞬間。コウタはグッとカウンターから腕を引っ張る。2005-12-17 23:48:00 -
123:
『逃げんなや。』
掴まれた腕の手先からは冷たい水がカウンターに一滴、また一滴としたたり落ちる。
『離し…ッッ』
『離さんし』
また笑う。掴まれたまま動けなくなっても、水は無情にもしたたり落ちる。2005-12-17 23:50:00 -
124:
『ちょっッッ…と!!!痛いッッ!!離して!!』
我に返るとすぐに、キッと睨みつけ、グッと引き返そうと必死でもがく。
『ははッッ。そーそー、その顔。その顔かなり好き。』
掴む力は強くなり、次第に腕に鈍い痛みが、生暖かいコウタの手の温度と共に伝わってくる。2005-12-17 23:56:00 -
126:
『当たり前やろ!!はよ離…』
『いや。』
『ッッ!!!は!?』
『離したらまた逃げるんやろ。やし嫌。』
その言葉に反応して、ふとコウタに目を向けると、鋭い目は一瞬弱々しく淋しそうに見えた。2005-12-18 00:02:00 -
127:
『………離して』
『嫌。』
『…ッッ、こんなん、絶対間違えてるわ。コウタこーゆうやり方しか出来ひんの?コウ…』
『そーや。俺はこんなやり方しか知らんで?』
睨み逢ったまま、静かな店内は時計の秒針の音が、蛇口から流れる水と不協和音を奏でる。2005-12-18 00:10:00